WO2007034885A1

WO2007034885A1 - 映像音声記録装置及び映像音声記録方法

Info

Publication number: WO2007034885A1
Application number: PCT/JP2006/318765
Authority: WO
Inventors: Masayuki Hasegawa
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co. Ltd.
Priority date: 2005-09-22
Filing date: 2006-09-21
Publication date: 2007-03-29
Also published as: KR20080034504A; KR100931416B1; JP4820136B2; US20100142913A1; JP2007088932A

Abstract

　撮影と同時に簡単にトランジション効果処理を実行することができる映像音声記録装置。この装置では、トランジション効果部（１０６）の設定部（１２１）は、トランジション効果設定画面の中から操作部（１０２）によって選択された入力に従ってトランジション効果を登録し、抽出部（１２２）は、重ね合わせてトランジション効果処理を実行する領域を抽出し、効果処理部（１２３）は、「撮影再開」後、映像入力デバイス（１０３）から入力される映像信号及び音声入力デバイス（１０４）から入力される音声信号と抽出部（１２２）において抽出された領域に記録される映像信号及び音声信号とを合成してトランジション効果処理を実行する。

Description

明細書

映像音声記録装置及び映像音声記録方法

技術分野

[0001] 本発明は、映像音声記録装置及び映像音声記録方法に係り、特に、撮影を一時停止したことによって、時間的連続性が途切れた撮影再開後の映像及び音声を記録するとき、自動的に特殊効果を施しながら繋ぎ合わせる映像音声記録装置及び映像音声記録方法に関する。

背景技術

[0002] 従来、ユーザは、ビデオ撮影後に市販のビデオ編集ソフトなどを使って撮影したビデォの不要部分をカットし、撮影した映像にフィルタエフェクトなどの特殊効果を施し、必要なシーンを繋ぎ合わせるなどの編集作業などによって映像効果を高めてビデォ撮影を楽しんできた。このような編集作業において、各シーンを繋ぎ合わせるとき、唐突に次のシーンに切り替わらないようにするため、前のシーンと次のシーンとの繋ぎ目を数秒間重複して表示させ、徐々に次のシーンに切り替わるようなトランジシヨン効果を使うことが多い。

[0003] トランジシヨン効果を施すには、重ね合わせる前のシーンと次のシーンを同時に読み出し、読み出したデータを変換して編集を行い、編集したデータをもう一度変換してファイルに記録するなどの手間と時間が力かるだけでなぐトランジシヨン効果の設定に熟練を要するため、最適なトランジシヨン効果を自動的に設定する画像編集装置もある (例えば、特許文献 1参照)。

[0004] 特許文献 1の画像編集装置は、複数の画像と画像付属情報を記録する記録手段と、画像付属情報と画像切り替え時の映像効果とを関連付けて記録する映像効果記録手段と、繋ぎ合わせる画像付属情報の中に一致する情報が存在する場合には、映像効果記録手段に記録された映像効果を施して両者の画像を繋ぎ合わせる画像連結手段とを備えており、画像付属情報が一致する画像を繋ぎ合わせるとき、映像効果記録手段に記録されたトランジシヨン効果が自動的に設定される。

特許文献 1 :特開 2004— 120544号公報（図 6) 発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] しカゝしながら、特許文献 1の画像編集装置では、撮影を行うたびに、撮影日付、撮影時刻、ズーム情報、利用者名、撮影場所などの画像付属情報を記録しなければならないし、ファイルとして一度記録しないと、トランジシヨン効果処理を実行することができないので、撮影した映像にトランジシヨン効果を施すためには、ビデオ撮影装置の他に画像編集装置を購入し、撮影後に画像編集装置を使って編集作業を行わなければならない。特に、携帯電話機などの小型で携帯可能な映像音声記録装置では、時間の短い撮影が頻繁に繰り返されるため、録画した映像を再生すると、シーンが唐突に切り替わって見にくいとう問題があった。

[0006] 本発明はの目的は、撮影と同時に簡単にトランジシヨン効果処理を実行することができる映像音声記録装置及び映像音声記録方法を提供することである。

課題を解決するための手段

[0007] 本発明の映像音声記録装置は、撮影中の映像データ及び音声データを取り込む入力デバイスと、撮影が一時停止した前後に記録される映像データ及び音声データを繋ぎ合わせるトランジシヨン効果を登録するトランジシヨン効果登録手段と、撮影が一時停止した後に再開されたとき、前記トランジシヨン効果登録手段によって登録されたトランジシヨン効果に従って前記映像データ及び音声データを編集する編集手段と、前記入力デバイスから入力される映像データ及び音声データ、又は前記編集手段によって編集された映像データ及び音声データを記録する記録手段と、を具備する。

[0008] 本発明の映像音声記録方法は、撮影が一時停止した前後に記録される映像データ及び音声データを繋ぎ合わせるトランジシヨン効果を登録する登録ステップと、撮影中の映像データ及び音声データを取り込む入力ステップと、前記映像データ及び音声データを前記登録ステップで登録されたトランジシヨン効果に従って編集する編集ステップと、前記入力ステップで取り込まれた映像データ及び音声データ、又は前記編集ステップで編集された映像データ及び音声データのいずれかを記録する記録ステツプを、を実行するようにした。発明の効果

[0009] 本発明によれば、撮影と同時に簡単にトランジシヨン効果処理を実行することができる。

図面の簡単な説明

[0010] [図 1]本発明の実施の形態 1に係る映像音声記録装置の構成を示すブロック図

[図 2]本発明の実施の形態 1に係るトランジシヨン効果部の構成を示すブロック図 [図 3A]本発明の実施の形態 1に係るトランジシヨン効果設定画面の例を示した図 [図 3B]本発明の実施の形態 1に係るトランジシヨン効果設定画面の例を示した図 [図 4]本発明の実施の形態 1に係る動画又は音声を選択したときのトランジシヨン効果処理について説明した図

[図 5]本発明の実施の形態 1に係る画像又は音を選択したときのトランジシヨン効果処理について説明した図

[図 6]本発明の実施の形態 1に係る映像音声記録装置の動作を説明するフロー図 [図 7]本発明の実施の形態 1に係るトランジシヨン効果処理の動作を説明するフロー図

[図 8]本発明の実施の形態 2に係る映像音声記録装置の構成を示すブロック図

[図 9]本発明の実施の形態 2に係るトランジシヨン効果部の構成を示す機能ブロック図 [図 10A]本発明の実施の形態 2に係るトランジシヨン効果設定画面の例を示した図 [図 10B]本発明の実施の形態 2に係るトランジシヨン効果設定画面の例を示した図 [図 11A]本発明の実施の形態 2に係るトランジシヨン効果設定画面の例を示した図 [図 11B]本発明の実施の形態 2に係るトランジシヨン効果設定画面の例を示した図 [図 12]本発明の実施の形態 2に係る映像音声記録装置の動作を説明するフロー図 [図 13]本発明の実施の形態 2に係るトランジシヨン効果処理の動作を説明するフロー図

発明を実施するための最良の形態

[0011] 以下、本発明の実施の形態 1及び実施の形態 2について図面を参照して詳細に説明する。実施の形態 1は、撮影を一時停止したことによって、時間的連続性が途切れた撮影再開後の映像及び音声を記録するとき、撮影再開後の映像データ及び音声データと一時停止直前の映像データ及び音声データとを重ね合わせてトランジシヨン効果処理を実行するものであり、実施の形態 2は、撮影を一時停止したことによって、時間的連続性が途切れた撮影再開後の映像及び音声を記録するとき、一時停止直前の映像データ及び音声データ以外の映像データ及び音声データと撮影再開後の映像データ及び音声データとを重ね合わせてトランジシヨン効果処理を実行するものである。

[0012] (実施の形態 1)

図 1は、本発明の実施の形態 1に係る映像音声記録装置の構成を示すブロック図である。図 1に示すように、映像音声記録装置 101は、ユーザが操作ボタンなどによつて「撮影開始」、「撮影終了」、「一時停止」、「撮影再開」、又は「ファイル保存」などの入力を行う操作部 102と、カメラなどによって撮影中の映像信号を入力する映像入力デバイス 103と、マイクなどによって音声信号を入力する音声入力デバイス 104と、映像入力デバイス 103及び音声入力デバイス 104などカゝら入力される映像信号及び音声信号を符号ィ匕して一時的に記録する符号ィ匕処理部 105と、符号ィ匕処理部 105 で記録された一時停止前の映像データ及び音声データと「撮影再開」によって映像入力デバイス 103及び音声入力デバイス 104から入力される映像信号又は音声信号とを合成してトランジシヨン効果処理を実行するトランジシヨン効果部 106と、トランジシヨン効果の種類を登録するトランジシヨン効果設定画面、撮影中の映像又はトランジシヨン効果を施した映像を表示する表示デバイス 107と、撮影中の音声又はトランジシヨン効果を施した音声を出力する音声出力デバイス 108と、記録媒体 116に応じた記録処理を行う記録処理部 109とを制御部 110に接続して備える。

[0013] 符号化処理部 105には、映像入力デバイス 103及びトランジシヨン効果部 106から映像信号が入力され、音声入力デバイス 104及びトランジシヨン効果部 106から音声信号が入力される。

[0014] 符号化処理部 105は、入力された映像信号を、例えば、 MPEG4 (Moving Picture Coding Experts Group4) VIDEOなどのビデオ圧縮方式に従って圧縮符号化して映像ストリームを生成するビデオエンコーダ 111と、入力された音声信号を、例えば、 M PEG4AAC (Advanced Audio Coding)などのオーディオ圧縮方式に従って圧縮符号化して音声ストリームを生成するオーディオエンコーダ 112と、ビデオエンコーダ 1 11及びオーディオエンコーダ 112に接続されて映像ストリームと音声ストリームとを多重化して映像と音声の多重化ストリームを生成する多重化回路 113と、映像と音声の多重化ストリームを一時的に記録する RAMI 14とを備える。

[0015] 尚、映像ストリームと音声ストリームを多重化せずに個別に RAMI 14に記録するようにしてもよい。

[0016] 記録処理部 109は、操作部 102から「ファイル保存」が入力されたとき RAMI 14に記録された多重化ストリームをフォーマット化するフォーマッタ 115と、フォーマツトイ匕した多重化ストリームを記録媒体 116に書き込む書き込み回路 117とを備える。

[0017] 制御部 110は、映像入力デバイス 103、音声入力デバイス 104、トランジシヨン効果部 106、表示デバイス 107、音声出力デバイス 108、ビデオエンコーダ 111、オーディォエンコーダ 112、多重化回路 113、フォーマッタ 115、及び書き込み回路 117に接続され、操作部 102からの入力に従ってそれらを制御する。

[0018] 図 2は、本発明の実施の形態 1に係るトランジシヨン効果部の構成を示すブロック図である。トランジシヨン効果部 106は、表示デバイス 107に表示されたトランジシヨン効果設定画面の中から操作部 102によって選択された入力に従って制御部 110を介してトランジシヨン効果を登録する設定部 121と、「撮影再開」後、映像入力デバイス 10 3から入力される映像信号及び音声入力デバイス 104から入力される音声信号と重ね合わせてトランジシヨン効果処理を実行する領域を抽出する抽出部 122と、「撮影再開」後、映像入力デバイス 103から入力される映像信号及び音声入力デバイス 10 4から入力される音声信号と抽出部 122において抽出された領域に記録される映像信号及び音声信号とを合成してトランジシヨン効果処理を実行する効果処理部 123とを備える。

[0019] 抽出部 122は、 RAMI 14に記録された撮影済みの記録ファイルの多重化ストリームから「撮影再開」後に入力される映像信号及び音声信号と合成する領域を抽出する抽出処理部 124と、抽出された領域に記録された映像と音声の多重化ストリームを映像ストリームと音声ストリームに分離する分離処理部 125と、分離した映像ストリームを映像信号に復号ィ匕するビデオデコーダ 126と、復号ィ匕した映像信号を記録する RAM127と、分離した音声ストリームを音声信号に復号ィ匕するオーディオデコーダ 1 28と、復号化した音声信号を記録する RAM129とを備え、合成処理の対象となる映像信号を RAM127に、合成処理の対象となる音声信号を RAM129に抽出して記録する。

[0020] 尚、映像ストリームと音声ストリームを多重化せずに個別に RAMI 14に記録しているときは、分離処理部 125はいらない。

[0021] 効果処理部 123は、トランジシヨン効果処理を実行するためのプログラムやテンプレートなどが保存された特殊効果ライブラリ 130と、 RAM 127に記録された合成処理の対象となる映像信号及び RAM 129に記録された合成処理の対象となる音声信号と、撮影によって新たに映像入力デバイス 103及び音声デバイス 104から入力される映像信号及び音声信号とを合成してトランジシヨン効果処理を実行するトランジシヨン効果処理部 131とを備える。

[0022] トランジシヨン効果処理部 131でトランジシヨン効果を施した映像は、表示デバイス 1 07に表示され、同じくトランジシヨン効果処理部 131でトランジシヨン効果を施した音声は、音声出力デバイス 108に出力される。

[0023] 図 3A及び図 3Bは、本発明の実施の形態 1に係るトランジシヨン効果設定画面の例を示した図である。図 3A及び図 3Bに示すように、トランジシヨン効果設定画面 141には、「撮影再開」によって撮影される映像又は音声と合成する対象を「一時停止」直前の「動画」、「画像」、「音声」、又は「音」から選択する対象選択ウィンドウ 142と、トラジシヨン効果の継続時間 X秒を設定する時間設定ウィンドウ 143と、トランジシヨン効果の種類を選択する効果選択ウィンドウ 144と、効果選択ウィンドウ 144で選択されたトランジシヨン効果の詳細な編集条件を設定する詳細設定ウィンドウ 145と、登録 Z解除ボタン 146などが設けられる。

[0024] トランジシヨン効果設定画面 141は、「撮影開始」前、又は撮影中に「一時停止」が入力されたとき、表示デバイス 107に表示される。ユーザは、トランジシヨン効果設定画面 141の各ウィンドウで所望の項目を選択し、登録 Z解除ボタン 146によって実行するトランジシヨン効果処理を登録又は解除することができる。

[0025] 対象選択ウィンドウ 142には、「一時停止」直前の X秒間の動画を合成対象としてトランジシヨン効果処理を実行する「動画」と、「一時停止」直前に記録された最後の単独画像を合成対象としてトランジシヨン効果処理を行う「画像」と、「一時停止」直前の

X秒間の音声を合成対象としてトランジシヨン効果処理を実行する「音声」と、「一時停止」直前に記録された最後の単音を合成対象としてトランジシヨン効果処理を行う「音」とが表示され、「撮影再開」によって入力される映像信号及び音声信号と合成処理を実行する対象を選択する。

[0026] トランジシヨン効果を登録するときは、矛盾が生じなければ、トランジシヨン効果設定画面 141を繰り返し使って、複数のトランジシヨン効果を同時に登録することができる。対象選択ウィンドウ 142で「動画」又は「音声」を選択してトランジシヨン効果を登録する場合は、「動画」及び「音声」を組み合わせて登録したほうが映像及び音声ともに違和感無く「撮影再開」後の映像及び音声に切り替えることができる。

[0027] 同様に、対象選択ウィンドウ 142で「画像」又は「音」を選択する場合も、「画像」及び「音」を組み合わせて登録したほうが映像及び音声ともに違和感無く「撮影再開」後の映像及び音声に切り替えることができるが、「画像」又は「音」のみを登録してトランジシヨン効果処理を実行してもよ、。

[0028] 図 3Aに示すように、対象選択ウィンドウ 142で「動画」の選択を行うと、効果選択ゥインドウ 144には、一時停止 X秒前の「動画」に対して透過度のある一時停止後の映像を重ね合わせて表示する「クロスフェード」と、球、直方体、旗などの三次元ォブジェタトの表面に「一時停止」 X秒前の映像を貼り付け、球、直方体、及び旗などを静止した状態力回転させて画面の端にスライドアウトさせるなどの効果を行、「撮影再開」後の映像に切り替える「3D効果」と、「一時停止」 X秒前の映像から「撮影再開」後の映像にスライドしながら切り替える「スライド効果」と、本のページをめくる様に「一時停止」 X秒前の映像をめくると「撮影再開」後の映像に切り替える「ページめくり効果」と、扉を開くように「一時停止」 X秒前の映像を窓のように開く動作の後、「撮影再開」後の映像に切り替える「扉効果」などが表示される。

[0029] 「クロスフード」は、始め、「一時停止」 X秒前の映像の透過度を濃く表示して、時間が経過するとともに徐々に「一時停止」前の映像の透過度を薄ぐ即ちフェードァゥトさせ、それと同時に「撮影再開」後の画像を濃ぐフェードインさせて X秒後には撮影中の映像に切り替えるトランジシヨン効果である。

[0030] 図 3Bに示すように、対象選択ウィンドウ 142で「音」を選択すると、効果選択ウィンドゥ 144には、始め、「一時停止」直前の音が出力され、時間の経過とともに徐々に「一時停止」直前の音をフードアウトさせ、それと同時に「撮影再開」後の音声をフエ一ドインさせて X秒後には撮影中の音声に推移させる「クロスフェード」と、トランジシヨン効果の継続時間 X秒の間、「一時停止」直前の音と「撮影再開」後の音声が重なり合つて立体的に聞こえる「3D音響効果」と、トランジシヨン効果の継続時間 X秒の間、「一時停止」直前の音と、「撮影再開」後の音声が混ざり合って聞こえる「ミキサー」などが表示される。

[0031] 図 4は、本発明の実施の形態 1に係る動画又は音声を選択したときのトランジシヨン効果処理について説明した図である。図 4に示すように、「一時停止」直前までの映像と音声を多重化した多重化ストリームは、 RAMI 14に記録される。

[0032] 「一時停止」直前までの映像と音声を記録した多重化ストリームを記録ファイル Aとすると、記録時間 Sまで記録された記録ファイル Aをトランジシヨン効果の継続時間 X 秒分逆方向にシークし、 X秒分の記録ファイル Bを抽出する。記録ファイル Bの多重ィ匕ストリームを映像ストリームと音声ストリームに分離し、映像ストリームをビデオデコーダ 126によって映像信号に復号ィ匕して、 RAM 127の領域 Cに記録し、平行して音声ストリームをオーディオデコーダ 128によって音声信号に復号化して、 RAM129の領域 Cに記録する。

[0033] 対象選択ウィンドウ 142で「動画」が選択されていれば、「撮影再開」時、 RAM127 の領域 Cに記録された映像信号と、映像入力デバイス 103によって新たに取り込まれる映像信号とをトランジシヨン効果の継続時間 X秒間合成して効果選択ウィンドウ 14 4で選択されたトランジシヨン効果処理を実行する。

[0034] 対象選択ウィンドウ 142で「音声」が選択されていれば、「撮影再開」時、 RAM129 の領域 Cに記録された音声信号と、音声入力デバイス 104によって新たに取り込まれる音声信号とをトランジシヨン効果の継続時間 X秒間合成して効果選択ウィンドウ 14 4で選択されたトランジシヨン効果処理を実行する。

[0035] 記録ファイル Bは、「撮影再開」後に記録される映像データ及び音声データと合成されて新たに記録ファイル Dとして記録されるため、「撮影再開」後の記録時間 Sを、トランジシヨン効果の継続時間 X秒分減算して新たな記録処理を開始する。

[0036] 「一時停止」前 X秒間の「動画」の映像信号と「撮影再開」後の映像信号とを X秒間合成するトランジシヨン効果処理を実行することによって、又は、「一時停止」前 X秒間の「音声」の音声信号と「撮影再開」後の音声信号とを X秒間合成するトランジシヨン効果処理を実行することによって、時間的に連続性のなヽ「一時停止」前の映像又は音声と、「撮影再開」後の映像又は音声とがスムースに繋ぎ合わされる。

[0037] 図 5は、本発明の実施の形態 1に係る画像又は音を選択したときのトランジシヨン効果処理にっ、て説明した図である。図 5に示すように「一時停止」直前までの映像と音声を多重化した多重化ストリームは、 RAMI 14に記録される。

[0038] 「一時停止」直前までの映像と音声を記録した多重化ストリームを記録ファイル Aとすると、記録時間 Sまで記録された記録ファイル Aの最後に記録された「画像」又は「音」の記録ファイル B'を抽出する。記録ファイル B'の多重化ストリームを映像ストリームと音声ストリームに分離し、映像ストリームをビデオデコーダ 126によって映像信号に復号ィ匕して、 RAM 127の領域 C'に記録し、平行して音声ストリームをオーディオデコーダ 128によって音声信号に復号ィ匕して、 RAM129の領域 C'に記録する。

[0039] 対象選択ウィンドウ 142で「画像」が選択されていれば、「撮影再開」時、 RAM127 の領域 C'に記録された最後の「画像」の映像信号と、映像入力デバイス 103によつて新たに取り込まれる映像信号とをトランジシヨン効果の継続時間 X秒の間合成して効果選択ウィンドウ 144で選択されたトランジシヨン効果処理を実行する。

[0040] 対象選択ウィンドウ 142で「音」が選択されていれば、「撮影再開」時、 RAM129の領域 C'に記録された最後の「音」の音声信号と、音声入力デバイス 104によって新たに取り込まれる音声信号とをトランジシヨン効果の継続時間 X秒の間合成して効果選択ウィンドウ 144で選択されたトランジシヨン効果処理を実行する。

[0041] 記録ファイル B'は、「撮影再開」後に記録される映像データ及び音声データと合成されて新たに記録ファイル Dとして記録される力最後に記録された単体画像又は単体の音なので記録時間 Sはそのままで新たな記録処理を開始する。

[0042] 「一時停止」直前の最後の「画像」の映像信号と「撮影再開」後の映像信号とを X秒間合成するトランジシヨン効果処理を実行することによって、又は、「一時停止」直前の「音」の音声信号と「撮影再開」後の音声信号と X秒間合成するトランジシヨン効果処理を実行することによって、時間的に連続性のなヽ「一時停止」前の映像又は音声と、「撮影再開」後の映像又は音声とがスムースに繋ぎ合わされる。

[0043] 以上のように構成された映像音声記録装置 101の動作について説明する。図 6は、本発明の実施の形態 1に係る映像音声記録装置の動作を説明するフロー図である。図 6に示すように、ユーザが映像音声記録装置 101の電源を入れると、映像音声記録装置 101は、カメラ、マイク、液晶ディスプレイ、スピーカなどの映像入力デバイス 1 03、音声入力デバイス 104、表示デバイス 107及び音声出力デバイス 108、記録フアイル Aの記録時間 Sなどが初期化され（ST101)、表示デバイス 107にトランジション効果設定画面 141が表示される（ST102)。

[0044] ユーザは、表示デバイス 107に表示されたトランジシヨン効果設定画面 141によつて、撮影時に実行したヽトランジシヨン効果の種類を選択して登録又は解除することができる。

[0045] 操作部 102から操作ボタンなどによって「撮影開始」が入力されて映像及び音声の記録が開始されると（ST103 ; YES)、映像入力デバイス 103から映像信号を取り込んで表示デバイス 107に表示し、音声入力デバイス 104から音声信号を取り込んで音声出力デバイス 108に出力し (ST104)、映像入力デバイス 103から取り込んだ映像信号をビデオエンコーダ 111によって圧縮符号ィ匕して映像ストリームを生成し (ST 105)、平行して音声入力デバイス 104から取り込んだ音声信号をオーディオェンコーダ 112によって圧縮符号ィ匕して音声ストリームを生成し (ST106)、映像ストリームと音声ストリームを多重化回路 113によって多重化して多重化ストリームを生成して（ ST107)、図 4及び図 5に示すように、生成した映像と音声の多重ィ匕ストリームを RA Ml 14の記録ファイル Aに記録し、記録時間 Sを更新する（ST108)。

[0046] 操作部 102から「一時停止」、「ファイル保存」、及び「撮影終了」のいずれの入力もなされなければ（ST109 ;NO、 ST110 ;NO、 ST111 ;NO)、 ST103に戻って、撮影中なので（ST103； YES)、 ST104力ら ST111までの処理を繰り返し実行して、映像と音声の多重ィ匕ストリームを RAMI 14の記録ファイル Aに記録し、記録時間 Sを更新する。

[0047] ST109において、操作部 102から撮影の「一時停止」が入力されると（ST109 ; YE S)、撮影を一時停止して、表示デバイス 107にトランジシヨン効果設定画面 141を表示する（ST112)。

[0048] ユーザは、表示デバイス 107に表示されたトランジシヨン効果設定画面 141によつてトランジシヨン効果を登録、再登録又は解除することができる。ここで、トランジシヨン効果が登録されて、れば（ST113 ; YES)、トランジシヨン効果処理を行う（ST114)

[0049] ST113において、トランジシヨン効果が登録されていなくて（ST113 ;NO)、「フアイル保存」及び「撮影終了」が入力されなければ（ST110 ;NO、 STl l l ;NO)、 ST10 3に戻って、操作部 102から「撮影再開」が入力されるまで待つ（ST103 ;NO)。

[0050] ST103において「撮影再開」が入力されれば（ST103 ;YES)、 ST104から ST11 1までの処理を繰り返して、撮影再開後の映像と音声の多重化ストリームを記録フアイル Dとして RAMI 14の記録ファイル Aに続けて記録し、記録時間 Sを更新する。

[0051] ST110において、「ファイル保存」が入力されれば（ST110 ; YES)、： RAMI 14に記録されている記録ファイル Dを含む記録ファイル Aの多重化ストリームをフォーマツタ 115によってフォーマツトイ匕し、書き込み回路 117によって記録ブロック単位毎に記録媒体 116に保存し（ST115)、「撮影終了」が入力されるまで（STl l l ;NO)、 ST1 03に戻って、処理を継続する。

[0052] ST111において、「撮影終了」が入力されれば (ST111 ; YES)、映像音声記録装置 101の処理を終了する。

[0053] 図 7は、本発明の実施の形態 1に係るトランジシヨン効果処理の動作を説明するフロ一図である。始めに、合成処理の対象となる映像又は音声ファイルの抽出処理を行う (ST201)。図 4及び図 5に示すように、一時停止直前までに多重化ストリームを記録した RAMI 14の記録ファイル Aをトランジシヨン効果の継続時間 X秒間分逆方向にシークし、 X秒分の記録ファイル B又は記録ファイル B'を抽出する。

[0054] 記録ファイル B又は記録ファイル B'の多重ィ匕ストリームを映像ストリームと音声ストリームに分離し（ST202)、映像ストリームをビデオデコーダ 126によって映像信号に復号化して（ST203)、 RAM127の領域 C又は領域 C'〖こ記録し（ST204)、平行して音声ストリームをオーディオデコーダ 128によって音声信号に復号ィ匕して（ST205 )、 RAM129の領域 C又は領域 C'に記録する（ST206)。

[0055] 操作部 102から「ファイル保存」及び「撮影終了」の入力されなければ (ST207； N 0)、操作部 102から「撮影再開」が入力されまで (ST208 ;NO)、そのままの状態で待つ。

[0056] ST207において、「ファイル保存」又は「撮影終了」が入力されると（ST207 ; YES) 、トランジシヨン効果処理を終了し、図 6の ST110に戻って、ファイル保存処理、又は撮影終了処理を行う。

[0057] ST207において、「ファイル保存」及び「撮影終了」の入力されずに（ST207 ;NO) 、「撮影再開」が入力されると（ST208 ;YES)、対象選択ウィンドウ 142で「動画」又は「音声」が選択されて、るときは、記録ファイル Aの記録時間 Sをトランジシヨン効果の継続時間である X秒分減算する処理を行い（ST209)、対象選択ウィンドウ 142で「画像」又は「音」が選択されて、るときは、この処理を行わな!/、。

[0058] 次に、対象選択ウィンドウ 142で「動画」又は「画像」が選択されているときは、 RA M127の領域 C又は領域 C'に記録された映像信号と、映像入力デバイス 103によつて新たに取り込まれる映像信号とを合成して効果選択ウィンドウ 144で選択されたトランジシヨン効果処理を実行し、対象選択ウィンドウ 142で「音声」又は「音」が選択されていれば、 RAM129の領域 C又は領域 C'に記録された音声信号と、音声入力デバイス 104によって新たに取り込まれる音声信号とを合成して効果選択ウィンドウ 14 4で選択されたトランジシヨン効果処理を実行し (ST210)、トランジシヨン効果の施された映像信号を表示デバイス 107に表示し、トランジシヨン効果の施された音声信号を音声出力デバイス 108に出力する（ST211)。

[0059] 次に、トランジシヨン効果を施した映像信号をビデオエンコーダ 111によって圧縮符号ィ匕して映像ストリームを生成し (ST212)、平行してトランジシヨン効果を施した音声信号をオーディオェンコーダ 112によって圧縮符号ィ匕して音声ストリームを生成し (S T213)、映像ストリームと音声ストリームを多重化回路 113によって多重化して（ST2 14)、映像と音声の多重ィ匕ストリームを RAMI 14の記録ファイル Αの記録時間 Sに従つて記録し、記録時間 Sを更新する（ST215)。

[0060] 操作部 102から「ファイル保存」、及び「撮影終了」の入力が行われなければ (ST2 16 ;NO)、トランジシヨン効果の継続時間 X秒が経過するまでの間（ST217 ;NO)、 ST210に戻って ST210から ST217までの処理を行い、「一時停止」前の映像信号と「撮影再開」後に撮影される映像信号とをトランジシヨン効果継続時間 X秒間合成するトランジシヨン効果処理、及び「一時停止」の音声信号と「撮影再開」後に撮影される音声信号とをトランジシヨン効果継続時間 X秒間合成するトランジシヨン効果処理が実行され、トランジシヨン効果の継続時間 X秒が経過すると（ST217 ; YES)、トランジシヨン効果処理を終了し、図 1の ST110に戻って処理を継続する。

[0061] このように、時間的に連続性のない「一時停止」前の映像又は音声と、「撮影再開」後の映像又は音声とが X秒間のトランジシヨン効果によって繋ぎ合わされる。

[0062] 対象選択ウィンドウ 142で「動画」又は「音声」が選択されたときは、 ST209の記録時間 Sをトランジシヨン効果の継続時間 X秒分減算する処理が実行されて「撮影再開」後の映像及び音声の記録を開始しているので、図 4に示すように、「一時停止」前の記録ファイル Aと「撮影再開」後の記録ファイル Dは、トランジシヨン効果の継続時間 X 秒の間重なり合うように記録され、「一時停止」 X秒前に記録された記録ファイル Aの動画及び音声と「撮影再開」後の映像及び音声とは、トランジシヨン効果の継続時間 X秒の間重なり合う。

[0063] 対象選択ウィンドウ 142で「画像」又は「音」が選択されたときは、 ST209の記録時間 Sの減算処理は行わないため、図 5に示すように、「一時停止」前の記録ファイル A と「撮影再開」後の記録ファイル Dは、重ならず、「一時停止」直前に記録された記録ファイル Aの最後の画像又は音と「撮影再開」後の映像又は音声とが、トランジシヨン効果の継続時間 X秒の間重なり合う。

[0064] このように、本発明の実施の形態 1によれば、映像音声記録装置 101に撮影中の映像信号を取り込む映像入力デバイス 103と、撮影中の音声信号を取り込む音声入力デバイス 104と、トランジシヨン効果部 106とを備え、トランジシヨン効果部 106にトランジシヨン効果処理を登録する設定部 121と、「一時停止」によって「一時停止」前の映像及び音声を記録した記録ファイル Aから合成の対象となる領域 C又は領域 C 'を RAM 127及び RAM 129に抽出する抽出部 122と、「撮影再開」によって新たに映像入力デバイス 103及び音声デバイス 104から入力される映像信号及び音声信号と合成の対象となる領域 C又は領域 C'とを合成してトランジシヨン効果処理を実行するトランジシヨン効果処理部 131とを備えたので、高価な編集装置を購入することなく、また、撮影後に改めて編集装置を使って煩わしい編集作業を行うことなぐ撮影と同時にトランジシヨン効果処理を実行することができる。

[0065] トランジシヨン効果設定画面 141によってトランジシヨン効果を設定すれば、時間的に連続性のな!ヽ「一時停止」前と「撮影再開」後の映像及び音声がトランジシヨン効果によってスムースに繋ぎ合わされる。

[0066] トランジシヨン効果設定画面 141によってトランジシヨン効果を設定すれば、撮影を一時停止するたびにトランジシヨン効果が施されるので、撮影の切れ目が容易に分かる。

[0067] 更に、映像音声記録装置 101の表示デバイス 107に、トランジシヨン効果部 106のトランジシヨン効果処理部 131でトランジシヨン効果処理を施した映像を表示し、音声出力デバイス 108に、トランジシヨン効果処理を施した音声を出力するようにしたので、トランジシヨン効果処理を行った映像又は音声をリアルタイムにプレビュー表示又は出力して確認することができるので、ユーザは満足のいくトランジシヨン効果が施されたシーンのみを記録することができる。

[0068] 「撮影開始」前にトランジシヨン効果設定画面 141を表示して、撮影中に実行したいトランジシヨン効果を事前に登録できるので、撮影中は自動的にトランジシヨン効果処理が実行される。

[0069] 撮影を「一時停止」すると、トランジシヨン効果設定画面 141を表示して、撮影中にトランジシヨン効果処理を登録、再登録、又は解除できるので、撮影の途中でトラジション効果を変更しながら撮影を継続することができる。

[0070] 操作部 102から「ファイル保存」が入力されてから、記録媒体 116に記録ファイル D を含む記録ファイル Aを保存するので、記録媒体 116に無駄なデータが記録されない。

[0071] (実施の形態 2) 図 8は、本発明の実施の形態 2に係る映像音声記録装置の構成を示すブロック図である。図 8において、図 1に示す実施の形態 1に係る映像音声記録装置 101の構成図と同じ構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。図 8に示すように、実施の形態 2の映像音声記録装置 201では、トランジシヨン効果部 206が実施の形態 1のトランジシヨン効果部 106と異なる。

[0072] 図 9は、本発明の実施の形態 2に係るトランジシヨン効果部の構成を示す機能ブロック図である。図 9において図 2に示す実施の形態 1に係るトランジション効果部 106の構成図と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。

[0073] 図 9に示すように、実施の形態 2のトランジシヨン効果部 206は、抽出部 122がなぐ設定部 121は直接、効果処理部 123に接続され、効果処理部 123の特殊効果ライブラリ 230は、合成処理の対象となる映像信号及び音声信号を例えば、領域 C又は領域 C'に設定して、トランジシヨン効果処理部 231は、領域 C又は領域 C'に設定された映像信号及び音声信号と、撮影によって新たに映像入力デバイス 103及び音声デバイス 104から入力される映像信号及び音声信号とを合成してトランジシヨン効果処理を実行する。

[0074] 図 10A〜図 11Bは、本発明の実施の形態 2に係るトランジシヨン効果設定画面の例を示した図である。図 10A〜図 11Bにおいて図 3A及び図 3Bに示す実施の形態 1 に係るトランジシヨン効果設定画面 141の構成図と同じ部分については同一の符号を付して説明を省略する。

[0075] 図 10A〜図 11Bの対象選択ウィンドウ 242に示される「動画」は、詳細設定ウィンドゥ 245の動画の記録された領域 Cに設定された映像を合成対象としてトランジシヨン効果処理を実行し、「画像」は、詳細設定ウィンドウ 245の画像の記録された領域 C' に設定された画像を合成対象としてトランジシヨン効果処理を実行し、「音声」は、詳細設定ウィンドウ 245の音声の記録された領域 Cに設定された音声を合成対象としてトランジシヨン効果処理を実行し、「音」は、詳細設定ウィンドウ 245の音の記録された領域 C'に設定された単音を合成対象としてトランジシヨン効果処理を実行する。

[0076] 図 10A及び図 10Bは、本発明の実施の形態 2に係るトランジシヨン効果設定画面の例を示した図である。図 10Aに示すように、ユーザは、トランジシヨン効果設定画面 241の対象選択ウィンドウ 242で「動画」を選択して、詳細設定ウィンドウ 245の動画の記録された領域 Cが示す領域に、合成対象となる長さ X秒分の映像信号からなる動画を設定する。

[0077] 図 10Bに示すように、ユーザは、対象選択ウィンドウ 242で「音声」を選択して、詳細設定ウィンドウ 245の音の記憶された領域 Cが示す領域に、合成対象となる長さ X 秒分の音声信号からなる音声を設定する。

[0078] 動画の記録された領域 Cが示す領域に設定される動画、及び音声の記録された領域 Cが示す領域に設定される音声は、予め撮影された動画及び音声であり、現在、記録中の記録ファイル A内にある映像であってもよいし、ユーザが、映像音声記録装置 201を使って記録した動画及び音声、外部メモリなど力も入力した動画及び音声、通信ネットワークを通じてダウンロードした動画及び音声などでもよい。

[0079] 図 11A及び図 11Bは、本発明の実施の形態 2に係るトランジシヨン効果設定画面の例を示した図である。図 11Aに示すように、ユーザは、トランジシヨン効果設定画面 241の対象選択ウィンドウ 242で「画像」を選択して、詳細設定ウィンドウ 245の画像の記録された領域 C'が示す領域に、合成対象となる単独画像を設定する。

[0080] 図 11Bに示すように、ユーザは、対象選択ウィンドウ 242で「音」を選択して、詳細設定ウィンドウ 245の音の記録された領域 C'が示す領域に、合成対象となる単音を設定する。

[0081] 画像の記録された領域 C'が示す領域に設定される画像及び音の記録された領域 C'が示す領域に設定される音は、予め撮影された画像及び音であり、現在、記録中の記録ファイル A内にある画像であってもよいし、ユーザが、映像音声記録装置 201 を使って記録した画像及び音、外部メモリなどカゝら入力した画像及び音、通信ネットワークを通じてダウンロードされた画像及び音などでもよい。

[0082] 図 12は、本発明の実施の形態 2に係る映像音声記録装置の動作を説明するフロ一図である。図 12に示す映像音声記録装置 201の動作を説明するフロー図において、図 6に示す実施の形態 1に係る映像音声記録装置 101の動作を説明するフロー図と同じ処理ステップについては同一の符号を付して説明を省略する。

[0083] 映像音声記録装置 201の動作を説明するフロー図では、 ST314のトランジシヨン効果処理が異なる。

[0084] 図 13は、本発明の実施の形態 2に係るトランジシヨン効果処理の動作を説明するフロー図である。図 13に示すトランジシヨン効果処理の動作を説明するフロー図において、図 7に示す実施の形態 1に係るトランジシヨン効果処理の動作を説明するフロー図と同じ処理ステップについては同一の符号を付して説明を省略する。

[0085] トランジシヨン効果処理の動作を説明するフロー図では、図 7に示す実施の形態 1 に係るトランジシヨン効果処理の動作を説明するフロー図とは、 ST201から ST206までの合成処理の対象となる領域 C又は領域 C'を抽出するステップがないところと、 S T209における記録ファイル Aの記録時間 Sの減算処理がないところと、 ST410のトランジシヨン効果処理において合成対象となる映像信号及び音声信号が予め特殊効果ライブラリ 230の領域 C及び領域 C'に設定されるところが異なる。

[0086] このように、本発明の実施の形態 2によれば、合成処理の対象となる領域 C及び C' をユーザ自身が指定することができるので、合成処理の対象となる領域が「一時停止」直前に限定されないので、トランジシヨン効果のノリエーシヨンが広がる。

[0087] 尚、実施の形態 2では、合成処理の対象となる領域 C及び C'に設定するデータを映像信号及び音声信号としたが、映像音声記録装置 201に多重化ストリームの分離部、及び映像データの及び音声データの復号ィヒ部などを備えれば、領域 C及び C' に設定するデータを圧縮符号化された映像データ及び音声データ、又は映像と音声の多重化ストリームとしてもよ、。

[0088] 尚、実施の形態 2では、「撮影再開」後に記録される映像データ又は音声データと他の映像データ及び音声データとを合成してトランジシヨン効果処理を実行している力「撮影再開」前に記録された映像データ及び音声データに他のデータを合成して、「一時停止」後に記録した映像データ及び音声データと繋ぎ合わせるようにしてもよい。

[0089] 尚、「撮影再開」前後に記録された映像データ及び音声データに他のデータを合成して、「一時停止」前後に記録した映像データ及び音声データと繋ぎ合わせるようにしてもよい。

[0090] 尚、実施の形態 2では、「撮影再開」後に記録される映像データ又は音声データと他の映像データ及び音声データとを合成してトランジシヨン効果処理を実行している力「撮影再開」後に記録される映像データ及び音声データに他のデータを合成しないで、フェードイン、フェードアウト、又はモーションブラなどの特殊効果処理を実行して、「一時停止」前に記録した映像データ及び音声データと繋ぎ合わせるようにしてもよい。

[0091] 尚、「撮影再開」前後に記録される映像データ及び音声データに他のデータを合成しないで、フェードイン、フェードアウト、又はモーションブラなどの特殊効果処理を実行して、「一時停止」前後に記録した映像データ及び音声データを繋ぎ合わせるようにしてもよい。

[0092] 本明糸田書 ίま、 2005年 9月 22日出願の特願 2005— 276533に基づく。この内容【ますべてここに含めておく。

産業上の利用可能性

[0093] 本発明に係る映像音声記録装置は、撮影と同時に簡単にトランジシヨン効果処理を実行することができるという効果を有し、映像と音声の記録機能を備える携帯電話機などのように、撮影後、改めて編集を行うことがない小型の映像音声記録装置及び映像音声記録方法に有効である。

Claims

請求の範囲

[1] 撮影中の映像データ及び音声データを取り込む入力デバイスと、

撮影が一時停止した前後に記録される映像データ及び音声データを繋ぎ合わせるトランジシヨン効果を登録するトランジシヨン効果登録手段と、

撮影が一時停止した後に再開されたとき、前記トランジシヨン効果登録手段によつて登録されたトランジシヨン効果に従って前記映像データ及び音声データを編集する編集手段と、

前記入力デバイスから入力される映像データ及び音声データ、又は前記編集手段によって編集された映像データ及び音声データを記録する記録手段と、

を具備する映像音声記録装置。

[2] 前記編集手段は、撮影が一時停止する所定時間前までに記録された映像データ及び音声データと、前記撮影が再開されてから前記所定時間内に記録される映像データ及び音声データとを重ね合わせて前記トランジシヨン効果処理を実行する請求項 1記載の映像音声記録装置。

[3] 前記編集手段は、撮影が一時停止する直前の画像データ及び音データと、前記撮影が再開されて力所定時間内に記録される映像データ及び音声データとを重ね合わせて前記トランジシヨン効果処理を実行する請求項 1記載の映像音声記録装置。

[4] 前記編集手段は、予め指定された所定時間分の映像データ及び音声データと、前記撮影が再開されてから前記所定時間内に記録される映像データ及び音声データとを重ね合わせて前記トランジシヨン効果処理を実行する請求項 1記載の映像音声記録装置。

[5] 前記編集手段は、予め指定された画像データ及び音データと、前記撮影が再開されてから所定時間内に記録される映像データ及び音声データとを重ね合わせて前記トランジシヨン効果処理を実行する請求項 1記載の映像音声記録装置。

[6] 前記入力デバイスカゝら入力される映像データ及び前記編集手段によって編集された映像データを表示する表示手段と、前記入力デバイスから入力される音声データ及び前記編集手段によって編集された音声データを出力する出力手段とを加えて備える請求項 1記載の映像音声記録装置。

[7] 撮影が一時停止した前後に記録される映像データ及び音声データを繋ぎ合わせるトランジシヨン効果を登録する登録ステップと、

撮影中の映像データ及び音声データを取り込む入力ステップと、

前記映像データ及び音声データを前記登録ステップで登録されたトランジシヨン効果に従って編集する編集ステップと、

前記入力ステップで取り込まれた映像データ及び音声データ、又は前記編集ステップで編集された映像データ及び音声データのいずれかを記録する記録ステップをを実行する映像音声記録方法。

[8] 前記編集ステップの後に、前記入力ステップで取り込まれた映像データ及び音声データ、又は前記編集ステップで編集された映像データを表示し、音声データを出力する出力ステップを実行する請求項 7記載の映像音声記録方法。