WO2006033431A1 - テープ印字装置及びテープカセット - Google Patents

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Akira Ito
Yoshio Kunieda
Takahiro Miwa
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Brother Kogyo Kabushiki Kaisha
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Abstract

 テープ印字装置1のCPU81は、起動時にR/Wモジュール93を介してテープカセット21に備えられた無線タグ回路素子25からパラメータテーブル131の「モデル名」と各「モデル名」に対応する「駆動電源」の電源種類を読み込み、LCD7にモデル名と駆動電源の選択を要求する旨を表示して、モデル名と駆動電源が選択されるのを待つ。そして、CPU81は、選択されたモデル名と駆動電源に対応する印字制御パラメータをR/Wモジュール93を介して無線タグ回路素子25から読み込み、ROM83又はEEPROM84に記憶されていない場合には、この読み込んだ印字制御パラメータを記憶し、当該印字制御パラメータに基づいて印字制御を行う(S1~S9)。

Description

明 細 書
テープ印字装置及びテープカセット
技術分野
[0001] 本発明は、長尺状のテープを搬送するためのテープ搬送手段と、テープに印字す る印字手段と、を備え、該テープが収納されるテープカセットが着脱可能に装着され るテープ印字装置、及びこのテープ印字装置に装着されるテープカセットに関するも のである。
背景技術
[0002] 従来より、長尺状のテープが収納されるテープカセット、及び、このテープを搬送す るためのテープ搬送手段と、テープに印字する印字手段と、を備え、該テープカセッ トが着脱可能に装着されるテープ印字装置に関して種々提案されている。
例えば、テープ印字装置に使用されるテープカセットにおいて、カセットケース本体 と、前記カセットケース本体の上側に第 1係合手段により係合される蓋部材と、前記テ ープカセットの所定位置に配置されると共に、前記テープ印字装置に配置されたセ ンサ手段と協動してテープカセット内に収納されたテープの種類を特定するテープ 特定部が形成されたテープ判別部材と、前記テープ判別部材をテープカセットに固 設する第 2係合手段とを備え、前記テープ判別部材は、テープカセット内のテープの 種類に合わせて取り付けられるように構成されたテープカセットがある(例えば、特許 文献 1参照。)。
[0003] そして、このような構成のテープカセットにおいては、使用済みテープカセットの力 セットケース本体と蓋部材との係合を分離して、該カセットケース本体内の各テープ を詰め替えて再利用する場合は、詰め替えたテープの種類に合わせてテープ判別 部材を第 2係合手段によって固設すれば、テープカセット内の詰め替えたテープの 種類を特定できるため、種々のテープに対してカセットケース本体と蓋部材とを共用 することが可能となると共に、部品点数の削減及びリサイクルコストの削減を図ること が可能となる。
特許文献 1:特開平 2000— 103131号公報(段落 (0027)〜(0080)、図 1〜図 14) 発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0004] 上述した従来のテープカセットにおいては、テープ印字装置のカセット収納部のテ ープ判別部材に対向する位置には、プッシュ式のマイクロスィッチ等力 構成される テープ判別センサ S1〜S7が設けられている。そして、この各テープ判別センサ S1 〜S7は、プランジャーとマイクロスィッチ等カゝら構成される公知の機械式スィッチから なり、この各テープ判別センサ S1〜S7に対してテープ判別部材のセンサ孔があるか どうかを検出して、そのオン'オフ信号によりテープカセット内に収納されたテープの 種類を検出するものである。このため、テープ印字装置本体が出荷される時点で、テ ープ印字制御等にかかわるパラメータやデータが記憶され、それらのデータの中から 使用するテープカセットにふさわしい制御情報等を選択して、テープ印字にかかわる データ編集や印字制御を行って!/ヽた。
し力しながら、テープ印字装置は出荷されるとそれ以降は本体側のデータを変更す ることができな力つたため、本体出荷以降に開発された新しい種類のテープまたはィ ンクリボンおよびテープ幅等のテープカセットを使用することができないという問題が ある。また、その場合、ユーザーは使用したい新しいテープカセットに対応した新たな テープ印字装置を購入しなおさなくては 、けな!/、と 、う問題がある。
[0005] そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、テープ印 字装置の購入後に開発されて販売された新しい種類のテープまたはインクリボンお よびテープ幅等のテープカセットを、当該テープ印字装置で使用することが可能とな るテープ印字装置及びテープカセットを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0006] 前記目的を達成するため本発明のテープ印字装置は、長尺状のテープを搬送す るためのテープ搬送手段と、前記テープに印字する印字手段と、前記テープが収納 されたテープカセットが着脱可能に装着されるカセット収納部と、を備えたテープ印 字装置において、前記カセット収納部の所定位置に配置される装置側アンテナと、 前記装置側アンテナを介して前記テープカセットの所定位置に配置されて所定の情 報を記憶する IC回路部及び前記 IC回路部に接続されて情報の送受信を行う IC回 路側アンテナを有する無線情報回路素子から前記所定の情報を無線通信により読 み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取った所定の情報を記憶するように 制御する第 1制御手段と、前記所定の情報に基づいて前記テープ搬送手段及び印 字手段を駆動制御する第 2制御手段と、を備え、前記所定の情報は、テープカセット に関する印字制御情報を含むこと特徴とする。
[0007] また、本発明の別の態様のテープ印字装置は、長尺状のテープを搬送するためのテ ープ搬送手段と、前記テープに印字する印字手段と、前記テープが収納されたテー プカセットが着脱可能に装着されるカセット収納部と、を備えたテープ印字装置にお いて、前記カセット収納部の所定位置に配置される装置側アンテナと、前記装置側ァ ンテナを介して前記テープカセットの所定位置に配置されて所定の情報を記憶する I C回路部及び前記 IC回路部に接続されて情報の送受信を行う IC回路側アンテナを 有する無線情報回路素子から前記所定の情報を無線通信により読み取り又は書き 込む読取書込手段と、前記読取書込手段によって読み取った所定の情報を記憶す るように制御する第 1制御手段と、前記所定の情報に基づいて前記テープ搬送手段 及び印字手段を駆動制御する第 2制御手段と、を備え、前記所定の情報は、テープ カセットに関する印字制御情報を含むこと特徴とする。
[0008] また、本発明のテープ印字装置は、前記無線情報回路素子の IC回路部に、複数 種類の所定の情報が記憶され、前記複数種類の所定の情報から一の所定の情報を 選択するための選択条件をユーザが入力する入力手段を備え、前記第 1制御手段 力 前記入力手段を介して入力された選択条件に基づいて該当する所定の情報を 選択する情報選択手段と、前記情報選択手段によって選択した所定の情報を予め 記憶していない場合には、この所定の情報を記憶する情報格納手段と、を有してもよ い。
[0009] また、本発明のテープ印字装置は、前記選択条件を予め複数種類記憶する選択 条件記憶手段と、表示手段と、前記入力手段を介して選択条件を入力する場合には 、前記表示手段を介して前記複数種類の選択条件を表示するように制御する表示制 御手段と、を備えてもよい。
[0010] また、本発明のテープ印字装置は、前記無線情報回路素子の IC回路部に、複数 種類の所定の情報が記憶され、前記第 1制御手段が、前記複数種類の所定の情報 から一の所定の情報を選択する選択条件を予め記憶する選択条件記憶手段と、前 記選択条件に基づいて前記複数種類の所定の情報力 該当する所定の情報を選 択する情報選択手段と、前記情報選択手段によって選択した所定の情報を予め記 憶していない場合には、この所定の情報を記憶する情報格納手段と、を有してもよい
[0011] また、本発明のテープ印字装置は、表示手段を備え、前記第 1制御手段が、前記 選択条件に基づいて該当する所定の情報を選択できない場合には、前記無線情報 回路素子の IC回路部に該当する所定の情報が記憶されていないことを前記表示手 段を介して報知する報知手段を有してもょ ヽ。
[0012] また、本発明のテープ印字装置は、前記印字手段が、サーマルヘッドを有し、前記 印字制御情報力 前記サーマルヘッドの発熱素子への通電を制御するための制御 情報を含んでもよい。
[0013] 更に、本発明のテープカセットは、長尺状のテープを搬送するためのテープ搬送手 段と、前記テープに印字する印字手段と、を備えたテープ印字装置に使用され、前 記テープが収納されて該テープ印字装置のカセット収納部に着脱可能に装着される テープカセットにおいて、前記テープ印字装置は、本発明のテープ印字装置であり、 テープカセットに関する所定の情報を記憶する IC回路部及び前記 IC回路部に接続 されて情報の送受信を行う IC回路側アンテナを有する無線情報回路素子を備え、前 記所定の情報は、テープカセットに関する印字制御情報を含むこと特徴とする。 発明の効果
[0014] 本発明のテープ印字装置では、読取手段によってテープカセットの所定位置に配 置されて所定の情報を記憶する IC回路部及び前記 IC回路部に接続されて情報の 送受信を行う IC回路側アンテナを有する無線情報回路素子から所定の情報を装置 側アンテナを介して無線通信により読み取って記憶する。また、この所定の情報には 、テープカセットに関する印字制御情報が含まれている。そして、この所定の情報に 基づいてテープ搬送手段及び印字手段が駆動制御される。
これにより、カセット収納部に装着されたテープカセットが、テープ印字装置を購入 後に開発されて販売された新しい種類のテープまたはインクリボンおよびテープ幅等 のテープカセットであっても、当該テープカセットに関する印字制御情報等の所定の 情報を記憶する無線情報回路素子が、テープカセットの所定位置に配置されている 場合には、装置側アンテナを介してこの所定の情報を読み取り '記憶し、この所定の 情報に基づいてテープに印字データを印字してラベル用テープ等を作成することが 可能となる。
[0015] また、本発明の別の態様のテープ印字装置では、読取書込手段によってテープ力 セットの所定位置に配置されて所定の情報を記憶する IC回路部及び前記 IC回路部 に接続されて情報の送受信を行う IC回路側アンテナを有する無線情報回路素子か ら所定の情報を装置側アンテナを介して無線通信により読み取って記憶する。また、 この所定の情報には、テープカセットに関する印字制御情報が含まれている。そして 、この所定の情報に基づ!/、てテープ搬送手段及び印字手段が駆動制御される。 これにより、カセット収納部に装着されたテープカセットが、テープ印字装置を購入 後に開発されて販売された新しい種類のテープまたはインクリボンおよびテープ幅等 のテープカセットであっても、当該テープカセットに関する印字制御情報等の所定の 情報を記憶する無線情報回路素子が、テープカセットの所定位置に配置されている 場合には、装置側アンテナを介してこの所定の情報を読み取り '記憶し、この所定の 情報に基づいてテープに印字データを印字してラベル用テープ等を作成することが 可能となる。また、テープ印字装置の読取書込手段によって装置側アンテナを介して 無線通信により無線情報回路素子に所定の情報 (例えば、テープ残量等である。)を 書き込むことができ、無線情報回路素子に記憶される所定の情報を更新することが 可能となる。
[0016] また、本発明のテープ印字装置では、ユーザが所定の情報を選択する選択条件を 入力することによって、テープカセットの無線情報回路素子の IC回路部に記憶される 複数種類の所定の情報から一の所定の情報が選択され、この選択された所定の情 報が予めテープ印字装置に記憶されていない場合に、選択された所定の情報が記 憶されれば、新しい種類のテープカセットが、初めてカセット収納部に装着された場 合に、このテープカセットの無線情報回路素子の IC回路部に記憶される所定の情報 力 Sメモリに記憶され、最適な印字制御情報に基づいてテープに印字することもできる 。また、再度、同じ種類のテープカセットが装着された場合に、この所定の情報を再 度記憶する必要がなくなるため、テープ印字装置の記憶容量の小型化、及び製造コ ストの削減ィ匕を図ることもできる。
[0017] また、本発明のテープ印字装置では、表示された複数種類の選択条件から該当す る選択条件を選択して入力することもでき、選択条件の入力を容易に且つ迅速に行 うことちでさる。
[0018] また、本発明のテープ印字装置では、予め記憶する選択条件に基づいて、テープ カセットの無線情報回路素子の IC回路部力 読み込んだ複数種類の所定の情報か ら一の所定の情報が自動的に選択され、この選択された所定の情報が予めテープ 印字装置に記憶されていない場合に、選択された所定の情報が記憶されれば、新し い種類のテープカセットが、初めてカセット収納部に装着された場合に、このテープ カセットの無線情報回路素子の IC回路部に記憶される所定の情報が自動的に記憶 され、最適な印字制御情報に基づいてテープに印字することもできる。また、再度、 同じ種類のテープカセットが装着された場合に、この所定の情報を記憶する必要が なくなるため、テープ印字装置の記憶容量の小型化、及び製造コストの削減ィ匕を図 ることちでさる。
[0019] また、本発明のテープ印字装置では、予め記憶する選択条件に基づいて該当する 所定の情報を選択できない場合に、無線情報回路素子の IC回路部に該当する所定 の情報が記憶されていないことが表示手段を介して報知されれば、ユーザは、カセッ ト収納部に装着したテープカセットがテープ印字装置の適用仕様外である旨を容易 に知ることもできる。これは、例えばテープ印字装置が 6mn!〜 12mmのテープ幅の テープまで印字できるものに対し、カセット収納部に装着されたテープカセットのテー プ幅が 18mmである場合が該当する。
[0020] また、本発明のテープ印字装置では、テープカセットの無線情報回路素子の IC回 路部に記憶される所定の情報に、サーマルヘッドの発熱素子への通電を制御するた めの制御情報が含まれて 、れば、当該サーマルヘッドに関する最適な印字制御情 報に基づいてテープに印字することもでき、高印字品質のラベル用テープを作成す ることち可會となる。
[0021] 更に、本発明のテープカセットでは、テープカセットに関する印字制御情報を含む 所定の情報を記憶する IC回路部及び前記 IC回路部に接続されて情報の送受信を 行う IC回路側アンテナを有する無線情報回路素子が設けられている。また、テープ 印字装置は、上記請求項 1乃至請求項 7のいずれかに記載されるテープ印字装置 である。
これにより、テープ印字装置のカセット収納部に装着されたテープカセットが、新し V、種類のテープまたはインクリボンおよびテープ幅等のテープカセットであっても、最 適な印字制御情報に基づいてテープに印字することができ、高印字品質のラベル用 テープを作成することが可能となる。
図面の簡単な説明
[0022] [図 1]実施例 1に係るテープ印字装置の概略上方外観図である。
[図 2]実施例 1に係るテープ印字装置の概略右側方外観図である。
[図 3]実施例 1に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着する 状態を示す要部拡大斜視図である。
[図 4]実施例 1に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着した状 態でテープカセットの上ケースを取り外した場合の要部拡大平面図である。
[図 5]実施例 1に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着した場 合の無線タグ回路素子とアンテナとの相対位置関係を説明する側面図である。
[図 6]実施例 1に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着した場 合の無線タグ回路素子とアンテナとの相対位置関係を説明する平面図である。
[図 7]実施例 1に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着した場 合の無線タグ回路素子とアンテナとの相対位置関係を説明する側断面図である。
[図 8]実施例 1に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープ幅の広い他のテープ カセットを装着した場合の無線タグ回路素子とアンテナとの相対位置関係を説明する 側断面図である。
[図 9]実施例 1に係るテープカセットの印字済みフィルムテープに両面粘着テープが 圧着される状態を模式的に示す図である。 [図 10]実施例 1に係るテープカセットの両面粘着テープの基材テープの背面に印刷 されるセンサーマークと基材テープに内蔵される無線タグ回路素子との位置関係を 模式的に示す図である。
[図 11]図 10の X—X矢視断面図である。
[図 12]実施例 1に係るテープカセットのテープ送りローラを示す一部切欠正面図であ る。
[図 13]実施例 1に係るテープカセットのテープ送りローラを示す図で、テープサブ口 一ラが押圧された状態の断面図である。
[図 14]実施例 1に係るテープカセットのテープ送りローラを示す平面図である。
[図 15]実施例 1に係るテープ印字装置によって作成された印字済みラベル用テープ の側面図である。
[図 16]実施例 1に係るテープカセットのテープ排出口を示す要部拡大正面図である。
[図 17]実施例 1に係るテープ印字装置の制御構成を示すブロック図である。
[図 18]実施例 1に係るテープ印字装置のリード Zライトモジュール (RZWモジュール )の詳細機能を示す機能ブロック図である。
圆 19]実施例 1に係るテープ印字装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。
[図 20]実施例 1に係るテープカセットの無線タグ回路素子のメモリ部に記憶されるテ ープ印字装置の各モデルに対する印字制御情報が格納されたパラメータテーブル の一例を示す図である。
[図 21]実施例 1に係るテープカセットの無線タグ回路素子のメモリ部に記憶されるテ ープカセットに関する情報が格納されたカセット情報テーブルの一例を示す図である
[図 22]実施例 1に係るテープ印字装置の各モデル毎に搭載されるサーマルヘッドの 性能の一例を説明する図である。
圆 23]実施例 1に係るテープ印字装置の起動時に実行される印字制御パラメータ等 を設定する制御処理を示すフローチャートである。
[図 24]実施例 1に係るテープ印字装置の起動時に、液晶ディスプレイ 7に表示される 画面表示の一例を示す図で、モデル選択の画面表示である。 [図 25]実施例 1に係るテープ印字装置の起動時に、液晶ディスプレイ 7に表示される 画面表示の一例を示す図で、電源選択の画面表示である。
[図 26]実施例 1に係るテープ印字装置の印字済みラベル用テープを作成する印字 制御処理を示すメインフローチャートである。
[図 27]実施例 1に係るテープ印字装置の印字済みラベル用テープの 1枚作成時に実 行される印字データ入力処理を示すサブフローチャートである。
[図 28]実施例 1に係るテープ印字装置の印字済みラベル用テープの 1枚作成時に実 行される印字処理を示すサブフローチャートである。
[図 29]実施例 1に係るテープ印字装置の印字済みラベル用テープの複数枚連続作 成時に実行される連続印字データ入力処理を示すサブフローチャートである。
[図 30]実施例 1に係るテープ印字装置の印字済みラベル用テープの複数枚連続作 成時に実行される連続印字処理を示すサブフローチャートである。
[図 31]実施例 1に係るテープ印字装置の印字済みラベル用テープの複数枚連続作 成時に実行される連続印字処理を示すサブフローチャートである。
[図 32]実施例 1に係るテープ印字装置の印字済みラベル用テープの一例を模式的 に説明する図で、センサーマークと無線タグ回路素子との相対位置関係を模式的に 示す図である。
[図 33]実施例 1に係るテープ印字装置の印字済みラベル用テープの 1枚作成の一例 を模式的に説明する図で、待機状態の印字済みラベル用テープの状態を示す図で ある。
[図 34]図 33に続いて、印字済みラベル用テープを搬送後、印字開始時の印字済み ラベル用テープの状態を示す図である。
圆 35]図 34に続いて、印字開始位置力も距離 12搬送後、先端側カット動作時の印字 済みラベル用テープの状態を示す図である。
[図 36]図 35に続いて、無線タグ回路素子のメモリ部にデータを格納後、終端側カット 動作時の印字済みラベル用テープの状態を示す図である。
[図 37]実施例 1に係るテープ印字装置の印字済みラベル用テープの 3枚作成の一例 を模式的に説明する図で、 2枚目連続印刷時における 1枚目終端側カット動作時の 印字済みラベル用テープの状態を示す図である。
[図 38]図 37に続いて、 3枚目連続印刷時における 2枚目終端側カット動作時の印字 済みラベル用テープの状態を示す図である。
圆 39]図 38に続いて、 3枚目印刷終了時における終端側カット動作時の印字済みラ ベル用テープの状態を示す図である。
[図 40]実施例 2に係るテープカセットの両面粘着テープの基材テープの背面に印刷 されるセンサーマークと基材テープに内蔵される無線タグ回路素子との相対位置関 係を模式的に示す図である。
[図 41]実施例 2に係るテープ印字装置の印字済みラベル用テープを作成する印字 制御処理を示すメインフローチャートである。
[図 42]実施例 2に係るテープ印字装置の印字済みラベル用テープの作成時に実行 される印字データ入力処理 2を示すサブフローチャートである。
[図 43]実施例 2に係るテープ印字装置の印字済みラベル用テープの作成時に実行 される印字処理を示すサブフローチャートである。
[図 44]実施例 2に係るテープ印字装置の印字済みラベル用テープの作成時に実行 される印字処理を示すサブフローチャートである。
[図 45]実施例 2に係るテープ印字装置の印字済みラベル用テープの一例を模式的 に説明する図で、センサーマークと無線タグ回路素子との相対位置関係を模式的に 示す図である。
[図 46]実施例 2に係るテープ印字装置の印字済みラベル用テープの作成の一例を 模式的に説明する図で、待機状態の印字済みラベル用テープの状態を示す図であ る。
[図 47]図 46に続いて、印字済みラベル用テープを搬送後、印字開始時の印字済み ラベル用テープの状態を示す図である。
[図 48]図 47に続いて、印字開始位置カゝら距離 12搬送後、先端側カット動作時の印字 済みラベル用テープの状態を示す図である。
[図 49]図 48に続いて、無線タグ回路素子に情報を書き込み時の印字済みラベル用 テープの状態を示す図である。 [図 50]図 49に続いて、終端側カット動作時の印字済みラベル用テープの状態を示す 図である。
[図 51]実施例 3に係るテープカセットの無線タグ回路素子のメモリ部に記憶されるテ ープ印字装置の各モデルに対する印字制御情報が格納されたパラメータテーブル の一例を示す図である。
[図 52]実施例 3に係るテープカセットの無線タグ回路素子のメモリ部に記憶されるテ ープカセットに関する情報が格納されたカセット情報テーブルの一例を示す図である 圆 53]実施例 3に係るテープ印字装置の起動時に実行される印字制御パラメータ等 を設定する制御処理を示すフローチャートである。
[図 54]実施例 4に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着した 場合の無線タグ回路素子とアンテナとの相対位置関係を説明する側面図である。
[図 55]実施例 4に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着した 場合の無線タグ回路素子とアンテナとの相対位置関係を説明する平面図である。
[図 56]実施例 4に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着した 場合の無線タグ回路素子とアンテナとの相対位置関係を説明する側断面図である。
[図 57]実施例 4に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープ幅の広い他のテー プカセットを装着した場合の無線タグ回路素子とアンテナとの相対位置関係を説明 する側断面図である。
[図 58]実施例 5に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着した 状態でテープカセットの上ケースを取り外した場合の要部拡大平面図である。
[図 59]実施例 5に係るテープカセットの印字済み感熱テープに両面粘着テープが圧 着される状態を模式的に示す図である。
[図 60]実施例 5に係る印字済みラベル用テープの側面図である。
[図 61]実施例 5に係るテープカセットのテープ排出口を示す要部拡大正面図である。
[図 62]実施例 5に係る他の印字済みラベル用テープの側面図である。
[図 63]実施例 5に係る他のテープカセットのテープ排出口を示す要部拡大正面図で ある。 [図 64]実施例 6に係るテープカセットのテープ送りローラを示す正面図である。
[図 65]実施例 6に係るテープカセットのテープ送りローラを示す図で、テープサブ口 一ラが押圧された状態を模式的に示す一部切欠正面図である。
[図 66]実施例 7に係るテープカセットのテープ送りローラを示す正面図である。
[図 67]実施例 8に係るテープカセットのテープ送りローラにテープサブローラが押圧さ れた状態を模式的に示す一部切欠正面図である。
[図 68]実施例 9に係るテープカセットのテープ送りローラにテープサブローラが押圧さ れた状態を模式的に示す一部切欠正面図である。
[図 69]実施例 10に係るテープカセットのテープ送りローラにテープサブローラが押圧 された状態を模式的に示す一部切欠正面図である。
[図 70]実施例 11に係るテープカセットのテープ送りローラを示す正面図である。
[図 71]実施例 11に係るテープカセットのテープ送りローラを示す図で、テープサブ口 一ラが押圧された状態を模式的に示す断面図である。
[図 72]実施例 12に係るテープカセットの無線タグ回路素子のメモリ部に記憶されるテ ープ印字装置の各モデルに対する印字制御情報が格納されたプログラムテーブル の一例を示す図である。
[図 73]実施例 12に係るテープ印字装置の起動時に実行される印字制御プログラム 等を設定する制御処理を示すフローチャートである。
[図 74]実施例 13に係るテープカセットの無線タグ回路素子のメモリ部に記憶されるテ ープ印字装置の各モデルに対する印字制御情報が格納されたプログラムテーブル の一例を示す図である。
[図 75]実施例 13に係るテープ印字装置の起動時に実行される印字制御プログラム 等を設定する制御処理を示すフローチャートである。
[図 76]実施例 14に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着し た場合の有線タグ回路素子と接続コネクタとの相対位置関係を説明する側面図であ る。
[図 77]実施例 14に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着し た場合の有線タグ回路素子と接続コネクタとの相対位置関係を説明する平面図であ る。
[図 78]実施例 14に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着し た場合の有線タグ回路素子と接続コネクタとの相対位置関係を説明する側断面図で ある。
[図 79]実施例 14に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープ幅の広い他のテ ープカセットを装着した場合の有線タグ回路素子と接続コネクタとの相対位置関係を 説明する側断面図である。
[図 80]実施例 15に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着し た場合の無線タグ回路素子とアンテナとの相対位置関係を説明する側面図である。
[図 81]実施例 15に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着し た場合の無線タグ回路素子とアンテナとの相対位置関係を説明する平面図である。
[図 82]実施例 15に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着し た場合の無線タグ回路素子とアンテナとの相対位置関係を説明する側断面図である
[図 83]実施例 15に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープ幅の広 、他のテ ープカセットを装着した場合の無線タグ回路素子とアンテナとの相対位置関係を説 明する側断面図である。
符号の説明
1 テープ印字装置、 6 キーボード、 7 液晶ディスプレイ、 8 カセット収納部
8A 側壁部、 9 サーマルヘッド、 10 プラテンローラ、 11 テープサブローラ
14 テープ駆動ローラ軸、 15 リボン駆動軸、 16 ラベル排出口
21、 141、 151、 195 テープカセット、 24 外周側壁面
25、 32 無線タグ回路素子、 26、 33、 68 アンテナ
28 印字済みラベル用テープ、 27、 153 テープ排出口
30 カッターユニット、 35 反射型センサ、 45、 46 位置決めピン
47、 48 ピン孔、 49 空間部、 51 フィルムテープ、 52 インクリボン
53 両面粘着テープ
63、 161、 162、 165、 167、 170、 175 テープ送りローラ 65 センサーマーク、 67 IC回路部、 71、 163、 171 段差部
71A、 163A テーノ部、 72、 176 円筒部、 74、 172、 178 被覆部
76、 155、 156 凹部、 80 制御回路部、 81 CPU, 83 ROM
85 RAM, 84 フラッシュメモリ、 92 テープ送りモータ
93 リード/ライトモジユーノレ、 125 メモリ咅
131、 135 ノ ラメータテーブル、 132、 136 カセット隨テーブル
141A、 195A 底面部、 145、 146、 196、 197 位置決め孔
152 感熱テープ、 181、 182 プログラムテーブル
発明を実施するための最良の形態
[0024] 以下、本発明に係るテープカセット及びテープ印字装置について、具体化した実 施例 1乃至実施例 15に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
実施例 1
[0025] 先ず、実施例 1に係るテープ印字装置の概略構成について図 1乃至図 8に基づき 説明する。
図 1乃至図 3に示すように、実施例 1に係るテープ印字装置 1には、文書データから なるテキストを作成するための文字入力キー 2、テキスト等の印字を指令する印字キ 一 3、及び、改行指令や各種処理の実行、選択を指令するリターンキー 4、文字等の キャラクタを複数行に渡って表示する液晶ディスプレイ (LCD) 7上でカーソルを上下 、左右に移動させるカーソルキー 5等を設けたキーボード 6、及び、テープカセット 21 を収納するカセット収納部 8が収納カバー 13で覆われて配設されている。また、この キーボード 6の下側には、制御回路部が構成される制御基板 12が配設されている。 また、カセット収納部 8の左側面部には、印字されたテープが排出されるラベル排出 口 16が形成されている。また、該カセット収納部 8の右側面部には、電源アダプタが 取り付けられるアダプタ揷入口 17、及び不図示のパーソナルコンピュータと接続する ための USBケーブルが取り付けられるコネクタ 18が設けられている。
[0026] また、このカセット収納部 8には、サーマルヘッド 9と、このサーマルヘッド 9に対向す るプラテンローラ 10と、このプラテンローラ 10の下流側のテープサブローラ 11と、この テープサブローラ 11に対向する金属製のテープ駆動ローラ軸 14とが配置されて 、る 他に、更に、テープカセット 21内に収納されるインクリボンを送るリボン卷取軸 15等が 配置されている。
このサーマルヘッド 9は、正面視略縦長四角形の平板状で、前面の左端縁部には 、所定個数の各発熱素子 Rl〜Rn (nは、例えば、 128個又は 256個である。)が、該 左端縁部の辺に沿って一列に配列されて形成されている。また、該サーマルヘッド 9 は、メツキ鋼板やステンレス鋼板等により形成される正面視略四角形の放熱板 9Aの 前面の左端縁部に、各発熱素子 Rl〜Rnの配列方向が、該放熱板 9Aの左端縁部 の辺に平行になるように接着剤などによって固着されている。そして、該放熱板 9Aは 、各発熱素子 Rl〜Rnの配列方向力 テープカセット 21の開口部 22におけるフィル ムテープ 51 (図 4参照)の搬送方向に略直交するように、ビス止め等によってカセット 収納部 8の下側に取り付けられている。
[0027] また、リボン卷取軸 15は、後述のステッピングモータ等により構成されるテープ送り モータ 92 (図 17参照)から適宜の駆動機構を介して回転駆動される。また、テープ駆 動ローラ軸 14は、テープ送りモータ 92から適宜の伝達機構を介して回転駆動され、 後述する導電性榭脂製のテープ送りローラ 63 (図 4参照)を回転駆動する。
[0028] また、図 3及び図 4に示すように、カセット収納部 8に上方力 装着されるテープカセ ット 21の下ケース 23の外周側壁面 24には、この外周側壁面 24のテープカセット 21 の高さ方向中央位置に、該テープカセット 21に関する情報が記憶されている無線タ グ回路素子 25が配設されている。また、カセット収納部 8のこの無線タグ回路素子 25 に対向する側壁部 8Aには、この無線タグ回路素子 25との間で UHF帯等の高周波 を用いて無線通信により信号の送受を行うアンテナ 26が設けられている。
また、図 4に示すように、テープカセット 21のテープ排出口 27の近傍には、後述の ように所定タイミングで印字済みラベル用テープ 28を所定の長さに切断しラベル状 の無線タグラベル (詳細は後述)を生成するテープ切断装置としてのはさみ式カツタ 一ユニット 30が配置されている。このカッターユニット 30は、固定刃 30Aと、後述の切 断用モータ 54によって固定刃 30Aに対して作動して印字済みラベル用テープ 28を 切断する可動刃 30Bとから構成されている。
また、このカッターユニット 30のテープ排出方向下流側には、後述のように印字済 みラベル用テープ 28に設けられる無線タグ回路素子 32との間で UHF帯等の高周 波を用いて無線通信により信号の送受を行うアンテナ 33が設けられている。又、この アンテナ 33の印字済みラベル用テープ 28を挟んで反対側には、後述のように印字 済みラベル用テープ 28の背面部に印刷されたセンサマーク 65 (図 9参照)を光学的 に検出する反射型センサ 35が設けられて 、る。
[0029] また、図 3及び図 4に示すように、テープカセット 21は、上ケース 38と下ケース 23と を有する。このテープカセット 21には、被印字テープとしてのフィルムテープ 51を卷 回したテープスプール 54を回動可能に支持する支持孔 41、サーマルヘッド 9により フィルムテープ 51上に文字等を印字する際にリボンスプール 55からインクリボン 52を 引き出すとともに卷取るインクリボン卷取スプール 61を支持する支持孔 42、後述する ように剥離紙の背面側に所定ピッチでセンサーマーク 65が印刷されると共に基材テ ープ中に所定ピッチで無線タグ回路素子 32が予め設けられる両面粘着テープ 53の 剥離紙 53D (図 11参照)を外側に向けて卷回したテープスプール 56を回動可能に 支持する支持孔 43が形成されて ヽる。
尚、図 3中には、上ケース 38に形成された各支持孔 41、 42、 43のみしか図示され ていないが、下ケース 23についても同様に上ケース 38の各支持孔 41、 42、 43に対 向して支持孑し 41、 42、 43力形成されて!ヽる。
[0030] また、テープカセット 21には、図 6及び図 7に示すように、テープカセット 21をカセッ ト収納部 8に装着した際に、カセット収納部 8の底面部に同一高さ寸法に立設された 2つの位置決めピン 45、 46が揷嵌されて、この各位置決めピン 45、 46の上端部が 底面部に当接される各ピン孔 47、 48力 テープカセット 21の両面から上下対称とな るように設けられている。これにより、テープカセット 21は、フロントローデイング及びボ トムローデイングのいずれの場合においても、各位置決めピン 45、 46と各ピン孔 47、 48とを介して、カセット収納部 8内で適正に位置決めがされ得るものである。
[0031] また、図 4に示すように、テープカセット 21内には、透明テープ等力もなる被印字テ ープであるフィルムテープ 51、このフィルムテープ 51に印字を施すためのインクリボ ン 52、更には、印字がなされたフィルムテープ 51に裏貼りされる両面粘着テープ 53 を各々、テープスプーノレ 54、リボンスプーノレ 55、テープスプーノレ 56に卷回して、下 ケース 23の底面に立設されるカセットボス 58、リールボス 59、カセットボス 60に回転 可能に嵌挿して収納したものであり、更に、使用済みのインクリボン 52を巻き取るイン クリボン卷取スプール 61を備えている。
[0032] そして、前記リボンスプール 55に卷回され、このリボンスプール 55から引き出された 未使用インクリボン 52は、フィルムテープ 51と重ね合わされ、フィルムテープ 51と共 に開口部 22に入り、サーマルヘッド 9及びプラテンローラ 10の間を通過する。その後 、インクリボン 52は、フィルムテープ 51から引き離され、リボン卷取軸 15により回転駆 動されるインクリボン卷取スプール 61に至り、このインクリボン卷取スプール 61により 巻き取られる。
[0033] また、前記両面粘着テープ 53は、片面に剥離紙 53Dを重ね合わされた状態で、剥 離紙 53Dを外側にしてテープスプール 56に卷回されて収納されている。そして、こ のテープスプール 56から引き出された両面粘着テープ 53は、テープ送りローラ 63と テープサブローラ 11との間を通過し、剥離紙 53Dが重ね合わされない側の粘着面が フィルムテープ 51に圧着される。
[0034] これにより、前記テープスプール 54に卷回され、このテープスプール 54から引き出 されたフィルムテープ 51は、テープカセット 21のサーマルヘッド 9が挿入される開口 部 22を通過する。その後、印字されたフィルムテープ 51は、テープカセット 21の片 側下方部(図 4中、左下側部)に回転自在に設けられ、テープ送りモータ 92の駆動を 受けて回転するテープ送りローラ 63と、このテープ送りローラ 63に対向配置されるテ ープサブローラ 11との間を通過して、テープ排出口 27からテープカセット 21の外部 に送り出されて、カツタユニット 30、アンテナ 33及び反射型センサ 35を経てテープ印 字装置 1のラベル排出口 16より排出される。この場合、両面粘着テープ 53は、フィル ムテープ 51に対してテープ送りローラ 63及びテープサブローラ 11によって圧着され る。
[0035] 次に、テープカセット 21をカセット収納部 8に装着した場合の無線タグ回路素子 25 とアンテナ 26との相対位置関係について図 5乃至図 8に基づいて説明する。
図 5乃至図 7に示すように、テープカセット 21をカセット収納部 8に装着した際に、力 セット収納部 8の底面部に同一高さ寸法に立設された各位置決めピン 45、 46が揷嵌 されて、この各位置決めピン 45、 46の上端部が底面部に当接される各ピン孔 47、 4 8が、テープカセット 21の両面力も上下対称となるように設けられている。また、この各 ピン孔 47、 48の底面部は、テープカセット 21の高さ方向の中央位置から距離 H2の 位置に設けられている。また、無線タグ回路素子 25は、テープカセット 21の外周側 壁面 24の該テープカセット 21の高さ方向の中央位置に位置するように設けられてい る。一方、カセット収納部 8の側壁部 8Aに設けられるアンテナ 26は、各位置決めピン 45、 46の上端部から高さ方向の距離 H2の位置で、且つ、無線タグ回路素子 25に 対向する位置に配置されている。また、テープカセット 21をカセット収納部 8に装着し た場合には、このテープカセット 21の外周側壁面 24とカセット収納部 8の側壁部 8A との間には狭い隙間(例えば、約 0. 3mn!〜 3mmの隙間である。)の空間部 49が形 成され、対向配置されたアンテナ 26と無線タグ回路素子 25との送受信を妨げる導電 性材料の板部材等は配置されて 、な 、ため、アンテナ 26と無線タグ回路素子 25と の良好な送受信を行うことができる。
[0036] また、図 8に示すように、テープ幅の異なる(例えば、テープ幅 24mmである。)テ一 プカセット 21の場合にも、図 7に示すテープカセット 21 (例えば、テープ幅 12mmで ある。)と同様に、各位置決めピン 45、 46の上端部が底面部に当接される各ピン孔 4 7、 48を設け、この各ピン孔 47、 48の底面部を、テープカセット 21の高さ方向の中央 位置力も距離 H2の位置に形成する。そして、このテープカセット 21の外周側壁面 24 のテープカセット 21の高さ方向の中央位置で、アンテナ 26に対向する位置に無線タ グ回路素子 25を配置する。これにより、テープ幅の異なる(例えば、テープ幅 24mm である。)テープカセット 21をカセット収納部 8に装着した場合にも、テープカセット 21 の外周側壁面 24とカセット収納部 8の側壁部 8Aとの間には狭い隙間(例えば、約 0. 3mn!〜 3mmの隙間である。)の空間部 49が形成され、対向配置されたアンテナ 26 と無線タグ回路素子 25との送受信を妨げる導電性材料の板部材等は配置されてい ないため、アンテナ 26と無線タグ回路素子 25との良好な送受信を行うことができる。
[0037] 尚、テープカセット 21の下ケース 23又は上ケース 38の一方に各ピン孔 47、 48が 設けられる場合には、無線タグ回路素子 25を、テープカセット 21の高さ方向の中央 位置力も所定距離オフセットして配置すると共に、アンテナ 26をテープカセット 21の 高さ方向の中央位置力も所定距離オフセットして、該無線タグ回路素子 26に対向す るように配置してもよい。これにより、テープカセット 21をカセット収納部 8に装着した 場合にも、テープカセット 21の外周側壁面 24とカセット収納部 8の側壁部 8Aとの間 には狭い隙間(例えば、約 0. 3mm〜3mmの隙間である。)の空間部 49が形成され 、対向配置されたアンテナ 26と無線タグ回路素子 25との送受信を妨げる導電性材 料の板部材等は配置されていないため、アンテナ 26と無線タグ回路素子 25との良 好な送受信を行うことができる。
[0038] 次に、両面粘着テープ 53の剥離紙の背面部に印刷されるセンサーマークと無線タ グ回路素子 32の位置関係について図 9及び図 10に基づいて説明する。
図 9及び図 10に示すように、両面粘着テープ 53の剥離紙の背面部には、テープ幅 方向に長い正面視細長四角形の各センサーマーク 65力 テープ幅方向の中心線に 対して垂直且つ対称にテープ搬送方向に沿って所定ピッチ Lで予め印刷されて 、る 。また、両面粘着テープ 53は、テープ幅方向の中心線上の各センサーマーク 65の 間に、各センサーマーク 65からテープ排出方向(矢印 A1方向)の距離 11に等しい位 置に、各無線タグ回路素子 32が配置されている。このため、両面粘着テープ 53は各 無線タグ回路素子 32が、テープ幅方向の中心線上に、テープ搬送方向に沿って所 定ピッチ Lで予め搭載されている。尚、テープ幅が異なっても、各無線タグ回路素子 32はテープ幅方向の中心線上に配置されて 、る。
一方、アンテナ 33及び反射型センサ 35とカッターユニット 30とは、テープ搬送方向 に、距離 11離間して配置されている。また、カッターユニット 30とサーマルヘッド 9とは 、テープ搬送方向に距離 12離間して配置されている。
[0039] 従って、印字済みラベル用テープ 28のセンサーマーク 65が、アンテナ 33及び反 射型センサ 35に対向する位置に達した場合には、このセンサーマーク 65からテープ カセット 21側、即ち搬送方向上流側のテープ長さ 11の位置にカッターユニット 30が 対向することとなる。また、このセンサーマーク 65から搬送方向上流側のテープ長さ( 11 +12)の位置にサーマルヘッド 9が位置し、インクリボン 52に重ね合わされたフィル ムテープ 51に対向することとなる。また、印字済みラベル用テープ 28の無線タグ回 路素子 32が、アンテナ 33及び反射型センサ 35に対向する位置に達した場合には、 センサーマーク 65のテープ排出方向(矢印 Al方向)側の側端縁部がカッターュ-ッ 卜 30〖こ対向することとなる。
[0040] ここで、印字済みラベル用テープ 28の概略構成について図 11に基づいて説明す る。
図 11に示すように、印字済みラベル用テープ 28は、 4層構造の両面粘着テープ 5 3とフィルムテープ 51とが貼り合わされて構成されて!、る。
このフィルムテープ 51の裏面には、所定の文字、記号、バーコード等力もなる所定 の印字が印刷 (但し裏面力 印刷するので印刷側力 見て鏡面対称の文字等を印 刷している)されている。
また、両面粘着テープ 53の層は、図 11中上側よりその反対側へ向力 て、粘着層 53A、 PET (ポリエチレンテレフタラート)等から成る色付きのベースフィルム 53B、無 線タグ回路素子 32を貼り付け対象に貼り付けるための粘着材を備えた粘着層 53C、 この粘着層 53Cの貼り付け側を覆う剥離紙 53Dの順序で積層され構成されている。
[0041] また、ベースフィルム 53Bの裏側(図 11中下側)には、情報を記憶する IC回路部 6 7力 上述のように所定ピッチ Lで一体的に設けられており、該ベースフィルム 53Bの 裏側の表面には IC回路部 67に接続され情報の送受信を行うアンテナ (IC回路側ァ ンテナ) 68が形成されており、これら IC回路部 67及びアンテナ 68によって無線タグ 回路素子 32が構成されて ヽる(上記無線タグ回路素子 25も同様に構成されて!ヽる。
) o
また、ベースフィルム 53Bの表側(図 11中上側)には、フィルムテープ 51を接着す るための粘着層 53Aが形成され、またベースフィルム 53Bの裏側には、粘着層 53C によって剥離紙 53Dがベースフィルム 53Bに接着されている。
また、剥離紙 53Dは、最終的にラベル状に完成し印字済みラベル用テープ 28が所 定の商品等に貼り付けられる際に、これを剥がすことで粘着層 53Cにより当該商品等 に接着できるようにしたものである。また剥離紙 53Dの裏面には、上述のように各セン サーマーク 65が所定ピッチ Lで予め印刷されている。
[0042] 次に、テープ送りローラ 63の概略構成について図 12乃至図 14に基づいて説明す る。 図 12乃至図 14に示すように、導電性のプラスチック材料で形成されるテープ送り口 ーラ 63は、軸方向中央部に所定幅寸法だけ少し細くなつた段差部 71が形成され、こ の段差部 71の軸方向両端縁部にテーパ状の各テーパ部 71Aが形成された略円筒 状の円筒部 72と、この円筒部 72の内壁から中心に向かって放射状に形成された複 数の駆動リブ 73と、段差部 71及び両テーパ部 71Aの外周部に卷回されて円筒部 7 2の外周径にほぼ等しい外周径を有する略リング状の導電性スポンジや導電性ゴム 等の導電性弾性部材で形成される被覆部 74とから構成されている。
ここに、各駆動リブ 73は、円筒部 72の上下方向の中央位置(図 13中破線 Mにて示 す)に関して上下対称形となるように、中心位置 Mの両側でそれぞれ複数個が形成 されている。また、各駆動リブ 73には、テープ印字装置 1のカセット収納部 8に配設さ れたテープ駆動ローラ軸 14のカム部材 76 (図 3参照)が係合され、テープ送りローラ 63はテープ駆動ローラ軸 14の回動に従ってそのカム部材 76と各駆動リブ 73との協 働により回転される。尚、各駆動リブ 73は軸方向中心位置 Mで、金属製のテープ駆 動ローラ軸 14に接触する。このテープ駆動ローラ軸 14は、メカ部分を構成する金属 製又は導電性榭脂のフレーム (不図示)に連結しており、テープ送りローラ 63と同電 位になっている。このフレームは電源回路部のグランドに接地されており、静電気を 防ぐことができる。これにより、無線タグ回路素子 32の静電気破壊を防止することが 可能となる。
これにより、テープ送りローラ 63は、テープサブローラ 11との協働作用により、両面 粘着テープ 53を印字されたフィルムテープ 51に接着して印字済みラベル用テープ 2 8を作成するとともに、この印字済みラベル用テープ 28をテープ排出口 27からテー プカセット 21の外方へ送る送り動作を行うものである。また、テープ送りローラ 63の軸 方向中央部は、軸方向両端縁部にテーパ部 71Aが形成される段差部 71が設けられ 、この段差部 71に弾性部材で形成される被覆部 74が卷回されているため、印字済 みラベル用テープ 28の無線タグ回路素子 32が設けられる部分がテープサブローラ 11に当接した場合には、被覆部 74の無線タグ回路素子 32の部分が当接するテー プ送りローラ 63の外周部が内側に凹み、該無線タグ回路素子 32が破壊されるの防 止することができると共に、円筒部 72及び被覆部 74とテープサブローラ 11との協働 により印字済みラベル用テープ 28の全面を押圧して確実に接着することができる。 また、各駆動リブ 73は、中央位置 Mの両側で上下対称に設けられていることから、 テープ送りローラ 63の下方力もテープ駆動ローラ軸 14が挿入されるフロントローディ ングの場合、及び、テープ送りローラ 63の上方力もテープ駆動ローラ軸 14が挿入さ れるボトムローデイングの場合のいずれにおいても、テープ駆動ローラ軸 14のカム部 材 76は各駆動リブ 73に係合され得るものである。
[0044] 次に、テープカセット 21のテープ排出口 27の構成について図 15及び図 16に基づ いて説明する。
図 16に示すように、印字済みラベル用テープ 28がテープカセット 21の外方へ排出 されるテープ排出口 27は、この印字済みラベル用テープ 28が通る正面視縦長のスリ ット状に形成されると共に、テープ幅方向中央部分に対向する両側縁部が高さ方向( 図 16中、上下方向)所定幅寸法で外側方向に切り欠かれて、各凹部 76、 76が形成 されている。これにより、図 15に示すように、印字済みラベル用テープ 28の無線タグ 回路素子 32が配置される部分が外側方向に突出した場合においても、この印字済 みラベル用テープ 28をテープカセット 21の外方に排出するときに、テープ排出口 27 で引っ掛力ることを防止できるため、スリット幅を容易に狭くすることができ、印字済み ラベル用テープ 28をスムーズに排出することができる。
[0045] 次に、テープ印字装置 1の制御構成について図 17に基づいて説明する。
図 17に示すように、テープ印字装置 1の制御基板 12上に形成される制御回路部 8 0は、 CPU81、 CG (キャラクタジェネレータ) ROM82、 ROM83、フラッシュメモリ(E EPROM) 84、 RAM85、入出力インターフェース(iZF) 86、及び通信用インターフ エース(I/F) 87等を備えている。また、 CPU81、 CGROM82、 ROM83、フラッシ ュメモリ 84、 RAM85、入出力インターフェース(iZF) 86、及び通信用インターフエ ース (IZF) 87は、ノ ス線 88により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行 われる。
[0046] ここに、 CGROM82には各キャラクタに対応するドットパターンデータが記憶されて おり、ドットパターンデータが CGROM82から読み出され、そのドットパターンデータ に基づいて液晶ディスプレイ (LCD) 7上にドットパターンが表示される。 また、 ROM83には、各種のプログラムを記憶させておくものであり、後述のようにテ ープカセット 21の無線タグ回路素子 25からテープカセット 21に関する情報を読み出 し、印字条件を設定する処理プログラムや、印字済みラベル用テープ 28の無線タグ 回路素子 32に所定情報を書き込み、その後、この印字済みラベル用テープ 28を切 断する処理プログラム等が予め格納されて 、る。
[0047] そして、 CPU81は力かる ROM83に記憶されている各種のプログラムに基づいて 各種の演算を行なうものである。また、 ROM83には、アルファベット文字や数字、記 号等のキャラクタを印字するための多数のキャラクタの各々に関して、印字用ドットパ ターンデータが、書体 (ゴシック系書体、明朝体書体等)毎に分類され、各書体毎に 複数種類(16、 24、 32、 48等のドットサイズ)の印字文字サイズ分、コードデータに 対応させて格納されている。また、階調表現を含むグラフィック画像を印字するため のグラフィックパターンデータも記憶されている。また、この ROM83には、キーボード 6から入力された文字や数字等のキャラクタのコードデータに対応させて液晶ディス プレイコントローラ (LCDC) 94を制御する表示駆動制御プログラム、印字バッファ 85 Aのデータを読み出してサーマルヘッド 9やテープ送りモータ 92を駆動する印字駆 動制御プログラム等、その他テープ印字装置 1の制御上必要な各種のプログラムが 格納されている。
また、フラッシュメモリ 84は、テープカセット 21の無線タグ回路素子 25からリード/ ライトモジュール 93を介して読み込んだ情報データや、コネクタ 18を介して外部のコ ンピュータ装置力 受信した印字データや各種図柄データのドットパターンデータ等 に登録番号を付して記憶するものであり、テープ印字装置 1の電源をオフしてもこれ らの記憶内容を保持して 、る。
[0048] また、 RAM85は、 CPU81により演算された各種の演算結果を一時的に記憶させ ておくためのものである。また、 RAM85には、印字バッファ 85A、編集入力領域 85 B、表示画像バッファ 85C、ワーク領域 85D等の各種のメモリ領域が設けられている 。この印字バッファ 85Aには、複数の文字や記号等の印字用ドットパターンや各ドット の形成エネルギ量である印加パルス数等がドットパターンデータとして格納され、サ 一マルヘッド 9は力かる印字バッファ 85Aに記憶されているドットパターンデータに従 つてドット印字を行う。また、編集入力領域 85Bには、キーボード 6から入力された文 書データ等のラベルデータとしての編集テキストが格納される。また、表示画像バッフ ァ 85Cには、液晶ディスプレイ 7に表示されるグラフィックデータ等が格納される。
[0049] また、入出力 IZF86には、キーボード 6、反射型センサ 35と、各無線タグ回路素子 25、 32の情報を読み出し '書き込むリード Zライトモジュール (RZWモジュール) 93 、液晶ディスプレイ (LCD) 7に表示データを出力する為のビデオ RAMを有するディ スプレイコントローラ(LCDC) 94と、サーマルヘッド 9を駆動する為の駆動回路 91と、 テープ送りモータ 92を駆動する為の駆動回路 95と、切断用モータ 96を駆動する為 の駆動回路 97とが夫々接続されて!、る。
また、通信用 IZF87は、例えば、 USB (Universal Serial Bus)等から構成され、外 部のコンピュータ装置と USBケーブル等によって接続され、双方向データ通信が可 會 こなっている。
よって、キーボード 6の文字キーを介して文字等が入力された場合、そのテキスト( 文書データ)が編集入力領域 85Bに順次記憶されていくとともに、ドットパターン発生 制御プログラム及び表示駆動制御プログラムに基づいてキーボード 6を介して入力さ れた文字等に対応するドットパターンが液晶ディスプレイ (LCD) 7上に表示される。 また、サーマルヘッド 9は駆動回路 91を介して駆動され、印字バッファ領域 85Aに記 憶されたドットパターンデータの印字を行い、これと同期してテープ送りモータ 92が 駆動回路 95を介してテープの送り制御を行うものである。また、外部のコンピュータ 装置力も通信用 IZF87を介して入力された印字データを編集入力領域 85Bが順次 記憶し、ドットパターン発生制御プログラムに基づ 、て印字バッファ領域 85Aにドット パターンデータとして記憶されて、サーマルヘッド 9を介してフィルムテープ 51に印字 される。
[0050] 次に、リード Zライトモジュール (RZWモジュール) 93の機能構成について図 18に 基づいて説明する。
図 18に示すように、リード Zライトモジュール 93は、制御回路 100より切り替えられ るアンテナスィッチ (切替)回路 101と、このアンテナスィッチ回路 101を経て各アンテ ナ 26、 33を介し各無線タグ回路素子 25、 32に対して信号を送信する送信部 102と 、各アンテナ 26、 33により受信された各無線タグ回路素子 25、 32からの反射波を入 力する受信部 103と、送受分離器 104とから構成される。
このアンテナスィッチ回路 101は、周知の高周波用 FETやダイオードを用いたスィ ツチ回路であり、制御回路 100からの選択信号によりアンテナ 26、 33のいずれかを 送受分離器 104に接続するものである。
[0051] また、送信部 102は、各無線タグ回路素子 25、 32の IC回路部 67の無線タグ情報 にアクセスする (読み取り Z書き込みを行う)ための搬送波を発生させる水晶振動子 1 05、 PLL (Phase Locked Loop) 106、及び VCO (Voltage Controlled Oscillator) 10 7と、各無線タグ回路素子 25、 32から読み出された信号を処理するための信号処理 回路 111から供給される信号に基づ!、て上記発生させられた搬送波を変調 (この例 では信号処理回路 110からの「TX— ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算 回路 108 (但し振幅変調の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信 乗算回路 108により変調された変調波を増幅 (この例では制御回路 100からの「TX —PWR」信号によって増幅率を決定される増幅)する送信アンプ 109とを備えている 。そして、上記発生される搬送波は、好適には UHF帯の周波数を用いており、上記 送信アンプ 109の出力は、送受分離器 104を介してアンテナ 26、 33のいずれかに 伝達されて無線タグ回路素子 25、 32の IC回路部 67に供給される。
[0052] 受信部 103は、アンテナ 26、 33により受信された無線タグ回路素子 25、 32からの 反射波と上記発生させられた搬送波とを掛け合わせる受信第 1乗算回路 111と、そ の受信第 1乗算回路 111の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第 1バ ンドパスフィルタ 112と、この第 1バンドパスフィルタ 112の出力を増幅して第 1リミッタ 113に供給する受信第 1アンプ 114と、上記アンテナ 26、 33により受信された無線タ グ回路素子 25、 32からの反射波と上記発生された後に位相が 90° ずらされた搬送 波とを掛け合わせる受信第 2乗算回路 115と、その受信第 2乗算回路 115の出力か ら必要な帯域の信号のみを取り出すための第 2バンドパスフィルタ 116と、この第 2バ ンドパスフィルタ 116の出力を入力するとともに増幅して第 2リミッタ 117に供給する受 信第 2アンプ 118とを備えている。そして、上記第 1リミッタ 113から出力される信号「R XS— I」及び第 2リミッタ 117から出力される信号「RXS— Q」は、上記信号処理回路 110に入力されて処理される。
また、受信第 1アンプ 114及び受信第 2アンプ 118の出力は、 RSSI (Received Sig nal Strength Indicator)回路 119にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「R SSI」が信号処理回路 110に入力されるようになっている。このようにして、実施例 1の リード Zライトモジュール 93では、 I— Q直交復調によって無線タグ回路素子 25、 32 からの反射波の復調が行われる。
[0053] 次に、無線タグ回路素子 25、 32の機能構成について図 19に基づいて説明する。
尚、無線タグ回路素子 25と無線タグ回路素子 32との機能構成はほぼ同じ構成のた め、無線タグ回路素子 32の機能構成について説明する。
図 19に示すように、無線タグ回路素子 32は、リード Zライトモジュール 93側のアン テナ 33と UHF帯等の高周波を用いて非接触で信号の送受信を行う上記アンテナ (I C回路側アンテナ) 68と、このアンテナ 68に接続された上記 IC回路部 67とを有して いる。
IC回路部 67は、アンテナ 68により受信された搬送波を整流する整流部 121と、こ の整流部 121により整流された搬送波のエネルギを蓄積し駆動電源とするための電 源部 122と、上記アンテナ 68により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制 御部 123に供給するクロック抽出部 124と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶 手段として機能するメモリ部 125と、上記アンテナ 68に接続された変復調部 126と、 上記整流部 121、クロック抽出部 124、及び変復調部 126等を介して無線タグ回路 素子 32の作動を制御するための上記制御部 123とを備えている。
[0054] 変復調部 126は、アンテナ 68により受信されたリード Zライトモジュール 93のアンテ ナ 33からの無線通信信号の復調を行うと共に、制御部 123からの応答信号に基づき 、アンテナ 68より受信された搬送波を変調反射する。
制御部 123は、変復調部 126により復調された受信信号を解釈し、メモリ部 125〖こ ぉ 、て記憶された情報信号に基づ 、て返信信号を生成し、この変復調部 126により 返信する制御等の基本的な制御を実行する。
なお、詳細な図示を省略する力 テープカセット 21に設けられる無線タグ回路素子 25についても、上記無線タグ回路素子 32と同様の構造であって、 IC回路部 67 (図 示せず)及びアンテナ 68 (図示せず)等が備えられて 、る。
[0055] 次に、テープカセット 21に備えられた無線タグ回路素子 25のメモリ部 125に記憶さ れる情報の一例について図 20乃至図 22に基づいて説明する。
図 20に示すように、テープカセット 21に備えられた無線タグ回路素子 25のメモリ部 125には、テープ印字装置 1の各モデル A〜Cに対する該テープカセット 21に収納 されるフィルムテープ 51へ印字するための印字制御情報が格納されたパラメータテ 一ブル 131が記憶されて!、る。
このパラメータテーブル 131は、テープ印字装置 1の各モデルを表す「モデル名」と 、この各「モデル名」に対応する「駆動電源」と、この各「駆動電源」に対する「印字制 御パラメータ」とから構成されて 、る。
また、各「モデル名」には「モデル A」、「モデル B」、「モデル C」が格納されて!、る。 また、「モデル A」〜「モデル C」の「駆動電源」には、「乾電池」、「ACアダプター」、「 AC電源」がそれぞれ格納されて!ヽる。
[0056] そして、「モデル A」の「乾電池」に対する印字制御パラメータとして「パラメータ Al」 、「ACアダプター」に対する印字制御パラメータとして「パラメータ Bl」、「AC電源」に 対する印字制御パラメータとして「パラメータ Cl」が格納されている。また、「モデル B 」の「乾電池」に対する印字制御パラメータとして「パラメータ A2」、「ACアダプター」 に対する印字制御パラメータとして「パラメータ B2」、「AC電源」に対する印字制御パ ラメータとして「パラメータ C2」が格納されて 、る。また、「モデル C」の「乾電池」に対 する印字制御パラメータとして「パラメータ A3」、「ACアダプター」に対する印字制御 ノ ラメータとして「パラメータ B3」、「AC電源」に対する印字制御パラメータとして「パラ メータ C3」が格納されて!、る。
尚、テープ印字装置 1の各モデル A〜Cに搭載されるサーマルヘッド 9等の性能は 異なっている。例えば、図 22に示すように、「モデル A」に搭載されるサーマルヘッド 9の「ヘッド解像度」は、「360dpi」であり、「ヘッドサイズ」は、「256ドット」である。また 、「モデル B」に搭載されるサーマルヘッド 9の「ヘッド解像度」は、「180dpi」であり、「 ヘッドサイズ」は、「256ドット」である。また、「モデル C」に搭載されるサーマルヘッド 9 の「ヘッド解像度」は、「270dpi」であり、「ヘッドサイズ」は、「128ドット」である。 また、印字制御パラメータには、テープカセット 21に搭載されたフィルムテープ 51 に印字を行うために、「駆動電源」の「乾電池」、「ACアダプター」、「AC電源」のそれ ぞれに対応したサーマルヘッド 9の各発熱素子への通電をコントロールするための印 字制御情報が含まれている。
[0057] また、図 21に示すように、テープカセット 21に備えられた無線タグ回路素子 25のメ モリ部 125には、このテープカセット 21に収納されたフィルムテープ 51の種類等に関 するカセット情報が格納されたカセット情報テーブル 132が記憶されている。
このカセット情報テーブル 132は、フィルムテープ 51及び両面粘着テープ 53のテ 一プ幅を表す「テープ幅」と、フィルムテープ 51のテープ種類を表す「テープ種類」と 、フィルムテープ 51の全長寸法を表す「テープ長さ」、両面粘着テープ 53に搭載され る無線タグ回路素子 32の所定ピッチ長を表す「ICチップのピッチ長 L」と、インクリボ ン 52の種類を表す「インクリボンの種類」と、インクリボン 52の色を表す「インクリボン の色」と力 構成されて 、る。
また、一例として、「テープ幅」には「6mm」、「テープ種類」には「ラミネートテープ」 、「テープ長さ」には「8m」、「ICチップのピッチ長 L」には「50mm」、「インクリボンの 種類」には「ラミネート用」、「インクリボンの色」には「黒」が格納されて!、る。
[0058] 尚、実施例 1では、テープカセット 21に収納されるフィルムテープ 51の「テープ幅」 の種類は、 3. 5mm、 6mm、 9mm、 12mm, 18mm, 24mm, 36mm, 48mmの 8 種類である。また、テープカセット 21に収納されるフィルムテープ 51の「テープ種類」 の種類は、ラミネートテープ、レタリングテープ、レセプターテープ、感熱テープ、布テ ープ、アイロン転写テープの 6種類である。また、テープカセット 21に収納されるフィ ルムテープ 51の「テープ長さ」の種類は、 5m、 8m、 16mの 3種類である。また、また 、テープカセット 21に収納される両面粘着テープ 53に搭載される無線タグ回路素子 32の所定ピッチ長を表す「ICチップのピッチ長 L」の種類は、 30mm、 50mm, 80m m、 100mmの 4種類である。また、テープカセット 21に収納されるインクリボン 52の 種類を表す「インクリボンの種類」の種類は、ラミネート用、レタリング用、レセプター用 、布テープ用、布転写用、高速印刷用、高精細印刷用の 7種類である。また、テープ カセット 21に収納されるインクリボン 52の色を表す「インクリボンの色」の種類は、黒、 赤、青、緑、カラー印刷用のイェローとマゼンダとシアンとの 3色、カラー印刷用のィ エローとマゼンダとシアンと黒との 4色の 6種類である。
[0059] 次に、このように構成されたテープ印字装置 1の起動時に実行される印字制御パラ メータ等を設定する制御処理について図 23乃至図 25に基づいて説明する。
図 23に示すように、先ず、ステップ (以下、 Sと略記する) 1において、テープ印字装 置 1の CPU81は、起動時にリード Zライトモジュール 93を介してテープカセット 21に 備えられた無線タグ回路素子 25から該無線タグ回路素子 25のメモリ部 125に記憶さ れるパラメータテーブル 131の「モデル名」と各「モデル名」に対応する「駆動電源」の 電源種類を読み込み、 RAM85に記憶する。
そして、 S2において、 CPU81は、液晶ディスプレイ 7に当該テープ印字装置 1のモ デル名の選択を要求する旨の表示をすると共に、この液晶ディスプレイ 7に RAM85 に記憶したパラメータテーブル 131の印字制御情報から「モデル名」を読み出して、 表示後、モデル名が選択されるのを待つ。
例えば、図 24に示すように、液晶ディスプレイ 7の上段部に「お使いのモデル名を 選択して下さい。」と表示する。そして、液晶ディスプレイ 7の下段部に、番号「1.」に 続けて「モデル A」、番号「2.」に続けて「モデル B」、番号「3.」に続けて「モデル C」 を表示し、キーボード 6を介して 1〜3のいずれかの数字キーが押下されるのを待つ。
[0060] 続いて、 S3において、 CPU81は、キーボード 6を介してモデル名が選択された場 合には、この選択されたモデル名を RAM85に記憶する。
そしてまた、 S4において、 CPU81は、液晶ディスプレイ 7に当該テープ印字装置 1 の駆動電源の種類の選択を要求する旨の表示をする。また、それと同時に、 CPU81 は、 S3において記憶したモデル名を RAM85から再度読み出し、この「モデル名」に 対応する「駆動電源」の種類を RAM85から読み出して、液晶ディスプレイ 7に表示 後、駆動電源が選択されるのを待つ。
例えば、図 25に示すように、「モデル A」が選択された場合には、液晶ディスプレイ 7の上段部に「お使いの電源を選択して下さい。」と表示する。そして、液晶ディスプ レイ 7の下段部に、番号「1.」に続けて「AC電源」、番号「2.」に続けて「専用 ACァ ダプター」、番号「3.」に続けて「乾電池」を表示し、キーボード 6を介して 1〜3のい ずれかの数字キーが押下されるのを待つ。
[0061] そして、 S5において、 CPU81は、キーボード 6を介して駆動電源が選択された場 合には、この選択された電源の種類を RAM85に記憶する。
続いて、 S6において、 CPU81は、 RAM85に記憶したモデル名と駆動電源の種 類とを読み出し、このモデル名と駆動電源の種類とに該当する印字制御パラメータを 、リード/ライトモジュール 93を介して無線タグ回路素子 25のメモリ部 125に記憶さ れるパラメータテーブル 131の印字制御情報力も読み出し、当該駆動条件に対応す るテープカセット 21の印字制御パラメータとして RAM85に記憶する。
例えば、 RAM85に記憶したモデル名と駆動電源の種類と力 「モデル A」と「乾電 池」の場合には、無線タグ回路素子 25のメモリ部 125に記憶されるパラメータテープ ル 131の印字制御情報から「パラメータ Al」を読み出し、 RAM85にテープカセット 2 1の印字制御パラメータとして記憶する。また、 RAM85に記憶したモデル名と駆動 電源の種類とが、「モデル B」WACアダプター」の場合には、無線タグ回路素子 25 のメモリ部 125に記憶されるパラメータテーブル 131の印字制御情報から「パラメータ B2」を読み出し、 RAM85にテープカセット 21の印字制御パラメータとして記憶する
[0062] そしてまた、 S7において、 CPU81は、 RAM85から当該駆動条件に対応するテー プカセット 21の印字制御パラメータを読み出し、この印字制御パラメータが ROM83 又はフラッシュメモリ 84に記憶されている力否かを判定する判定処理を実行する。 そして、 RAM85から読み出したテープカセット 21の印字制御パラメータが ROM8 3又はフラッシュメモリ 84に記憶されていない場合には(S7 :NO)、 S8において、 CP U81は、この印字制御パラメータのパラメータデータをリード Zライトモジュール 93を 介して無線タグ回路素子 25のメモリ部 125に記憶されるパラメータテーブル 131から 読み出し、当該テープカセット 21の印字制御パラメータのパラメータデータとしてフラ ッシュメモリ 84に記憶する。
その後、 S9において、 CPU81は、当該テープカセット 21の印字制御パラメータ のパラメータデータを ROM83又はフラッシュメモリ 84から読み出して、印字制御を 実行後、当該処理を終了する。 一方、 RAM85から読み出したテープカセット 21の印字制御パラメータカ¾OM83 又はフラッシュメモリ 84に記憶されている場合には(S7 : YES)、 S9において、 CPU 81は、当該テープカセット 21の印字制御パラメータのパラメータデータを ROM83又 はフラッシュメモリ 84から読み出して、印字制御を実行後、当該処理を終了する。
[0063] 次に、印字済みラベル用テープ 28を作成する印字制御処理について図 26乃至図 39に基づいて説明する。
図 26に示すように、先ず、 S11において、テープ印字装置 1の CPU81は、リード Z ライトモジュール 93を介してテープカセット 21の無線タグ回路素子 25のメモリ部 125 に記憶されるカセット情報テーブル 132に格納される当該テープカセット 21に収納さ れたフィルムテープ 51の種類等に関するカセット情報を読み出して、 RAM85に記 憶する。
例えば、 CPU81は、リード/ライトモジュール 93を介して無線タグ回路素子 25から 「テープ幅」のデータとして「6mm」、「テープ種類」のデータとして「ラミネートテープ」 、「テープ長さ」のデータとして「8m」、「ICチップのピッチ長 L」のデータとして「50m m」、「インクリボンの種類」のデータとして「ラミネート用」、「インクリボンの色」のデータ として「黒」の各データを読み出して、 RAM85に記憶する。
[0064] そして、 S12において、 CPU81は、液晶ディスプレイ 7に印字済みラベル用テープ 28の作成枚数、即ち、無線タグ回路素子 32付き印字済みラベル用テープ 28の印刷 毎数の入力を要求する旨の表示をし、キーボード 6を介して印刷毎数が入力されるの を待つ。
例えば、液晶ディスプレイ 7の上段部に「印刷枚数を入力して下さい。」と表示する。 そして、液晶ディスプレイ 7の下段部に、「?枚」と表示し、キーボード 6を介して数字 が入力されるのを待つ。
続いて、 S13において、 CPU81は、キーボード 6を介して印刷枚数が入力された 場合には、この入力された印刷枚数を液晶ディスプレイ 7に表示すると共に、 RAM8 5に記憶する。
[0065] そしてまた、 S14において、 CPU81は、 RAM85から再度印刷枚数を読み出し、 2 枚以上か否かを判定する判定処理を実行する。そして、 RAM85から読み出した印 刷枚数が「1枚」の場合には(S14 :NO)、 S15において、 CPU81は、「印字データ 入力処理」のサブ処理を実行後、 S16において、「印字処理」のサブ処理を実行して 当該処理を終了する。
一方、 RAM85から読み出した印刷枚数が「2枚以上」の場合には(S14 :YES)、 S 17において、 CPU81は、「連続印字データ入力処理」のサブ処理を実行後、 S18に おいて、「連続印字処理」のサブ処理を実行して当該処理を終了する。
[0066] 次に、前記 S15の「印字データ入力処理」のサブ処理について図 27に基づいて説 明する。
図 27に示すように、 S21にお!/ヽて、 CPU81iま、先ず、 ROM83力らアンテナ 33及 び反射型センサ 35とカッターユニット 30との搬送方向距離 11と、カッターユニット 30と サーマルヘッド 9との搬送方向距離 12とを読み出し、この搬送方向距離 11と搬送方向 距離 12との和(11 +12)を RAM85に記憶する。そして、 CPU81は、 RAM85に記憶 する当該テープカセット 21に関するカセット情報から「ICチップのピッチ長 L」のデー タを読み出し、このピッチ長 L力も和 (11 +12)を引いた値を印字テープ長 (L— (11 +1 2) )として RAM85に記憶する。続いて、 CPU81は、 RAM85から印字テープ長(L - (11 +12) )と、当該テープカセット 21に関するカセット情報力もフィルムテープ 51の 「テープ幅」のデータとを読み出し、液晶ディスプレイ 7に表示する。
[0067] 続いて、 S22において、 CPU81は、印字データを入力するように要求する旨を液 晶ディスプレイ 7に表示する。
そして、 S23において、 CPU81は、キーボード 6を介して印字データが入力される のを待つ(S23 :NO)。また、キーボード 6を介して印字データが入力された場合には (S23 : YES)、 S24において、 CPU81は、この印字データを編集入力領域 85Bにラ ベル用テープの印字データとして記憶する。
続いて、 S25において、 CPU81は、無線タグ回路素子 32に書き込む書込データ の入力を要求する旨を液晶ディスプレイ 7に表示する。この書込データとしては、キー ボード 6を介して直接ユーザが入力する商品の価格、賞味期限、製造年月日、製造 工場名等のデータや、通信用インタフェース 87を介して外部のコンピュータ装置から 入力されて RAM85に予め記憶する製品情報に関するファイルデータなどがある。 [0068] そして、 S26において、 CPU81は、無線タグ回路素子 32に書き込む書込データの 入力を待つ(S26 :NO)。また、キーボード 6を介して商品の価格等のデータや、製 品情報に関するファイル名などが入力された場合には(S26 : YES)、 S27において 、 CPU81は、このキーボード 6を介して入力された商品の価格等のデータや、製品 情報に関するファイルデータを無線タグ回路素子 32のメモリ部 125に記憶させる書 込データとして RAM85に記憶する。
その後、 S28において、 CPU81は、印字キー 3が押下されるのを待つ(S28 :NO) 。そして、印字キー 3が押下された場合には(S28 :YES)、 CPU81は、当該サブ処 理を終了して、メインフローチャートに戻る。
[0069] 次に、前記 S16の「印字処理」のサブ処理について図 28、図 32乃至図 36に基づ いて説明する。
図 28【こ示すよう【こ、 S31【こお!ヽて、 CPU81iま、先ず、テープ送りモータ 92を馬区動 してテープ送りローラ 63を回転させ、該テープ送りローラ 63とテープサブローラ 11と によって印字済みラベル用テープ 28の搬送を開始する。
そして、 S32において、反射型センサ 35を介して印字済みラベル用テープ 28の背 面部に印刷されるセンサーマーク 65を検出した力否かを判定する判定処理を実行 する。そして、反射型センサ 35を介してセンサーマーク 65を検出しない場合は(S32 : NO)、 CPU81は、再度 S31以降の処理を実行する。一方、反射型センサ 35を介 してセンサーマーク 65の搬送方向先端部分を検出した場合は(S32 : YES)、S33に おいて、 CPU81は、テープ送りモータ 92を続けて駆動してフィルムテープ 51を搬送 しながらサーマルヘッド 9を介して印字データの印字を開始する。
例えば、図 33〜図 34に示すように、印字キー 3が押下された場合に、カッターュ- ット 30にセンサーマーク 65の搬送方向先端部分が対向していたときは、テープ送り モータ 92を駆動してテープ送りローラ 63を回転させ、該テープ送りローラ 63とテープ サブローラ 11とによって印字済みラベル用テープ 28の搬送を開始する。そして、印 字済みラベル用テープ 28の搬送量がアンテナ 33及び反射型センサ 35とカッターュ ニット 30との搬送方向距離 11に達した場合には、反射型センサ 35によってセンサー マーク 65の搬送方向先端部分が検出され、サーマルヘッド 9を介して印字データの 印字が開始される。
[0070] 続いて、 S34において、 CPU81は、 RAM85からカッターユニット 30とサーマルへ ッド 9との搬送方向距離 12を読み出し、反射型センサ 35を介してセンサーマーク 65 の搬送方向先端部分を検出して力 のテープ搬送量が搬送方向距離 12に達したか 否かを判定する判定処理を実行する。そして、センサーマーク 65の搬送方向先端部 分を検出してからのテープ搬送量が搬送方向距離 12に達して 、な 、場合には(S34 : NO)、再度 S33以降の処理を実行する。
一方、センサーマーク 65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が搬 送方向距離 12に達した場合には(S34 : YES)、 S35において、 CPU81は、テープ 送りモータ 92を停止して印字済みラベル用テープ 28の搬送を停止すると共にサー マルヘッド 9を停止後、切断用モータ 96を駆動して印字済みラベル用テープ 28の搬 送方向先端側を切断する。これにより、アンテナ 33及び反射型センサ 35とサーマル ヘッド 9との搬送方向距離 (11 +12)に相当する印字済みラベル用テープ 28の搬送 方向先端部分の余白を自動的に切断することができ、ユーザが印字済みラベル用テ ープ 28作成後、この搬送方向先端部分の余白を切断する必要がなくなり、作業効率 の向上を図ることができる。
例えば、図 35に示すように、サーマルヘッド 9を介してフィルムテープ 51に印字が 開始されてから「AB」の文字が印字されると共に、該フィルムテープ 51の搬送量、即 ち印字済みラベル用テープ 28の搬送量力 印字開始位置力もカッターユニット 30と サーマルヘッド 9との搬送方向距離 12に達した場合には、テープ送りモータ 92が停 止されると共にサーマルヘッド 9が停止された後、切断用モータ 96が駆動されて印字 済みラベル用テープ 28の搬送方向先端部分の余白が切断される。
[0071] また、 S36において、 CPU81は、印字済みラベル用テープ 28の搬送方向先端側 を切断後、再度テープ送りモータ 92の駆動を継続すると共に、サーマルヘッド 9を介 して印字を継続する。
そして、 S37において、 CPU81は、 RAM85から搬送方向距離 11を読み出し、反 射型センサ 35を介してセンサーマーク 65の搬送方向先端部分を検出してからのテ ープ搬送量が RAM85に記憶する「ICチップのピッチ長 L」のデータ値(例えば、「50 mmm」である。)から搬送方向距離 11だけ引いた値に達したカゝ否か、即ち印字済み ラベル用テープ 28の搬送方向先端部分の余白を切断して力 のテープ搬送量が (L - (11 +12) )に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、反射型センサ 35を介してセンサーマーク 65の搬送方向先端部分を検出して力ものテープ搬送量 が「ICチップのピッチ長 L」のデータ値力 搬送方向距離 11だけ引いた値に達してい ない場合には(S37 :NO)、 CPU81は、再度 S36以降の処理を実行する。
一方、反射型センサ 35を介してセンサーマーク 65の搬送方向先端部分を検出し てからのテープ搬送量が「ICチップのピッチ長 L」のデータ値から搬送方向距離 11だ け引いた値に達した場合には(S37 :YES)、 S38において、 CPU81は、テープ送り モータ 92を停止して印字済みラベル用テープ 28の搬送を停止後、 RAM85から書 込データを読み出して、リード Zライトモジュール 93を介してこの書込データを無線タ グ回路素子 32のメモリ部 125に記憶させる。
その後、 S39において、 CPU81は、切断用モータ 96を駆動して印字済みラベル 用テープ 28の搬送方向後端側を切断後、当該サブ処理を終了して、メインフローチ ヤートに戻る。これにより、無線タグ回路素子 32に商品価格等のデータが記憶された ラベル用テープ 28が 1枚作成される。
例えば、図 36に示すように、反射型センサ 35を介してセンサーマーク 65の搬送方 向先端部分を検出してからのテープ搬送量が「ICチップのピッチ長 L」のデータ値( 例えば、図 21に示すように、「ICチップのピッチ長 L」は 50mmである。)から搬送方 向距離 11だけ引いた値に達した場合、即ち、印字済みラベル用テープ 28の搬送方 向先端部分の余白を切断してからのテープ搬送量が (L (11 +12) )に達した場合 には、 CPU81は、テープ送りモータ 92を停止し、 RAM85から書込データを読み出 して、リード/ライトモジュール 93を介してこの書込データを無線タグ回路素子 32の メモリ部 125に記憶させる。尚、この場合には、アンテナ 33と無線タグ回路素子 32と は空間部 49を介して対向している。その後、切断用モータ 96が駆動されて印字済み ラベル用テープ 28の搬送方向後端側、即ち、センサーマーク 65の搬送方向先端縁 部に沿って切断され、印字済みラベル用テープ 28がラベル排出口 16から排出され る。 [0072] 次に、前記 S17の「連続印字データ入力処理」のサブ処理について図 29に基づい て説明する。
図 29に示すように、 S41にお!/ヽて、 CPU81iま、先ず、 ROM83力らアンテナ 33及 び反射型センサ 35とカッターユニット 30との搬送方向距離 11と、カッターユニット 30と サーマルヘッド 9との搬送方向距離 12とを読み出し、この搬送方向距離 11と搬送方向 距離 12との和(11 +12)を RAM85に記憶する。そして、 CPU81は、 RAM85に記憶 する当該テープカセット 21に関するカセット情報から「ICチップのピッチ長 L」のデー タを読み出し、このピッチ長 L力ゝら和 (11 +12)を引いた値を 1枚目の印字テープ長 (L - (11 +12) )として1^^185に記憶する。また、 CPU81は、 RAM85に記憶する当 該テープカセット 21に関するカセット情報から「ICチップのピッチ長 L」のデータを読 み出し、このピッチ長 Lを 2枚目以降の印字テープ長 Lとして RAM85に記憶する。続 V、て、 CPU81は、 RAM85から 1枚目の印字テープ長(L— (11 +12) )と、 2枚目以 降の印字テープ長 Lと、当該テープカセット 21に関するカセット情報力もフィルムテー プ 51の「テープ幅」のデータとを読み出し、液晶ディスプレイ 7に表示する。
[0073] そして、 S42において、 CPU81は、 RAM85から印字データの個数を表す代数 N を読み出し、この代数 Nに「1」を代入して再度、 RAM85に記憶する。
そしてまた、 S43において、 CPU81は、 1枚目の印字データを入力するように要求 する旨を液晶ディスプレイ 7に表示する。
続いて、 S44において、 CPU81は、キーボード 6を介して印字データが入力される のを待つ(S44 :NO)。また、キーボード 6を介して印字データが入力された場合には (S44: YES)、 S45において、 CPU81は、この印字データを編集入力領域 85Bに 1 枚目のラベル用テープの印字データとして記憶する。
[0074] そして、 S46において、 CPU81は、 1枚目のラベル用テープの無線タグ回路素子 3 2に書き込む書込データの入力を要求する旨を液晶ディスプレイ 7に表示する。この 書込データとしては、キーボード 6を介して直接ユーザが入力する商品の価格、賞味 期限、製造年月日、製造工場名等のデータや、通信用インタフェース 87を介して外 部のコンピュータ装置力 入力されて RAM85に予め記憶する製品情報に関するフ アイルデータなどがある。 そしてまた、 S47において、 CPU81は、無線タグ回路素子 32に書き込む書込デー タの入力を待つ(S47 :NO)。また、キーボード 6を介して商品の価格等のデータや、 製品情報に関するファイル名などが入力された場合には(S47: YES)、 S48におい て、 CPU81は、このキーボード 6を介して入力された商品の価格等のデータや、製 品情報に関するファイルデータを 1枚目のラベル用テープの無線タグ回路素子 32の メモリ部 125に記憶させる書込データとして RAM85に記憶する。
[0075] 続いて、 S49において、 CPU81は、 RAM85から代数 Nを読み出し、この代数 Nが 印刷枚数に等しいか否かを判定する判定処理を実行する。そして、この代数 Nが印 刷枚数より少ないと判定した場合には(S49 : NO)、 S50において、 CPU81は、この 代数 Nに「1」加算して、 RAM85に記憶後、再度、 S43以降の処理を実行する。 一方、この代数 Nが印刷枚数に等しい場合には(S49 : YES)、 S51において、 CP U81は、印字キー 3が押下されるのを待つ(S51 :NO)。そして、印字キー 3が押下さ れた場合には(S51 :YES)、 CPU81は、当該サブ処理を終了して、メインフローチ ヤートに戻る。
[0076] 次に、前記 S18の「連続印字処理」のサブ処理について図 30乃至図 39に基づい て説明する。
図 30及び図 31【こ示すよう【こ、 S61【こお!ヽて、 CPU81iま、先ず、テープ送りモータ 92を駆動してテープ送りローラ 63を回転させ、該テープ送りローラ 63とテープサブ口 ーラ 11とによって印字済みラベル用テープ 28の搬送を開始する。
そして、 S62において、反射型センサ 35を介して印字済みラベル用テープ 28の背 面部に印刷されるセンサーマーク 65を検出した力否かを判定する判定処理を実行 する。そして、反射型センサ 35を介してセンサーマーク 65を検出しない場合は(S62 : NO)、 CPU81は、再度 S61以降の処理を実行する。
一方、反射型センサ 35を介してセンサーマーク 65の搬送方向先端部分を検出し た場合は(S62 :YES)、 S63において、 CPU81は、 RAM85から印字済みラベル用 テープ 28の個数を表す代数 Mを読み出し、この代数 Mに「1」を代入して再度、 RA M85に記憶する。
続いて、 S64において、 CPU81は、テープ送りモータ 92を続けて駆動してフィルム テープ 51を搬送しながらサーマルヘッド 9を介して M枚目、即ち 1枚目の印字データ の印字を開始する。
例えば、図 33〜図 34に示すように、印字キー 3が押下された場合に、カッターュ- ット 30にセンサーマーク 65の搬送方向先端部分が対向していたときは、テープ送り モータ 92を駆動してテープ送りローラ 63を回転させ、該テープ送りローラ 63とテープ サブローラ 11とによって印字済みラベル用テープ 28の搬送を開始する。そして、印 字済みラベル用テープ 28の搬送量がアンテナ 33及び反射型センサ 35とカッターュ ニット 30との搬送方向距離 11に達した場合には、反射型センサ 35によってセンサー マーク 65の搬送方向先端部分が検出されて、サーマルヘッド 9を介して印字データ の印字が開始される。
そして、 S65において、 CPU81は、 RAM85から搬送方向距離 12を読み出し、反 射型センサ 35を介してセンサーマーク 65の搬送方向先端部分を検出してからのテ ープ搬送量が搬送方向距離 12に達した力否かを判定する判定処理を実行する。そ して、センサーマーク 65の搬送方向先端部分を検出して力ものテープ搬送量が搬送 方向距離 12に達していない場合には(S65 : NO)、再度 S64以降の処理を実行する 一方、センサーマーク 65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が搬 送方向距離 12に達した場合には(S65 : YES)、 S66において、 CPU81は、テープ 送りモータ 92を停止して印字済みラベル用テープ 28の搬送を停止すると共にサー マルヘッド 9を停止後、切断用モータ 96を駆動して印字済みラベル用テープ 28の搬 送方向先端側を切断する。これにより、アンテナ 33及び反射型センサ 35とサーマル ヘッド 9との搬送方向距離 (11 +12)に相当する印字済みラベル用テープ 28の搬送 方向先端部分の余白を自動的に切断することができ、ユーザが印字済みラベル用テ ープ 28作成後、この搬送方向先端部分の余白を切断する必要がなくなり、作業効率 の向上を図ることができる。
例えば、図 35に示すように、サーマルヘッド 9を介してフィルムテープ 51に印字が 開始されてから「AB」の文字が印字されると共に、該フィルムテープ 51の搬送量、即 ち印字済みラベル用テープ 28の搬送量力 印字開始位置力もカッターユニット 30と サーマルヘッド 9との搬送方向距離 12に達した場合には、テープ送りモータ 92が停 止されると共にサーマルヘッド 9が停止された後、切断用モータ 96が駆動されて印字 済みラベル用テープ 28の搬送方向先端部分の余白が切断される。
[0078] 続いて、 S67において、 CPU81は、印字済みラベル用テープ 28の搬送方向先端 側を切断後、再度テープ送りモータ 92の駆動を継続すると共に、サーマルヘッド 9を 介して印字データの印字を継続する。
また、 S68において、 CPU81は、印字済みラベル用テープ 28の搬送方向先端部 分の余白を切断してからのテープ搬送量が(L一(11 + 2 X 12) )に達したか否かを判 定する判定処理を実行する。そして、印字済みラベル用テープ 28の搬送方向先端 部分の余白を切断してからのテープ搬送量が(L一(11 + 2 X 12) )に達して ヽな ヽ場 合には(S68 :NO)、 CPU81は、再度 S67以降の処理を実行する。
一方、印字済みラベル用テープ 28の搬送方向先端部分の余白を切断してからの テープ搬送量が(L— (11 + 2 X 12) )に達した場合には(S68: YES)、 S69にお!/、て 、 CPU81は、次のラベル用テープの印字データの印字を開始する。
また、 S70において、 CPU81は、次のラベル用テープの印字データの印字を開始 してからのテープ搬送量が 12に達するのを待つ(S70 : NO)。そして、次のラベル用 テープの印字データの印字を開始して力ものテープ搬送量が 12に達した場合には( S70 : YES)、 S71において、 CPU81は、テープ送りモータ 92を停止して印字済み ラベル用テープ 28の搬送を停止後、 RAM85から書込データを読み出して、リード /ライトモジュール 93を介してこの書込データを無線タグ回路素子 32のメモリ部 125 に記憶させる。
その後、 S72において、 CPU81は、切断用モータ 96を駆動して印字済みラベル 用テープ 28の搬送方向後端側を切断し、 1枚目の印字済みラベル用テープ 28を作 成する。また、 S73において、 CPU81は、 RAM85から代数 Mを読み出し、この代数 Mに「1」加算し、再度 RAM85に記憶する。
[0079] 例えば、図 37に示すように、次のラベル用テープの印字データの印字を開始して 力ものテープ搬送量が 12に達した場合、即ち、 1枚目の印字済みラベル用テープ 28 の搬送方向先端部分の余白を切断して力 のテープ搬送量が (L一(11 +12) )に達 した場合には、 CPU81は、テープ送りモータ 92を停止し、 RAM85から書込データ を読み出して、リード Zライトモジュール 93を介してこの書込データを無線タグ回路 素子 32のメモリ部 125に記憶させる。尚、この場合には、アンテナ 33と無線タグ回路 素子 32とは対向している。その後、切断用モータ 96が駆動されて 1枚目の印字済み ラベル用テープ 28の搬送方向後端側、即ち、センサーマーク 65の搬送方向先端縁 部に沿って切断され、 1枚目の印字済みラベル用テープ 28がラベル排出口 16から 排出される。また、 2枚目以降は、ラベル用テープ 28の先端部力も印刷されるため、 搬送方向先端部分に切断される余白部分が発生せず、「ICチップのピッチ長 L」の 全長に印字可能となる。
[0080] 続いて、 S74において、 CPU81は、再度テープ送りモータ 92の駆動を継続すると 共に、サーマルヘッド 9を介して印字データの印字を継続する。
そして、 S75において、 CPU81は、印字済みラベル用テープ 28の搬送方向後端 側を切断してからのテープ搬送量が (L 12)に達した力否かを判定する判定処理を 実行する。そして、印字済みラベル用テープ 28の搬送方向後端側を切断して力ゝらの テープ搬送量が(L 12)に達していない場合には(S75 :NO)、 CPU81は、再度 S 74以降の処理を実行する。
一方、印字済みラベル用テープ 28の搬送方向後端側を切断してからのテープ搬 送量が(L— 12)に達した場合には(S75 :YES)、 S76において、 CPU81は、 RAM 85から代数 Mを読み出し、この代数 Mが印刷枚数に等しいか否かを判定する判定 処理を実行する。
そして、この代数 Mが印刷枚数より少ないと判定した場合には(S75 :NO)、 CPU8 1は、再度 S69以降の処理を実行する。
[0081] 例えば、図 38に示すように、 1枚目の印字済みラベル用テープ 28の搬送方向後端 側を切断してからのテープ搬送量が (L—12)に達した場合には、 2枚目のラベル用 テープ 28に 2枚目の印字データが「ABCDEFGH」と印字された後、ラベル用テー プ 28が搬送されつつ、 3枚目のラベル用テープ 28に 3枚目の印字データが「JK」と 連続して印字される。そして、 1枚目の印字済みラベル用テープ 28の搬送方向後端 側を切断してからのテープ搬送量が「ICチップのピッチ長 L」の長さ Lに達した場合に は、テープ送りモータ 92が停止して、 2枚目の印字済みラベル用テープ 28の無線タ グ回路素子 32がアンテナ 33と対向し、リード/ライトモジュール 93を介して商品価格 などの所定の商品情報が該無線タグ回路素子 32に書き込まれる。そして、切断用モ ータ 96が駆動されて、 2枚目の印字済みラベル用テープ 28の搬送方向後端側、即 ち、センサーマーク 65の搬送方向先端縁部に沿って切断され、 2枚目の印字済みラ ベル用テープ 28がラベル排出口 16から排出される。
[0082] 他方、この代数 Mが印刷枚数に等しいと判定した場合には(S76 : YES)、 S77に おいて、 CPU81は、印字済みラベル用テープ 28の搬送方向後端側を切断してから のテープ搬送量が「ICチップのピッチ長 L」の長さ Lに達するのを待つ(S77: NO)。 そして、印字済みラベル用テープ 28の搬送方向後端側を切断してからのテープ搬 送量が「ICチップのピッチ長 L」の長さ Lに達した場合には(S77: YES)、 S78にお!/ヽ て、 CPU81は、テープ送りモータ 92を停止して印字済みラベル用テープ 28の搬送 を停止後、 RAM85から書込データを読み出して、リード/ライトモジュール 93を介し てこの書込データを無線タグ回路素子 32のメモリ部 125に記憶させる。
その後、 S79において、 CPU81は、切断用モータ 96を駆動して印字済みラベル 用テープ 28の搬送方向後端側を切断し、最後の印字済みラベル用テープ 28を作 成後、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻る。これにより、無線タグ回 路素子 32に商品価格等のデータが記憶されたラベル用テープ 28が上記 S 13の処 理で入力した印刷枚数分作成される。
[0083] 例えば、図 39に示すように、印刷枚数が 3枚の場合には、 2枚目の印字済みラベル 用テープ 28の搬送方向後端側を切断してからのテープ搬送量が (L 12)に達した 場合には、 3枚目のラベル用テープ 28に 3枚目の印字データが「JKLMNOPQ」と印 字された後、サーマルヘッド 9は停止された状態でラベル用テープ 28が搬送される。 そして、 2枚目の印字済みラベル用テープ 28の搬送方向後端側を切断してからのテ ープ搬送量が「ICチップのピッチ長 L」の長さ Lに達した場合には、テープ送りモータ 92が停止して、 3枚目の印字済みラベル用テープ 28の無線タグ回路素子 32がアン テナ 33と対向し、リード Zライトモジュール 93を介して商品価格などの所定の商品情 報が該無線タグ回路素子 32に書き込まれる。そして、切断用モータ 96が駆動されて 、 3枚目の印字済みラベル用テープ 28の搬送方向後端側、即ち、センサーマーク 65 の搬送方向先端縁部に沿って切断され、 3枚目の印字済みラベル用テープ 28がラ ベル排出口 16から排出されて処理が終了する。
[0084] ここで、テープ送りモータ 92、テープ駆動ローラ軸 14、カム部 76、テープ送りローラ 63、テープサブローラ 11は、テープ搬送手段を構成する。また、サーマルヘッド 9、 プラテンローラ 10は、印字手段を構成する。また、アンテナ 26は、装置側アンテナと して機能する。また、アンテナ 68は、 IC回路側アンテナとして機能する。また、無線タ グ回路素子 25は、無線情報回路素子として機能する。また、パラメータテーブル 131 及びカセット情報テーブル 132は、所定の情報を構成する。また、 CPU81、 ROM8 3、フラッシュメモリ 84は、第 1制御手段、第 2制御手段、情報選択手段、情報格納手 段、表示制御手段を構成する。また、リード Zライトモジュール 93は、読取手段及び 読取書込手段として機能する。また、キーボード 6は、入力手段として機能する。また 、 ROM83、フラッシュメモリ 84は、選択条件記憶手段を構成する。液晶ディスプレイ (LCD) 7及び LCDC94は、表示手段として機能する。
[0085] 以上詳細に説明した通り、実施例 1に係るテープ印字装置 1では、リード Zライトモ ジュール 93によってテープカセット 21の外周側壁面 24に配置されてパラメータテー ブル 131やカセット情報テーブル 132等の情報を記憶する無線タグ回路素子 25から これらの情報をアンテナ 26を介して無線通信により読み取って記憶する。そして、こ れらの情報に基づいてテープ送りモータ 92ゃサーマルヘッド 9等が駆動制御される これにより、カセット収納部 8に装着されたテープカセット 21が、テープ印字装置 1を 購入後に開発されて販売された新しい種類のテープまたはインクリボンおよびテープ 幅等のテープカセット 21であっても、当該テープカセット 21に関する印字制御パラメ ータが格納されるパラメータテーブル 131等の情報を記憶する無線タグ回路素子 25 力 テープカセット 21の外周側壁面 24に配置されている場合には、アンテナ 26を介 してこれらの情報を読み取り '記憶し、この情報に基づいてフィルムテープ 51に印字 データを印字して印字済みテープ 28を作成することが可能となる。また、テープ印字 装置 1のリード/ライトモジュール 93によってアンテナ 26を介して無線通信により無 線タグ回路素子 25に所定の情報 (例えば、テープ残量等である。)を書き込むことが でき、無線タグ回路素子 25に記憶されるテープカセット 21に関する情報を更新する ことが可能となる。
[0086] また、ユーザが液晶ディスプレイ 7に表示される「機種名」や「駆動電源」等の選択 条件を入力することによって、テープカセット 21の無線タグ回路素子 25に記憶される 複数種類の印字制御パラメータ A1〜C3から一の印字制御パラメータが選択される。 そして、この選択された印字制御パラメータが予めテープ印字装置 1に記憶されてい ない場合には、選択された印字制御パラメータが記憶される。
これにより、新しい種類のテープカセット 21が、初めてカセット収納部 8に装着され た場合には、このテープカセット 21の無線タグ回路素子 25に記憶される印字制御パ ラメータがフラッシュメモリ 84に記憶され、、サーマルヘッド 9の発熱素子 Rl〜Rnへの 通電を制御するための制御情報等が含まれる最適な印字制御パラメータに基づいて フィルムテープ 51に印字することができ、高印字品質の印字済みラベル用テープ等 を作成することが可能となる。また、再度、同じ種類のテープカセット 21が装着された 場合には、この印字制御パラメータを再度記憶する必要がなくなるため、テープ印字 装置 1の記憶容量の小型化、及び製造コストの削減ィ匕を図ることができる。また、液 晶ディスプレイ 7に表示された複数種類の「機種名」や「駆動電源」等の選択条件から 該当する選択条件を選択して入力することができ、選択条件の入力を容易に且つ迅 速に行うことができる。
また、実施例 1に係るテープカセット 21では、該テープカセット 21に収納されるフィ ルムテープ 51等の各テープ種類に対応する印字制御パラメータ力 無線タグ回路素 子 25に機種毎に格納されているため、多種類の機種の発売後に製造されることとな つた従来の仕様と異なる新製品のテープカセット 21を使用することが可能となる。 実施例 2
[0087] 次に、実施例 2に係るテープカセット及びテープ印字装置について図 40〜図 50に 基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図 1乃至図 39の実施例 1に係るテ ープカセット 21及びテープ印字装置 1の構成等と同一符号は、該実施例 1に係るテ ープカセット 21及びテープ印字装置 1等の構成等と同一あるいは相当部分を示すも のである。
実施例 2に係るテープカセット及びテープ印字装置の概略構成は、実施例 1に係る テープカセット 21及びテープ印字装置 1とほぼ同じ構成である。また、テープ印字装 置の各種制御処理も実施例 1に係るテープ印字装置 1とほぼ同じ制御処理である。 但し、テープカセット 21に収納される両面粘着テープ 53に「ICチップのピッチ長 L」 の長さ Lの所定ピッチで設けられる各センサーマーク 65と各無線タグ回路素子 32の 相対位置関係力 実施例 1に係るテープカセット 21に収納される両面粘着テープ 53 の構成と異なっている。そのため、実施例 2に係るテープ印字装置の印字済みラベ ル用テープを作成する印字制御処理は、実施例 1に係るテープ印字装置 1の印字済 みラベル用テープ 28を作成する印字制御処理(SI 1〜S 18)と異なって 、る。
[0088] 先ず、実施例 2に係るテープカセット 21に収納される両面粘着テープ 53の剥離紙 53Dの背面部に印刷されるセンサーマーク 65と無線タグ回路素子 32の相対位置関 係にっ 、て図 40に基づ 、て説明する。
図 40に示すように、両面粘着テープ 53の剥離紙の背面部には、幅方向に長い正 面視細長四角形の各センサーマーク 65が、テープ幅方向の中心線に対して垂直且 つ対称にテープ搬送方向に沿って所定ピッチ Lで予め印刷されている。また、両面 粘着テープ 53は、テープ幅方向の中心線上の各センサーマーク 65の間に、各セン サーマーク 65からテープ排出方向(矢印 A1方向)に対して反対の方向側、即ちテー プ搬送方向上流側の距離 13に等しい位置に、各無線タグ回路素子 32が配置されて いる。このため、両面粘着テープ 53は各無線タグ回路素子 32が、テープ幅方向の 中心線上に、テープ搬送方向に沿って所定ピッチ Lで予め搭載されている。
また、アンテナ 33及び反射型センサ 35とカッターユニット 30とは、テープ搬送方向 に、距離 11離間して配置されている。また、カッターユニット 30とサーマルヘッド 9とは 、テープ搬送方向に距離 12離間して配置されている。そして、各センサーマーク 65と 各無線タグ回路素子 32との距離 13は、距離 11と距離 12との和 (11 +12)よりも大きくな るように設けられている。
[0089] 従って、印字済みラベル用テープ 28のセンサーマーク 65が、アンテナ 33及び反 射型センサ 35に対向する位置に達した場合には、このセンサーマーク 65からテープ カセット 21側のテープ長さ 11の位置にカッターユニット 30が対向することとなる。また 、アンテナ 33及び反射型センサ 35に対向するセンサーマーク 65からテープカセット 21側、即ちテープ搬送方向上流側のテープ長さ(11 +12)の位置にサーマルヘッド 9 が位置し、インクリボン 52に重ね合わされたフィルムテープ 51に対向することとなる。 そして、印字済みラベル用テープ 28のセンサーマーク 65が、アンテナ 33及び反射 型センサ 35に対向する位置カゝら距離 (11 +12)搬送された場合には、無線タグ回路 素子 32は、カッターユニット 30からサーマルヘッド 9側のテープ長さ(13— (11 +12) ) の位置に配置される。
[0090] 次に、印字済みラベル用テープ 28を作成する印字制御処理について図 41乃至図 50に基づいて説明する。
図 41に示すように、先ず、 S91において、テープ印字装置 1の CPU81は、リード Z ライトモジュール 93を介してテープカセット 21の無線タグ回路素子 25のメモリ部 125 に記憶されるカセット情報テーブル 132に格納される当該テープカセット 21に収納さ れたフィルムテープ 51の種類等に関するカセット情報を読み出して、 RAM85に記 憶する。
尚、無線タグ回路素子 32のメモリ部 125に記憶されるカセット情報テーブル 132に は、上記「テープ幅」、「テープ種類」、「テープ長さ」、「ICチップのピッチ長 L」、 「イン クリボンの種類」、「インクリボンの色」の各データに加えて、センサーマーク 65と無線 タグ回路素子 32との距離 13を表す「センサーマークと ICチップとの距離」のデータが 格納されている。
例えば、 CPU81は、リード/ライトモジュール 93を介して無線タグ回路素子 25から 「テープ幅」のデータとして「6mm」、「テープ種類」のデータとして「ラミネートテープ」 、「テープ長さ」のデータとして「8m」、「ICチップのピッチ長 L」のデータとして「50m m」、センサーマーク 65と無線タグ回路素子 32との距離 13を表す「センサーマークと I Cチップとの距離」のデータとして「30mm」、「インクリボンの種類」のデータとして「ラ ミネート用」、「インクリボンの色」のデータとして「黒」の各データを読み出して、 RAM 85に記憶する。
[0091] そして、 S92において、 CPU81は、液晶ディスプレイ 7に印字済みラベル用テープ の作成枚数、即ち、無線タグ回路素子 32付き印字済みラベル用テープ 28の印刷毎 数の入力を要求する旨の表示をし、キーボード 6を介して印刷毎数が入力されるのを 待つ。
例えば、液晶ディスプレイ 7の上段部に「印刷枚数を入力して下さい。」と表示する。 そして、液晶ディスプレイ 7の下段部に、「?枚」と表示し、キーボード 6を介して数字 が入力されるのを待つ。
続いて、 S93において、 CPU81は、キーボード 6を介して印刷枚数が入力された 場合には、この入力された印刷枚数を液晶ディスプレイ 7に表示すると共に、 RAM8 5に記憶する。そして、 S94において、 CPU81は、「印字データ入力処理 2」のサブ 処理を実行後、 S95において、「印字処理 2」のサブ処理を実行して当該処理を終了 する。
[0092] 次に、前記 S94の「印字データ入力処理 2」のサブ処理にっ 、て図 42に基づ!/、て 説明する。
図 42に示すように、 S101にお!/ヽて、 CPU81iま、先ず、 ROM83力らアンテナ 33 及び反射型センサ 35とカッターユニット 30との搬送方向距離 11と、カッターユニット 3 0とサーマルヘッド 9との搬送方向距離 12とを読み出し、この搬送方向距離 11と搬送 方向距離 12との和(11 +12)を RAM85に記憶する。そして、 CPU81は、 RAM85に 記憶する当該テープカセット 21に関するカセット情報から「ICチップのピッチ長 L」の データを読み出し、このピッチ長 L力も和 (11 +12)を引いた値を印字テープ長 (L— (1 1 +12) )として RAM85に記憶する。続いて、 CPU81は、 RAM85から印字テープ 長 (L— (11 +12) )と、当該テープカセット 21に関するカセット情報力もフィルムテープ 51の「テープ幅」のデータとを読み出し、液晶ディスプレイ 7に表示する。
[0093] そして、 S102において、 CPU81は、 RAM85から印字データの個数を表す代数 Nを読み出し、この代数 Nに「1」を代入して再度、 RAM85に記憶する。
そしてまた、 S103において、 CPU81は、 1枚目の印字データを入力するように要 求する旨を液晶ディスプレイ 7に表示する。
続いて、 S104において、 CPU81は、キーボード 6を介して印字データが入力され るのを待つ(S 104 : NO)。また、キーボード 6を介して印字データが入力された場合 には(S104 :YES)、 S105において、 CPU81は、この印字データを編集入力領域 85Bに N枚目、即ち 1枚目のラベル用テープの印字データとして記憶する。
[0094] そして、 S 106において、 CPU81は、 1枚目のラベル用テープの無線タグ回路素子 32に書き込む書込データの入力を要求する旨を液晶ディスプレイ 7に表示する。こ の書込データとしては、キーボード 6を介して直接ユーザが入力する商品の価格、賞 味期限、製造年月日、製造工場名等のデータや、通信用インタフェース 87を介して 外部のコンピュータ装置力 入力されて RAM85に予め記憶する製品情報に関する ファイルデータなどがある。
そしてまた、 S107において、 CPU81は、無線タグ回路素子 32に書き込む書込デ ータの入力を待つ(S107 :NO)。また、キーボード 6を介して商品の価格等のデータ や、製品情報に関するファイル名などが入力された場合には(S107 :YES)、 S108 において、 CPU81は、このキーボード 6を介して入力された商品の価格等のデータ や、製品情報に関するファイルデータを 1枚目のラベル用テープの無線タグ回路素 子 32のメモリ部 125に記憶させる書込データとして RAM85に記憶する。
[0095] 続いて、 S109において、 CPU81は、 RAM85から代数 Nを読み出し、この代数 N が印刷枚数に等しいか否かを判定する判定処理を実行する。そして、この代数 Nが 印刷枚数より少ないと判定した場合には(S109 :NO)、 S110において、 CPU81は 、この代数 Nに「1」加算して、 RAM85に記憶後、再度、 S103以降の処理を実行す る。
一方、この代数 Nが印刷枚数に等しい場合には(S109 :YES)、 S111において、
CPU81は、印字キー 3が押下されるのを待つ(Sl l l :NO)。そして、印字キー 3が 押下された場合には(S111 :YES)、 CPU81は、当該サブ処理を終了して、メインフ ローチャートに戻る。
[0096] 次に、前記 S95の「印字処理 2」のサブ処理について図 43乃至図 50に基づいて説 明する。
図 43及び図 44に示すように、 S121にお!/ヽて、 CPU81iま、先ず、 RAM85力ら口 字済みラベル用テープ 28の個数を表す代数 Mを読み出し、この代数 Mに「 1」を代 入して再度、 RAM85に記憶する。 そして、 S122において、 CPU81は、先ず、テープ送りモータ 92を駆動してテープ 送りローラ 63を回転させ、該テープ送りローラ 63とテープサブローラ 11とによって印 字済みラベル用テープ 28の搬送を開始する。
そして、 S 123において、反射型センサ 35を介して印字済みラベル用テープ 28の 背面部に印刷されるセンサーマーク 65を検出した力否かを判定する判定処理を実 行する。そして、反射型センサ 35を介してセンサーマーク 65を検出しない場合は(S 123 :NO)、 CPU81は、再度 S 122以降の処理を実行する。
一方、反射型センサ 35を介してセンサーマーク 65の搬送方向先端部分を検出し た場合は(S123 :YES)、 S124において、 CPU81は、 RAM85から印字済みラベ ル用テープ 28の個数を表す代数 Mを読み出し、テープ送りモータ 92を続けて駆動 してフィルムテープ 51を搬送しながらサーマルヘッド 9を介して M枚目、即ち 1枚目 の印字データの印字を開始する。
例えば、図 46〜図 47に示すように、印字キー 3が押下された場合に、カッターュ- ット 30にセンサーマーク 65の搬送方向先端部分が対向していたときは、テープ送り モータ 92を駆動してテープ送りローラ 63を回転させ、該テープ送りローラ 63とテープ サブローラ 11とによって印字済みラベル用テープ 28の搬送を開始する。そして、印 字済みラベル用テープ 28の搬送量がアンテナ 33及び反射型センサ 35とカッターュ ニット 30との搬送方向距離 11に達した場合には、反射型センサ 35によってセンサー マーク 65の搬送方向先端部分が検出されて、サーマルヘッド 9を介して印字データ の印字が開始される。
そして、 S125において、 CPU81は、 RAM85から搬送方向距離 12を読み出し、反 射型センサ 35を介してセンサーマーク 65の搬送方向先端部分を検出してからのテ ープ搬送量が搬送方向距離 12に達した力否かを判定する判定処理を実行する。そ して、センサーマーク 65の搬送方向先端部分を検出して力ものテープ搬送量が搬送 方向距離 12に達していない場合には(S125 :NO)、再度 S124以降の処理を実行 する。
一方、センサーマーク 65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が搬 送方向距離 12に達した場合には(S125 :YES)、 S126において、 CPU81は、テー プ送りモータ 92を停止して印字済みラベル用テープ 28の搬送を停止すると共にサ 一マルヘッド 9を停止後、切断用モータ 96を駆動して印字済みラベル用テープ 28の 搬送方向先端側を切断する。これにより、アンテナ 33及び反射型センサ 35とサーマ ルヘッド 9との搬送方向距離 (11 +12)に相当する印字済みラベル用テープ 28の搬 送方向先端部分の余白を自動的に切断することができ、ユーザが印字済みラベル用 テープ 28作成後、この搬送方向先端部分の余白を切断する必要がなくなり、作業効 率の向上を図ることができる。
例えば、図 48に示すように、サーマルヘッド 9を介してフィルムテープ 51に印字が 開始されてから「AB」の文字が印字されると共に、該フィルムテープ 51の搬送量、即 ち印字済みラベル用テープ 28の搬送量力 印字開始位置力もカッターユニット 30と サーマルヘッド 9との搬送方向距離 12に達した場合には、テープ送りモータ 92が停 止されると共にサーマルヘッド 9が停止された後、切断用モータ 96が駆動されて印字 済みラベル用テープ 28の搬送方向先端部分の余白が切断される。
[0098] そして、 S127において、 CPU81は、印字済みラベル用テープ 28の搬送方向先端 側を切断後、再度テープ送りモータ 92の駆動を継続すると共に、サーマルヘッド 9を 介して印字データの印字を継続する。
また、 S128において、 CPU81は、 RAM85からセンサーマーク 65と無線タグ回路 素子 32との距離 13を表す「センサーマークと ICチップとの距離」のデータを読み出し 、反射型センサ 35を介してセンサーマーク 65の搬送方向先端部分を検出してから のテープ搬送量が「センサーマークと ICチップとの距離」である距離 13に達したカゝ否 かを判定する判定処理を実行する。そして、センサーマーク 65の搬送方向先端部分 を検出してからのテープ搬送量が距離 13に達していない場合には(S128 :NO)、再 度 S 127以降の処理を実行する。
[0099] 一方、センサーマーク 65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が距 離 13に達した場合に ίま(S128 :YES)、 S129にお!/、て、 CPU8 ま、テープ送りモ ータ 92を停止して印字済みラベル用テープ 28の搬送を停止後、 RAM85から書込 データを読み出して、リード Zライトモジュール 93を介してこの書込データを無線タグ 回路素子 32のメモリ部 125に記憶させる。 例えば、図 49に示すように、反射型センサ 35を介してセンサーマーク 65の搬送方 向先端部分を検出してからのテープ搬送量が距離 13 (例えば、 30mmである。)に達 した場合には、 CPU81は、テープ送りモータ 92を停止し、 RAM85から書込データ を読み出して、リード Zライトモジュール 93を介してこの書込データを無線タグ回路 素子 32のメモリ部 125に記憶させる。尚、この場合には、アンテナ 33と無線タグ回路 素子 32とは空間部 49を介して対向している。
[0100] 続いて、 S130において、 CPU81は、再度、テープ送りモータ 92の駆動を開始す ると共に、サーマルヘッド 9を介して印字データの印字を継続する。
また、 S131において、 CPU81は、 RAM85から搬送方向距離 11と搬送方向距離 1 2を読み出し、印字済みラベル用テープ 28の搬送方向先端部分の余白を切断して 力 のテープ搬送量が (L— (11 +12) )に達した力否かを判定する判定処理を実行 する。そして、印字済みラベル用テープ 28の搬送方向先端部分の余白を切断してか らのテープ搬送量が(L— (11 + 12) )に達して!/ヽな 、場合には(S 131: NO)、 CPU8 1は、再度 S 130以降の処理を実行する。
[0101] 一方、印字済みラベル用テープ 28の搬送方向先端部分の余白を切断してからの テープ搬送量が(し—(11 +12) )に達した場合には 131 :^3)、 3132にぉぃて、 CPU81は、テープ送りモータ 92を停止して印字済みラベル用テープ 28の搬送を停 止後、切断用モータ 96を駆動して印字済みラベル用テープ 28の搬送方向後端側を 切断する。
例えば、図 50に示すように、印字済みラベル用テープ 28の搬送方向先端部分の 余白を切断してからのテープ搬送量が (L一(11 +12) )に達した場合には、 CPU81 は、テープ送りモータ 92を停止する。その後、切断用モータ 96が駆動されて印字済 みラベル用テープ 28の搬送方向後端側、即ち、センサーマーク 65の搬送方向先端 縁部に沿って切断され、印字済みラベル用テープ 28がラベル排出口 16から排出さ れる。
[0102] そして、 S133において、 CPU81は、 RAM85から代数 Mを読み出し、この代数 M に「1」加算し、再度 RAM85に記憶する。
その後、 S134において、 CPU81は、 RAM85から代数 Mを読み出し、この代数 M が印刷枚数以上力否かを判定する判定処理を実行する。そして、この代数 Mが印刷 枚数より少ないと判定した場合には(S134 :NO)、 CPU81は、再度、 S122以降の 処理を実行する。
一方、この代数 Mが印刷枚数以上であると判定した場合には(S 134 : YES)、 CP U81は、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻る。これにより、無線タグ 回路素子 32に商品価格等のデータが記憶されたラベル用テープ 28が上記 S93の 処理で入力した印刷枚数分作成される。
従って、実施例 2に係るテープカセット 21では、両面粘着テープ 53は、テープ幅方 向の中心線上に所定ピッチ Lで各センサーマーク 65が背面部に予め印刷されている 。そして、この各センサーマーク 65の間に、各センサーマーク 65からテープ排出方 向(矢印 A1方向)に対して反対の方向側、即ちテープ搬送方向上流側の距離 13に 等しい位置に、各無線タグ回路素子 32が配置されている。また、アンテナ 33及び反 射型センサ 35とカッターユニット 30とは、テープ搬送方向に、距離 11だけ離間して配 置されている。また、カッターユニット 30とサーマルヘッド 9とは、テープ搬送方向に 距離 12だけ離間して配置されている。そして、各センサーマーク 65と各無線タグ回路 素子 32との距離 13は、距離 11と距離 12との和 (11 +12)よりも大きくなるように設けられ ている。これにより、反射型センサ 35によってセンサーマーク 65の搬送方向先端部 分を検出後、テープ搬送量が距離 12に達した場合に、カッターユニット 30によって印 字済みラベル用テープ 28の先端側余白部分を切断し、切断後、テープ搬送量が距 離 (L— (11 +12) )に達した場合に、印字済みラベル用テープ 28の後端側が切断す ることによって、無線タグ回路素子 32が切断される余白部分に含まれることを確実に 防止することができ、無線タグ回路素子 32を印字済みラベル用テープ 28に確実に 内蔵することができる。
また、実施例 2に係るテープ印字装置 1では、印刷枚数と、各印字済みラベル用テ ープ 28の印字データと、各無線タグ回路素子 32に書き込むデータを入力するだけ で、テープカセット 21の無線タグ回路素子 25に記憶される情報に基づいて、無線タ グ回路素子 32が内蔵される同一長さ (L一 (11 +12) )の印字済みラベル用テープ 28 を印刷枚数分作成することができる。また、この各無線タグ回路素子 32には、リード Zライトモジュール 93を介して商品の価格等の情報を正確に書き込むことができる。 実施例 3
[0104] 次に、実施例 3に係るテープカセット及びテープ印字装置について図 51乃至図 53 に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図 1乃至図 39の実施例 1に係る テープカセット 21及びテープ印字装置 1の構成等と同一符号は、該実施例 1に係る テープカセット 21及びテープ印字装置 1等の構成等と同一あるいは相当部分を示す ものである。
実施例 3に係るテープカセット及びテープ印字装置の概略構成は、実施例 1に係る テープカセット 21及びテープ印字装置 1とほぼ同じ構成である。また、テープ印字装 置の各種制御処理も実施例 1に係るテープ印字装置 1とほぼ同じ制御処理である。 但し、テープカセット 21の外周側壁面 24に配置される無線タグ回路素子 25に記憶 されるパラメータテーブルの構成力 実施例 1に係るテープカセット 21の無線タグ回 路素子 25に記憶されるパラメータテーブル 131の構成と異なっている。そのため、実 施例 3に係るテープ印字装置は、起動時に印字制御パラメータ等を自動的に設定す る制御処理を実行する点で、実施例 1に係るテープ印字装置 1の印字制御パラメ一 タ等を設定する制御処理 (S1〜S9)と異なっている。
[0105] 先ず、実施例 3に係るテープカセット 21の無線タグ回路素子 25のメモリ部 125に記 憶されるパラメータテーブル及びカセット情報テーブルの一例について図 51及び図 52に基づいて説明する。
図 51に示すように、テープカセット 21に備えられた無線タグ回路素子 25のメモリ部 125には、テープ印字装置 1の各モデル A〜Cに対する該テープカセット 21に収納 されるフィルムテープ 51へ印字するための印字制御情報が格納されたパラメータテ 一ブル 135が記憶されている。
このパラメータテーブル 135は、テープ印字装置 1の各モデルを表す「モデル名」と 、この各「モデル名」に対応する「印字制御パラメータ」とから構成されて!ヽる。
また、各「モデル名」には「モデル A」、「モデル B」、「モデル C」が格納されて!、る。 そして、「モデル A」の「印字制御パラメータ」として「パラメータ A10」が格納されて!ヽ る。また、「モデル B」の「印字制御パラメータ」として「パラメータ B10」が格納されてい る。また、「モデル C」の「印字制御パラメータ」として「パラメータ C10」が格納されてい る。
[0106] 尚、この「パラメータ A10」には、上記パラメータテーブル 131の駆動電源が「乾電 池」の場合の印字制御パラメータである「パラメータ Al」と、駆動電源が「ACアダプタ 一」の場合の印字制御パラメータである「パラメータ Bl」と、駆動電源が「AC電源」の 場合の印字制御パラメータである「パラメータ Cl」とが含まれて 、る。
また、「パラメータ B10」には、上記パラメータテーブル 131の駆動電源が「乾電池」 の場合の印字制御パラメータである「パラメータ A2」と、駆動電源が「ACアダプター」 の場合の印字制御パラメータである「パラメータ B2」と、駆動電源が「AC電源」の場 合の印字制御パラメータである「パラメータ C2」とが含まれて 、る。
また、「パラメータ C10」には、上記パラメータテーブル 131の駆動電源が「乾電池」 の場合の印字制御パラメータである「パラメータ A3」と、駆動電源が「ACアダプター」 の場合の印字制御パラメータである「パラメータ B3」と、駆動電源が「AC電源」の場 合の印字制御パラメータである「パラメータ C3」とが含まれて 、る。
[0107] また、図 52に示すように、テープカセット 21に備えられた無線タグ回路素子 25のメ モリ部 125には、このテープカセット 21に収納されたフィルムテープ 51の種類等に関 するカセット情報が格納されたカセット情報テーブル 136が記憶されている。尚、この カセット情報テーブル 136の構成は、上記実施例 1に係るカセット情報テーブル 132 の構成と同じ構成である。
また、カセット情報テーブル 136には、一例として、「テープ幅」には「6mm」、「テー プ種類」には「ラミネートテープ」、「テープ長さ」には「8m」、「ICチップのピッチ長 L」 には「50mm」、「インクリボンの種類」には「ラミネート用」、「インクリボンの色」には「黒 」が格納されている。
[0108] 次に、このように構成されたテープ印字装置 1の起動時に実行される印字制御パラ メータ等を設定する制御処理にっ 、て図 53に基づ 、て説明する。
図 53に示すように、先ず、 S141において、テープ印字装置 1の CPU81は、起動 時にリード/ライトモジュール 93を介してテープカセット 21に備えられた無線タグ回 路素子 25のメモリ部 125に記憶されるパラメータテーブル 135から「モデル名」等の 印字制御情報を読み込み、 RAM85に記憶する。
そして、 S142において、 CPU81は、 RAM85からパラメータテーブル 135の印字 制御情報を再度読み出し、この印字制御情報対応する印字制御パラメータが ROM 83又はフラッシュメモリ 84に記憶されている力否かを判定する判定処理を実行する。 そして、 RAM85から読み出した印字制御情報対応する印字制御パラメータが RO M83又はフラッシュメモリ 84に記憶されていない場合には(S142 :NO)、 S143にお いて、 CPU81は、当該テープ印字装置 1の「モデル名」が「モデル A」、「モデル B」、 「モデル C」のうちの!/、ずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。
続いて、当該テープ印字装置 1の「モデル名」が「モデル A」、「モデル B」、「モデル C」のうちのいずれかである場合には(S143 :YES)、 S144において、 CPU81は、 当該テープ印字装置 1の「モデル名」に該当する印字制御パラメータをリード Zライト モジュール 93を介して、テープカセット 21の無線タグ回路素子 25のメモリ部 125から 読み出し、当該テープカセット 21の印字制御パラメータとしてフラッシュメモリ 84に記 憶する。例えば、テープ印字装置 1の「モデル名」が「モデル A」の場合には、印字制 御パラメータとして「パラメータ A10」をテープカセット 21の無線タグ回路素子 25のメ モリ部 125から読み出し、当該テープカセット 21の印字制御パラメータとしてフラッシ ュメモリ 84に記憶する。
その後、 S145において、 CPU81は、当該テープカセット 21の印字制御パラメータ を ROM83又はフラッシュメモリ 84から読み出して、印字制御を実行後、当該処理を 終了する。
一方、 S142で、 RAM85から読み出した印字制御情報に対応する印字制御パラメ ータが ROM83又はフラッシュメモリ 84に記憶されている場合には(S142 :YES)、 S 145において、 CPU81は、当該テープカセット 21の印字制御パラメータを ROM83 又はフラッシュメモリ 84から読み出して、印字制御を実行後、当該処理を終了する。 他方、 S143で、当該テープ印字装置 1の「モデル名」が「モデル A」、「モデル B」、「 モデル C」のうちの!/、ずれでもな 、場合(例えば、テープ印字装置 1が「モデル D」の 場合で、テープカセット 21のテープ幅が 6mm〜12mmまでしか対応していない機種 であって、カセット収納部 8に装着したテープカセット 21のテープ幅が 18mmの場合 である。)には(S143 :NO)、 S146において、 CPU81は、液晶ディスプレイ 7に「こ のテープ印字装置は、お使いのテープカセットには対応していません。テープカセッ トの適用機種を確認して下さい。」と表示して、当該処理を終了する。
[0110] ここで、テープ送りモータ 92、テープ駆動ローラ軸 14、カム部 76、テープ送りローラ 63、テープサブローラ 11は、テープ搬送手段を構成する。また、サーマルヘッド 9、 プラテンローラ 10は、印字手段を構成する。また、アンテナ 26は、装置側アンテナと して機能する。また、アンテナ 68は、 IC回路側アンテナとして機能する。また、無線タ グ回路素子 25は、無線情報回路素子として機能する。また、パラメータテーブル 131 及びカセット情報テーブル 132は、所定の情報を構成する。また、 CPU81、 ROM8 3、フラッシュメモリ 84は、第 1制御手段、第 2制御手段、情報選択手段、情報格納手 段、報知手段を構成する。また、リード Zライトモジュール 93は、読取手段及び読取 書込手段として機能する。また、キーボード 6は、入力手段として機能する。また、 RO M83、フラッシュメモリ 84は、選択条件記憶手段を構成する。液晶ディスプレイ (LC D) 7及び LCDC94は、表示手段として機能する。
[0111] 従って、実施例 3のテープカセット 21では、該テープカセット 21に収納されるフィル ムテープ 51等の各テープ種類に対応する印字制御パラメータ力 無線タグ回路素 子 25に機種毎に格納されているため、多種類の機種の発売後に製造されることとな つた従来の仕様と異なる新製品のテープカセット 21を使用することが可能となる。 また、実施例 3のテープ印字装置 1では、カセット収納部 8に装着されたテープカセ ット 21に対応する印字制御パラメータカ¾^^83又はフラッシュメモリ 84に記憶され ていない場合にも、当該テープ印字装置 1の「モデル名」に該当する印字制御パラメ ータがこの無線タグ回路素子 25に記憶されていれば、 CPU81がリード Zライトモジ ユール 93を介してテープカセット 21の無線タグ回路素子 25から該当する印字制御 パラメータを自動的に読み込み、従来の仕様と異なる新製品のテープカセット 21を 装着しても印字制御を実行することが可能となる。また、新しいテープカセット 21の装 着時に、 CPU81がリード/ライトモジュール 93を介してテープカセット 21の無線タグ 回路素子 25から該当する印字制御パラメータを自動的に読み込むため、テープ印 字装置 1の「モデル名」や「駆動電源種類」等の制御条件を入力する必要がなぐ使 い勝手がよくなり、作業効率の向上を図ることができる。
実施例 4
[0112] 次に、実施例 4に係るテープカセット及びテープ印字装置について図 54乃至図 57 に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図 1乃至図 39の実施例 1に係る テープカセット 21及びテープ印字装置 1の構成等と同一符号は、該実施例 1に係る テープカセット 21及びテープ印字装置 1等の構成等と同一あるいは相当部分を示す ものである。
実施例 4に係るテープカセット及びテープ印字装置の概略構成は、実施例 1に係る テープカセット 21及びテープ印字装置 1とほぼ同じ構成である。また、テープ印字装 置の各種制御処理も実施例 1に係るテープ印字装置 1とほぼ同じ制御処理である。 但し、テープカセットに備えられる無線タグ回路素子 25の取付構成力 実施例 1に 係るテープカセット 21に備えられる無線タグ回路素子 25の取付構成と異なっている 。また、テープカセットをカセット収納部 8に装着する構成が、実施例 1に係るテープ カセット 21をカセット収納部 8に装着する構成と異なっている。
[0113] 先ず、実施例 4に係るテープカセット及びカセット収納部 8の構成について図 54乃 至図 56に基づいて説明する。
図 54乃至図 56に示すように、カセット収納部 8の底面部 8Bには、テープカセット 14 1の底面部が当接される同じ高さ(例えば、 0. 2mm〜3mmの高さで、 0. 5mm〜l mmの高さが好ましい。)の各受け部 142、 143が設けられている。また、各受け部 14 2、 143の上端面には、テープカセット 141の底面部 141Aに形成される各位置決め 孔 145、 146に嵌入される所定高さ(例えば、 0. 3mm〜2mmの高さである。)の各 位置決め突起 142A、 143Aが設けられている。これにより、テープカセット 141は、 底面部 141Aに形成される各位置決め孔 145、 146を各位置決め突起 142A、 143 Aに嵌入しつつ、該底面部 141Aを各受け部 142、 143の上端面に当接させることに よって、カセット収納部 8内で適正に位置決めがされ得るものである。
[0114] 次に、テープカセット 141をカセット収納部 8に装着した場合の無線タグ回路素子 2 5とアンテナ 26との相対位置関係について図 54乃至図 57に基づいて説明する。 図 54乃至図 56に示すように、高さ H5 (例えば、 15mmの高さである。)のテープ力 セット 141の外周側壁面 24には、底面部 141Aから高さ H6 (例えば、 2. 5mm〜6m mの高さである。)の位置に、無線タグ回路素子 25が設けられている。一方、カセット 収納部 8の側壁部 8Aに設けられるアンテナ 26は、各受け部 142、 143の上端面から 高さ方向の距離 H6の位置で、且つ、無線タグ回路素子 25に対向する位置に配置さ れている。また、テープカセット 141をカセット収納部 8に装着した場合には、このテー プカセット 141の外周側壁面 24とカセット収納部 8の側壁部 8Aとの間には狭い隙間 (例えば、約 0. 3mn!〜 3mmの隙間である。)の空間部 49が形成され、対向配置さ れたアンテナ 26と無線タグ回路素子 25との送受信を妨げる導電性材料の板部材等 は配置されていないため、アンテナ 26と無線タグ回路素子 25との良好な送受信を行 うことができる。
[0115] また、図 57に示すように、テープ幅の異なる(例えば、テープ幅 24mmである。)テ ープカセット 141の場合にも、図 56に示すテープカセット 141 (例えば、テープ幅 12 mmである。)と同様に、高さ H7 (例えば、 35mmの高さである。)のテープカセット 14 1の外周側壁面 24には、底面部 141Aから高さ H6 (例えば、 2. 5mm〜6mmの高さ である。)の位置で、アンテナ 26に対向する位置に、無線タグ回路素子 25が設けら れている。これにより、テープ幅の異なる(例えば、テープ幅 24mmである。)テープ カセット 141をカセット収納部 8に装着した場合にも、テープカセット 141の外周側壁 面 24とカセット収納部 8の側壁部 8Aとの間には狭い隙間(例えば、約 0. 3mm〜3m mの隙間である。)の空間部 49が形成され、対向配置されたアンテナ 26と無線タグ 回路素子 25との送受信を妨げる導電性材料の板部材等は配置されていないため、 アンテナ 26と無線タグ回路素子 25との良好な送受信を行うことができる。
[0116] 従って、実施例 4に係るテープカセット 141では、底面部 141Aに形成される各位 置決め孔 145、 146を各位置決め突起 142A、 143Aに嵌入しつつ、該底面部 141 Aを各受け部 142、 143の上端面に当接するようにカセット収納部 8に装着することに よって、テープカセット 141の高さ方向における無線情報回路素子 25とカセット収納 部 8の各受け部 142、 143の上端面との相対位置関係は、常に高さ H6を形成して一 定となり、該無線タグ回路素子 25とアンテナ 26との各受け部 142、 143の上端面か らの高さが高さ H6となる。これにより、この無線タグ回路素子 25をアンテナ 26に確実 に対向配置することができる。
また、実施例 4に係るテープ印字装置 1では、無線タグ回路素子 25はテープカセッ ト 141の底面部 141Aから高さ H6の外周側壁面 24に設けられ、この底面部 141Aが 各受け部 142、 143の上端面に当接される。また、アンテナ 26は、各受け部 142、 1 43の上端面から高さ H6の側壁部 8Aに配置されている。これにより、このアンテナと 2 6無線タグ回路素子 25との高さ方向の相対位置関係は、常に一定になるため、アン テナ 26を無線タグ回路素子 25に確実に対向配置することができ、この無線タグ回路 素子 25に記憶されているテープカセット 141に関する情報を確実に送受信すること ができる。
[0117] 尚、各受け部 142、 143の高さ寸法を「0」にする、即ち、カセット収納部 8の底面部 8Bに各位置決め突起 142A、 143Aを設け、テープカセット 141の底面部 141Aが 底面部 8Bの内側面に当接する構成にしてもよい。これにより、テープ印字装置 1の 薄型化を図ることができる。
実施例 5
[0118] 次に、実施例 5に係るテープカセット及びテープ印字装置について図 58乃至図 63 に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図 1乃至図 39の実施例 1に係る テープカセット 21及びテープ印字装置 1の構成等と同一符号は、該実施例 1に係る テープカセット 21及びテープ印字装置 1等の構成等と同一あるいは相当部分を示す ものである。
実施例 5に係るテープカセット及びテープ印字装置の概略構成は、実施例 1に係る テープカセット 21及びテープ印字装置 1とほぼ同じ構成である。また、テープ印字装 置の各種制御処理も実施例 1に係るテープ印字装置 1とほぼ同じ制御処理である。 但し、テープカセットには、感熱テープと両面粘着テープが収納され、インクリボン が収納されて ヽな 、点で実施例 1に係るテープカセット 21と構成が異なって 、る。
[0119] 先ず、テープカセットの構成について図 58及び図 59に基づいて説明する。
図 58及び図 59に示すように、カセット収納部 8に上方力も装着されるテープカセッ ト 151は、上記テープカセット 21とほぼ同じ構成である力 テープカセット 151には、 インクリボン 52、このインクリボン 52が卷回されるリボンスプール 55、このリボンスプー ル 55からインクリボン 52を引き出すとともに卷取るインクリボン卷取スプール 61が収 納されていない。また、テープスプール 54には被印字テープとして感熱テープ 152 が卷回され、支持孔 41によって回動可能に支持されている。また、テープカセット 15 1には、剥離紙 53Dの背面側に所定ピッチでセンサーマーク 65が印刷されると共に ベースフィルム 53B中に所定ピッチ Lで無線タグ回路素子 32が予め設けられる両面 粘着テープ 53が、剥離紙 53Dを外側に向けてテープスプール 56に卷回され、支持 孔 43によって回動可能に支持されている。
[0120] そして、前記テープスプール 54に卷回され、このテープスプール 54から引き出され た感熱テープ 152は、テープカセット 151のサーマルヘッド 9が挿入される開口部 22 を通過する。その後、印字された感熱テープ 152は、テープカセット 151の片側下方 部(図 58中、左下側部)に回転自在に設けられ、テープ送りモータ 92の駆動を受け て回転するテープ送りローラ 63と、このテープ送りローラ 63に対向配置されるテープ サブローラ 11との間を通過して、テープ排出口 153からテープカセット 151の外部に 送り出されて、カツタユニット 30、アンテナ 33及び反射型センサ 35を経てテープ印字 装置 1のラベル排出口 16より排出される。この場合、両面粘着テープ 53は、感熱テ ープ 152に対してテープ送りローラ 63及びテープサブローラ 11によって圧着される。
[0121] 次に、テープカセット 151のテープ排出口 153の構成について図 60乃至図 63に 基づいて説明する。
図 60に示すように、テープカセット 151に収納される感熱テープ 152のテープ厚さ が大きぐ剥離紙 53Dが薄いフィルムテープ等で形成されている場合には、印字済 みラベル用テープ 28の無線タグ回路素子 32が配置される部分が両面粘着テープ 5 3側の方向(図 60中、左方向)に突出する。
また、図 61に示すように、この印字済みラベル用テープ 28がテープカセット 151の 外方へ排出されるテープ排出口 153は、この印字済みラベル用テープ 28が通る正 面視縦長のスリット状に形成されると共に、テープ幅方向中央部分に対向する両面 粘着テープ 53側(図 61中、左側)の側縁部が高さ方向(図 61中、上下方向)所定幅 寸法で外側方向に切り欠かれて、凹部 155が形成されている。
これにより、印字済みラベル用テープ 28の無線タグ回路素子 32が配置される部分 が両面粘着テープ 53側の方向に突出した場合においても、この印字済みラベル用 テープ 28をテープカセット 151の外方に排出するときに、テープ排出口 153で引つ 掛カることを防止できるため、スリット幅を容易に狭くすることができ、印字済みラベル 用テープ 28をスムーズに排出することができる。
[0122] また、図 62に示すように、テープカセット 151に収納される感熱テープ 152のテー プ厚さが薄ぐ剥離紙 53Dが厚いフィルムテープ等で形成されている場合には、印 字済みラベル用テープ 28の無線タグ回路素子 32が配置される部分が感熱テープ 1 52側の方向(図 62中、右方向)に突出する。
また、図 63に示すように、この印字済みラベル用テープ 28がテープカセット 151の 外方へ排出されるテープ排出口 153は、この印字済みラベル用テープ 28が通る正 面視縦長のスリット状に形成されると共に、テープ幅方向中央部分に対向する感熱 テープ 152側(図 63中、右側)の側縁部が高さ方向(図 63中、上下方向)所定幅寸 法で外側方向に切り欠かれて、凹部 156が形成されている。
これにより、印字済みラベル用テープ 28の無線タグ回路素子 32が配置される部分 が感熱テープ 152側の方向に突出した場合においても、この印字済みラベル用テー プ 28をテープカセット 151の外方に排出するときに、テープ排出口 153で引っ掛力る ことを防止できるため、スリット幅を容易に狭くすることができ、印字済みラベル用テー プ 28をスムーズに排出することができる。
尚、テープカセット 151は、インクリボン 52を使用しない感熱テープ 152を収納して いるが、インクリボン 52を使用するフィルムテープ 51を収納した場合にも、上記と同 様に、印字済みラベル用テープ 28の無線タグ回路素子 32が配置される部分力 フィ ルムテープ 51側若しくは両面粘着テープ 53側の一方の方向に突出した場合に適用 できることはもちろんである。
実施例 6
[0123] 次に、実施例 6に係るテープカセット 21に装着されるテープ送りローラについて図 6 4及び図 65に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図 1乃至図 39の実 施例 1に係るテープカセット 21及びテープ印字装置 1の構成等と同一符号は、該実 施例 1に係るテープカセット 21及びテープ印字装置 1等の構成等と同一あるいは相 当部分を示すものである。
[0124] 図 64に示すように、導電性のプラスチック材料で形成されるテープ送りローラ 161 は、実施例 1に係るテープ送りローラ 63とほぼ同じ構成である。但し、段差部 71及び テーパ部 71Aの外周部に導電性スポンジや導電性ゴム等の導電性弾性部材で形成 される被覆部 74が卷回されて 、な 、点で異なって 、る。
これにより、図 65に示すように、テープ送りローラ 161は、テープサブローラ 11との 協働作用により、両面粘着テープ 53を印字されたフィルムテープ 51に接着して印字 済みラベル用テープ 28を作成するとともに、この印字済みラベル用テープ 28をテー プ排出口 27からテープカセット 21の外方へ送る送り動作を行うものである。また、テ ープ送りローラ 161の軸方向中央部は、軸方向両端縁部にテーパ部 71Aが形成さ れる段差部 71が設けられているため、印字済みラベル用テープ 28の無線タグ回路 素子 32が設けられる部分がテープサブローラ 11に当接した場合には、この印字済 みラベル用テープ 28の無線タグ回路素子 32の部分と段差部 71との間に隙間(例え ば、 0. 2mm〜: Lmmの隙間)が形成され、該無線タグ回路素子 32が破壊されるの防 止することができると共に、円筒部 72とテープサブローラ 11との協働により印字済み ラベル用テープ 28を押圧して接着することができる。また、テープ送りローラ 161は、 導電性のプラスチック材料で形成されるため、このテープ送りローラ 161に係合する 金属製のテープ駆動ローラ軸 14とそれがつながるテープ印字装置 1本体の金属製 又は導電性榭脂製のシャーシ、さらにはシャーシと電源基板のグランド部分とが接続 されていることにより、テープ送りローラ 161で静電気が発生することを防ぎ、無線タ グ回路素子 32の破壊を確実に防ぐことができる。
実施例 7
[0125] 次に、実施例 7に係るテープカセット 21に装着されるテープ送りローラについて図 6 6に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図 1乃至図 39の実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1の構成等と同一符号は、該実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1等の構成等と同一あるいは相当部分を示 すものである。
[0126] 図 66に示すように、導電性のプラスチック材料で形成されるテープ送りローラ 162 は、実施例 1に係るテープ送りローラ 63とほぼ同じ構成である。但し、段差部 71に替 えて、円筒部 72の軸方向中央部に、無線タグ回路素子 32のテープ幅方向寸法にほ ぼ等し 、幅寸法で、印字済みラベル用テープ 28の無線タグ回路素子 32が設けられ る背面部が当接するように少し細くなつた段差部 163が設けられている。また、段差 部 163の軸方向両端縁部にはテーパ状に形成された各テーパ部 163 Aが設けられ ている。また、この段差部 163及びテーパ部 163Aの外周部には、導電性スポンジや 導電性ゴム等の導電性弾性部材で形成される被覆部 74が卷回されて ヽな ヽ。
これにより、テープ送りローラ 162は、テープサブローラ 11との協働作用により、両 面粘着テープ 53を印字されたフィルムテープ 51に接着して印字済みラベル用テー プ 28を作成するとともに、この印字済みラベル用テープ 28をテープ排出口 27からテ ープカセット 21の外方へ送る送り動作を行うものである。また、テープ送りローラ 162 の軸方向中央部は、軸方向両端縁部にテーパ部 163 Aが形成される段差部 163が 設けられているため、印字済みラベル用テープ 28の無線タグ回路素子 32が設けら れる部分がテープサブローラ 11に当接した場合には、この印字済みラベル用テープ 28の無線タグ回路素子 32の部分に内側に凹む段差部 163の外周部が当接するた め、該無線タグ回路素子 32が破壊されるの防止することができると共に、円筒部 72と テープサブローラ 11との協働により印字済みラベル用テープ 28の全面を押圧して確 実に接着することができる。また、テープ送りローラ 162は、導電性のプラスチック材 料で形成されるため、このテープ送りローラ 162に係合する金属製のテープ駆動ロー ラ軸 14とそれがつながるテープ印字装置 1本体の金属製又は導電性榭脂製のシャ ーシ、さらにはシャーシと電源基板のグランド部分とが接続されていることにより、テー プ送りローラ 162で静電気が発生することを防ぎ、無線タグ回路素子 32の破壊を確 実に防ぐことができる。
実施例 8
次に、実施例 8に係るテープセット 21に装着されるテープ送りローラについて力図 6 7に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図 1乃至図 39の実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1の構成等と同一符号は、該実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1等の構成等と同一あるいは相当部分を示 すものである。
[0128] 図 67に示すように、導電性のプラスチック材料で形成されるテープ送りローラ 165 は、実施例 6に係るテープ送りローラ 161とほぼ同じ構成である。但し、段差部 71の 軸方向両端縁部にテーパ部 71 Aが形成されて 、な 、。
これにより、テープ送りローラ 165は、テープサブローラ 11との協働作用により、両 面粘着テープ 53を印字されたフィルムテープ 51に接着して印字済みラベル用テー プ 28を作成するとともに、この印字済みラベル用テープ 28をテープ排出口 27からテ ープカセット 21の外方へ送る送り動作を行うものである。また、各円筒部 72を各テー パ部 71Aの軸方向高さ分だけ軸方向内側に延出することができ、この円筒部 72とテ ープサブローラ 11との協働により印字済みラベル用テープ 28を押圧してより確実に 接着することができる。また、テープ送りローラ 165の軸方向中央部は、段差部 71が 設けられているため、印字済みラベル用テープ 28の無線タグ回路素子 32が設けら れる部分がテープサブローラ 11に当接した場合には、この印字済みラベル用テープ 28の無線タグ回路素子 32の部分と段差部 71との間に隙間(例えば、 0. 2mm〜: Lm mの隙間)が形成され、該無線タグ回路素子 32が破壊されるの防止することができる 。また、テープ送りローラ 165は、導電性のプラスチック材料で形成されるため、この テープ送りローラ 165に係合する金属製のテープ駆動ローラ軸 14とそれがつながる テープ印字装置 1本体の金属製又は導電性榭脂製のシャーシ、さらにはシャーシと 電源基板のグランド部分とが接続されていることにより、テープ送りローラ 165で静電 気が発生することを防ぎ、無線タグ回路素子 32の破壊を確実に防ぐことができる。 実施例 9
[0129] 次に、実施例 9に係るテープカセット 21に装着されるテープ送りローラについて図 6 8に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図 1乃至図 39の実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1の構成等と同一符号は、該実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1等の構成等と同一あるいは相当部分を示 すものである。
[0130] 図 68に示すように、導電性のプラスチック材料で形成されるテープ送りローラ 167 は、実施例 7に係るテープ送りローラ 162とほぼ同じ構成である。但し、段差部 163の 軸方向両端縁部にテーパ部 163 Aが形成されて 、な 、。
これにより、テープ送りローラ 167は、テープサブローラ 11との協働作用により、両 面粘着テープ 53を印字されたフィルムテープ 51に接着して印字済みラベル用テー プ 28を作成するとともに、この印字済みラベル用テープ 28をテープ排出口 27からテ ープカセット 21の外方へ送る送り動作を行うものである。また、各円筒部 72を各テー パ部 163A (図 66参照)の軸方向高さ分だけ軸方向内側に延出することができ、この 円筒部 72とテープサブローラ 11との協働により印字済みラベル用テープ 28の全面 を押圧してより確実に接着することができる。また、テープ送りローラ 167の軸方向中 央部には、段差部 163が設けられているため、印字済みラベル用テープ 28の無線タ グ回路素子 32が設けられる部分がテープサブローラ 11に当接した場合には、この印 字済みラベル用テープ 28の無線タグ回路素子 32の部分に内側に凹む段差部 163 の外周部が当接するため、該無線タグ回路素子 32が破壊されるの防止することがで きると共に、円筒部 72とテープサブローラ 11との協働により印字済みラベル用テー プ 28の全面を押圧して確実に接着することができる。また、テープ送りローラ 167は、 導電性のプラスチック材料で形成されるため、このテープ送りローラ 167に係合する 金属製のテープ駆動ローラ軸 14とそれがつながるテープ印字装置 1本体の金属製 又は導電性榭脂製のシャーシ、さらにはシャーシと電源基板のグランド部分とが接続 されていることにより、テープ送りローラ 167で静電気が発生することを防ぎ、無線タ グ回路素子 32の破壊を確実に防ぐことができる。
実施例 10
[0131] 次に、実施例 10に係るテープカセット 21に装着されるテープ送りローラについて図 69に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図 1乃至図 39の実施例 1に 係るテープカセット 21及びテープ印字装置 1の構成等と同一符号は、該実施例 1に 係るテープカセット 21及びテープ印字装置 1等の構成等と同一あるいは相当部分を 示すものである。
[0132] 図 69に示すように、導電性のプラスチック材料で形成されるテープ送りローラ 170 は、実施例 9に係るテープ送りローラ 167とほぼ同じ構成である。但し、段差部 163よ りも更に細い段差部 171が形成されると共に、該段差部 171の外周部には、この段 差部 163の外周径にほぼ等しい外周径を有する略リング状の導電性スポンジや導電 性ゴム等の導電性弾性部材で形成される被覆部 172が卷回されている。
これにより、テープ送りローラ 170は、テープサブローラ 11との協働作用により、両 面粘着テープ 53を印字されたフィルムテープ 51に接着して印字済みラベル用テー プ 28を作成するとともに、この印字済みラベル用テープ 28をテープ排出口 27からテ ープカセット 21の外方へ送る送り動作を行うものである。また、テープ送りローラ 170 の軸方向中央部は、段差部 171が設けられて弾性部材で形成される被覆部 172で 卷回されているため、印字済みラベル用テープ 28の無線タグ回路素子 32が設けら れる部分がテープサブローラ 11に当接した場合には、無線タグ回路素子 32の部分 力当接する被覆部 172の外周部が内側に凹み、該無線タグ回路素子 32が破壊され るの確実に防止することができると共に、円筒部 72及び被覆部 172とテープサブ口 ーラ 11との協働により印字済みラベル用テープ 28の全面を押圧して確実に接着す ることができる。また、テープ送りローラ 170は、導電性のプラスチック材料で形成され ると共に、被覆部 172は導電性弾性部材カゝら形成されるため、このテープ送りローラ 170及び被覆部 172は、このテープ送りローラ 170に係合する金属製のテープ駆動 ローラ軸 14とそれがつながるテープ印字装置 1本体の金属製又は導電性榭脂製の シャーシ、さらにはシャーシと電源基板のグランド部分とが接続されていることにより、 テープ送りローラ 170及び被覆部 172で静電気が発生することを防ぎ、無線タグ回 路素子 32の破壊を確実に防ぐことができる。
実施例 11
[0133] 次に、実施例 11に係るテープカセット 21に装着されるテープ送りローラについて図 70及び図 71に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図 1乃至図 39の 実施例 1に係るテープカセット 21及びテープ印字装置 1の構成等と同一符号は、該 実施例 1に係るテープカセット 21及びテープ印字装置 1等の構成等と同一あるいは 相当部分を示すものである。
[0134] 図 70及び図 71に示すように、導電性のプラスチック材料で形成されるテープ送り口 ーラ 175は、略円筒状の円筒部 176と、この円筒部 72の内壁から中心に向力つて放 射状に形成された複数の駆動リブ 177と、円筒部 176の外周部に卷回される略筒状 の導電性スポンジや導電性ゴム等の導電性弾性部材で形成される被覆部 178とから 構成されている。この被覆部 178の外周径は、実施例 1に係るテープ送りローラ 63の 外周径にほぼ等しくなるように形成されている。また、この被覆部 178の軸方向高さ 寸法は、実施例 1に係るテープ送りローラ 63の円筒部 72の軸方向外側端面間の距 離寸法にほぼ等しくなるように形成されて 、る。
ここに、各駆動リブ 175は、円筒部 176の上下方向の中央位置に関して上下対称 形となるように、それぞれ複数個が形成されている。また、各駆動リブ 177には、テー プ印字装置 1のカセット収納部 8に配設されたテープ駆動ローラ軸 14のカム部材 76 ( 図 3参照)が係合され、テープ送りローラ 175はテープ駆動ローラ軸 14の回動に従つ てそのカム部材 76と各駆動リブ 177との協働により回転される。
これにより、テープ送りローラ 175は、テープサブローラ 11との協働作用により、両 面粘着テープ 53を印字されたフィルムテープ 51に接着して印字済みラベル用テー プ 28を作成するとともに、この印字済みラベル用テープ 28をテープ排出口 27からテ ープカセット 21の外方へ送る送り動作を行うものである。また、テープ送りローラ 175 の円筒部 176の外周部は、弾性部材で形成される被覆部 178で卷回されているため 、印字済みラベル用テープ 28の無線タグ回路素子 32が設けられる部分がテープサ ブローラ 11に当接した場合には、無線タグ回路素子 32の部分が当接する被覆部 17 8の外周部が内側に凹み、該無線タグ回路素子 32が破壊されるの確実に防止する ことができると共に、被覆部 178とテープサブローラ 11との協働により印字済みラベ ル用テープ 28の全面を押圧して確実に接着することができる。また、テープ送りロー ラ 175は、導電性のプラスチック材料で形成されると共に、被覆部 178は導電性弾性 部材カも形成されるため、このテープ送りローラ 175及び被覆部 178は、このテープ 送りローラ 175に係合する金属製のテープ駆動ローラ軸 14とそれがつながるテープ 印字装置 1本体の金属製又は導電性榭脂製のシャーシ、さらにはシャーシと電源基 板のグランド部分とが接続されて 、ることにより、テープ送りローラ 175及び被覆部 17 8で静電気が発生することを防ぎ、無線タグ回路素子 32の破壊を確実に防ぐことが できる。
実施例 12 [0136] 次に、実施例 12に係るテープカセット及びテープ印字装置について図 72及び図 7 3に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図 1乃至図 39の実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1の構成等と同一符号は、該実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1等の構成等と同一あるいは相当部分を示 すものである。
実施例 12に係るテープカセット及びテープ印字装置の概略構成は、実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1とほぼ同じ構成である。また、テープ印字 装置の各種制御処理も実施例 1に係るテープ印字装置 1とほぼ同じ制御処理である 但し、実施例 12に係るテープカセット 21の外周側壁面 24に配置される無線タグ回 路素子 25には、実施例 1に係るパラメータテーブル 131に替えてプログラムテーブル が記憶されている点で異なっている。そのため、実施例 12に係るテープ印字装置は 、起動時に印字制御プログラム等を設定する制御処理を実行する点で、実施例 1に 係るテープ印字装置 1と異なっている。
[0137] 先ず、実施例 12に係るテープカセット 21の無線タグ回路素子 25のメモリ部 125に 記憶されるプログラムテーブルの一例について図 72に基づいて説明する。
図 72に示すように、テープカセット 21に備えられた無線タグ回路素子 25のメモリ部 125には、テープ印字装置 1の各モデル A〜Cに対する該テープカセット 21に収納 されるフィルムテープ 51へ印字するための印字制御プログラムが格納されたプロダラ ムテーブル 181が記憶されて!、る。
このプログラムテーブル 181は、テープ印字装置 1の各モデルを表す「モデル名」と 、この各「モデル名」に対応する「駆動電源」と、この各「駆動電源」に対する「印字制 御プログラム」とから構成されて 、る。
また、各「モデル名」には「モデル A」、「モデル B」、「モデル C」が格納されて!、る。 また、「モデル A」〜「モデル C」の「駆動電源」には、「乾電池」、「ACアダプター」、「 AC電源」がそれぞれ格納されて!ヽる。
[0138] そして、「モデル A」の「乾電池」に対する印字制御プログラムとして「プログラム A21 」、「ACアダプター」に対する印字制御プログラムとして「プログラム B21」、「AC電源 」に対する印字制御プログラムとして「プログラム C21」が格納されている。また、「モデ ル 」の「乾電池」に対する印字制御プログラムとして「プログラム A22」、「ACァダプ ター」に対する印字制御プログラムとして「プログラム B22」、「AC電源」に対する印字 制御プログラムとして「プログラム C22」が格納されている。また、「モデル C」の「乾電 池」に対する印字制御プログラムとして「プログラム A23」、「ACアダプター」に対する 印字制御プログラムとして「プログラム B23」、「AC電源」に対する印字制御プロダラ ムとして「プログラム C23」が格納されて 、る。
[0139] 尚、この「モデル A」に対応する各「プログラム A21」〜「プログラム C21」には、上記 ノ ラメータテーブル 131の駆動電源が各「乾電池」〜「AC電源」の場合の印字制御 ノ ラメータである各「パラメータ Al」〜「パラメータ Cl」がそれぞれ含まれると共に、該 各パラメータ A1〜パラメータ C1によって「モデル A」のテープ印字装置 1がテープ力 セット 21のフィルムテープ 51等に印字するための印字制御プログラムが含まれてい る。また、「モデル B」に対応する各「プログラム A22」〜「プログラム C22」には、上記 ノ ラメータテーブル 131の駆動電源が各「乾電池」〜「AC電源」の場合の印字制御 ノ ラメータである各「パラメータ A2」〜「パラメータ C2」がそれぞれ含まれると共に、該 各パラメータ A2〜パラメータ C2によって「モデル B」のテープ印字装置 1がテープ力 セット 21のフィルムテープ 51等に印字するための印字制御プログラムが含まれてい る。また、「モデル C」に対応する各「プログラム A23」〜「プログラム C23」には、上記 ノ ラメータテーブル 131の駆動電源が各「乾電池」〜「AC電源」の場合の印字制御 ノ ラメータである各「パラメータ A3」〜「パラメータ C3」がそれぞれ含まれると共に、該 各パラメータ A3〜パラメータ C3によって「モデル C」のテープ印字装置 1がテープ力 セット 21のフィルムテープ 51等に印字するための印字制御プログラムが含まれてい る。
[0140] 次に、実施例 12に係るテープ印字装置 1の起動時に実行される印字制御プロダラ ム等を設定する制御処理にっ 、て図 73に基づ 、て説明する。
図 73に示すように、先ず、 S151において、テープ印字装置 1の CPU81は、起動 時にリード/ライトモジュール 93を介してテープカセット 21に備えられた無線タグ回 路素子 25から該無線タグ回路素子 25のメモリ部 125に記憶されるプログラムテープ ル 181の「モデル名」と各「モデル名」に対応する「駆動電源」の電源種類を読み込み 、 RAM85に記憶する。
そして、 S152において、 CPU81は、液晶ディスプレイ 7に当該テープ印字装置 1 のモデル名の選択を要求する旨の表示をすると共に、この液晶ディスプレイ 7に RA M85に記憶したプログラムテーブル 181の各「モデル名」を読み出して、表示後、モ デル名が選択されるのを待つ。
例えば、図 24に示すように、液晶ディスプレイ 7の上段部に「お使いのモデル名を 選択して下さい。」と表示する。そして、液晶ディスプレイ 7の下段部に、番号「1.」に 続けて「モデル A」、番号「2.」に続けて「モデル B」、番号「3.」に続けて「モデル C」 を表示し、キーボード 6を介して 1〜3のいずれかの数字キーが押下されるのを待つ。
[0141] 続いて、 S 153において、 CPU81は、キーボード 6を介してモデル名が選択された 場合には、この選択されたモデル名を RAM85に記憶する。
そしてまた、 S154において、 CPU81は、液晶ディスプレイ 7に当該テープ印字装 置 1の駆動電源の種類の選択を要求する旨の表示をする。また、それと同時に、 CP U81は、 S153において記憶したモデル名を RAM85から再度読み出し、この「モデ ル名」に対応する「駆動電源」の種類を RAM85から読み出して、液晶ディスプレイ 7 に表示後、駆動電源が選択されるのを待つ。
例えば、図 25に示すように、「モデル A」が選択された場合には、液晶ディスプレイ 7の上段部に「お使いの電源を選択して下さい。」と表示する。そして、液晶ディスプ レイ 7の下段部に、番号「1.」に続けて「AC電源」、番号「2.」に続けて「専用 ACァ ダプター」、番号「3.」に続けて「乾電池」を表示し、キーボード 6を介して 1〜3のい ずれかの数字キーが押下されるのを待つ。
[0142] そして、 S 155において、 CPU81は、キーボード 6を介して駆動電源が選択された 場合には、この選択された電源の種類を RAM85に記憶する。
続いて、 S 156において、 CPU81は、 RAM85に記憶したモデル名と駆動電源の 種類とを読み出し、このモデル名と駆動電源の種類とに該当する印字制御プログラム を、リード/ライトモジュール 93を介して無線タグ回路素子 25のメモリ部 125に記憶 されるプログラムテーブル 181の印字制御情報力も読み出し、当該駆動条件に対応 するテープカセット 21の印字制御プログラムとして RAM85に記憶する。 例えば、 RAM85に記憶したモデル名と駆動電源の種類と力 「モデル A」と「乾電 池」の場合には、無線タグ回路素子 25のメモリ部 125に記憶されるプログラムテープ ル 181の印字制御情報から「プログラム A21」を読み出し、 RAM85にテープカセット 21の印字制御プログラムとして記憶する。また、 RAM85に記憶したモデル名と駆動 電源の種類とが、「モデル B」WACアダプター」の場合には、無線タグ回路素子 25 のメモリ部 125に記憶されるプログラムテーブル 181の印字制御情報から「プログラム B22」を読み出し、 RAM85にテープカセット 21の印字制御プログラムとして記憶す る。
[0143] そしてまた、 S157において、 CPU81は、 RAM85から当該駆動条件に対応する テープカセット 21の印字制御プログラムを読み出し、この印字制御プログラムが RO M83又はフラッシュメモリ 84に記憶されている力否かを判定する判定処理を実行す る。
そして、 RAM85から読み出したテープカセット 21の印字制御プログラムカ¾OM8 3又はフラッシュメモリ 84に記憶されて!ヽな 、場合には(S 157: NO)、 S 158にお!/ヽ て、 CPU81は、この印字制御プログラムのプログラムデータをリード Zライトモジユー ル 93を介して無線タグ回路素子 25のメモリ部 125に記憶されるプログラムテーブル 1 81から読み出し、当該テープカセット 21の印字制御プログラムのプログラムデータと してフラッシュメモリ 84に記憶する。
一方、 RAM85から読み出したテープカセット 21の印字制御プログラムが ROM83 又はフラッシュメモリ 84に記憶されている場合には(S157: YES)、この印字制御プ ログラムは ROM83又はフラッシュメモリ 84に既に記憶されていると判定する。
その後、 S159において、 CPU81は、当該テープカセット 21の印字制御プログラム のプログラムデータを ROM83又はフラッシュメモリ 84から読み出して、印字制御を 実行後、当該処理を終了する。
[0144] 従って、実施例 12に係るテープカセット 21では、該テープカセット 21に収納される フィルムテープ 51等の各テープ種類に対応する印字制御プログラム力 無線タグ回 路素子 25に機種毎及び駆動電源の種類毎に格納されているため、多種類の機種の 発売後に製造されることとなった従来の仕様と異なる新製品のテープカセット 21を使 用することが可能となる。
また、実施例 12に係るテープ印字装置 1では、カセット収納部 8に装着されたテー プカセット 21に対応する印字制御プログラムが ROM83又はフラッシュメモリ 84に記 憶されていない場合にも、当該テープ印字装置 1の「モデル名」及び「駆動電源」に 該当する印字制御プログラムがこの無線タグ回路素子 25に記憶されていれば、起動 時に、テープ印字装置 1の「モデル名」や「駆動電源」の種類等の制御条件を入力す ることによって、 CPU81がリード/ライトモジュール 93を介してテープカセット 21の無 線タグ回路素子 25から該当する印字制御プログラムを読み込んでフラッシュメモリ 84 に記憶して、印字済みラベル用テープ 28を作成することが可能となり、従来の仕様と 異なる新製品のテープカセット 21を装着しても印字制御を実行することが可能となる 実施例 13
[0145] 次に、実施例 13に係るテープカセット及びテープ印字装置について図 74及び図 7 5に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図 1乃至図 39の実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1の構成等と同一符号は、該実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1等の構成等と同一あるいは相当部分を示 すものである。
実施例 13に係るテープカセット及びテープ印字装置の概略構成は、実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1とほぼ同じ構成である。また、テープ印字 装置の各種制御処理も実施例 1に係るテープ印字装置 1とほぼ同じ制御処理である 但し、テープカセット 21の外周側壁面 24に配置される無線タグ回路素子 25には、 パラメータテーブル 131に替えてプログラムテーブル 182が記憶される点で異なって いる。そのため、実施例 13に係るテープ印字装置は、起動時に印字制御プログラム を自動的に設定する制御処理を実行する点で、実施例 1に係るテープ印字装置 1の 印字制御パラメータ等を設定する制御処理 (S1〜S9)と異なって 、る。
[0146] 先ず、実施例 13に係るテープカセット 21の無線タグ回路素子 25のメモリ部 125に 記憶されるプログラムテーブルの一例について図 74に基づいて説明する。
図 74に示すように、テープカセット 21に備えられた無線タグ回路素子 25のメモリ部 125には、テープ印字装置 1の各モデル A〜Cに対する該テープカセット 21に収納 されるフィルムテープ 51へ印字するための印字制御プログラムが格納されたプロダラ ムテーブル 182が記憶されている。
このプログラムテーブル 182は、テープ印字装置 1の各モデルを表す「モデル名」と 、この各「モデル名」に対応する「印字制御プログラム」とから構成されて!ヽる。
また、各「モデル名」には「モデル A」、「モデル B」、「モデル C」が格納されて!、る。 そして、「モデル A」の「印字制御プログラム」として「プログラム A31」が格納されて!ヽ る。また、「モデル B」の「印字制御プログラム」として「プログラム B31」が格納されてい る。また、「モデル C」の「印字制御プログラム」として「プログラム C31」が格納されてい る。
尚、この「プログラム A31」には、上記パラメータテーブル 131の駆動電源が「乾電 池」の場合の印字制御パラメータである「パラメータ Al」と、駆動電源が「ACアダプタ 一」の場合の印字制御パラメータである「パラメータ Bl」と、駆動電源が「AC電源」の 場合の印字制御パラメータである「パラメータ Cl」とが含まれると共に、各パラメータ A 1、 Bl、 CIによってテープカセット 21のフィルムテープ 51等に印字するための印字 制御プログラムが含まれて 、る。
また、「プログラム B31」には、上記パラメータテーブル 131の駆動電源が「乾電池」 の場合の印字制御パラメータである「パラメータ A2」と、駆動電源が「ACアダプター」 の場合の印字制御パラメータである「パラメータ B2」と、駆動電源が「AC電源」の場 合の印字制御パラメータである「パラメータ C2」とが含まれると共に、各パラメータ A2 、 B2、 C2によってテープカセット 21のフィルムテープ 51等に印字するための印字制 御プログラムが含まれて 、る。
また、「プログラム C31」には、上記パラメータテーブル 131の駆動電源が「乾電池」 の場合の印字制御パラメータである「パラメータ A3」と、駆動電源が「ACアダプター」 の場合の印字制御パラメータである「パラメータ B3」と、駆動電源が「AC電源」の場 合の印字制御パラメータである「パラメータ C3」とが含まれると共に、各パラメータ A3 、 B3、 C3によってテープカセット 21のフィルムテープ 51等に印字するための印字制 御プログラムが含まれて 、る。
[0148] 次に、このように構成されたテープ印字装置 1の起動時に実行される印字制御プロ グラム等を設定する制御処理にっ 、て図 75に基づ 、て説明する。
図 75に示すように、先ず、 S161において、テープ印字装置 1の CPU81は、起動 時にリード/ライトモジュール 93を介してテープカセット 21に備えられた無線タグ回 路素子 25から該無線タグ回路素子 25のメモリ部 125に記憶されるプログラムテープ ル 182力ら「モデル名」等のデータを読み込み、 RAM85に記憶する。
そして、 S162において、 CPU81は、 RAM85に記憶した「モデル名」のデータを 読み出し、当該テープ印字装置 1のモデル名が含まれている力否力、即ち、当該テ ープ印字装置 1の「モデル名」が「モデル A」、「モデル: B」、「モデル C」のうちのいず れかである力否かを判定する判定処理を実行する。
[0149] 続!、て、当該テープ印字装置 1の「モデル名」が「モデル A」、「モデル B」、「モデル C」のうちのいずれかである場合には(S162 :YES)、 S163において、 CPU81は、 当該テープ印字装置 1の「モデル名」に該当する印字制御プログラムを、リード Zライ トモジュール 93を介して無線タグ回路素子 25のメモリ部 125に記憶されるプログラム テーブル 182の印字制御情報力も読み出し、当該テープカセット 21の印字制御プロ グラムとして RAM85に記憶する。
例えば、テープ印字装置 1の「モデル名」が「モデル A」の場合には、無線タグ回路 素子 25のメモリ部 125に記憶されるプログラムテーブル 182の印字制御情報から「プ ログラム A31」を読み出し、 RAM85にテープカセット 21の印字制御プログラムとして feす。。
[0150] そして、 S164において、 CPU81は、 RAM85から再度、当該テープカセット 21の 印字制御プログラムを読み出し、この印字制御プログラムが ROM83又はフラッシュメ モリ 84に記憶されている力否かを判定する判定処理を実行する。
そして、 RAM85から読み出したテープカセット 21の印字制御プログラムカ¾OM8 3又はフラッシュメモリ 84に記憶されて!ヽな 、場合には(S 164: NO)、 S 165にお!/ヽ て、 CPU81は、この印字制御プログラムのプログラムデータをリード Zライトモジユー ル 93を介して無線タグ回路素子 25のメモリ部 125に記憶されるプログラムテーブル 1 82から読み出し、当該テープカセット 21の印字制御プログラムのプログラムデータと してフラッシュメモリ 84に記憶する。
その後、 S166において、 CPU81は、当該テープカセット 21の印字制御プログラム のプログラムデータを ROM83又はフラッシュメモリ 84から読み出して、印字制御を 実行後、当該処理を終了する。
[0151] 一方、 RAM85から読み出したテープカセット 21の印字制御プログラムが ROM83 又はフラッシュメモリ 84に記憶されている場合には(S164 : YES)、 S166において、 CPU81は、当該テープカセット 21の印字制御プログラムのプログラムデータを RO M83又はフラッシュメモリ 84から読み出して、印字制御を実行後、当該処理を終了 する。
他方、 S162で、当該テープ印字装置 1の「モデル名」が「モデル A」、「モデル B」、「 モデル C」のうちの!/、ずれでもな 、場合(例えば、テープ印字装置 1が「モデル D」の 場合で、テープカセット 21のテープ幅が 6mm〜12mmまでしか対応していない機種 であって、カセット収納部 8に装着したテープカセット 21のテープ幅が 18mmの場合 である。)には(S143 :NO)、 S167において、 CPU81は、液晶ディスプレイ 7に「こ のテープ印字装置は、お使いのテープカセットには対応していません。テープカセッ トの適用機種を確認して下さい。」と表示して、当該処理を終了する。
[0152] 従って、実施例 13のテープカセット 21では、該テープカセット 21に収納されるフィ ルムテープ 51等の各テープ種類に対応する印字制御プログラム力 無線タグ回路 素子 25に機種毎に格納されているため、多種類の機種の発売後に製造されることと なった従来の仕様と異なる新製品のテープカセット 21を使用することが可能となる。 また、実施例 13のテープ印字装置 1では、カセット収納部 8に装着されたテープ力 セット 21に対応する印字制御プログラムが ROM83又はフラッシュメモリ 84に記憶さ れて 、な 、場合にも、当該テープ印字装置 1の「モデル名」に該当する印字制御プロ グラムがこの無線タグ回路素子 25に記憶されて 、れば、 CPU81がリード Zライトモ ジュール 93を介してテープカセット 21の無線タグ回路素子 25から該当する印字制 御プログラムを自動的に読み込み、従来の仕様と異なる新製品のテープカセット 21 を装着しても印字制御を実行することが可能となる。また、新しいテープカセット 21の 装着時に、 CPU81がリード/ライトモジュール 93を介してテープカセット 21の無線タ グ回路素子 25から該当する印字制御プログラムを自動的に読み込むため、テープ 印字装置 1の「モデル名」や「駆動電源」の種類等の制御条件を入力する必要がなく 、使い勝手がよくなり、作業効率の向上を図ることができる。
実施例 14
[0153] 次に、実施例 14に係るテープカセット及びテープ印字装置について図 76乃至図 7 9に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図 1乃至図 39の実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1の構成等と同一符号は、該実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1等の構成等と同一あるいは相当部分を示 すものである。
実施例 14に係るテープカセット及びテープ印字装置の概略構成は、実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1とほぼ同じ構成である。また、テープ印字 装置の各種制御処理も実施例 1に係るテープ印字装置 1とほぼ同じ制御処理である 但し、図 76乃至図 79に示すように、実施例 1に係る無線タグ回路素子 25に替えて 有線タグ回路素子 191が設けられ、また、実施例 1に係るアンテナ 26に替えて接続 コネクタ 192が設けられている点で実施例 1に係るテープカセット 21及びテープ印字 装置 1と異なっている。
[0154] この接続コネクタ 192には、カセット収納部 8側の面に、ニッケル ·金メッキされた 4個 の側面視略弓形の弾性金属製のコネクタ端子 192A〜192Dが水平方向(図 77中、 左右方向)に所定間隔で設けられている。また、各コネクタ端子 192A〜192Dは、 該カセット収納部 8に装着されたテープカセット 21の有線タグ回路素子 191の表面 部に当接するように設けられている。また、この接続コネクタ 192は、リード Zライトモ ジュール 93のアンテナ 26に替えて、該リード Zライトモジュール 93の不図示の入出 力インターフェースに電気的に接続されている。
また、有線タグ回路素子 191は、 IC回路部 67と、実施例 1に係るアンテナ 68に替 えて、この IC回路部 67に電気的に接続されるニッケル ·金メッキされた不図示の 4個 の電極 191A〜191D力 該有線タグ回路素子 191の外側表面に水平方向(図 77 中、左右方向)に所定間隔で形成されている。また、テープカセット 21をカセット収納 部 8に装着した場合には、各電極 191A〜191Dに、各コネクタ端子 192A〜192D が当接して電気的に接続されるように構成されている。また、この有線タグ回路素子 1 91のメモリ部 125には、上記実施例 1に係るパラメータテーブル 131及びカセット情 報テーブル 132が格納されている。
[0155] 従って、実施例 14に係るテープカセット 21では、該テープカセット 21に収納される フィルムテープ 51等の各テープ種類に対応する印字制御パラメータ力 有線タグ回 路素子 191に機種毎に格納されて!、るため、多種類の機種の発売後に製造されるこ ととなつた従来の仕様と異なる新製品のテープカセット 21を使用することが可能とな る。
また、実施例 14に係るテープ印字装置 1では、 CPU81はリード Zライトモジュール 93を介して有線通信によってテープカセット 21の有線タグ回路素子 191に記憶され ている情報を読み取り、また、この有線タグ回路素子 191のメモリ部 125に情報の書 き込みを行うことができるように構成されている。これにより、カセット収納部 8に装着さ れたテープカセット 21に対応する印字制御パラメータが ROM83又はフラッシュメモ リ 84に記憶されていない場合にも、当該テープ印字装置 1の「モデル名」及び「駆動 電源」の種類をキーボード 6を介して入力することによって、該当する印字制御パラメ ータがこの有線タグ回路素子 191のメモリ部 125に記憶されていれば、 CPU81がリ ード Zライトモジュール 93を介してテープカセット 21の有線タグ回路素子 191から該 当する印字制御パラメータを読み込み、従来の仕様と異なる新製品のテープカセット 21を装着しても印字制御を実行することが可能となる。また、テープ印字装置 1のリ ード Zライトモジュール 93と、カセット収納部 8に装着されたテープカセット 21の有線 タグ回路素子 191とは、接続コネクタ 192、各コネクタ端子 192A〜192D及び各電 極 191 A〜 19 IDによって電気的に接続されるため、データ送受信の信頼性の向上 を図ることができる。
実施例 15
[0156] 次に、実施例 15に係るテープカセット及びテープ印字装置について図 80乃至図 8 3に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図 1乃至図 39の実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1の構成等と同一符号は、該実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1等の構成等と同一あるいは相当部分を示 すものである。
実施例 15に係るテープカセット及びテープ印字装置の概略構成は、実施例 1に係 るテープカセット 21及びテープ印字装置 1とほぼ同じ構成である。また、テープ印字 装置の各種制御処理も実施例 1に係るテープ印字装置 1とほぼ同じ制御処理である 但し、テープカセットに備えられる無線タグ回路素子 25の取付構成力 実施例 1に 係るテープカセット 21に備えられる無線タグ回路素子 25の取付構成と異なっている 。また、テープカセットをカセット収納部 8に装着する構成が、実施例 1に係るテープ カセット 21をカセット収納部 8に装着する構成と異なっている。
[0157] 先ず、実施例 15に係るテープカセット及びカセット収納部 8の構成について図 80 乃至図 82に基づいて説明する。
図 80乃至図 82に示すように、カセット収納部 8の底面部 8Bには、テープカセット 19 5の底面部が当接される同じ高さ(例えば、 0. 2mm〜3mmの高さで、 0. 5mm〜l mmの高さが好ましい。)の各受け部 142、 143が設けられている。また、各受け部 14 2、 143の上端面には、テープカセット 195の底面部 195Aに形成される各位置決め 孔 196、 197に嵌入される所定高さ(例えば、 0. 3mm〜2mmの高さである。)の各 位置決め突起 142A、 143Aが設けられている。これにより、テープカセット 195は、 底面部 195Aに形成される各位置決め孔 196、 197を各位置決め突起 142A、 143 Aに嵌入しつつ、該装着基準面としての底面部 195Aを各受け部 142、 143の上端 面に当接させることによって、カセット収納部 8内で適正に位置決めがされ得るもので ある。
[0158] 次に、テープカセット 195をカセット収納部 8に装着した場合の無線タグ回路素子 2 5とアンテナ 26との相対位置関係について図 80乃至図 83に基づいて説明する。 図 80乃至図 82に示すように、テープカセット 195の装着基準面としての底面部 19 5Aには、下ケース 23に形成される支持孔 41の横に隣接して無線タグ回路素子 25 が設けられている。一方、カセット収納部 8の底面部 8Bには、無線タグ回路素子 25 に対向する位置にアンテナ 26が配置されている。また、テープカセット 195をカセット 収納部 8に装着した場合には、このテープカセット 195の底面部 195Aとカセット収納 部 8の底面部 8Bとの間には狭い隙間(例えば、約 0. 3mm〜3mmの隙間である。 ) の空間部 198が形成され、対向配置されたアンテナ 26と無線タグ回路素子 25との送 受信を妨げる導電性材料の板部材等は配置されて 、な 、ため、アンテナ 26と無線タ グ回路素子 25との良好な送受信を行うことができる。
[0159] また、図 83に示すように、テープ幅の異なる(例えば、テープ幅 24mmである。)テ ープカセット 195の場合にも、図 82に示すテープカセット 195 (例えば、テープ幅 12 mmである。)と同様に、テープカセット 195の底面部 195Aには、アンテナ 26に対向 する位置に、無線タグ回路素子 25が設けられている。これにより、テープ幅の異なる (例えば、テープ幅 24mmである。)テープカセット 195をカセット収納部 8に装着した 場合にも、テープカセット 195の底面部 195Aとカセット収納部 8の底面部 8Bとの間 には狭い隙間(例えば、約 0. 3mn!〜 3mmの隙間である。)の空間部 198が形成さ れ、対向配置されたアンテナ 26と無線タグ回路素子 25との送受信を妨げる導電性 材料の板部材等は配置されていないため、アンテナ 26と無線タグ回路素子 25との 良好な送受信を行うことができる。
[0160] 従って、実施例 15に係るテープカセット 195では、底面部 195Aに形成される各位 置決め孔 196、 197を各位置決め突起 142A、 143Aに嵌入しつつ、該底面部 195 Aを各受け部 142、 143の上端面に当接するようにカセット収納部 8に装着することに よって、テープカセット 195の底面部 195Aに配置される無線タグ回路素子 25は、力 セット収納部 8の底面部 8Bに配置されるアンテナ 26に対して、常に対向する位置に 位置決めされるされるため、この無線タグ回路素子 25をアンテナ 26に確実に対向配 置することができる。
また、実施例 15に係るテープ印字装置 1では、無線タグ回路素子 25はテープカセ ット 1195の底面部 195A〖こ設けられ、この底面部 195Aが各受け部 142、 143の上 端面に当接される。また、アンテナ 26は、カセット収納部 8の底面部 8Bに配置されて いる。これにより、このアンテナと 26無線タグ回路素子 25との相対位置関係は、常に 一定になり、アンテナ 26を無線タグ回路素子 25に確実に対向配置することができ、 この無線タグ回路素子 25に記憶されているテープカセット 141に関する情報を確実 に送受信することができる。
[0161] 尚、各受け部 142、 143の高さ寸法を「0」にする、即ち、カセット収納部 8の底面部
8Bに各位置決め突起 142A、 143Aを設け、テープカセット 195の底面部 195Aが 底面部 8Bの内側面に当接する構成にしてもよい。これにより、テープ印字装置 1の 薄型化を図ることができる。
[0162] 尚、本発明は上記実施例 1乃至実施例 15に限定されることはなぐ本発明の要旨 を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。

Claims

請求の範囲
[1] 長尺状のテープを搬送するためのテープ搬送手段と、前記テープに印字する印字 手段と、前記テープが収納されたテープカセットが着脱可能に装着されるカセット収 納部と、を備えたテープ印字装置において、
前記カセット収納部の所定位置に配置される装置側アンテナと、
前記装置側アンテナを介して前記テープカセットの所定位置に配置されて所定の 情報を記憶する IC回路部及び前記 IC回路部に接続されて情報の送受信を行う IC 回路側アンテナを有する無線情報回路素子から前記所定の情報を無線通信により 読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取った所定の情報を記憶するように制御する第 1制御 手段と、
前記所定の情報に基づいて前記テープ搬送手段及び印字手段を駆動制御する第
2制御手段と、
を備え、
前記所定の情報は、テープカセットに関する印字制御情報を含むこと特徴とするテ ープ印字装置。
[2] 長尺状のテープを搬送するためのテープ搬送手段と、前記テープに印字する印字 手段と、前記テープが収納されたテープカセットが着脱可能に装着されるカセット収 納部と、を備えたテープ印字装置において、
前記カセット収納部の所定位置に配置される装置側アンテナと、
前記装置側アンテナを介して前記テープカセットの所定位置に配置されて所定の 情報を記憶する IC回路部及び前記 IC回路部に接続されて情報の送受信を行う IC 回路側アンテナを有する無線情報回路素子から前記所定の情報を無線通信により 読み取り又は書き込む読取書込手段と、
前記読取書込手段によって読み取った所定の情報を記憶するように制御する第 1 制御手段と、
前記所定の情報に基づいて前記テープ搬送手段及び印字手段を駆動制御する第 2制御手段と、 を備え、
前記所定の情報は、テープカセットに関する印字制御情報を含むこと特徴とするテ ープ印字装置。
[3] 前記無線情報回路素子の IC回路部には、複数種類の所定の情報が記憶され、 前記複数種類の所定の情報から一の所定の情報を選択するための選択条件をュ 一ザが入力する入力手段を備え、
前記第 1制御手段は、前記入力手段を介して入力された選択条件に基づいて該当 する所定の情報を選択する情報選択手段と、
前記情報選択手段によって選択した所定の情報を予め記憶していない場合には、 この所定の情報を記憶する情報格納手段と、
を有することを特徴とする請求項 1又は請求項 2に記載のテープ印字装置。
[4] 前記選択条件を予め複数種類記憶する選択条件記憶手段と、
表示手段と、
前記入力手段を介して選択条件を入力する場合には、前記表示手段を介して前記 複数種類の選択条件を表示するように制御する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項 3に記載のテープ印字装置。
[5] 前記無線情報回路素子の IC回路部には、複数種類の所定の情報が記憶され、 前記第 1制御手段は、前記複数種類の所定の情報から一の所定の情報を選択す る選択条件を予め記憶する選択条件記憶手段と、
前記選択条件に基づいて前記複数種類の所定の情報から該当する所定の情報を 選択する情報選択手段と、
前記情報選択手段によって選択した所定の情報を予め記憶していない場合には、 この所定の情報を記憶する情報格納手段と、
を有することを特徴とする請求項 1又は請求項 2に記載のテープ印字装置。
[6] 表示手段を備え、
前記第 1制御手段は、前記選択条件に基づいて該当する所定の情報を選択できな い場合には、前記無線情報回路素子の IC回路部に該当する所定の情報が記憶さ れて 、な 、ことを前記表示手段を介して報知する報知手段を有することを特徴とする 請求項 5に記載のテープ印字装置。
[7] 前記印字手段は、サーマルヘッドを有し、
前記印字制御情報は、前記サーマルヘッドの発熱素子への通電を制御するための 制御情報を含むことを特徴とする請求項 1乃至請求項 6のいずれかに記載のテープ 印字装置。
[8] 長尺状のテープを搬送するためのテープ搬送手段と、前記テープに印字する印字 手段と、を備えたテープ印字装置に使用され、前記テープが収納されて該テープ印 字装置のカセット収納部に着脱可能に装着されるテープカセットにおいて、
前記テープ印字装置は、請求項 1乃至請求項 7のいずれかに記載されるテープ印 字装置であり、
テープカセットに関する所定の情報を記憶する IC回路部及び前記 IC回路部に接 続されて情報の送受信を行う IC回路側アンテナを有する無線情報回路素子を備え、 前記所定の情報は、テープカセットに関する印字制御情報を含むこと特徴とするテ ープカセット。
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