WO2007052594A1

WO2007052594A1 - ＰｏＣサーバ自動検索方法、品質調整方法、及び、これらの方法を用いた通信システム

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Publication number: WO2007052594A1
Application number: PCT/JP2006/321635
Authority: WO
Inventors: Nobuyuki Ema
Original assignee: Sharp Kabushiki Kaisha
Priority date: 2005-11-04
Filing date: 2006-10-30
Publication date: 2007-05-10
Also published as: EP1956818A4; KR101037029B1; KR20080074944A; JP4988587B2; CN101352026A; JPWO2007052594A1; US20090239567A1; EP1956818A1

Abstract

　従来の各種のメディア通信を行うサービスにおいては、通信事業者が提供するサーバで扱う事ができるユーザ数、グループリスト数などには制限があった。　サービスシステムは、各通信事業者ネットワーク１～３に加えて、サーバ事業者ネットワーク４を有しており、各通信事業者ネットワーク１～３及びサーバ事業者ネットワーク４は、インターネット１を介してＰｏＣドメインサーバ２と通信することができるように構成されている。さらに、ＰｏＣサーバ３Ｄ－１と、ＧＬサーバ３Ｄ－２とを有するサーバ事業者ネットワーク（４）３Ｄが追加されている。端末装置６からＰｏＣなどのサービスを利用する際に、サーバ３Ａ－１での処理能力を超えたユーザが同時に通信を行おうとした場合に、他のサーバ３Ｂ－１等を自動的に検索することにより、ユーザはサービスを受けられる。

Description

明細書

PoCサーバ自動検索方法、品質調整方法、及び、これらの方法を用いた通信システム

技術分野

[0001] 本発明は、ネットワークを使用し、テキストデータ、音声データ、動画像データなどのメディア情報を、サーバを経由して通信する通信技術に関するものである。

背景技術

[0002] 近年、インターネットの普及、及び、無線通信ネットワークの進展により、 IPネットヮーク上で様々なメディアを通信するサービスが携帯電話などの通信事業者により提供され始めている。

[0003] これらのサービスには、テキストデータを主体としたチャットサービス、音声データを主体とした PoCサービスなどがあり、いずれの場合もサーバを介して接続先情報 (グループリストなど)を一覧し、ユーザが接続先を選択し、通信を開始することによりュ一ザの利便性に配慮した方法を含むサービスを提供している。

[0004] 図 4は、一般的なサービスシステム構成例を示す機能ブロック図である。図 4に示すように、各端末装置 1一（1)、 1一（2)、 -3- (2) (6A(1)、 6A(2)、一6じ（2) )は、各通信事業者によって提供されている無線ネットワークを使用してネットワークに接続する端末である。無線ネットワークは、図 4に示すように、通信事業者が提供するネットワーク 3A、 3B、 3Cのぞれぞれは、例えば、 W— CDMA網、 GPRS網、 W— LAN 網など通信事業者によって様々である場合が多、。

[0005] 各通信事業者は、無線基地局装置（1〜3) 5A〜5C、及び、ネットワーク接続装置

(1〜3) 4A〜4Cを介して、各通信事業が提供する通信事業者ネットワーク（1〜3) 3 A〜3Cへのアクセスを許可する。

[0006] 各通信事業者ネットヮーク（1〜3) 3八〜3じ内に1³0じサーバ、 GLサーバが設置されており、各端末装置は、本 PoCサーノ、 GLサーバへアクセスし、グループリストの取得、 PoCサービスを開始するための接続処理を行うことにより、サービスを受ける。

[0007] 図 5は、図 4に示すシステムにおける接続先取得処理のシーケンス図である。図 5に示すように、接続可能な場合のシーケンス例は、端末装置 6から GLサーバ 3A— 2に対して、グループリストの取得要求を行い、 GLサーノ 3A—2は PoCサーノ 3A—1に対して空きの問い合わせを行う。場合には、 PoCサーバ 3A—1は GLサーバ 3A—2 に対して空きがあった旨を返答し、 GLサーバ 3A— 2は端末装置 6に対して接続先情報を送る。これに基づいて接続を行う。接続不可の場合には、空き無しの応答が帰ってくることになる。図 5 (B)は接続可能な場合のグループリスト例であり、最大ュ一ザ一数 5に対して現在接続中のユーザが 3であるので、空きありとなる。図 5 (C)は接続不可能な場合のグループリスト例であり、最大ユーザー数 3に対して現在接続中のユーザが 3であるので、空き無しとなる。

[0008] 図 6は、 PoC接続のシーケンス例を示す図である。以下、端末装置 6が複数の場合、端末装置（1) 6A— 1、（2) 6A— 2等の表記をする。図 6を参照しながら、上記構成における端末装置（1) 6A— 1と PoCサーバ 3A— 1と端末装置（2) 6A— 2との間における PoC接続シーケンス例について説明する。但し、端末装置及び PoCサーバにおいて送受信されるメッセージについての説明は省略し、品質などに関するメッセ一ジのみに注目して説明を行う。

[0009] 図 6に示すように、端末装置（1) 6A—1から送出された INVITE信号は PoCサーバ 3 A—1を経由して端末装置（2) 6A—2に至る。この際、音声データの長さを規定する Ptimeなどのパラメータを含んで!/、る SDP (Session Description Protocol)情報が付与されている。その後、端末装置（2) 6A— 2から OK信号力PoCサーバ 3A— 1を介して端末装置（1) 6A— 1に返却される。この際にも前述した SDP情報が含まれる。

[0010] ここで、 PoCサーバ 3A— 1は、端末装置（1) 6A— 1から送出された SDP情報、及び端末装置（2) 6A— 2から送出された SDP情報の Ptimeなど品質に関わる情報については、同一通信事業者ネットワーク内での最適値、及び、 PoCサーバ 3A—1における音声データ変換能力に従って値を変更する。

[0011] 端末装置（1) 6A— 1は、上記 SDP情報に含まれるパラメータ値に従って、音声データ 1を送出し、 PoCサーバ 3A—1は、音声データの一部を変換し、端末装置（2) 6A —2に送出することで、一定の品質を保つことができる。尚、ここでは、端末装置（1) 6 A— l→PoCサーバ 3A— 1→端末装置（2) 6A— 2の順に信号が送られる例につ!ヽて説明したが、例えば、端末装置（2) 6A— 2→PoCサーバ 3A— 1→端末装置（1) 6 A— 1の順番で送出される音声データについても同様に考えれば良い。

非特許文献 1： OMA Push to talk over Cellular (PoC) Archtecture Candidate Versio n 1.0(OMA— AD— PoC— VI— 0—20051006— C)、 URL： http ://www. openmobilealliance . org I release— program/ poc-vl_0.html

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0012] 従来の各種のメディア通信を行うサービスにおいては、通信事業者が提供するサーバで扱うことができるユーザ数、グループリスト数などには制限があり、サーバでの処理能力を超えたユーザが同時に通信を行おうとした場合に、ユーザはサービスを受けることができなくなる。

[0013] また、グループリストなどの情報の通信を異なる通信事業者間で行うためには、予め異なる通信事業者間でローミング契約を結び、グループリストサーバ、 PoCサーバなどのアドレス情報を予め交換し、相互にサービスを運用できるような環境の構築を逐次行って!/、く必要がある。

[0014] さらに、異なる通信事業者ネットワークに配置された PoCサーバを用いて PoCサービスを提供する場合に、端末装置— PoCサーバ間のネットワーク的な距離が変わるため、データジッタなどが変わり、音声データの場合、音声途切れ、ノイズなどとの原因となり、サービス品質が低下すると言う問題もあった。

[0015] 本発明は、各通信事業者による相違に起因する問題点を解消することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0016] 本発明の一観点によれば、複数の通信事業者ネットワークシステムであって、それぞれが該通信事業者ネットワークシステムに属する端末装置に関するグループリストを提供するグループリストサーバ (GLサーバ）と、前記グループリストの登録と端末装置の空きの有無とに関する情報のやり取りを行う PoCサーバとを有する複数の通信事業者ネットワークシステムがそれぞれネットワークにより接続されている通信システムであって、さらに、前記ネットワークと接続され、グループリスト情報の登録、問い合わせを含む通信を前記複数の通信事業者ネットワークシステムに属する GLサーバを跨って行う PoCドメインサーバを有することを特徴とする通信システムが提供される。

[0017] これにより、端末装置力 PoCなどのサービスを利用する際にサーバでの処理能力を超えたユーザが同時に通信を行おうとした場合に、他のサーバを自動的に検索することにより、ユーザがサービスを受けられるようにすることができる。

[0018] また、複数の通信事業者ネットワークシステムであって、それぞれが該通信事業者ネットワークシステムに属する端末装置に関するグループリストを提供する GLサーバと、前記グループリストの登録と端末装置の空きの有無とに関する情報のやり取りを行う PoCサーバとを有する複数の通信事業者ネットワークシステムがそれぞれネットワークにより接続されている通信システムに用いられ、前記ネットワークと接続され、グループリスト情報の登録、問、合わせを含む通信を前記複数の通信事業者ネットヮークシステムに属する GLサーバを跨って行う PoCドメインサーバが提供される。

[0019] 本発明の他の観点によれば、複数の通信事業者ネットワークシステムであって、それぞれが該通信事業者ネットワークシステムに属する端末装置に関するグループリストを提供する GLサーバと、前記グループリストの登録と端末装置の空きの有無とに関する情報のやり取りを行う PoCサーバとを有する複数の通信事業者ネットワークシステムがそれぞれネットワークにより接続されている通信システムにおける通信方法であって、各通信事業者ネットワークシステム内の GLサーバ力前記ネットワーク上に配置された PoCドメインサーバに対して GLサーバとしての登録を行っておくステップと、前記端末装置の前記 GLサーバへのグループリストの取得要求に対して、他の Po Cサーバに空きの問い合わせを行い、応答を取得し、この他の PoCサーバには接続できない場合に、前記 PoCドメインサーバに対してドメイン取得要求を行い、 PoCドメインサーバは、前記登録に基づ、て選択された GLサーバのドメイン情報を受け取るステップと、を有することを特徴とする通信方法が提供される。

[0020] 前記取得したドメイン情報に基づく他の GLサーバへの空きの問い合わせに応じて該他の GLサーノから該 GLサーバが属する通信事業者ネットワークシステムの PoC サーバに問い合わせが中継され空きが有る旨の応答が返却された場合に、前記他の GLサーバから、問!、合わせを行った前記 PoCサーバのドメイン名及びグループリストに登録されている既存のユーザ情報に基づいて生成された接続先情報を元に前記端末装置に対してグループリストを返却するステップを有することが好ましい。発明の効果

[0021] 本発明によれば、端末装置力も PoCなどのサービスを利用する際にサーバでの処理能力を超えたユーザが同時に通信を行おうとした場合に、他のサーバを自動的に検索することで、ユーザがサービスを受けやすくなる。

[0022] また、異なる通信事業者間で行うためのグループリストサーノ、 PoCサーバなどのアドレス情報をあら力じめ PoCドメインサーバを介して交換することができローミング契約などの手続きを経ることなく異なる通信事業者、サーバ事業者でサービスを受けることが可能となる。

[0023] さらに、あら力じめ PoCサーバ間でジッタ量などの情報を調整することで、異なる通信事業者、サーバ事業者の PoCサーバを利用した場合の品質低下を最小限とすることができる。

図面の簡単な説明

[0024] [図 1]本発明の一実施の形態による通信システムの一構成例を示す図である。

[図 2]本実施の形態による接続先取得のシーケンス例を示す図である。

[図 3]本実施の形態による PoC接続のシーケンス例を示す図である。

[図 4]一般的なシステム構成例を示す図である。

[図 5]—般的な接続先取得のシーケンス例を示す図である。

[図 6]—般的な PoC接続シーケンス例を示す図である。

符号の説明

[0025] 1· ··インターネット

2· "PoCドメインサーバ

3AZ3BZ3CZ3D…通信事業者ネットワーク 1〜3、サーバ事業者ネットワーク 4 ( PoCサーバ、 GLサーバを含む）

4AZ4BZ4C…ネットワーク接続装置 1〜3

5AZ5BZ5C…無線基地局装置 1〜3

6Α(1)Ζ6Α(2) ···端末装置 1— (1)、 1一（2) 6B (1) Z6B (2)…端末装置 2—（1)、 2 -（2)

6C (1) Z6C (2)…端末装置 3— (1)、 3—（2)

発明を実施するための最良の形態

[0026] 以下、本発明の一実施の形態によるサービスシステムについて図面を参照しながら説明を行う。本発明の一実施の形態によるサービスシステムの一構成例を図 1に示す。尚、図 4と同様な構成要素については、同じ符号を付与している。図 1に示すように、本実施の形態によるサービスシステムは、各通信事業者ネットワーク 1〜3に加えて、サーバ事業者ネットワーク 4を有しており、各通信事業者ネットワーク 1〜3及びサーバ事業者ネットワーク 4は、インターネット 1を介して PoCドメインサーバ 2と通信することができるように構成されている点で図 4に示す構成と異なる。また、各通信事業者ネットワーク 1〜3は、ネットワーク接続装置 1〜3及び無線基地局 5A〜5Cを介して端末 6A〜6Cと接続されるのに対して、サーバ事業者ネットワーク 4は、インターネット 1を介して、各通信事業者ネットワーク 1〜3と接続され、この各通信事業者ネットヮーク 1〜3を介して端末 6A〜6Cと接続される。さらに、 PoCサーバ 3D— 1と、 GLサーノ 3D— 2とを有するサーバ事業者ネットワーク (4) 3Dが追加されている。

[0027] 図 2は、本実施の形態によるサービスシステムにおける接続先取得シーケンス例を示す図である。まず、予め、各通信事業者内の GLサーバ（1、 2) 3A—2、 3B— 2は、インターネット 1上に配置された PoCドメインサーバ 2に対して GroupListサーバとしての登録（11)を行っておく。図 2では、 GLサーバ（1) 3Α—2がまず始めに登録を行い、次いで、 GLサーバ（2) 3B— 2が登録を行う（12)。

[0028] その後、端末装置 6Aは、 GLサーバ（1) 3A— 2に GroupList取得要求を送出する（ 13)。これに対して、 GLサーバ（1) 3A— 2は、まず、 PoCサーバ（1) 3A— 1に空きの問い合わせを行い（14)、 PoCサーバ（1) 13A— 1は、空き無しの応答を返す（15)。

[0029] その後、 PoCサーバ（1) 13A— 1には接続できないことを知った GLサーバ（1) 3A —2は、 PoCドメインサーバ 2に対して、ドメイン取得要求を送出する（16)。 PoCドメインサーバ 2は、あら力じめ登録された GLサーバを選択し、ドメイン情報（ここでは、 GL サーバ（2) 3B— 2にアクセスするためのドメイン情報）を返却する（17)。

[0030] GLサーバ（1) 3A—2は、取得したドメイン情報から、例えば、 GLサーバ（2) 3B— 2に空きの問い合わせを行い（18)、 GLサーバ（2) 3B—2から PoCサーバ（2) 3B— 1に問、合わせが中継される（19)。

[0031] PoCサーバ（2) 3B— 1に空きが有る場合には、 PoCサーバ（2) 3B— 1から GLサーバ（2) 3B— 2に空きが有る旨の応答が返却され（20)、 GLサーバ（1) 3A— 2へ中継される（21)。

[0032] GLサーバ（2) 3B— 2は、問!、合わせを行った PoCサーバのドメイン名、及び、グル一プリストに登録されている既存ユーザ情報に基づいて、接続先情報を生成し、端末装置 6Aに GroupList情報を返却する（22)。

[0033] これにより、接続の INVITEを PoCサーバ（1) 3A— 1に対して行い（23)、さらに、接続の INVITEを PoCサーバ（2) 3B— 1に対して行う（24)。尚、上記においては、 PoCドメインサーバ 2に登録されている GLサーノ、 PoCサーバが 2つの例を示しているが、 2つ以上でも良ぐまた、インターネット上に PoCドメインサーバに配置することから、 GLサーバ、 PoCサーバのみを提供するようなサーバ事業者についても同様の手順によって通信することが可能であり、同様に、端末装置に関するグループリストを提供するグループリストサーバ（GLサーバ） 3D— 1と、前記グループリストの登録と端末装置の空きの有無とに関する情報のやり取りを行う PoCサーバ 3D— 2とを機能させることがでさる。

[0034] 本実施の形態による PoC接続シーケンス例について図 3を参照しながら説明を行う

[0035] まず、（1)の品質調整シーケンスについて説明する。グループリストの取得が終了した GLサーバ（1) 3A— 2は、予め、 PoCサーバ（1) 3A—1に対して調整要求 31を送出し、 PoCサーバ（2) 3B—1に中継される。 PoCサーバ（2) 3B— 1は、 PoCサーバ（ 1) 3A— 1との間で調整用データを送受信することで（32、 33)、 PoCサーバ（1) 3A 1 PoCサーバ（2) 3B— 1間の特性 (音声データサイズとジッタなどの特性)を測定し、調整値を保管しておく（34)。

[0036] PoCサーバ（2) 3B— 1は、端末装置（1) 6A(1)から送出された SDP情報、及び、端末装置（2) 6B (1)から送出された SDP情報の Ptimeなど品質に関わる情報について、通信事業者ネットワーク内での最適値、 PoCサーバにおける音声データ変換能力、本調整値に従って値を変更する。

[0037] 例えば、 PoCサーバ（1) 3A— 1が属している通信事業者ネットワーク内での Ptime の最適値が 200msであり、ジッタ量が 100msであり、 PoCサーバ（2) 3B— 1が属している通信事業者ネットワーク内での Ptimeの最適値が 160msでありジッタ量が 80m sであり、 PoCサーバ（1) 3A— 1— PoCサーバ（2) 3B— 1間の調整値として、ジッタ量が 120msであったと仮定する。

[0038] Ptimeにつ!/、ては、常に最大の値となるように変更され、ジッタ量につ!、ては、受信した値に対して、加算するように値を変更する。

[0039] '端末装置（1) 6A (l)→PoCサーバ（1) 3A— 1の SDP

Ptime= 100ms、シッタ量 = 50ms

•PoCサーバ（1) 3A- l→PoCサーバ（2) 3B— 1の SDP

Ptime = 200msゝジッタ量 = 50ms + 100ms ※ 1) = 150ms

※ 1： PoCサーバ（ 1) 3A— 1が属して、る通信事業者でのジッタ値

•PoCサーバ（2) 3B— 1→端末装置（2) 6B (1)の SDP

Ptime = 200ms、ジッタ量 = 150ms + 120ms (調整値） + 80ms (^2) = 350ms ※ 2： PoCサーバ（2) 3B— 1が属して、、る通信事業者でのジッタ値

Ptimeの値、ジッタ量の値の変更方法については、 PoCサーバ（2) 3B— 1における調整値の参照方法、算出方法を変更することにより対応が可能である。

[0040] 以上に説明したように、本実施の形態によれば、端末装置力 PoCなどのサービスを利用する際にサーバでの処理能力を超えたユーザが同時に通信を行おうとした場合に、他のサーバを自動的に検索することにより、ユーザがサービスを受けられるようにすることができる。

[0041] また、異なる通信事業者間で行うためのグループリストサーノ、 PoCサーバなどのアドレス情報を予め PoCドメインサーバを介して交換することができ、ローミング契約などの手続きを経ることなぐ異なる通信事業者、サーバ事業者でサービスを受けることが可能となる。

[0042] さらに、予め PoCサーバ間でジッタ量などの情報を調整することにより、異なる通信事業者、サーバ事業者の PoCサーバを利用した場合の品質低下を最小限とすることができる。

[0043] 尚、上記実施の形態では、 PoCサービスを例にして説明した力本発明は、 PoCサ一ビスだけに限定されるものではなぐチャット、動画像などの通信サービスにおいても広く利用することが出来る。

産業上の利用可能性

[0044] 本発明は、ネットワークを使用し、テキストデータ、音声データ、動画像データなどのメディア情報を、サーバを経由して通信する通信技術に利用可能である。

Claims

請求の範囲

[1] 複数の通信事業者ネットワークシステムであって、それぞれが該通信事業者ネットワークシステムに属する端末装置に関するグループリストを提供するグループリストサーバ（GLサーバ）と、前記グループリストの登録と端末装置の空きの有無とに関する情報のやり取りを行う PoCサーバとを有する複数の通信事業者ネットワークシステムがそれぞれネットワークにより接続されている通信システムであって、

さらに、前記ネットワークと接続され、グループリスト情報の登録、問い合わせを含む通信を前記複数の通信事業者ネットワークシステムに属する GLサーバを跨って行う

PoCドメインサーバを有することを特徴とする通信システム。

[2] 予め、各通信事業者内の前記グループリストサーバは、前記ネットワーク上に配置された前記 PoCドメインサーバに対してグループリストサーバとしての登録を行っておくことを特徴とする請求項 1に記載の通信システム。

[3] 前記 GLサーバ及び前記 PoCサーバと、他の PoCサーバとの間において、品質調整要求、品質調整用データを含む品質関連調整データをやり取りし、前記品質関連調整データを利用して前記端末装置間のネゴシエーションを行うことを特徴とする請求項 1又は 2に記載の通信システム。

[4] 複数の通信事業者ネットワークシステムであって、それぞれが該通信事業者ネットワークシステムに属する端末装置に関するグループリストを提供するグループリストサーバ（GLサーバ）と、前記グループリストの登録と端末装置の空きの有無とに関する情報のやり取りを行う PoCサーバとを有する複数の通信事業者ネットワークシステムがそれぞれネットワークにより接続されている通信システムであって、

さらに、前記ネットワークと接続され、グループリスト情報の登録、問い合わせを含む通信を前記複数の通信事業者ネットワークシステムに属する GLサーバを跨って行う PoCドメインサーバを有し、

さらに、前記通信事業者ネットワークシステムとネットワークを介して接続されるサーバ事業者ネットワークであって、グループリストサーバ及び PoCサーバを備えたサーバ事業者ネットワークを有することを特徴とする通信システム。

[5] 前記サーバ事業者ネットワークは、前記ネットワークと前記前記通信事業者ネットヮークシステムを介して前記端末装置と通信可能な構成を有していることを特徴とする請求項 4に記載の通信システム。

[6] 予め、サーバ事業者内の前記グループリストサーバは、前記ネットワーク上に配置された前記 PoCドメインサーバに対してグループリストサーバとしての登録を行っておくことを特徴とする請求項 4又は 5に記載の通信システム。

[7] 前記 GLサーバ及び前記 PoCサーバと、他の PoCサーバとの間において、品質調整要求、品質調整用データを含む品質関連調整データをやり取りし、前記品質関連調整データを利用して前記端末装置間のネゴシエーションを行うことを特徴とする請求項 4から 6までのいずれ力 1項に記載の通信システム。

[8] 複数の通信事業者ネットワークシステムであって、それぞれが該通信事業者ネットワークシステムに属する端末装置に関するグループリストを提供する GLサーバと、前記グループリストの登録と端末装置の空きの有無とに関する情報のやり取りを行う Po Cサーバとを有する複数の通信事業者ネットワークシステムがそれぞれネットワークにより接続されてヽる通信システムに用いられ、

前記ネットワークと接続され、グループリスト情報の登録、問い合わせを含む通信を前記複数の通信事業者ネットワークシステムに属する GLサーバを跨って行う PoCドメインサーバ。

[9] 複数の通信事業者ネットワークシステムであって、それぞれが該通信事業者ネットワークシステムに属する端末装置に関するグループリストを提供する GLサーバと、前記グループリストの登録と端末装置の空きの有無とに関する情報のやり取りを行う Po Cサーバとを有する複数の通信事業者ネットワークシステムがそれぞれネットワークにより接続されている通信システムにおける通信方法であって、

各通信事業者ネットワークシステム内の GLサーバ力前記ネットワーク上に配置された PoCドメインサーバに対して GLサーバとしての登録を行っておくステップと、前記端末装置の前記 GLサーバへのグループリストの取得要求に対して、他の Po Cサーバに空きの問い合わせを行い、応答を取得し、この他の PoCサーバには接続できない場合に、前記 PoCドメインサーバに対してドメイン取得要求を行い、 PoCドメインサーバは、前記登録に基づ、て選択された GLサーバのドメイン情報を受け取るステップと

を有することを特徴とする通信方法。

[10] 予め、各通信事業者内の前記グループリストサーバは、前記ネットワーク上に配置された前記 PoCドメインサーバに対してグループリストサーバとしての登録を行っておくことを特徴とする請求項 9に記載の通信方法。

[11] 前記取得したドメイン情報に基づく他の GLサーバへの空きの問い合わせに応じて該他の GLサーノから該 GLサーバが属する通信事業者ネットワークシステムの PoC サーバに問い合わせが中継され空きが有る旨の応答が返却された場合に、前記他の GLサーバから、問!、合わせを行った前記 PoCサーバのドメイン名及びグループリストに登録されている既存のユーザ情報に基づいて生成された接続先情報を元に前記端末装置に対してグループリストを返却するステップを有することを特徴とする請求項 9に記載の通信方法。