飼育記の第4弾はイラクサギンウワバです。
翅をばたつかせたのち、自室内を飛ぶようになってきたので急いで窓を開けたところ、この子は元気に羽ばたいていきました。
2015年3月4日
庭でハッカの葉をひっくり返していると、少なくとも2センチはあるイモムシを発見。
そのイモムシは本当に鮮やかな黄緑色(どっちかというと傾向グリーンに近いかも)で、とっても美しい。
考える間もなく、私はそのイモムシを部屋に持ち込みました。
既にイモムシは蛹になる前だったようで、繭を作り始めていました。
繭作りの再会の前に顔を撮らせてもらいました。
つるつるとした薄い緑色の顔です。
以下、暫く繭作りの写真。
体をくねらせ、糸を吐き器用に繭を作っていきます。
時には葉っぱを自分の方に引き寄せ、着実に葉っぱを丸めていってました。
時間がたつごとに、葉っぱはは丸まり、やがてイモムシの姿は確認しにくくなっていきました。
最終的にはこのような繭を作ってました。
あの小さな体で、よくぞここまで糸を紡いだものだと感心です。
(なお、撮影は3月16日)
3月24日
さて、私は繭に関心する一方で中身(と安否)が気になって仕方ありませんでした。
そこで・・・私は繭を破ってみました(ひどい)
なかなか破れにくかったです。強固な糸でした。
すると、意外に派手な色彩の蛹が。
完全に取り出そうとするも、蛹はビチビチと嫌がったので、この状態で置いとくことに。
それから数日後、虫撮りから帰った時のこと。
3月28日
ケースの中には素敵な蛾がいました。
そしてようやくこのガの名前を知るのです。
名前はイラクサギンウワバ。
ハルノノゲシやアキノノゲシ、キュウリ、そしてアップルミントも食べるそうで。
一見地味に見えますが、意外にも多様な色を使った複雑な模様ですし、何よりも銀色のワンポイントの輝きが大変魅力的。お洒落なガでした。
側面から見ると、特徴的なごつごつとした体つきが観察できますね。
カッコいいと思います。
顔を撮影。大きい瞳は暗めの黄緑色でした。
そして、脚は極めてモフモフしてそうに思います。
要は、可愛いということが言いたいのです(笑)
最近のマイブームである手乗りもやってみました。
快く引き受けてくれ、とても嬉しかった・・・。
幸せなひと時でした。
元気でやれよー!
思わず声に出してしまいました(笑)
そして、少しだけ目頭が熱くなりました。
ひとまず、飼育記の第一部はここまでです。
数日間、乱文を読んでいただきありがとうございました。