WO2005104088A1 - 楽音を再生する装置、及びそれを含む複合装置 - Google Patents

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Abstract

 楽音再生装置は、サウンドデータファイル及びこのサウンドデータファイルについての情報を含むビートガイドファイルを夫々備えてなる複数の楽音データを記録する記録部(12)と、記録部(12)に記録されたサウンドデータファイルを予め定められた手法により接続するように制御する制御部1とを備える。ビートガイドファイルには該楽音中のどの位置においてどのような編集を可能とするかを示すコマンドコメントが付加されており、制御部は、先行楽音のコマンドコメントと後続楽音のコマンドコメントとに応じて両楽音を連続再生する。  

Description

明 細 書
楽音を再生する装置、及びそれを含む複合装置
技術分野
[0001] 本発明は、デジタル形態の複数の楽音データを、再生速度やビートタイミングを調 整して接続しつつ再生する処理に適用して好適な楽音再生装置、及び選択的に起 動される複数のモードを備えた複合装置に関する。
背景技術
[0002] デジタル形態の楽音データは、その再生時に再生速度を連続的に変化させる処理 を比較的容易に行うことができる。また、力かる処理を行いながら楽音再生を可能と するための楽音再生装置も既に知られている(パイオニア株式会社、ツインシーディ 一ジヱープレーヤー CMX— 3000、 [online] , [平成 16年 3月 22日検索]、インター ット < URL: http:/ 1 www.pioneer.co.jp/ cdj/ products/ cmx3000.html > 参照)。
[0003] この楽音再生装置によれば、 2つの楽音を連続的に再生する際に互いの再生速度 を一致させ且つビートタイミングを同期させて両楽音を接続しつつ再生することがで きる。
[0004] し力しながら、従来の楽音再生装置にお!/、て、上記したように再生速度を一致させ 且つビートタイミングを同期させて 2つの楽音を接続再生するためには、まず、小節の 頭を一致させ、その後、再生速度を変化させて同期をとる必要があった。
[0005] また、例えば、実際のディスクジョッキー(DJ)のプレイにお 、ては、 2つの楽音を接 続再生する際に、ある楽音を当該楽音中の任意の点で終了させ、続いて、次の楽音 を当該楽音中の任意の点力も再生するといつたことも行われている。更に、その接続 内容には先行して再生される楽音 (以下、「先行楽音」という。)に対して当該先行楽 音に続いて再生される楽音 (以下、「後続楽音」という。)を標準音量で割り込ませるよ うにして再生開始させるカットインや、先行楽音をフ ードアウトさせる一方で後続楽 音をフェードインさせるクロスフェード、クロスフェードの時間を長くしたロングクロスフ エードなど様々な処理がある。
[0006] このように DJのプレイでは、合成して再生するほか、先に再生されて!、る楽曲(先行 楽曲)を突然停止して、次に再生する楽曲(後続楽曲)をその直後に再生開始するこ とで、あた力も 2つの楽曲が途中で接合されたかのようにして再生する「カットイン」、 先行楽曲の音量を徐々に下げつつ、後続楽曲の音量を徐々に上げていき、楽曲が 徐々に入れ替る「クロスフェード」など、多彩な組み合せ再生テクニックが知られてい る。
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0007] しかし、力かる再生処理を上記したように両楽音間において同期をとりつつ行うこと は一般の人にとっては難し力つた。つまり、これら合成再生、カットイン、クロスフェード 等の組み合せ再生のテクニックは、それ自体高度の熟練を必要とするもので、誰もが 簡単に楽しめるものではない。また、こうした^ aみ合せ再生は、再生装置のユーザが 一々操作しながら行うものであり、好みの楽曲を組み合せ再生して楽しむためには、 例えば自ら組み合せ再生した結果を録音しておく等の必要があった。
[0008] 本発明は、従来の技術が抱えるこれらの課題を解決するためになされたものであり 、その目的の一つは、誰もが簡単に DJと同じように楽音データを再生することが可能 な、楽音再生装置、楽音再生方法、楽音再生プログラム及びそれを格納した記録媒 体を提供することにある。
[0009] このような上記従来の再生装置で、再生ピッチを一致させ、かつビートタイミングを 同期させて 2つの楽音を合成して再生するためには、まず、各楽曲における再生開 始位置を、それぞれ、どこかの小節の先頭音に合わせておき、その後、再生ピッチを 変化させて同期をとる必要がある。
[0010] ところで、近年、テレビ番組等の録画や音楽再生に用いる装置としてハードディスク 装置が注目されている(日本国特許公開公報、特開 2002— 94916号公報を参照) 。ハードディスク装置は、ランダムアクセスが可能で、かつ記憶容量が大きいという特 徴を有している。そして、この特徴を活力して、録画等を行いながら、一方で別の部 分を再生するなどと ヽつた処理が可能であり、テレビ番組視聴や音楽鑑賞の娯楽性 を格段に向上できるようにして 、る。
[0011] 一方、近年では家庭用ゲーム機においても、ゲーム内容の高度化に伴ってハード ディスク等の大容量デバイスが要求されることが多くなつて 、る。これらの事情を背景 として、テレビ番組録画や音楽再生を実現する第 1装置と、家庭用ゲーム機の機能を 実現する第 2装置とを複合した複合装置が開発されている。
[0012] この複合装置では、ハードディスクに対して第 1装置と第 2装置との双方からァクセ ス可能とすることが好適であるが、それと同時に、第 2装置である家庭用ゲーム機で は、過去からのゲームソフトウェアの資産をそのまま利用できるようにすることが好まし い。すなわち、第 1装置と複合されても、複合される前の家庭用ゲーム機との互換性 が維持できるようにしておく必要がある。
[0013] このように、一方の装置の互換性を維持しつつ、他の装置と複合させた複合装置を 実現するためには、第 1装置の機能を主として利用する第 1モードと、ゲーム機など、 第 2装置の機能を主として利用する第 2モードとを切替え可能とすればよい。
[0014] し力しながら、例えば第 1モードの機能にて録画'録音された映像や楽曲を第 2モ ードのゲームに取込むことができれば、これらを利用したゲームを作ることができ、より 多様なゲームの開発を促進できる。
[0015] そこで本発明の別の目的の一つは、多様なゲーム開発を可能とする等、第 1モード で格納したデータを第 2モードの処理で利用可能とした複合装置を提供することであ る。
課題を解決するための手段
[0016] 本発明に係る楽音再生装置、楽音再生方法、楽音再生プログラム及びそれを格納 してなる記録媒体の特徴は、再生対象たる楽音を示してなるサウンドデータファイル 及び前記サウンドデータファイルについての情報を含むビートガイドファイルを夫々 備えてなる複数の楽音データを参照し、該複数の楽音データの前記サウンドデータ ファイルを予め定められた手法により接続しつつ前記楽音の再生を行う場合におい て、前記複数の楽音データの夫々の備える前記ビートガイドファイルに、当該楽音中 のどの位置においてどのような編集を可能とするかを示すコマンドコメントを付カ卩して おき、先行して再生される楽音である先行楽音の前記サウンドデータファイルと該先 行楽音に続いて再生される楽音である後続楽音の前記サウンドデータファイルとを接 続する際に、前記先行楽音の前記コマンドコメントと前記後続楽音の前記コマンドコ メントとに応じて、前記先行楽音及び前記後続楽音を連続再生することにある。
[0017] また本発明に係る複合装置は、第 1装置と、第 2装置と、前記第 1装置と第 2装置と の双方力 アクセス可能に設定されている共用領域を備えた記憶部と、を有し、前記 第 2装置が第 1装置のインタフェースとして動作する第 1モードと、当該第 1モードとは 異なる第 2モードとのいずれかのモードで選択的に起動される複合装置であって、前 記第 1モードで起動した状態で、第 1装置に処理対象となったデータを所定の形式 に変換させ、当該変換後のデータを前記共用領域に格納させてから、第 1モードに 代えて、第 2モードで起動することを特徴としている。
[0018] また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、複数の楽曲または映像デ ータを用いて、楽曲または映像を組み合せ再生する再生装置であって、組み合せ再 生に係る再生規則を、複数保持する規則保持手段と、前記再生規則ごとに、提示条 件を関連付けて保持する条件保持手段と、にアクセス可能に接続され、前記再生規 則の一つを選択する手段であって、前記条件保持手段に保持されて ヽる提示条件 を満足する再生規則の一つを選択する規則選択手段と、前記選択された再生規則 に基づ!/、て、前記複数の楽曲または映像データを用いた楽曲または映像の組み合 せ再生を行う再生手段と、を含むことを特徴としている。
図面の簡単な説明
[0019] [図 1]本発明の一実施の形態による楽音再生装置の内部構成を示すブロック図であ る。
[図 2]本発明の一実施の形態による楽音再生プログラムの構成を示すブロック図であ る。
[図 3] (a)は本発明の一実施の形態による楽音データの構成を示すブロック図であり 、 (b)はビートガイドファイルの一例を示す図である。
[図 4]図 3 (a)に示すサウンドデータの内容の一例を説明するための図である。
[図 5]図 1に示すコントローラの構成を示す模式図である。
[図 6]本発明の一実施の形態によるインタフェイス画面の構成を示す模式図である。
[図 7]二つの楽音データが左右に表示された状態のインタフェイス画面の構成を示す 模式図である。 [図 8]予約語たるコマンドコメントを選択しビートガイドファイルに付加する処理を説明 するための図である。
[図 9]本実施の形態における楽音再生処理を示すフローチャート図である。
[図 10]プレイリストの送受信とそのプレイリストに示される再生を可能とするための楽 音入手の方法を説明するための図である。
[図 11]本発明の実施の形態の第二の態様に係る複合装置の一例を表す構成ブロッ ク図である。
[図 12]ハードディスク内の領域の例を表す説明図である。
[図 13]本発明の実施の形態の第二の態様に係る複合装置の動作例を表すフローチ ヤート図である。
[図 14]本発明の実施の形態の第三の態様に係る再生装置の例を表す構成ブロック 図である。
[図 15]コントローラの例を表す斜視図である。
[図 16]楽曲データの一例を表す説明図である。
[図 17]関連情報部の内容例を表す説明図である。
[図 18]プロファイル情報の例を表す説明図である。
[図 19]本発明の実施の形態の第三の態様に係る再生装置によって実行されるプログ ラムの例を表す機能ブロック図である。
[図 20]プロファイル情報を提示する処理の例を表すフローチャート図である。
[図 21]ユーザインタフェースの画面例を表す説明図である。
発明を実施するための最良の形態
[0020] 本発明に係る楽音再生装置は、例えば、楽音の再生速度やビートタイミングを予め 定められた方法で調整して複数の楽音を接続することにより、所望のスタイルで複数 の楽音データを連続再生する際に使用することができる。以下、図面を参照して、本 発明の一実施の形態となる楽音再生装置の構成及びその動作について詳しく説明 する。
[0021] [楽音再生装置の構成]
〔本体の構成〕 本発明の一実施の形態となる楽音再生装置は、図 1に示すように、各種コンビユー タプログラムに従って信号処理や内部構成要素の制御を行う制御部 1と、制御部 1か らの指示に従って描画処理を実行して楽音再生処理に関わる各種画像データを作 成する画像処理部 2と、画像処理部 2が作成した画像データをディスプレイ 3上に表 示制御する表示制御部 4と、制御部 1からの指示に従って音声処理を施した後、スピ 一力 5を介して音声を出力する音声処理部 6を備える。
[0022] また、この楽音再生装置は、 DVD— ROMや CD— ROM等の光ディスク 7に記録 されている各種コンピュータプログラム及び処理用データであって、後述する楽音再 生処理を実現する楽音再生プログラム 8等の各種コンピュータプログラム及び処理用 データを読み出すディスクドライバ 9と、光ディスク 7から読み出された各種コンビユー タプログラム及び処理用データを一時的に格納するバッファ機能や、制御部 1のヮー キングエリア機能を実現する RAM (Random Access Memory) 10と、楽音のデジタル データ(以下、楽音データと略記する) 11等の各種コンピュータプログラム及び処理 用データを記憶する ROM (Read Only Memory) 12と、楽音再生処理に係わる各種 指示を入力する際にユーザが操作するコントローラ 13と、インターネットや LAN ( Local Area Network)等の電気通信回線を利用した情報通信処理を行うための通信 部 14と、を備える。
[0023] なお、この実施の形態では、楽音再生プログラム 8は光ディスク 7内に記録されてい る力 インストール処理や通信部 14を利用したダウンロード処理等の処理を実行する ことにより、楽音再生プログラム 8を ROM12内に記憶しておいてもよい。また、楽音 再生プログラム 8をフレキシブルディスク等の光ディスク 7以外の記録媒体に記録しも よい。但し、この場合には、ディスクドライバ 9を使用する記録媒体の形態に応じた読 み取り装置に置き換えることとする。
[0024] さらに、この実施の形態では、楽音データ 11は ROM12内に記憶されている力 光 ディスク 7内に記録されて 、る楽音データを読み出したり、通信部 14を利用して楽音 データをダウンロードしたりする等、他の方法により楽音データ 11を装置内に導入し てもよい。
[0025] 〔楽音再生プログラムの構成〕 楽音再生プログラム 8は、後述する楽音再生処理を制御部 1に実行させるコンビュ ータプログラムコードにより構成される。この楽音再生プログラム 8は、図 2に示すよう に、音声処理部 6を制御して楽音再生処理を実行するための楽音再生処理用コード 8a、画像処理部 2を制御して楽音再生処理に係わる各種画像データを生成するイン タフェイス画面生成用コード 8b、通信部 14を制御して電気通信回線を利用した外部 との通信処理を実行するための通信処理用コード 8c、及び楽音再生処理の際に使 用する各種処理用データ 8dを含む。
[0026] 〔楽音データの構成〕
楽音データ 11は、図 3 (a)に示すように、楽音毎に、互いに関連付けされたサウンド データファイル 1 laとビートガイドファイル 1 lbを含む。
[0027] サウンドデータファイル 1 laは、 PCM (Pulse Code Modulation)音源データにより構 成され、音声処理部 6において処理されることにより、図 4に例示するような波形信号 の音声を生成する。
[0028] ビートガイドファイル 1 lbは、ビートタイミング、再生する速さを示す再生速度、各小 節の頭の位置などを示す情報を含む。ビートタイミングは、例えば図 3 (b)に示すよう に、 tl〜t5について夫々サウンドデータファイルの先頭位置からの再生時間で示さ れる。また、各小節の頭の位置は、各ビートに付されるフラグにて示される。上記の例 においては、図 3 (b)における各演奏時間の末尾に記載された「0」及び「1」がフラグ に相当する。
[0029] なお、ビートガイドファイル l ibは、通常、楽音データ 11に含まれている力 必ずし もこれに限定されるものではなぐ例えばサーバ装置等により楽音データを分析し、 その結果に得られたビートガイドファイルを通信回線を介して入手することも可能であ る。ビートガイドファイルを作成するタイミングは、特に限定するものではなぐ任意の 機会に作成することができ、例えばユーザの希望によりダウンロードすることも可能で あり、ユーザの要望があった際に、要望のあった楽音に対してビートガイドファイルを 作成して送信しても良い。
[0030] 本実施の形態においては、再生速度は、ビートガイドファイル l ibに含まれるビート タイミングの情報力 計算されるものとするが、例えば、再生速度を予め計算しておき 、それをビートガイドファイルに数値として保持させることとして ヽても良!、。
[0031] なお、このようにして求めた再生速度は、初期値としての標準の再生速度であり、特 定の固定された値である。これに対して、後述する楽音接続再生処理においては、 先行楽音と後続楽音との再生速度の差を求め、この差に応じて先行楽音の再生速 度と後続楽音の再生速度との少なくとも一方の再生速度の値を変化させることにより 、両者の楽音の連続再生を可能としている。
[0032] 本実施の形態においては、ビートガイドファイル l ibは、更に、コメントを有すること ができる。コメントは、ユーザがビートガイドファイル l ibに適宜追加できるものである 。このコメントのうち、次に掲げるものは、楽音の編集内容を示唆して本実施の形態に おける楽音再生処理を補助するものであり、コマンドコメントと呼ばれる。このコマンド コメントはコメントの予約語とされている。詳しくは、本実施の形態におけるコマンドコメ ントは、 HEAD (ヘッド) , LONG HEAD (ロングヘッド), TAIL (ティル), LONG TAIL (ロングティル), CUTIN (カットイン) , SABI (サビ), BREAK (ブレイク) , DU B (ダブ)の 8種類である。各コマンドコメントの意味については、それを用いた楽音再 生処理の説明をする際に併せて説明することとする。
[0033] 〔コントローラの構成〕
コントローラ 13は、図 5に示すように、ユーザは、把持部 20R, 20Lをそれぞれ左右 の手で把持することで保持するように構成されている。また、このコントローラ 13には 、各把持部 20R, 20Lを左右の手で把持した状態において例えば各親指で操作可 能な位置に、第 1,第 2の操作部 21, 22と、アナログ操作部 23R, 23Lとがそれぞれ 設けられている。
[0034] 第 1の操作部 21には、上方向指示キー 21a、下方向指示キー 21b、右方向指示キ 一 21c及び左方向指示キー 21dが設けられている。ユーザはこれらの指示キー 21a 、 21b、 21c及び 21dを利用して操作対象を特定することができる。
[0035] 第 2の操作部 22には、三角形状の刻印が設けられた三角ボタン 22aと、 X形状の刻 印が設けられた Xボタン 22bと、 O形状の刻印が設けられた Oボタン 22cと、四角形状 の刻印が設けられた四角ボタン 22dとが設けられている。これらのボタン 22a, 22b, 22c及び 22dは、指示キー 21a, 21b, 21c及び 21dにて特定された操作対象に応じ て、夫々固有の操作内容が割り当てられており、ユーザは、適切なボタン 22a,22b, 22c及び 22dを選択し押下することで指示キー 2 la, 21b, 21c及び 21dにて特定さ れた操作対象に対する操作を行うことができる。
[0036] アナログ操作部 23R, 23Lは、点 aを支点として傾ける操作が可能となっており、ま た、このように傾けた状態で、この支点 aを通る回転軸 bを中心として回転させる操作 が可能となっている。このアナログ操作部 23R, 23Lは、傾けるような操作されていな V、時には、図 5に示すように起立した状態 (傾きのな!、状態)でそのポジションが保持 されるようになつている(基準ポジション)。そして、アナログ操作部 23R或いはアナ口 グ操作部 23Lを押圧する操作をしながら傾けるように操作すると、上記基準ポジショ ンに対する傾き量と傾き方向に応じた xy座標上の座標値 (x,y)が検出され、この座 標値が操作出力として制御部 1に出力されるようになって 、る。
[0037] また、このコントローラ 13は、制御部 1に対して楽音再生プログラム 8の実行を指示 ためのスタートボタン 24と、モニターモードを切り替えるためのセレクトボタン 25と、ァ ナログモード及びデジタルモードを選択するためのモード選択スィッチ 26とを有する 。このモード選択スィッチ 26によりアナログモードが選択された場合には、発光ダイォ ード (LED) 27が発光制御され、アナログ操作部 23R, 23Lが動作状態となり、デジ タルモードが選択された場合には、発光ダイオード 27が消光制御され、アナログ操 作部 23R, 23Lが非動作状態となる。
[0038] さらに、このコントローラ 13には、各把持部 20R, 20Lを左右の手で把持した状態 にお 、て例えば各手の人差し指 (或いは中指)で操作可能な位置に、右ボタン 28及 び左ボタン 29が設けられている。この各ボタン 28, 29は、それぞれコントローラ 13の 厚さ方向に並設された、楽音再生処理の際にディスプレイ 3上に表示されるクロスフ エーダー(=ミキサー)オブジェクトを操作するための、第 1,第 2の右ボタン 28R1, 2 8R2、及び第 1,第 2の左ボタン 29L1, 29L2を有する。
[0039] このように、本発明の一実施の形態となる楽音再生装置は、制御部 1が、楽音再生 プログラム 8に従って、ユーザが指定した楽音データ 11に対し、コントローラ 13からの ユーザの操作入力に応じた楽音再生処理を実行するように構成されて ヽる。以下、 図 6〜図 8を参照して、この楽音再生処理の詳細について説明する。 [0040] [楽音再生処理]
〔インタフェイス画面の表示処理〕
制御部 1は、楽音再生プログラム 8が記録されている光ディスク 7を、ユーザがデイス クドライバ 9にセットすると、ディスクドライバ 9を制御して光ディスク 7内の楽音再生プ ログラム 8を RAM10内に読み出す。その後、ユーザがコントローラ 13のスタートボタ ン 24を押下して楽音再生プログラム 8の実行を指示すると、制御部 1は、インタフェイ ス画面生成用コード 8bに従って、ディスプレイ 3上に図 6に示すインタフェイス画面を 表示出力するように画像処理部 2を制御する。そして、ディスプレイ 3上にインタフェイ ス画面が表示されると、ユーザは、このインタフェイス画面内に表示される情報を参照 して、コントローラ 13を操作しながら以下の楽音選択処理やパラメータ変更処理を実 行し、所望の楽音データ 11の再生作業を行うことができる。また、制御部 1は、必要 に応じて、通信処理用コード 8cに従って、電気通信回線を通じて外部とのデータの 送受信を実行するように通信部 14を制御する。
[0041] 本実施の形態におけるインタフェイス画面は、ユーザが楽音データ 11を同時に二 つ再生可能なように構成されており、図 6に示すように、再生可能な楽音名が表示さ れ、再生する楽音データ 11を選択することを示すカーソル 41a, 41bを有する楽音選 択ウィンドウ 42a, 42bと、選択された楽音データ 11を表すレコードオブジェクト 50a, 50b (図 7を参照)が配置されるターンテーブルオブジェクト 43a, 43bを備えている。
[0042] 力!]えて、図 6に示すインタフェイス画面は、選択された楽音データ 11の周波数を調 整するためのイコライザーオブジェクト 44a, 44bと、選択された楽音データ 11の再生 音量を調整するための音量調整オブジェクト 45a, 45bと、楽音データ 11の再生速 度を調整するための速度調整オブジェクト(速度スライダー) 46a, 46bと、二つの楽 音データ 11のミキシング割合を調整するためのクロスフエーダーオブジェクト 47と、 二つの楽音データ 11のビートタイミングを調整するためのシンクロ操作オブジェクト 4 8と、楽音データ 11の再生位置を示す再生ライン 49aとを有し、且つ、各楽音データ 11のビート進行を表示するビートガイドウィンドウ 49を主な構成要素として備えて 、る
[0043] なお、この実施の形態では、 ROM12内に予め記憶されている楽音データ 11のフ アイル名が楽音選択ウィンドウ 42a, 42b内に再生可能な楽音名として表示されるが、 ユーザは、コントローラ 13を操作して、楽音データ 11のファイル名を参照する場所を 指定するのに応じて、 ROM12以外の場所に記憶されている楽音データ 11のフアイ ル名を表示してもよい。
[0044] ここで、この実施の形態においては、楽音選択ウィンドウ 42a, 42b内に再生可能な 楽音名を表示する際に、制御部 11は、例えば 3曲以上の複数の楽音データ 11のビ ートガイドファイル l ibを比較し、相対的に近い再生速度を有する楽音データ 11がま とまるようにしてプレイリストを作成し、そのプレイリストを楽音選択ウィンドウ 42a, 42b 内に表示する。この際、例えば、更にジャンル情報などを更なる比較の対象としても よい。
[0045] 具体的に制御部 11は、プレイリストの先頭の曲をランダムに選択し、次に当該先頭 の曲の再生速度 (先行曲速度)を調べる。なお、当該曲の再生速度が途中で変化す る場合は、例えば曲の先頭部分など、代表的な位置での再生速度を演算することな どとしておけばよい。制御部 11は、次にプレイリストに含めるべき曲の候補をランダム に選択し、当該曲の再生速度 (後続曲速度)を演算する。そして、先行曲速度と後続 曲速度との差が予め定めた値より大きい場合は、再度次にプレイリストに含めるべき 曲の候補をランダムに選択する処理力 繰返す。
[0046] またここで先行曲速度と後続曲速度との差が予め定めた値より小さい場合は、当該 曲の候補をプレイリストに追加し、当該追加した曲の再生速度を先行曲速度として、 次にプレイリストに含めるべき曲の候補をランダムに選択する処理に戻って処理を続 ける。
[0047] さらにジャンル情報を検討対象とする場合、先行する曲のジャンルと、後続曲の候 補のジャンルとが所定のジャンル条件を満足するカゝ否かを調べ、満足する場合にの み、後続曲の候補を後続曲とすればよい。ここでジャンル条件は、先行する曲のジャ ンルと後続する曲のジャンルとの組み合せごとに、連続して再生されることを許可す る力否かを定めた情報とすることができる。
[0048] 上記のようにしてプレイリストが楽音選択ウィンドウ 42a, 42b内に表示されると、ュ 一ザは、コントローラ 13を操作してカーソル 41a, 41bを移動操作することにより、プレ イリストの内容変更、即ち再生される楽音の順番の入れ替えなどを行うこともできる。
[0049] 〔コマンドコメント付加処理〕
再生される楽音の順番が決定すると、その順番に従って、再生される楽音を適切に 接続するためのコマンドコメントを付加する処理を行うことができる。具体的には、図 7 に示されるように、制御部 1は、インタフェイス画面生成用コード 8bに従って、左側若 しくは右側のターンテーブルオブジェクト 43a若しくは 43b上に先行楽音の楽音デー タ 11を表すレコードオブジェクト 50a若しくは 50bを表示するように、画像処理部 2を 制御する。同様に、制御部 1は、右側若しくは左側のターンテーブルオブジェクト 43b 若しくは 43a上に後続楽音の楽音データ 11を表すレコードオブジェクト 50b若しくは 50aを表示するように、画像処理部 2を制御する。図 7に示される状態においては、左 側のターンテーブルオブジェクト 43a上に先行楽音である楽曲 Dの楽音データ 11を 表すレコードオブジェクト 50aが表示され、右側のターンテーブルオブジェクト 43b上 に後続楽音である楽曲 Fの楽音データ 11を表すレコードオブジェクト 50bが表示され ている。
[0050] このレコードオブジェクト 50a, 50bには、ユーザが楽音データ 11の再生位置を視 覚的に認識することができるように、楽音データ 11の再生位置を示す再生ライン 51a , 51bが表示され、この再生ライン 51a, 51bは楽音データ 11の再生位置に従って移 動表示される。
[0051] 制御部 1は、図 7に示すように、インタフェイス画面生成用コード 8bに従って、カーソ ル 41a及び 41bにて示される楽音データ 11のビートガイドファイル l ibを参照して、 それらの楽音データ 11のビートタイミングや再生速度を表すビートガイドオブジェクト 52a, 52bをビートガイドウィンドウ 49内に表示するように画像処理部 2を制御する。 具体的には、制御部 1は、まずビートガイドファイル l ibを参照して、再生する楽音デ ータ 11のビートのタイミング (再生位置)を抽出し、抽出したタイミングに従ってビート 音の時間間隔を再生速度として算出する。そして次に、制御部 1は、図 7に示すよう に、ビート位置に配置され、対応するビート番号 (各ビートに割り振られる連続番号) が付与された複数のビートタイミング表示オブジェクト 53 (53a, 53b)と、このビートタ イミング表示オブジェクト 53間に配置される速度表示オブジェクト 54 (54a, 54b)とに より構成されるビートガイドオブジェクト 52 (52a, 52b)を表示制御する。なお、ビート ガイドファイル l ibにコマンドコメントが付加されている場合には、制御部 1は、当該コ マンドコメントの付されたビートに対応するビートガイドオブジェクト 52内の位置にそ のコメントを表示する。
[0052] 本実施の形態における楽音再生装置では、ユーザは、アナログ操作部 23R又は 2 3Lを回転操作することにより、レコードオブジェクト 50a又は 50b上に設けられた再生 ライン 5 la又は 5 lbを回転移動させることができる。また、ユーザが再生ライン 5 la又 は 51bを回転移動させると、対応するビートガイドオブジェクト 52a又は 52bも移動し て表示される。このようにして、ビートガイドオブジェクト 52a又は 52b上に表示されて いるビートタイミング表示オブジェクト 53a又は 53bを再生ライン 49aにあわせることに より、ユーザは、コマンドコメントを付加したいビートタイミングを選択することができる。
[0053] 選択したいビートタイミングに相当するビートタイミング表示オブジェクト 53a又は 53 bが再生ライン 49aに重なった状態で、ユーザが右方向指示キー 21cを押下すると、 図 8に示されるように、前述した 8種類の予約語 (コマンドコメント)が例えばプルダウン メニュー形式で表示される。その状態で、ユーザが更に下方向指示キー 21bや上方 向指示キー 21aを押下することで、当該ビートタイミングにどのコマンドコメントを付カロ するかを選択することができる。なお、コマンドコメント付加の決定は、例えば Oボタン 22cを更に押下することで行われる。
[0054] ここで、本実施の形態における各コマンドコメントの意味について説明する。 HEA D (ヘッド)は、 4小節フェードインの開始位置を示す。つまり HEADは、 4小節内に、 最低音量から指定された音量まで音量を変化させながら楽曲を導入させるコマンド であり、このコマンドが付加された位置がその導入開始の位置を表すのである。同様 に、 LONG HEAD (ロングヘッド)は 16小節フェードインの開始位置を示す。 TAIL (ティル)は 4小節フェードアウトの開始位置を示す。 LONG TAIL (ロングティル)は 16小節フェードアウトの開始位置を示す。 CUTIN (カットイン)は、カットイン (現在再 生中の曲を停止し、次の曲の再生を開始する)位置を示す。つまり、フェード効果を 使用せず曲を切り替える際の開始を示す。 SABI (サビ)は楽音に対して所定のエフ ェクトをかける基準位置を示す。つまり、曲の主題部分の開始を示し、前後にエフエタ トをかける。 BREAK (ブレイク)は、この位置から 16小節の間、他の楽音の DUB (ダ ブ)部を重ねることを示す。 DUB (ダブ)は、この位置から 16小節の間、他の楽音の B REAK (ブレイク)部に重ねられることを示す。
[0055] これら 8種類のコマンドコメントのうち、 CUTIN, HEAD, LONG HEADは、これ が付されたビートタイミング力 当該楽音の再生を開始したいということを意味するも のであり、開始位置指示コマンドコメントとも呼ばれる。また、 TAIL, LONG TAIL は、これが付されたビートタイミングにて当該楽音の再生を終了したい若しくは再生 終了の基準としたいということを意味するものであり、終了位置指示コマンドコメントと も呼ばれる。先行楽音に付された終了位置指示コマンドコメントは、後続楽音に付さ れた開始位置指示コマンドコメントと対になることで、特定の接続形態を示す機能を 有する。
[0056] 本実施の形態においては、終了位置指示コマンドコメントと開始位置指示コマンド コメントとの対により定められる接続形態は、時間的に短い処理ですむものが優先さ れるように設定されている。具体的には、終了位置指示コマンドコメントが TAIL及び LONG TAILのいずれであったとしても、開始位置指示コマンドコメントが CUTIN であった場合には、基本的には、 TAIL又は LONG TAILが付加されたビートタイミ ングで先行楽音が終了し、 CUTINが付加されたビートタイミング力も後続楽音のカツ トインが開始される。 TAIL及び LONG TAILと HEAD及び LONG HEADの糸且 み合わせに関しては、 LONG TAILと LONG HEADの組み合わせを除き、 4小 節のクロスフェードが行われる。そして、 LONG TAILと LONG HEADの組み合 わせの場合にのみ、ロングミックス、即ち、 16小節にわたるクロスフェードが行われる
[0057] なお、上記した開始位置指示コマンドコメントや終了位置指示コマンドコメントは一 つの楽音中にいくつ設定されていても力まわない。より具体的には、一つの楽音中に HEADや、 TAIL, CUTINなどが夫々複数個設けられていてもよい。また、例えば、 一つの楽音中において、ビート番号が 12番のビートタイミングに TAILを付カ卩し且つ ビート番号が 16番のビートタイミングに HEADを付加するといつたように、終了位置 指示コマンドコメントの付されたビートタイミングよりも後のビートタイミングに開始位置 指示コマンドコメントを付加しても良い。更に、本実施の形態の楽音再生装置は、楽 音中に HEADや CUTINなどの開始位置指示コマンドコメントが付され、それ以降の 位置に TAILなどの終了位置指示コマンドコメントがな力つた場合には、当該楽音デ ータが再生処理の対象となる際に、適切な位置に TAILを自動的に挿入するように 設定されている。従って、ユーザは、開始位置指示コマンドコメントと終了位置指示コ マンドコメントの前後関係などに神経質になることはない。
[0058] ここで TAIL等の終了位置指示コマンドコメントの挿入位置は、例えば開始位置指 示コマンドコメントから所定の小節数以上でランダムに定めた数だけ先の小節の先頭 を表すビートタイミングとすることができる。
[0059] 上述したように、本実施の形態によれば、ユーザは任意のビートタイミングに開始位 置指示コマンドコメント及び終了位置指示コマンドコメントを付加することができ、従つ て、先行楽音中の任意の再生位置と後続楽音中の任意の再生位置とを容易に且つ 適切に接続することができ、その接続形態も適宜選択することができる。
[0060] 〔楽音接続再生処理〕
本実施の形態における楽音再生装置は、複数の楽音データ 11の夫々に付加され たコマンドコメントと夫々の再生速度を参照し、以下に説明するように、それらの楽音 データ 11を適切に接続再生することができる。なお、本実施の形態においては、以 下に説明する処理は、楽音再生プログラム 8の楽音再生処理用コード 8aに含まれて おり、制御部 1は当該楽音再生処理用コード 8aに従って以下の処理を実行する。
[0061] 図 9は、本実施の形態における楽音再生処理を示すフローチャートである。図にお いて、制御部 1は、まず、ステップ S1において、先行楽音と後続楽音のビートガイドフ アイル 1 lbを参照し、それらの再生速度の差が所定値以下であるか否かを判断する( ステップ S2)。本実施の形態においては、所定値は 8%とする。即ち、先行楽音の再 生速度と後続楽音の再生速度の差が 8%である力否かの判断がなされる。
[0062] なお、先行楽音及び後続楽音の夫々につ 、ての再生速度が楽音を通して変動す るような場合には、夫々の楽音のビートガイドファイル l ibの最初の所定数のビートタ イミング群から求められたものを当該楽音の再生速度とすればよい。このようにして再 生速度を特定するのは、それ以外の手法では以下に示す処理が不可能となるからで はなぐ単に以下に説明する処理を簡略ィ匕するためのものであり、処理が複雑になつ てもよい場合には、接続時点(フェードイン時、フェードアウト時、カットイン時など)に おける再生速度を当該楽音の再生速度としても良い。
[0063] 先行楽音と後続楽音との再生速度の差が 8%以下であった場合、制御部 1は、まず 、先行楽音の再生速度を後続楽音の再生速度に徐々に、漸近的に、近づけるように して変化させる (ステップ S3)。但し、本実施の形態においては、先行楽音の再生速 度は最大 2%までしか変化させない。 2%の変化を先行楽音の再生速度に加えても、 先行楽音と後続楽音の再生速度が同期しない場合には、後続楽音の再生速度を変 化させることで両者の同期をとることとする。このようにして、 TAIL又は LONG TAI Lで示される先行楽音の再生終了希望位置と CUTIN, HEAD, LONG HEADで 示される後続楽音の再生開始希望位置とがー致した際に先行楽音及び後続楽音の 再生速度が互いに同期するように先行楽音及び Z又は後続楽音の再生速度を変化 させる。なお、再生速度を変化させる方法は、楽音データの読み出し速度を変化させ るなどの広く知られた処理によって行われる。
[0064] 更に、制御部 1は、上記したようにして先行楽音の再生終了希望位置と後続楽音の 再生開始希望位置とがー致した際に両楽音の再生速度の同期をとると共に、先行楽 音に付加された終了位置指示コマンドコメントと後続楽音に付加された開始位置指 示コマンドコメントとの組み合わせにより規定された接続形態を具現ィ匕する (ステップ
S4)。例えば、先行楽音に付加された終了位置指示コマンドコメントが LONG TAI Lであり、後続楽音に付加された開始位置指示コマンドコメントが LONG HEADで あった場合には、先行楽音と後続楽音の再生速度が 16小節にわたって同期した状 態でクロスフェードが行われる。また、先行楽音に付加された終了位置指示コマンド コメントが TAIL又は LONG TAILであり、後続楽音に付加された開始位置指示コ マンドコメントが CUTINであった場合には、両楽音の再生速度を同期させた上で力 ットインが行われる。
[0065] なお、上記した再生速度の同期処理を行うにあたり、例えば、先行楽音の再生速度 が 180 ( 1分間に 4分音符 (crotchet)に相当する長さの音が 180個分再生される速度 、以下同じ)であり、且つ後続楽音の再生速度が 168であった場合において、後続楽 音に続いて再生される楽音 (続後続楽音)の再生速度が 178であった場合には、先 行楽音と後続楽音とを接続する際に、後続楽音の再生速度を後続楽音の本来の再 生速度である 168よりも速い速度であって続後続楽音の再生速度である 178よりも遅 い速度である 174として同期をとることとしても良い。このようにして、先行楽音と後続 楽音の同期がとられ再生が後続楽音に移った後は、後続楽音は 174を再生速度とし て再生される。
[0066] 上記は、先行楽音の再生速度が後続楽音の再生速度よりも速く且つ続後続楽音の 再生速度が後続楽音の再生速度よりも速い場合には、後続楽音を当該後続楽音の 再生速度よりも速い速度で再生するという処理であるが、同様に、先行楽音の再生速 度が後続楽音の再生速度よりも遅く且つ続後続楽音の再生速度が後続楽音の再生 速度よりも遅い場合には、後続楽音を当該後続楽音の再生速度よりも速い速度で再 生することとしても良い。
[0067] 一方、先行楽音と後続楽音との再生速度の差が 8%以下にな力つた場合、制御部 1は、両楽音の再生速度を同期させることなく両楽音の接続を行う。
[0068] 具体的には、先行楽音と後続楽音との再生速度の差が 8%以下にな力つた場合、 制御部 1は、ステップ S5において、後続楽音に埋め込まれた開始位置指示コマンド コメントが CUTINであるか否かを判断する。
[0069] 後続楽音の開始位置指示コマンドコメントが CUTINであった場合には、制御部 1 は、両楽音の接続形態として、いわゆる Stop + Go (ストップ'アンド'ゴー)を実行する (ステップ S6)。ここで、 Stop + Goとは先行楽音の終了位置指示コマンドコメントが付 された位置から 4小節目で先行楽音を終了し、 1拍空けて後続楽音をその開始位置 指示コマンドコメントの付された位置力も通常再生させる接続形態である。
[0070] 上記において、 Stop + Goに代えて、 Fadeout+Cutin (フェードアウト'アンド'力 ットイン)を実行することとしても良い。ここで、 Fadeout+Cutinとは、先行楽音を 3小 節かけてフェードアウトし、続いて 1小節分空けてから、更に次の小節の頭の位置に ぉ 、て後続楽音をカットインさせる接続形態である。
[0071] 先行楽音と後続楽音との再生速度の差が 8%以内にな力つた場合であって、後続 楽音の開始位置指示コマンドコメントが CUTINでな力つた場合には、ステップ S7に おいて、制御部 1は、先行楽音と後続楽音とを 4小節にわたり再生速度を同期させな
V、でクロスフェードを行う。
[0072] 以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、コマンドコメントを利用して、 2 つの楽音を適切に且つ容易に接続し再生することができる。
[0073] このようにして、複数の楽音を接続しつつ連続再生することを繰り返して!/、ると、他 人がどのような楽音をどのような順番で接続して再生しているか、ある楽音の前後に はどのような楽音が用いられる確率が高 、かなどを知りた 、と 、う欲求がユーザに芽 生免ることとなる。
[0074] 本実施の形態においては、どのような楽音がどのような順番で再生されるのかにつ V、て既にプレイリストとして作成してあるので、それを他人と共有することとすれば上 述したような欲求を満たすことができる。
[0075] より具体的には、図 10に示されるように、本実施の形態による楽音再生装置 100の 制御部 1は、ユーザの指示により又は自動的に、プレイリストをプレイリストデータべ一 ス 200に電気通信回線を通じて送信するように、通信部 14を制御する。他のユーザ の有する楽音再生装置 101, 102, 103からも同様にしてプレイリストがプレイリストデ ータベース 200に送信され蓄積される。このようにして、プレイリストデータベース 200 には、どのような楽音がどのような順番で再生されたかについての情報が蓄積される こととなる。従って、ユーザは、プレイリストデータベース 200を参照し、他のユーザが どのような楽音をどのような順番で接続して再生している力 ある楽音の前後にはど のような楽音が用いられる確率が高 、かなどを知ることができる。
[0076] 加えて、著名人が作成したプレイリストがプレイリストデータベース 200に登録されて いる場合には、それをプレイリストデータベース 200から取得することで、著名人の選 択した複数の楽音を選択した順番で楽しむことができる。
[0077] 更に、上述したようにして他のユーザ等のプレイリストを入手し、楽音再生処理を楽 しもうとしたときに、そのプレイリストに掲げられて 、る楽音で自分の所有して ヽな ヽ楽 音がある場合もある。そのような場合には、制御部 1は、通信部 14を制御して、音楽 配信ショップ又は EMD (Electronic Music Distribution)ショップに足りな 、楽音の ID である楽音 IDを送出し、その楽音 IDに対応する楽音を音楽配信ショップ又は EMD ショップから購入'ダウンロードすることもできる。
[0078] またこのプレイリストに対して、当該プレイリストの再生時に入力されたコマンドコメン ト群を関連付けて配付することとすれば、例えば他のプレイヤや著名人が作成した D Jミックスを楽しむこともできる。すなわち、楽音再生装置 100は、取得したプレイリスト とコマンドコメント群とに基づ 、て複数の楽曲を接続しつつ連続再生する。この場合 において、再生 (DJミックス)中に、現在再生されている曲を飛ばして、次の曲を聞き たい、という場合もある。この場合において、現在の曲の再生を停止して、次の曲の 先頭力もデータを再生したのでは、 DJらしさが失われ、楽曲の連続再生を楽しむこと ができない。
[0079] そこで本実施の形態では、利用者が次の曲の再生を開始するべき旨の指示を行つ た場合、次に再生するべき曲の先頭に、 HEAD又は LONG HEADのコマンドコメ ントを挿入し、現在再生中の曲の次のビートタイミングに TAIL又は LONG TAILの コマンドコメントを挿入する。これにより現在再生中の曲力 次の曲へとクロスフェード が行われ、楽曲が連続再生される。なお、クロスフェードの長さ(HEAD及び TAILを 用いる力 LONG HEADや LONG TAILを用いる力)は、利用者が予め設定してく こととしてちよい。
[0080] 以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、 この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限 定されることはない。例えば、上述した実施の形態においては先行楽音と後続楽音と の再生速度の差が 8%以内である力否かによって処理を再生速度の同期処理を行う か行わな ヽかを判断して!/ヽたが、 8%とされて ヽる所定値を可変値としジャンル毎に 変更することとしても良い。
[0081] 以上のように本発明の実施の形態によれば、楽音データの再生速度及びビートタ イミングを有するビートガイドファイルにコマンドコメントを付しておき、そのコマンドコメ ントの内容に従って、先行楽音のサウンドデータファイルと後続楽音のサウンドデータ ファイルとを接続して先行楽音及び後続楽音を連続再生することができる。例えば、 先行楽音のビートガイドファイルに先行楽音の再生終了希望位置を示す終了位置指 示コマンドコメントを付しておき、且つ、後続楽音のビートガイドファイルに後続楽音の 再生開始希望位置を示す開始位置指示コマンドコメントを付しておくことにより、それ らを利用して、先行楽音の再生終了希望位置と後続楽音の再生開始希望位置とを 一致させて、先行楽音と後続楽音とを連続再生することが容易に可能となる。
[0082] 本発明は、以上の実施の形態に限定されることなぐ特許請求の範囲に記載された 発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含される ものであることは言うまでもない。
[0083] また、本明細書において、部とは必ずしも物理的手段を意味するものではなぐ各 部の機能が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。さらに、一つの部の機 能が、二つ以上の物理的手段により実現されても、若しくは、二つ以上の部の機能が 、一つの物理的手段により実現されてもよい。
[0084] 本発明の実施の形態の第二の態様について図面を参照しながら説明する。この第 二の態様では、テレビ番組録画'再生や音楽の録音'再生等を行う第 1装置と、家庭 用ゲーム機としての機能を実現する第 2装置とを複合した例について述べる。この第 二の態様の複合装置では、起動のモードとして第 1モードと第 2モードとを選択できる ようになつている。ここで第 1モードにて起動された場合は、主として映像や音楽の録 画'録音、又は再生を行う装置として機能し、第 2モードに起動された場合は、主とし て家庭用ゲーム機として機能する。
[0085] この第二の態様に係る複合装置は、図 11に示すように、第 1装置部 310と、第 2装 置部 320と、共用部 330と、ハードディスク 340と、通信部 350とを、含んで構成され ている。これらは一つの筐体内に収納されていてもよい。ここで、第 1装置部 310と共 用部 330とは、第 1のバス B1によって相互に接続されている。また、第 2装置部 320 は、第 2のバス B2を備えており、この第 2のバス B2は、共用部 330の第 3のバス B3に 対して相互に通信可能に接続されて!、る。
[0086] また、第 1装置部 310は、放送受信部 311と、オーディオビデオ (AV)信号処理部 3 12と、セレクタ 313と、符号化部 314と、第 1記憶部 315と、第 1制御部 316とを含む。 第 2装置部 320は、光ディスクドライブ 321と、光ディスクコントローラ 322と、起動 RO M323と、第 2制御部 324と、描画処理部 325と、表示画像出力部 326と、合成部 32 7と、バス接続部 328とを含む。 [0087] さらに共用部 330は、通信インタフェース部 331と、第 1バッファ 332と、第 2バッファ 333と、セレクタ 334と、 B音号ィ匕咅 335と、レジスタ 336と、共有レジスタ 337と、共有 ノッファ 338と、ブリッジ咅 339とを含む。
[0088] ここでノヽードディスク 340の記録領域は、図 12にその概要を示すように、共用領域 と、専用領域とを含む。ハードディスク 340に対しては、第 1装置部 310を介してデー タの読み出しや書き込みがなされる。すなわち第 1装置部 310は、第 2装置部 320か らのデータの読み出し、書き込みの要求 (アクセス要求)を受けて、当該要求に応じ てハードディスク 340に対するデータの読書きの処理を行う。また、この第 1装置部 3 10は、第 2装置部 320から共用領域へのアクセス要求に対しては、当該要求に応じ た処理を行うが、専用領域へのアクセスがあった場合は、当該アクセスには応答しな い。つまりアクセスを禁止する。具体的に、ハードディスク 340におけるこれらの領域 は、ハードディスク 340にパーティションを設定することによって実現できる。
[0089] 第 1装置部 310の放送受信部 311は、アンテナに到来した信号から、ユーザの選 局操作に応じて選択した放送局の信号を選択的に受信し、 AV信号処理部 312に出 力する。なお、ユーザの選局操作は、図示しない操作部によって行われる。当該選 局操作の内容は、例えば、第 2装置部 320の第 2制御部 324に入力され、共用部 33 0と、第 1のバス B1とを介して第 1制御部 316と放送受信部 311に入力されるようにな つている。
[0090] AV信号処理部 312は、放送受信部 311から入力された放送局の信号の入力を受 けて、その映像信号及び音声信号を再生してセレクタ 313に出力する。また、この A V信号処理部 312は、第 1のバス B 1から入力される映像データに基づ!/、て映像信号 及び音声信号を再生し、セレクタ 313に出力する。
[0091] セレクタ 313は、第 1制御部 316から入力される選択信号に基づいて、 AV信号処 理部 312から入力される信号を、符号ィ匕部 314に出力する力否かを定める。また、こ のセレクタ 313は、第 1制御部 316から入力される選択信号に基づいて、 AV信号処 理部 312から入力される信号を、第 2装置部 320の合成部 327に出力する力否かを 定める。
[0092] 具体的に、テレビ放送番組を DVDに録画する場合は、映像信号等を符号化する 必要のため、セレクタ 313を制御して、 AV信号処理部 312から入力される信号が符 号ィ匕部 314に出力されるようにする。また、 DVDやハードディスク 340に記録された 映像や音楽を再生する場合は、セレクタ 313を制御して AV信号処理部 312から入 力される信号が第 2装置部 320の合成部 327に出力されるようにする。
[0093] 符号ィ匕部 314は、入力される映像や音声の信号を、例えば MPEG (Motion
Picture Experts Group)の規格に準拠したデータに符号化して共用部 330のブリッジ 部 339に出力する。
[0094] 第 1記憶部 315は、 RAM (Random Access Memory)等のメモリ素子を含んで構成 され、第 1制御部 316によって実行されるプログラムを保持する。また、この第 1記憶 部 315は、第 1制御部 316の処理において必要となる種々のデータを保持するヮー クメモリとしても動作する。
[0095] 第 1制御部 316は、 CPU等であり、第 1記憶部 315に格納されているプログラムに 従って動作する。この第 1制御部 316は、種々のデータをノヽードディスク 340へ記録 する処理を行う。この第二の態様では、第 2装置部 320はハードディスク 340に対し て直接アクセスできず、第 1装置部 310を介してアクセスするようにしている。これは、 複数の装置間でノ、ードディスクを共有する際に、競合の発生を防止するとともに、第 2装置部 320である家庭用ゲーム機と、過去の家庭用ゲーム機 (ハードディスクァク セス機能を有しな ヽゲーム機)との互換性を維持するためである。
[0096] また、この第 1制御部 316は、セレクタ 313を制御して映像や音声の信号を符号ィ匕 させる処理等、第 1装置部 310を制御する種々の処理を行う。さらにこの第二の態様 においては、この第 1制御部 316はさらに、第 1モードで起動されている状態におい て、ハードディスク 340に記録されている処理の対象となったデータを所定の形式に 変換し、当該変換後のデータをノヽードディスク 340上に設定された共用領域(図 12 参照)に格納する処理 (データ変換処理)を行う。これらの第 1制御部 316の具体的 処理の内容は後に述べる。
[0097] 第 2装置部 320の光ディスクドライブ 321は、例えば DVDドライブである。この DVD ドライブは、 DVD— R, DVD— RW等、種々の DVD規格の光ディスクに対してデー タを書込み可能となっている。また、この DVDドライブは、 DVD規格の光ディスクや 、 CD規格の光ディスク等力もデータを読み出すことができるようになつている。このよ うな光ディスクドライブは広く知られているものを採用できる。
[0098] 光ディスクコントローラ 322は、光ディスクドライブ 321を制御して、データの書き込 み、又は読出しを行わせる。この第二の態様では、家庭用ゲーム機としての機能を実 現する第 2装置部 320は、 DVD— ROM等に記録されたゲームソフトウェアに基づ いて、ゲームの処理を行うことになる。この場合、光ディスクコントローラ 322は、ゲー ムソフトウェアのデータを読出して、当該データを第 2制御部 324に出力することとな る。また、この光ディスクコントローラ 322は、 DVDや CD等力も読出したデータを、共 用部 330を介して第 1装置部 310の AV信号処理部 312に出力する。
[0099] 起動 ROM323は、第 2制御部 324によって読出される。この起動 ROM323には、 家庭用ゲーム機としての第 2装置部 320を起動し、ゲームプログラムを読み込んで、 ゲームを開始するためのプログラム(ブートプログラム)が格納されて 、る。
[0100] 第 2制御部 324は、 CPUを用いて実現できる。第 2モードで起動するべき旨の指示 を受けると、この第 2制御部 324は、起動 ROM323からブートプログラムを読み出す 。そして、当該ブートプログラムに基づいて、光ディスクコントローラ 322を制御し、ゲ ームプログラムを読み出させ、当該読出させたゲームプログラムを実行する。
[0101] また、この第 2制御部 324は、第 1モードで起動されている間は、第 1装置部 310側 から入力される指示に従って、画面上に表示する画像を生成する処理を行う。さらに 第 2制御部 324は、図示しない操作部から、ユーザの指示操作の内容を受け入れて 、当該受け入れた指示操作の内容に基づく所定処理を実行する。これら第 2制御部 324の具体的な処理内容についても、後に述べる。
[0102] 描画処理部 325は、具体的には GPU (Graphics Processing Unit)等の情報処理素 子であり、第 2制御部 324から入力される指示に従って表示するべき画像を生成し、 当該生成した画像を表示画像出力部 326に出力する。また、この第二の態様の描画 処理部 325は、 MPEG符号ィ匕されたデータの入力を受けて、当該データをデコード して映像 ·音声データを生成し、表示画像出力部 326に出力する。この第二の態様 の複合装置では、第 1装置部 310、第 2装置部 320の双方とも、操作メニュー等のュ 一ザインタフェイス画面を表示する場合に、この描画処理部 325を利用することとなる [0103] 表示画像出力部 326は、描画処理部 325が出力する映像'音声データを、テレビ 受像機側で受入可能な映像'音声信号に変換して出力する。具体的には、描画処 理部 325が出力する画像データを、 RGB又はコンポジットの信号に変換して出力す る。合成部 327は、表示画像出力部 326が出力する映像信号と、セレクタ 313が出 力する映像信号とを合成 (スーパーインポーズ)して出力する。また、表示画像出力 部 326とセレクタ 313がそれぞれ出力する音声信号を合成 (ミックス)して出力する。 この合成部 327が出力する信号は、テレビ受像機などに入力され、テレビ受像機の 画面に映し出され、又はテレビ受像機などのスピーカーによって鳴動される。
[0104] バス接続部 328は、第 2バス B2と第 3バス B3との間に接続されている。このバス接 続部 328は、第 2装置部 320側から共用部 330へのデータを中継する。また、このバ ス接続部 328は、共用部 330から第 2装置部 320へのデータを中継する。
[0105] 共用部 330の通信インタフェース部 331は、通信部 350に接続されている。この通 信インタフェース部 331は、通信部 350にて受信されたデータを第 3バス B3を介して 出力する。また、この通信インタフェース部 331は、通信部 350を介して送信するべき データを第 3バス B3を介して受け入れて、当該受け入れたデータを通信部 350に出 力する。
[0106] 第 1バッファ 332は、第 1制御部 316との間で入出力するデータを保持する DMA ( Direct Memory Access)バッファである。第 2ノッファ 333は、第 2制御部 324との間 で入出力するデータを保持する DMA (Direct Memory Access)バッファである。セレ クタ 334は、第 1制御部 316から入力される信号によって制御される。このセレクタ 33 4は、第 1ノ ッファ 332と、第 2バッファ 333とのいずれか一方を、暗号化部 335に接 続する。
[0107] 暗号化部 335は、セレクタ 334を介して入力されるデータを暗号化してハードデイス ク 340に格納する。また、この暗号ィ匕部 335は、ハードディスク 340から読出したデー タを復号してセレクタ 334に出力する。つまりこの暗号化部 335は、セレクタ 334を介 して第 1バッファ 332に接続されているときに、ハードディスク 340に対してデータを書 き込む場合は、第 1バッファ 332に格納されているデータを暗号ィ匕してハードディスク 340に格納する。また、ハードディスク 340からデータを読み出す場合は、ハードディ スク 340から読出したデータを復号して第 1バッファ 332に格納する。同様に、暗号ィ匕 部 335がセレクタ 334を介して第 2バッファ 333に接続されているときに、ハードデイス ク 340に対してデータを書き込む場合は、第 2バッファ 333に格納されているデータ を暗号ィ匕してハードディスク 340に格納する。また、ハードディスク 340からデータを 読み出す場合は、ハードディスク 340から読出したデータを復号して第 2バッファ 333 に格納する。
[0108] レジスタ 336は、第 2制御部 324がハードディスク 340にアクセスする際のコマンド やコントロールデータを書き込むためのレジスタである。具体的にハードディスク 340 力 DE (Integrated Device Electronics)の方式(例えばいわゆる ATA等の規格)で接 続されている場合、このレジスタ 336は、 IDEレジスタの一種として動作する。ハード ディスク 340へのアクセスする際には、このレジスタ 336に対して書き込みや読出しの ためのコマンドや、データの書き込み Z読出し速度を表すコントロールデータ等を書 き込んでおく。
[0109] 既に述べたように、この第二の態様では第 1装置部 310側のみがハードディスク 34 0に直接、アクセスできるようにしている。つまり、この、第二の態様では、第 1装置部 3 10の第 1制御部 316が、このレジスタ 336に格納された内容を参照して、第 2装置部 320側からハードディスク 340への書込み Z読出し要求を、ハードディスク 340内の I DEレジスタへと転送する。なお、ノ、ードディスク 340は、内部の IDEレジスタに格納さ れるコマンド及びコントロールデータに従って、データの書込み Z読出しを行ってい る。
[0110] 共有レジスタ 337と共有バッファ 338とは、第 1装置部 310と第 2装置部 320との間 でデータを授受する際に利用される。例えば第 2制御部 324は、操作部(不図示)か ら入力される指示操作の内容を表す情報を、この共有バッファ 338に格納する。そし て第 1制御部 316が共有バッファ 338から当該情報を読み出して、指示操作を受け 入れるようになつている。
[0111] ブリッジ部 339は、第 1制御部 316から入力される選択制御信号に基づいて、符号 化部 314が出力するデータを、第 1バス B1と、第 3バス B3とのいずれか一方に転送 する。
[0112] 通信部 350は、例えばモデム、又はネットワークカードであり、通信インタフェース部 331から入力されるデータを変調するなどして、ネットワークを介して送信する。また、 この通信部 350は、ネットワークを介して受信されるデータを復調するなどして、通信 インタフ ース部 331に出力する。
[0113] 本実施の形態の第二の態様に係る複合装置は、以上の構成を含んでなり、次のよ うに動作する。また、各動作に応じて、第 1、第 2の制御部 316, 324の動作が異なる ので、以下にそれぞれの場合に応じて説明する。
[0114] まず、第 1モードで起動された状態での動作について説明する。第 1モードでは、 第 2装置部 320は、ユーザの指示操作を第 1装置部 310に伝達し、また第 1装置部 3 10からの要求に応じてインタフェースの画面を生成して表示する処理を実行する。ま た、第 1装置部 310は、テレビ映像などをノヽードディスク 340に録画するなどの処理を 実行する。
[0115] 第 1制御部 316は、 AV信号処理部 312が出力する信号を、符号化部 314と、合成 部 327との双方に出力するよう、セレクタ 313を制御する。また、この第 1制御部 316 は、ブリッジ部 339に対して符号ィ匕部 314が出力するデータを第 1バス B1に出力す るよう、選択制御信号を出力する。これにより放送受信部 311によって受信され、 AV 信号処理部 312が出力する映像 ·音声信号は、符号化部 314によって符号化されて MPEGのデータとなり、ブリッジ部 339を介して第 1バス B1に出力される。このデータ は、さらに第 1バッファ 332によって保持される。
[0116] 第 1制御部 316は、ハードディスク 340に内蔵されている IDEレジスタに対して書込 み要求を格納し、セレクタ 334を第 1バッファ 332に接続させる。これにより第 1バッフ ァ 332に保持されたデータ力 暗号化部 335によって暗号化され、ハードディスク 34 0に記録される。なお、第 1制御部 316は、この MPEG符号化されたデータを、ハー ドディスク 340のパーティションのうち、専用領域に書き込ませる。
[0117] なお、この状態において、第 2制御部 324は、ユーザの指示操作を受けて、第 1装 置部 310側に伝達する処理、並びに、第 1装置部 310側からの指示に応じて、画面 上にユーザインタフェイス画面を描画する処理を行っている。 [0118] 次に、この第二の態様の複合装置において、 CD力 データを取り込み、ハードディ スク 340に記録する処理について説明する。このような処理は、いわゆるリッピング処 理として広く知られているものである。この動作においても、第 1装置部 310が主とし て動作する (つまり、第 1装置が起動された状態にある)。
[0119] 第 1制御部 316は、第 2装置部 320の第 2制御部 324との間でユーザの指示操作 の内容や、光ディスクコントローラ 322に対する指示、さらには光ディスクコントローラ 322が出力するデータ等、種々の情報をやり取りする。具体的に、第 1制御部 316は 、第 2制御部 324に対して(共有バッファ 338を介して)光ディスクコントローラ 322に データを読出させるよう指示する。第 2制御部 324は、光ディスクコントローラ 322に 対してデータの読出しを指示し、光ディスクコントローラ 322が当該指示に応じて、光 ディスクドライブ 321を駆動して、セットされて 、る光ディスク(ここでは CD)から音声 データを読み出して、第 2制御部 324に出力する。第 2制御部 324は、この音声デー タを共有バッファ 338を介して第 1制御部 316に転送する。
[0120] 第 1制御部 316は、転送された音声データを AV信号処理部 312に出力して音声 信号を生成させ、セレクタ 313を制御して、当該生成させた音声信号を符号ィ匕部 31 4に出力させる。符号ィ匕部 314では、この音声信号を MPEG符号化 (いわゆる MP3 ィ匕)して、 MP3データを生成する。なお、ここでは MP3に符号ィ匕する例について述 ベるが、これに限られるものではない。
[0121] 符号ィ匕部 314が出力する MP3データは、ブリッジ部 339を介して第 1バス B1に出 力される。この MP3データは、さらに第 1バッファ 332によって保持される。
[0122] 第 1制御部 316は、ハードディスク 340に内蔵されている IDEレジスタに対して書込 み要求を格納し、セレクタ 334を第 1バッファ 332に接続させる。これにより第 1バッフ ァ 332に保持された MP3データ力 暗号化部 335によって暗号化され、ハードデイス ク 340に記録される。なお、第 1制御部 316は、この MP3データを、ハードディスク 34 0のパーティションのうち、専用領域に書き込ませる。この際、第 1制御部 316は、この MP3データのファイル名を、ランダムに、或いはネットワークを介して CDDB (CD Database)等から取得される曲名情報を参照して決定する。
[0123] さらに、第 1制御部 316は、ハードディスク 340の専用領域に格納されているデータ 、つまり、映像や音声を含む MPEGデータや、オーディオの CDから取り込んだ MP3 データを用いたゲームを開始するべき旨の指示操作 (専用領域内データを利用する ゲームの開始指示)をユーザ力 受けて、次の処理を開始する。
[0124] つまり第 1制御部 316は、光ディスクドライブ 321にセットされた光ディスク(DVD- ROMなど)や、記憶部 315に格納されている、専用領域内データを利用するゲーム の起動処理用プログラム (第 1プログラム)を読み出し、当該第 1プログラムの処理を 開始する。
[0125] この処理では、図 13に示すように、まず、処理対象となるデータの候補を専用領域 力も読出して、その一覧を画面に表示させる(Sl l)。具体的に、 MP3データを利用 するゲームの場合、専用領域に格納されて 、る MP3データのファイル名一覧を生成 し、当該一覧から、処理対象となるデータを選択するためのメニュー画面を表示する よう、第 2制御部 324に対して指示する。
[0126] ユーザが、表示されたメニュー画面から処理対象となるデータを選択して、選択を 完了した旨の指示操作を行うまで待機し (S12)、選択が完了したときには、選択され たデータを処理対象として、次の処理を行う。選択されたデータのうち、未だ注目デ ータとして処理していない(未処理の)データの一つを、注目データとして(S 13)、当 該注目データを予め定められたデータ形式に変換する(データ変換処理; S 14)。こ こで、予め定めたデータ形式とは、例えば MP3データの場合、 ADPCM形式など、 同種のデータにおける別の符号ィ匕の結果であってもよい。また映像のデータの場合 、動画像のうちの一つのコマ(例えばユーザに選択させればよい)を静止画として変 換したデータであってもよ!/、。
[0127] 第 1制御部 316は、当該変換後のデータをノ、ードディスク 340の共用領域に格納し
(S15)、選択されたデータのうち、注目データとして処理していない(未処理の)デー タがまだあるかを調べる(S 16)。ここで、未処理のデータがまだあれば (Yesならば)、 ステップ S 13に戻って処理を続ける。また、ステップ S 16において、未処理のデータ がなければ (Noならば)、次に第 2モードで起動するための処理を行って(S17)、処 理を終了する。
[0128] なお、第 1制御部 316は、ステップ S15にて共用領域に格納したデータについて、 その管理情報を保持したデータベースを生成し、共用領域に格納してもよい。具体 的にこのデータベースは、 CDDBや CD自体等力 得られる情報として、曲名、ァー テイスト名、アルバム名、ジャンル、演奏時間などを保持したものである。
[0129] 第 1制御部 316は、ステップ S11において専用領域の一覧を表示させるにあたり、 このデータベースを参照して、既に変換して共用領域に格納したデータと同一のデ ータについては、一覧から除去する。これにより重複して変換されることを防止するの である。また、第 1制御部 316は、データベースに保持されているデータの一覧 (例え ば曲名の一覧)を表示してもよい。この際、当該データの一覧から、共用領域内のデ ータの削除指示を受け入れるようにしてもょ 、。
[0130] なお、ここで専用領域に格納されて 、るデータと、共用領域に格納されて 、るデ一 タとの同一性の判断は、それぞれの曲名や、アーティスト名を比較して行われる。
[0131] またステップ S17における第 2モードを起動するための処理は、具体的には、割り込 みを発生させて複合装置自体をリセットするとともに、第 2制御部 324に対してブート プログラムを実行させる処理等を意味する。
[0132] 第 2モードでの起動が行われると、第 2制御部 324は、ブートプログラムを実行し、 光ディスクドライブ 321にセットされて!/、る光ディスク内に格納されて 、るゲームの本 体プログラム(第 2プログラム)を読み出す。ここで、この第 2プログラム力 ハードディ スク 340の共用領域に格納されたデータを利用するプログラムである場合、第 2制御 部 324は、例えば次のように動作する。
[0133] 本態様において、上記第 1プログラム及び第 2プログラムは、一つの記録媒体 (例え ば一枚の光ディスク)に格納しておいてもよい。このようにすることで、再起動の際に ディスクを入れ替えるなどの作業が不要となり、利便性を向上できる。このために、記 録媒体上で第 2装置部 320のブートプログラムにより、例えば特定の位置 (セクタ等) 力 記録されて 、るデータをプログラムとして読み込むのであれば、当該特定の位置 に第 2プログラムを格納しておく。
[0134] 第 2制御部 324は、この第 2プログラムの指示に従って、ハードディスク 340の共用 領域内のデータ(例えば MP3から変換された ADPCMデータ)や管理情報のデータ ベースを読出して、曲名の一覧を表示し、ユーザの選択を受けて、当該選択された A DPCMデータをそのまま再生したり、再生速度を変更して再生したり、複数の ADPC Mデータの選択を受けて、音声信号をミックスして再生したり(この際、再生速度が一 致するよう、少なくとも一方の再生速度を変更してもよい)、といった処理を行う。
[0135] この間、第 1装置部 310の第 1制御部 316は、例えばテレビ信号に基づいて生成し た MPEGデータをハードディスク 340に格納する処理を行って!/、てもよ!/、。
[0136] この第二の態様の複合装置によると、このように第 1装置部 310にて処理可能なデ ータを、第 2装置部 320にて利用可能とすることで、多様なゲーム開発を可能とする 等の効果がある。
[0137] ところで、例えば、複数の楽曲の再生速度や再生開始位置の調整を容易にして、 同期した再生を簡便にする技術があれば、当該技術を応用して、所定のァルゴリズ ムの下に組み合せ再生を行わせることはできる。しかし、予め定められたアルゴリズム で組み合せ再生するのみでは、単調にすぎる。一般に DJのプレイでは、 DJごとの感 性に基づく楽曲の選択や組み合せ再生方法などの妙味を楽しむものである。従って 予め定められたアルゴリズムを用いて組み合せ再生する方法だけでは、いつも同じ D Jの再生を聞いているようで、娯楽性に欠ける。
[0138] ここで複数のアルゴリズムを用意しておき、ユーザが自由に選択できるようにしても よい。しかしそれでは、取りそろえられた DJのリストから指名によって DJを選択するよう なもので、新たな DJとの出合いといったような、人間的な意外性に欠け、娯楽性が低 い。
[0139] また近年では楽曲における DJと同様に、映像を組み合せ再生して披露する VJ (ビ ジュアルジョッキー)と呼ばれるものがある。この VJに関しても上述の課題がそのまま 当てはまる。
[0140] そこで、楽曲や映像を組み合せ再生する際の娯楽性を向上できる再生装置が望ま れる。このような本発明の実施の形態に係る第三の態様について図面を参照しなが ら説明する。なお、ここでは説明のため、楽曲データを用いる場合について主として 説明する力 映像データを用いる場合についても同様の処理が可能である。
[0141] 本発明の実施の形態に係る第三の態様の再生装置 (匪 sic player)は、図 14に示 すように、制御部 401と、画像処理部 402と、音声処理部 403と、表示制御部 404と、 ディスクドライブ 406と、記憶部 407と、操作部 408と、通信部 409とを含んで構成さ れている。
[0142] 制御部 401は、例えば CPUなどで実現でき、記憶部 407に格納されているプログ ラム、又はディスクドライブ 406によって読出されるプログラムを実行する。この第三の 態様では、この制御部 401は楽曲データを組み合せ再生するプログラム (DJプロダラ ム)を実行する。当該プログラムに係る制御部 401の処理の内容は、後に詳しく述べ る。
[0143] 画像処理部 402は、制御部 401から入力される指示に従って描画処理を実行する グラフィックプロセッサである。この画像処理部 402の描画処理結果は、表示制御部 404に出力される。音声処理部 403は、制御部 401から入力される指示に従って音 声信号を生成して出力する。
[0144] 表示制御部 404は、画像処理部 402にて描画された結果を映像信号に変換して、 外部に出力する。この映像信号は、例えば RGB信号であってもよいし、 NTSC信号 であってもよい。また、この表示制御部 404は、音声処理部 403が出力する音声信号 を外部に出力する。このとき、映像信号が NTSCなどのテレビジョン信号である場合 は、音声信号も当該テレビジョン信号に含めることとしてもよい。この映像信号は例え ばディスプレイ装置や家庭用テレビによって提示される。また、音声信号は、外部ス テレオ装置や家庭用テレビの音声回路を介して鳴動される。
[0145] ディスクドライブ 406は、例えば DVDや CD等の可搬型の光ディスクドライブと、ノヽ ードディスクドライブとを含む。記憶部 407は、 RAM (Random Access Memory)や R OM (Read Only Memory)等のメモリ素子を含んで構成される。この記憶部 407は、 制御部 401によって実行されるプログラムを保持してもよい。また、この記憶部 407は 、制御部 401の処理において必要となるデータを保持するワークメモリとしても動作 する。
[0146] 操作部 408は、キーボードやマウスであってもよいし、家庭用ゲーム機のコントロー ラであってもよい。具体的にここでは家庭用ゲーム機のコントローラを例として説明す る。操作部 408としてのコントローラは、図 15に示すように、把持部 420R, 420Lを有 している。ユーザは、これら把持部 420をそれぞれ左右の手で把持することになる。 ユーザが把持部 420を把持した状態で、各親指にて操作可能な位置には、第 1,第 2の操作部 421, 422と、アナログ操作部 423R, 423Lとがそれぞれ設けられている
[0147] ここで第 1の操作部 421には、上方向指示キー 421a、下方向指示キー 421b、右 方向指示キー 421c及び左方向指示キー 421dが設けられている。ユーザはこれらの 指示キー 421a、 421b, 421c及び 421dを利用して、例えば画面上の操作対象を特 定する。また、第 2の操作部 422には、三角形状の刻印が設けられた三角ボタン 422 aと、 X字状の刻印が設けられた Xボタン 422bと、 O字状の刻印が設けられた Oボタン 422cと、矩形状の刻印が設けられた矩形ボタン 422dとが設けられている。これらの ボタン 422a, 422b, 422c及び 422dは、例えば、指示キー 421a, 421b, 421c及 び 421dにて特定された操作対象に応じて、夫々操作内容が割り当てられる。これに よりユーザは、適切なボタン 422a,422b, 422c及び 422dを選択し押下することで指 示キー 421a, 421b, 421c及び 421dにて特定された操作対象に対する操作を行う ことがでさること〖こなる。
[0148] アナログ操作部 423R, 423Lは、点 aを支点として傾ける操作が可能となっており、 また、このように傾けさせた状態で、この支点 aを通る回転軸 bを中心とした回転操作 が可能となっている。このアナログ操作部 423R, 423Lは、傾ける操作がされていな V、時には、図 15に示すように起立した状態 (傾きのな!、状態)でそのポジションが保 持されるようになっている(基準ポジション)。そして、アナログ操作部 423R或いはァ ナログ操作部 423Lを押圧する操作を行い、傾けるよう操作すると、上記基準ポジショ ンに対する傾き量と傾き方向に応じた xy座標上の座標値 (x,y)が検出され、この座 標値が操作出力として制御部 401に出力される。
[0149] また、このコントローラは、制御部 401に対してプログラムの実行を指示するための スタートボタン 424や、各種モードを切替える指示などを行うためのセレクトボタン 42 5及びモード選択スィッチ 426を有する。例えばこのモード選択スィッチ 426により、 特定のモード (アナログモード)が選択されたときに、発光ダイオード (LED) 427が発 光制御されて、アナログ操作部 423R, 423Lが動作状態となる。また、別のモード( デジタルモード)が選択された場合には、発光ダイオード 427が消灯制御され、アナ ログ操作部 423R, 423Lが非動作状態となる。
[0150] さらに、このコントローラには、各把持部 420R, 420Lを左右の手で把持した状態 にお 、て例えば各手の人差し指等で操作可能な位置に、右ボタン 428及び左ボタン 429が設けられている。この各ボタン 428, 429は、それぞれコントローラの厚さ方向 に並設された、第 1,第 2の右ボタン 428R1, 428R2,及び第 1,第 2の左ボタン 429 LI, 429L2を有する。
[0151] 通信部 409は、ネットワークカードやモデム等であり、ネットワークに接続される。通 信部 409は、制御部 401から入力される指示に従って、ネットワークを介してデータを 送信し、ネットワークを介して到来するデータを受信して制御部 401に出力する。な お、この通信部 409は、必ずしも必要ではない。
[0152] ここでまず、この第三の態様の再生装置にお!/、て、複数の楽曲の再生速度や再生 開始位置の調整を容易にして、同期した再生を簡便にしている構成について説明す る。
[0153] まずこの第三の態様では、楽曲データが、図 16 (a)に示すように、サウンドデータ部 S1と、ビートガイドデータ部 S2と、関連情報部 S3とを含んでなる。ここでサウンドデー タ部 S1は、例えば楽曲の音声信号の音量値を所定周期ごとにディジタルィ匕した値を 含むデータ(いわゆる PCM (Pulse Code Modulation)符号化された音声データ)であ る。このサウンドデータ部 S1に含まれるデータは、音声処理部 403における通常の P CMの復号処理によって、音声信号に変換される。本実施の形態の第三の態様にお いて特徴的なものの一つは、ビートガイドデータ部 S2である。このビートガイドデータ 部 S2に含まれる情報から、ビート位置を表すビートタイミング情報、デフォルトでの再 生する速さを示すデフォルト再生速度情報、楽曲内の各小節の先頭位置を示す小 節情報が得られる。
[0154] 具体的に、このビートガイドデータ部 S2は、図 16 (b)に示すように、ビートタイミング 情報と、各ビートタイミング情報に関連付けられるフラグとを含んでなる。ビートタイミン グ情報は、サウンドデータ部 S1に含まれる PCM信号を復号した際に、その先頭位置 からの再生時間(PCMの音声データは、その符号ィヒ時の音量値取得周期によりデ フォルトの再生速度が定められる)でビートの位置を示したものである。また、各小節 の先頭の位置に対応するビートタイミング情報には、当該ビートタイミング情報に関連 付けたフラグを「1」とし、それ以外のビートタイミング情報に関連付けたフラグを「0」と しておく。
[0155] このビートガイドデータ部 S2は、各楽曲データに予め含まれている(楽曲データの 頒布者が予め用意しておく)こととしてもよいが、例えばオーディオ CD等力もユーザ 1S 楽曲のデータを取り込んで利用する場合、当該楽曲を再生しながら、ユーザがコ ントローラを操作して、ビートと小節の先頭位置とを指示して入力するようにしてもょ ヽ 。また、制御部 401が楽音データの音量変化に基づいてビートガイドデータ部 S2を 生成することとしてもよい。さらに、ネットワーク上に、楽曲を特定する情報とビートガイ ドデータ部 S2の情報とを関連付けて保持するサーバを設置しておき、通信部 409を 介して取得するようにしてもょ 、。
[0156] この第三の態様では、このビートガイドデータ部 S2を用いることによって、複数の楽 曲の再生速度や再生開始位置の調整を容易にして、同期した再生を簡便にしている
[0157] すなわち、制御部 401が、複数の楽曲データに基づく再生を行う際に、各楽曲デ ータのビートガイドデータ部 S2に格納されて 、る小節の先頭位置を一致させ、また、 デフォルトの再生速度(BPM)については、ビートタイミング情報と PCM符号ィ匕字の 音量値取得周期から計算しておき、少なくとも一部の再生速度をデフォルトの値から 変化させて、楽曲相互の再生速度を一致させる。なお、再生速度の値 (BPM値)は、 再生の指示があつたときに計算してもよいし、予め計算して楽曲データ内に記録して おいてもよい。
[0158] また関連情報部 S3は、図 17に示すように、ジャンル情報 Gを含む。ここでは、ジャ ンル情報 Gのほか、年代情報 Yと、キーワード情報 Kとを含む場合を例として説明す る。これら関連情報部 S3に含まれる各情報は、楽曲データに予め含められていても よいし、 CD等から楽曲データを取り込む場合には、 CDDB (CD Database)等、ネット ワーク上のサーノから取得することができる。また、ユーザが自ら入力してもよい。ま た再生速度の値は、この関連情報部 S3に含められてもよい。
[0159] 具体的にジャンル情報 Gは、「クラシカル」、「イージーリスニング」、「エレクトロニック 」、「ダンス」、「ジャズ」、「Jポップ」、「ポップ」、「ロック」、「レゲエ」、「歌謡曲」、「アイド ル」など、 CD店舗等における CDの分類と同様のものである。また年代情報は、当該 楽曲の発表年や流行年を表す情報である。キーワード情報は、「海」、「夏」等、任意 の文字列情報である。
[0160] 次に、この第三の態様においては、組み合せ再生のアルゴリズムに相当するプロフ アイル情報がハードディスクや光ディスク等に複数格納されており、ディスクドライブ 4 06によって読出される。これらプロファイル情報の各々は、図 18に示すように、プロフ アイル識別子と、プロファイル名称と、再生規則に係る情報 (再生規則情報)と、提示 条件情報とを含む。また再生規則情報には、楽曲の選択に係る規則 (再生対象楽曲 選択規則)と、組み合せ再生のルール (再生パラメータ情報)とが含まれる。
[0161] ここで再生対象楽曲選択規則は、例えばジャンル情報や年代情報、再生速度の情 報などを組み合せたもので、具体的には、再生速度が 105BPM以下、ジャンルは「 ソウル」、「ロック」、「ポップ」、「ジャズ」、年代の指定はなし、といったように設定できる 。組み合せ再生のルールは、予め定められている複数の、組み合せ再生手順のうち の一部を列挙したものである。この組み合せ再生手順については、後に詳しく説明 する。
[0162] 次に、制御部 401によって行われる処理の内容について説明する。この第三の態 様の制御部 401が実行する組み合せ再生プログラム (DJプログラム)は、図 19に示 すように、楽曲データに基づいて音声信号を再生する処理を実行するための再生処 理コード P1と、画像処理部 402を制御してユーザインタフェース画面等を生成する 画面生成コード P2とを含む。再生処理コード P1は、また、プロファイル選択部 431と 、プレイリスト生成部 432と、再生制御部 433とを含む。
[0163] プロファイル選択部 431は、複数のプロファイル情報のうち力 提示の対象となるプ 口ファイル情報を少なくとも一つ選択し、当該選択したプロファイル情報を提示する。 そしてこの提示したプロファイル情報のうちからユーザが選択したプロファイルに係る 再生規則情報を読み出して、プレイリスト生成部 432と再生制御部 433とに出力する
[0164] 具体的にプロファイル選択部 431では、図 20に示すような処理が行われる。すなわ ち、制御部 401はまず、ハードディスクや光ディスク力も複数のプロファイル情報を読 み出す (S21)。そして読み出したプロファイル情報の一つ (未だ注目プロファイル情 報として選択されて 、な 、もの)を注目プロファイル情報として選択する(S22)。次に 注目プロファイル情報に含まれる提示条件情報を参照して、当該提示条件情報に示 される条件が満足されて ヽるカゝ否かを調べる(S23)。
[0165] この提示条件情報は、楽曲データの関連情報に関する条件や、 日時に係る条件な どを表すものである。この提示条件情報は、その他、気象に係る条件、天文学的事象 に係る条件等、ネットワークを介して取得可能な条件に基づく条件であってもよ 、。 具体的に楽曲の選択に係る規則 (再生対象楽曲選択規則)によって選択される楽曲 データの数に関わる条件である。例えば、再生速度が 105BPM以下、ジャンルは「ソ ウル」、「ロック」、「ポップ」、「ジャズ」であるような楽曲データ力 ハードディスク又は光 ディスク内に 20曲以上あることなどの条件である。
[0166] 制御部 401は、ステップ S23において、注目プロファイル情報の提示条件情報が満 足される場合 (Yesの場合)、注目プロファイル情報のプロファイル識別子を提示対象 として記憶部 407に格納する(S24)。そして注目プロファイル情報として選択されて いない、未選択のプロファイル情報があるか否かを調べ(S25)、未選択のプロフアイ ル情報があれば (Yesならば)、ステップ S22に戻って、未選択のプロファイル情報の 一つを選択する処理から繰り返す。さらに、ステップ S23において、注目プロファイル 情報の提示条件情報が満足されていない場合 (Noの場合)は、制御部 401は処理 S 5に移行して処理を続ける。
[0167] 制御部 401は、ステップ S25において、未選択のプロファイル情報がなければ、記 憶部 407に、提示対象として格納されている各プロファイル識別子を取得する。そし て当該取得したプロファイル識別子に対応するプロファイル情報カゝらプロファイル名 を取得して、取得したプロファイル名をメニューとして表示するよう画像処理部 402〖こ 指示する(S26)。これにより、ディスプレイ等には、提示対象となったプロファイル名 の一覧のメニューが表示される。
[0168] 制御部 401は、ユーザ力 Sこのメニュー力もプロファイル名を一つ選択するまで待機 する(S27)。そしてプロファイル名が一つ選択されると、選択されたプロファイル名に 対応するプロファイル情報に含まれる再生規則情報を読み出して(S28)、このプロフ アイル選択部 431としての処理を終了する。このステップ S28にて読出された再生規 則情報力、プレイリスト生成部 432や再生制御部 433における処理に用いられる。
[0169] この第三の態様では、このように提示条件が満足されるプロファイル情報のみが選 択可能となる。つまり、具体的には「ジャズ」を 20曲以上取り込んだときに初めて現れ るプロファイル情報などとすることができる。これにより、あたカゝも「ジャズ」のミックスの みを行う DJ力 「ジャズ」の音源がない場合には現れない、といったような擬人的な要 素、すなわち人間的な意外性が演出され、娯楽性を向上できる。
[0170] また、提示条件情報が日時に関する情報である場合、制御部 401は、図示しない カレンダーや時計を参照して、現在日時 (処理を行っている日時) 1S 当該提示条件 情報を満足している力否かを調べる。具体的に、この提示条件情報が「21時力 4時 」と設定されている場合、処理 S3の実行時点の日時力 この提示条件情報の時刻に 合致していれば、条件を満足すると判断することになる。また、「12月 1日力 25日ま で」と設定されている場合、処理 S3の実行時点の日がこの提示条件の期間内であれ ば条件を満足すると判断することになる。同様に、提示条件情報が気象条件として「 晴れ」と設定されて 、る場合、ネットワークを介して取得される特定地域 (予め地域を 設定しておくこととする)の天気が晴れである場合に、提示条件情報を満足していると 判断する。さらに日の出、日の入りの時刻がネットワーク力も取得できる場合は、その 前後所定時間内である場合に提示条件情報を満足して ヽると判断してもよ!、し、そ の他、月齢、流星群の極大日、予め設定された記念日(誕生日など)など様々な条件 に基づく判断を行うことができる。
[0171] 次に、プレイリスト生成部 432の処理について説明する。このプレイリスト生成部 43 2は、再生する楽曲のリスト (プレイリスト)を生成する。このプレイリストは、楽曲データ を特定する情報が再生の順序に従って配列されたものである。
[0172] 具体的にプレイリスト生成部 432は、プロファイル選択部 431から入力される再生規 則情報に含まれる再生対象楽曲選択規則で規定されるジャンル情報や、年代情報 などをキーとして、ハードディスクや光ディスクに格納されている楽曲データのうち、当 該キーに合致する関連情報を含むものを再生候補として選択する。 [0173] 次に、プレイリスト生成部 432は、再生候補のうち力 プレイリストの先頭の楽曲デ ータをランダムに選択し、次に当該先頭の楽曲データの再生速度 (先行曲速度)を調 ベる。なお、当該楽曲データの再生速度が途中で変化する場合は、例えば当該楽 曲の先頭部分など、代表的な位置での再生速度を演算するなどとしておけばよい。 プレイリスト生成部 432は、次にプレイリストに含めるべき楽曲データの候補をランダ ムに選択し、当該曲の再生速度 (後続曲速度)を演算する。そして、先行曲速度と後 続曲速度との差が予め定めた値 (この値も、再生対象楽曲選択規則に含めておくこと ができる)より大きい場合は、再度次にプレイリストに含めるべき楽曲データの候補を ランダムに選択する処理から繰返す。
[0174] またここで先行曲速度と後続曲速度との差が、上記予め定めた値より小さい場合は 、当該楽曲データの候補をプレイリストに追加し、当該追加した曲の再生速度を先行 曲速度として、次にプレイリストに含めるべき楽曲データの候補をランダムに選択する 処理に戻って処理を続ける。
[0175] さらにプレイリスト生成部 432は、再生規則情報を参照して、先行曲の次にプレイリ ストに含めるべき曲の候補を絞り込んでもよい。例えば、再生規則情報において、特 定のジャンルの組み合わせが連続しな 、ように設定されて!、る場合 (具体的な例は 後述するが、例えば「ロック」の次に「ジャズ」を再生しな!ヽよう設定されて ヽる場合)、 先行する曲のジャンルに基づいて、候補力 当該設定の条件を満足しないものを除 いて、ランダムに選択することとすればよい。
[0176] また、再生対象楽曲選択規則には、同じ楽曲がプレイリストに繰り返し現れる回数 の限度値を含めてもよい。例えば当該限度値を「1」としておけば、同じ楽曲が二度繰 り返し現れることを禁止することとなる。プレイリスト生成部 432は、再生候補に含まれ る各楽曲データのプレイリスト上での出現回数カウンタを初期化して記憶部 407に保 持させ、プレイリストに楽曲データを追加したときに、当該追加した楽曲データの出現 回数カウンタをインクリメントする。以下、後続曲の候補として楽曲データを選択したと きに、当該選択した候補の楽曲データの出現回数カウンタを参照して、それが上記 限度値を越えている場合には、再度次にプレイリストに含めるべき楽曲データの候補 をランダムに選択する処理から繰返す。 [0177] プレイリスト生成部 432は、このような処理によってプレイリストを生成し、再生制御 部 433に出力する。再生制御部 433では、プロファイル選択部 431が出力する再生 規則情報を参照しながら、プレイリスト生成部 432から入力されたプレイリストの順で 楽曲データを組み合わせ再生する。
[0178] ここで再生規則情報に含まれる組み合せ再生のルール (再生パラメータ情報)につ いて説明する。既に述べたように、この再生のルールは、組み合わせ再生手順を少 なくとも一つ含めたものである。
[0179] 組み合わせ再生手順は、次の 8種類の DJコマンドのコンビネーションからなる。つま り、この第三の態様における再生手順は、次の 8種類の DJコマンドを組み合わせて構 成される。
[0180] (1) HEAD (ヘッド)
ヘッドは、 4小節フェードインの開始を示す。つまり HEADは、 4小節内に、最低音 量力も指定された音量まで音量を変化させながら楽曲を導入させる DJコマンドである
[0181] (2) LONG HEAD (ロングヘッド)
ロングヘッドは 16小節フェードインの開始を示す。
[0182] (3) TAIL (ティル)
ティルは、 4小節フェードアウトの開始を示す。
[0183] (4) LONG TAIL (ロングティル)
ロングティルは、 16小節フェードアウトの開始を示す。
[0184] (5) CUTIN (カットイン)
カットインは、フェード効果を使用せず曲を切り替える際の開始を示す。
[0185] (6) SABI (サビ)
サビは、曲の主題部分の開始を示し、前後にエフェクトをかける。
[0186] (7) BREAK (ブレイク)
ブレイクは、次の DUB (ダブ)とともに用いられるもので、指定された位置から 16小 節の間、他の楽曲データ上に設定された DUB (ダブ)部を重ねることを示す。
[0187] (8) DUB (ダブ) ダブは、上記ブレイクとともに用いられるもので、指定された位置から 16小節の間、 他の楽曲の BREAK (ブレイク)部に重ねられることを示す。
[0188] なお、 DJコマンドはこれだけに限られず、例えば楽曲データの所定第 1位置と、第 2 位置とに設定して、当該第 1位置力 第 2位置までの再生を繰返し行うというようなコ マンドや、再生速度を変動させたり、ローパスフィルタのカットオフ周波数を制御する 等のコマンドを含んでもよ 、。
[0189] 次に組み合わせ再生手順の具体的内容を説明するに先立って、理解を容易にす るため、再生処理の具体的方法について説明する。この第三の態様において制御 部 401は、複数の楽曲データを組み合わせ再生するために次のように処理を行う。 制御部 401は、仮想的なターンテーブル (楽曲データを制御するためのテーブル)を 複数用意する。ここでは説明を簡単にするため、この数は 2つ(以下の説明では、そ れぞれをターンテーブル A、ターンテーブル Bと呼ぶ)であるとする。具体的な処理で は、制御部 401は、仮想的なターンテーブルを表すデータ構造として、仮想的にター ンテーブルに配置されている楽曲データを特定する情報 (楽曲特定情報)と、ターン テーブルがメインであるかサブであるかを表すメインフラグと、を含む。
[0190] 制御部 401は、プレイリストの先頭(1曲目)となる楽曲データに係る楽曲特定情報 を、ターンテーブル Aを表すデータ構造に設定し、当該ターンテーブル Aをメインと するよう、メインフラグを設定する。また制御部 401は、プレイリスト上で 2曲目の楽曲 データに係る楽曲特定情報を、ターンテーブル Bを表すデータ構造に設定し、当該 ターンテーブル Bをサブとするよう、メインフラグを設定する。そして制御部 401は、メ インとして設定されているターンテーブル Aの楽曲データの再生を開始する。このとき 、例えば 2曲目の楽曲データの再生速度を、 1曲目の楽曲データの再生速度に合わ せて調整する。なお、制御部 401は、先行曲と後続曲の再生速度の差によっては、 先行曲の再生終了時点 (ティルの設定位置やカットインの設定位置など)において、 後続曲の再生速度となるよう、先行曲の再生速度を漸近的に変化させてもよい。この ように速度を漸近的に変化させるための差の条件は、例えば両曲の再生速度差が 2 %以下であることなどとして、再生規則情報に定めておくことができる。
[0191] 以下、例えばカットインの DJコマンドが設定された場合、ターンテーブル Aの楽曲 データの再生を、当該カットインが設定された位置で停止し、ターンテーブル Bの楽 曲データの再生を開始する。このとき制御部 401は、ターンテーブル A, Bのデータ 構造のメインフラグをそれぞれ入れ替えて、ターンテーブル Aがサブ、ターンテープ ル Bがメインとなるように設定する。
[0192] 制御部 401はさらに、ターンテーブル Aのデータ構造に、プレイリスト上で 3曲目の 楽曲データに係る楽曲特定情報を設定する。
[0193] メインフラグの入れ替えは、例えば上記 DJコマンドのうち、ヘッドまたはロングヘッド 、カットインが行われたときに制御部 401が行うものとしておいてもよいし、 DJコマンド とは別にメインとサブとを入れ替えるコマンドを用意して、 DJコマンドとともに設定する ようにしてもよい。
[0194] 次に、組み合わせ再生手順の例を説明する。組み合わせ再生手順は、例えば、メ インとして設定されている側のターンテーブルに設定された楽曲データ (メイン楽曲) 上で、ビートタイミング情報が表すタイミングに合わせて上記 DJコマンドの 、ずれかを 設定する手順を記述したものである。この第三の態様では、ビートタイミング情報によ つて表されるタイミング (例えば小節の開始位置)に上記 DJコマンドが設定されること で、楽曲データが違和感なく組み合わせて再生される。
[0195] また、この手順に併せてサブとして設定されている側のターンテーブルに設定され た楽曲データ (サブ楽曲)上で、ビートタイミング情報が表すタイミングに合わせて上 記 DJコマンドの 、ずれかを設定する手順を記述したものをさらに含んでもよ!、。
[0196] 組み合わせ再生手順の一例は、次のようなものとなる。すなわち、「メイン楽曲上の 、ランダムな小節開始位置にティルを設定し、サブ楽曲上のランダムな小節開始位 置にヘッドを設定する」といったような指示である。ここで小節開始位置は、関連する フラグが「1」となって!/、るビートタイミング情報が表すタイミングである。
[0197] こうした組み合わせ再生手順によって、先行曲と後続曲とがクロスフェードしたり、先 行曲にエフェクト(例えばローパスフィルタが力かるなど)がかかった直後に、カツトイ ンして後続曲の再生が始まるなどの組み合わせ再生方法が複数規定される。
[0198] この第三の態様では、この組み合わせ再生手順の規定 (指示データ)が予め、複数 用意されてハードディスクや光ディスク、または記憶部 407に格納されている。そして 、プロファイル情報において、どの組み合わせ再生手順を利用するか力 利用割合 の情報に関連づけて設定されている(図 18参照)。例えば、あるプロファイル情報の 再生規則情報では、クロスフェードの組み合わせ再生手順(図 18の再生手順 1)が 2 0%使用され、カットイン(図 18の再生手順 3)が 40%使用され、ブレイクとダブとの組 み合わせ (メイン楽曲にブレイクを設定し、サブ楽曲にダブを設定する)が 10%使用 され- ··などとして規定されてもょ 、。
[0199] 再生制御部 433の処理では、制御部 401は、選択されたプロファイル情報の再生 規則情報に定められた割合に従った頻度で、各組み合わせ再生手順がランダムに 選択されて、再生中の楽曲データに適用されることになる。また、再生規則情報にお いては、各楽曲データをどの程度の時間範囲で再生しているかを規定する情報を含 んでもよい。例えば、あるプロファイル情報の再生規則情報では、各楽曲データを 30 秒から 1分の間で切り替えると設定しておく。制御部 401は、この設定に従って、 DJコ マンドを設定するタイミング (ビートタイミングが表す位置、例えば小節開始位置など) を、各楽曲データの再生開始時点から、 30秒乃至 1分の間でランダムに決定する。 また、これら DJコマンドの設定は、 1つの楽曲データ上に 1つだけとは限られず、複数 個所に設定されてもよい(例えば先行曲と後続曲とをブレイクとダブとによって組み合 わせ再生した後、カットインによって後続曲の再生を開始するなど)。
[0200] なお、この第三の態様にぉ 、ては、ティルやロングティルなどの終了位置指示コマ ンドコメントと、ヘッドやロングヘッドなどの開始位置指示コマンドコメントとの対により 定められる組み合わせ再生において、時間的に短い処理ですむものが優先されるよ うに処理する。具体的には、終了位置指示コマンドコメントが TAIL及び LONG TA ILの!、ずれであったとしても、開始位置指示コマンドコメントが CUTINであった場合 には、基本的には、 TAIL又は LONG TAILが付加されたビートタイミングで先行楽 曲の再生を停止し、 CUTINが付加されたビートタイミング力も後続楽曲の再生を開 始する。 TAIL及び LONG TAILと HEAD及び LONG HEADの糸且み合わせに 関しては、 LONG TAILと LONG HEADの組み合わせを除き、 4小節のクロスフ エードが行われる。そして、 LONG TAILと LONG HEADの組み合わせの場合に のみ、ロングミックス、即ち、 16小節にわたるクロスフェードが行われる。 [0201] さらにこの第三の態様では、予めハードディスクや光ディスク等に、サウンドエフエタ ト(SE)として、男性のボコーダ一ボイス (発声音に所定の音響効果を施したもの)や 女性のボコーダ一ボイス、波の音、電話のベル、雨の音、街の喧騒、バーにおけるグ ラスの音、ィルカ等動物の声、爆発音、スクラッチ、シンセサイザ一音など、種々の音 声データを格納しておき、再生制御部 433において楽曲データの再生音に、これら の音声を重ね合わせてもよ 、。
[0202] 具体的にこの第三の態様では、プロファイル情報ごとに、利用する SEを特定する情 報を含めておく。そして再生制御部 433において、 SEを重ね合わせるか否かをラン ダムに決定し、重ね合わせると決定したときに、重ね合わせ位置をランダムに決定す る。そしてさらに、選択されているプロファイル情報によって特定される SEのうちから、 重ね合わせる SEをランダムに決定する。そして、ランダムに決定した重ね合わせ位 置において、ランダムに決定した SEの音声データを楽曲の再生データに重ね合わ せて再生する。なお、 SEの重ね合わせ位置は、必ずしもビートタイミングに一致して いなくてもよい。また、例えば SEごとに、重ね合わせ位置に適合する DJコマンドを特 定する情報を関連付けておき、重ね合わせる SEをランダムに決定してから、当該決 定した SEに関連する情報で特定される DJコマンドが、メイン楽曲又はサブ楽曲に関 連づけられている力否かを調べ、関連づけられているときに、当該 DJコマンドの位置 で SEを重ね合わせ再生するようにしてもよい。これは例えば、スクラッチ音の SEに対 して、 DJコマンドのカットインを特定する情報を関連付けておき、制御部 401が、スク ラッチ音を重ね合わせると決定したときに、例えばメイン楽曲のカットインの位置に、 当該スクラッチ音の音声データの末尾が一致するようタイミングを調整して、スクラッ チ音を重ね合わせ再生するようにできる。これによると、後続曲がスクラッチされてか ら導入されたように再生され、 SEが効果的に利用される。
[0203] 次に、制御部 401によって実行される画面生成コード P2について説明する。既に 説明したように、制御部 401は、再生処理コード P1によって楽曲データの組み合せ 再生を実現している力 このとき、ディスプレイや家庭用テレビの画面上には、制御部 401の処理により、ユーザインタフェース画面や、楽曲データの再生に合わせて変化 するビジュアルエフェクトが表示される。 [0204] ここでユーザインタフェース画面とビジュアルエフェクトの画面とのどちらを表示する かにつ 、ては、ユーザ力も指示を受けることとする。
[0205] 制御部 401は、ユーザインタフェース画面を表示するよう指示されている場合、画 面には、図 21に示すように、仮想的なターンテーブルを表すターンテーブルォブジ ェクト 440a, 440b力 S表示される。また、この画面には、各ターンテーブルオブジェクト に対応して、プレイリスト上でどの楽曲データ力 各ターンテーブル上に配置されて いるかを表す楽曲表示部 441a, 441bと、各楽曲データの音量値を表すボリューム オブジェクト 442a, 442bと、各楽曲データのビートタイミングや小節開始位置を表し 、楽曲の再生とともにスクロール移動して、現在、どの位置が再生されているかを表 示するビートガイド表示部 443と、エフェクトとしてのカットフィルタ(ローパスフィルタ) のカットオフ周波数を表すカットオフスライダオブジェクト 444とが含まれる。また各タ ーンテーブルには、楽曲データの再生位置を表す数値情報が表示され、再生中は、 ターンテーブルが回転しているかのようなアニメーションが表示される。
[0206] ユーザは、この画面が表示されているときに、例えば第 1の右ボタン 428R1や第 1 の左ボタン 429L1を操作することで、表示されている楽曲データの再生を停止して 次の楽曲データの再生を開始するよう指示してもよい。この場合、単に楽曲データの 再生を停止して、次の楽曲データを再生するようにしたのでは、仮想的な DJによる組 み合せ再生 (いわゆる DJミックス)を楽しんでいる雰囲気が損われる。そこで、制御部 401は、現在再生中のターンテーブル力メインであるか否かを調べ、メインであれば 、サブのターンテーブルに次の楽曲データを設定する。そして現在再生中の位置の 次にある小節開始位置に楽曲終了指示 (カットイン、ティル、又はロングティルのいず れカランダムに決定したもの)を設定する。また、サブのターンテーブルの楽曲データ 上の先頭部分、又はランダムに決定した小節開始位置に楽曲開始指示 (カットイン、 ヘッド、又はロングヘッドのいずれかランダムに決定したもの)を設定する。これによる と、楽曲データの移行が DJコマンドに従って行われることとなり、組み合せ再生が行 われて 、る雰囲気を損うことがな!、。
[0207] また、現在再生して!/ヽるターンテーブルがサブである場合、メインのターンテーブル の楽曲が再生開始されるまで待機する (メインでなくサブが再生されている場合、メイ ン側でブレイク、サブ側でダブの DJコマンドの実行中である場合が想定されるため)。 そしてメインのターンテーブルの楽曲が再生開始されると、サブのターンテーブルに 次の楽曲データ(現在サブのターンテーブルに設定されている楽曲の次の楽曲)を 設定する。
[0208] このように、この第三の態様の再生装置によると、初期状態では全く現れないが、「 ロック」の楽曲を数多く取り込んでいくと、選択可能な状態となって出現するプロフアイ ル情報などといったものを設定することができる。また別の例では、クリスマス前に、ク リスマスソング (例えば「クリスマス」のキーワードを関連情報に含む楽曲データ)をたく さん入れておくと、現れるプロファイル情報といったものを設定することができる。この ように、取り込まれている楽曲のジャンルや、処理を行う時期や時刻、その日の天気、 気温、その他種々の条件に応じて出現するプロファイル情報を制御することができる 。また、各プロファイル情報ごとに、楽曲や映像の再生態様 (どのようなジャンルの楽 曲や映像を再生するかや、組み合せ方の癖、すなわち利用する DJコマンドの種類や その利用頻度など)を設定することができる。
[0209] これにより、取りそろえられた DJのリストから指名によって DJを選択するだけでなぐ 新たな DJとの出合いといったような、人間的な意外性を演出でき、娯楽性を向上でき る。
[0210] さらにこの第三の態様の制御部 401は、カメラを接続可能として、当該カメラにて撮 像された画像データの少なくとも一部を切出し、インタフェース画面上に表示すること としてもよい。例えば CD力 楽曲データを取り込んだ場合、各楽曲データに、どの C Dから取り込んだかを表すアルバムタイトル情報を関連付けておく。そしてカメラにて CDのジャケットを撮影した画像データの入力を受けて、制御部 401が、当該画像デ ータにアルバムタイトル情報を関連付けてハードディスク等に保持しておく。そしてィ ンタフェース画面を表示する際、再生して 、る楽曲データに関連したアルバムタイト ル情報を取得し、当該取得したアルバムタイトル情報に関連付けされた画像データを 画面上に表示するようにしてもょ 、。
[0211] なお、本発明は、ここで例示として示した実施の形態に限られるものではない。

Claims

請求の範囲
[1] 複数の楽音を接続する楽音再生装置であって、
再生対象たる楽音を示してなるサウンドデータファイル及び前記サウンドデータファ ィルについての情報を含むビートガイドファイルを夫々備えてなる複数の楽音データ を少なくとも一時的に記録する記録部と、
前記記録部に記録された前記複数の楽音データの前記サウンドデータファイルを 予め定められた手法により接続するように制御する制御部と、
複数の前記サウンドデータファイルを前記制御部の制御にしたがって接続しつつ 音声を出力する音声処理部と、を含み、
前記複数の楽音データ夫々のビートガイドファイルには、前記楽音中のどの位置に おいてどのような編集を可能とするかを示すコマンドコメントが付加されており、 前記制御部は、先行して再生される楽音である先行楽音の前記サウンドデータファ ィルと前記先行楽音に続いて再生される楽音である後続楽音の前記サウンドデータ ファイルとの接続制御を行う際に、前記先行楽音の前記コマンドコメントと前記後続楽 音の前記コマンドコメントとに応じて連続再生することを特徴とする楽音再生装置。
[2] 請求の範囲第 1項に記載の楽音再生装置であって、
前記コマンドコメントには、前記楽音の再生開始希望位置に付される開始位置指示 コマンドコメントと、前記楽音の再生終了希望位置に付される終了位置指示コマンド コメントとが含まれており、
前記制御部は、前記先行楽音の有する前記ビートガイドファイルに付加されて 、る 前記終了位置指示コマンドコメントと前記後続楽音の有する前記ビートガイドファイル に付加されて 、る前記開始位置指示コマンドコメントとを参照し、前記先行楽音の再 生終了希望位置と前記後続楽音の再生開始希望位置とを一致させることを特徴とす る楽音再生装置。
[3] 複数の楽音を接続する楽音再生装置であって、
再生対象たる楽音を示してなるサウンドデータファイル及び前記サウンドデータファ ィルについての情報を含むビートガイドファイルを夫々備えてなる複数の楽音データ を少なくとも一時的に記録する記録部と、 前記記録部に記録された前記複数の楽音データの前記サウンドデータファイルを 予め定められた手法により接続するように制御する制御部と、
複数の前記サウンドデータファイルを前記制御部の制御にしたがって接続しつつ 音声を出力する音声処理部と、を含み、
前記複数の楽音データ夫々のビートガイドファイルは、前記サウンドデータファイル を再生する速さを示す再生速度を含み、
前記制御部は、先行して再生される楽音である先行楽音の前記サウンドデータファ ィルと前記先行楽音に続いて再生される楽音である後続楽音の前記サウンドデータ ファイルとの接続制御を行う際に、前記先行楽音の前記再生速度と前記後続楽音の 前記再生速度との関係から、前記先行楽音の前記再生速度と前記後続楽音の前記 再生速度との少なくとも一方を調節して連続再生することを特徴とする楽音再生装置
[4] 請求の範囲第 3項に記載の楽音再生装置であって、
前記制御部は、前記先行楽音及び前記後続楽音夫々のビートガイドファイルを参 照して、前記先行楽音及び前記後続楽音間の前記再生速度の差が所定値以下で あった場合には、前記先行楽音及び前記後続楽音の少なくとも一方の再生速度を 他方の再生速度に漸近的に近づけることにより、前記先行楽音の再生終了希望位 置と前記後続楽音の再生開始希望位置とがー致した際に前記先行楽音及び前記後 続楽音の再生速度が互いに同期するようにして、前記先行楽音及び前記後続楽音 を連続再生することを特徴とする楽音再生装置。
[5] 請求の範囲第 3項に記載の楽音再生装置であって、
前記先行楽音の前記再生速度が前記後続楽音の前記再生速度よりも速ぐ且つ、 前記後続楽音に続いて再生される続後続楽音の再生速度が前記後続楽音の前記 再生速度よりも速い場合、
又は、
前記先行楽音の前記再生速度が前記後続楽音の前記再生速度よりも遅ぐ且つ、 前記後続楽音に続いて再生される続後続楽音の再生速度が前記後続楽音の前記 再生速度よりも遅い場合、 のいずれかの場合には、前記制御部は、前記後続楽音を当該後続楽音の再生速 度よりも速い速度で再生するように前記音声処理部を制御することを特徴とする楽音 再生装置。
[6] 請求の範囲第 3項に記載の楽音再生装置であって、
前記制御部は、再生しょうとする楽音が 3曲以上ある場合には、各楽音の前記ビー トガイドファイルにて示される再生速度を考慮したうえで相対的に近い再生速度を有 する楽音が順番に再生されるようにして、前記複数の楽音データの再生順を決定す ることを特徴とする楽音再生装置。
[7] 請求の範囲第 1項に記載の楽音再生装置であって、
電気通信回線を利用した情報通信処理を行うための通信部を更に備えていること を特徴とする楽音再生装置。
[8] 請求の範囲第 7項に記載の楽音再生装置であって、
前記制御部は、複数の楽音の再生順番を示すプレイリストに掲げられた複数の楽 音と、
前記記録部に記録された前記複数の楽音データとを照合し、前記プレイリストに掲 げられた楽音の再生に不足する楽音データがあると判断した場合には、電気通信回 線を通じて前記不足する楽音データをダウンロードするように前記通信部を制御する と共に、前記ダウンロードした楽音データを前記記録部に少なくとも一時的に記録す ることを特徴とする楽音再生装置。
[9] 再生対象たる楽音を示してなるサウンドデータファイル及び前記サウンドデータファ ィルについての情報を含むビートガイドファイルを夫々備えてなる複数の楽音データ を予め定められた手法により接続しつつ前記楽音の再生を行う楽音再生方法であつ て、
前記複数の楽音夫々のビートガイドファイルに、当該楽音中のどの位置においてど のような編集を可能とするかを示すコマンドコメントを付加し、
先行して再生される楽音である先行楽音の前記サウンドデータファイルと前記先行 楽音に続いて再生される楽音である後続楽音の前記サウンドデータファイルとを接続 する際に、前記先行楽音の前記コマンドコメントと前記後続楽音の前記コマンドコメン トとに応じて、前記先行楽音の前記サウンドデータファイルと前記後続楽音の前記サ ゥンドデータファイルとを連続再生することを特徴とする楽音再生方法。
[10] 再生対象たる楽音を示してなるサウンドデータファイル及び前記サウンドデータファ ィルについての情報を含むビートガイドファイルを夫々備えてなる複数の楽音データ を予め定められた手法により接続しつつ前記楽音の再生を行う楽音再生方法であつ て、
前記複数の楽音夫々のビートガイドファイルに含まれて 、る前記サウンドデータファ ィルを再生する速さを示す再生速度を読み出し、
先行して再生される楽音である先行楽音の前記サウンドデータファイルと前記先行 楽音に続いて再生される楽音である後続楽音の前記サウンドデータファイルとを接続 する際に、前記先行楽音の前記再生速度と前記後続楽音の前記再生速度との関係 から、前記先行楽音の前記再生速度と前記後続楽音の前記再生速度との少なくとも 一方を調節して連続再生することを特徴とする楽音再生方法。
[11] プログラムを格納したコンピュータ可読な記録媒体であって、前記プログラムがコン ピュータに実行させる処理は、
再生対象たる楽音を示してなるサウンドデータファイル及び前記サウンドデータファ ィルについての情報を含むビートガイドファイルを夫々備えてなる複数の楽音データ を記録部に少なくとも一時的に記録するデータ記録処理と、
前記記録部に記録された前記複数の楽音データの前記サウンドデータファイルを 予め定められた手法により接続するデータ接続処理と、
接続された前記サウンドデータファイルの音声を出力する音声出力処理と、 前記複数の楽音データ夫々のビートガイドファイルに対して、前記楽音中のどの位 置においてどのような編集を可能とするかを示すコマンドコメントを付加可能とする処 理と、を含み、
前記データ接続処理は、先行して再生される楽音である先行楽音の前記サウンド データファイルと前記先行楽音に続いて再生される楽音である後続楽音の前記サゥ ンドデータファイルとを接続する際に、前記先行楽音の前記コマンドコメントと前記後 続楽音の前記コマンドコメントとに応じて連続再生することを特徴とする記録媒体。
[12] 請求の範囲第 11項に記載の、コンピュータ可読な記録媒体であって、 前記コマンドコメントには、前記楽音の再生開始希望位置に付される開始位置指示 コマンドコメントと、前記楽音の再生終了希望位置に付される終了位置指示コマンド コメントとが含まれており、
前記データ接続処理は、前記先行楽音の有する前記ビートガイドファイルに付加さ れていた前記終了位置指示コマンドコメントと前記後続楽音の有する前記ビートガイ ドファイルに付加されて 、た前記開始位置指示コマンドコメントとを参照して、前記先 行楽音の再生終了希望位置と前記後続楽音の再生開始希望位置とを一致させるこ とを特徴とする記録媒体。
[13] プログラムを格納するコンピュータ可読な記録媒体であって、前記プログラムがコン ピュータに実行させる処理は、
再生対象たる楽音を示してなるサウンドデータファイル及び前記サウンドデータファ ィルについての情報を含むビートガイドファイルを夫々備えてなる複数の楽音データ を記録部に少なくとも一時的に記録するデータ記録処理と、
前記記録部に記録された前記複数の楽音データの前記サウンドデータファイルを 予め定められた手法により接続するデータ接続処理と、
接続された前記サウンドデータファイルの音声を出力する音声出力処理と、を含み 前記複数の楽音データ夫々のビートガイドファイルに対して、前記サウンドデータフ アイルを再生する速さを示す再生速度を読み出す処理を更に備え、
前記データ接続処理は、先行して再生される楽音である先行楽音の前記サウンド データファイルと前記先行楽音に続いて再生される楽音である後続楽音の前記サゥ ンドデータファイルとの接続する際に、前記先行楽音の前記再生速度と前記後続楽 音の前記再生速度との関係から、前記先行楽音の前記再生速度と前記後続楽音の 前記再生速度との少なくとも一方を調節して連続再生することを特徴とする記録媒体
[14] 請求の範囲第 13項に記載のコンピュータ可読な記録媒体であって、
前記データ接続処理は、 前記先行楽音及び前記後続楽音の夫々のビートガイドファイルを参照して、前記先 行楽音及び前記後続楽音間の前記再生速度の差が所定値以下であるか否かを判 断する処理と、
前記再生速度の差が前記所定値以下であった場合には、前記先行楽音の前記再 生終了希望位置と前記後続楽音の前記再生開始希望位置とがー致した際に前記先 行楽音及び前記後続楽音の再生速度が互いに同期するように、前記先行楽音及び 前記後続楽音の少なくとも一方の再生速度を他方の再生速度に徐々に近づける処 理とを含むことを特徴とする記録媒体。
[15] 請求の範囲第 13項に記載のコンピュータ可読な記録媒体であって、
前記データ接続処理は、
前記後続楽音に続いて再生される続後続楽音の再生速度が前記後続楽音の前記 再生速度よりも速いか否かを判断する処理と前記先行楽音の前記再生速度が前記 後続楽音の前記再生速度よりも速く Z遅ぐ且つ、前記続後続楽音の再生速度が前 記後続楽音の前記再生速度よりも速い Z遅い場合には、前記後続楽音を当該後続 楽音の再生速度よりも速い速度で再生する処理とをさらに含むことを特徴とする記録 媒体。
[16] 請求の範囲第 11項に記載のコンピュータ可読な記録媒体であって、前記プロダラ ムは、コンピュータに、再生しょうとする楽音が 3曲以上ある場合には、各楽音の前記 ビートガイドファイルにて示される再生速度を考慮したうえで相対的に近い再生速度 を有する楽音が順番に再生されるようにして、前記複数の楽音データの再生順を決 定する処理を実行させることを特徴とする記録媒体。
[17] 請求の範囲第 1項に記載の楽音再生装置であって、
前記制御部は、楽音データの再生中に次の楽音データの再生を開始するべき旨 の指示を受け入れたときに、現在再生している楽音データと、次の曲の楽音データと 力 Sクロスフェードして連続再生されるよう制御することを特徴とする記録媒体。
[18] 請求の範囲第 9項に記載の楽音再生方法であって、
楽音データの再生中に次の楽音データの再生を開始するべき旨の指示を受け入 れたときに、現在再生している楽音データと、次の曲の楽音データとをクロスフェード して連続再生することを特徴とする記録媒体。
[19] 請求の範囲第 11項に記載のコンピュータ可読な記録媒体であって、楽音データの 再生中に次の楽音データの再生を開始するべき旨の指示を受け入れたときに、現在 再生して!/ヽる楽音データと、次の曲の楽音データとをクロスフェードして連続再生す る処理をコンピュータに実行させることを特徴とする記録媒体。
[20] 複数の楽曲または映像データを再生する装置であって、
再生規則を、複数保持する規則保持部、及び、前記再生規則ごとに、提示条件を 関連付けて保持する条件保持部と、にアクセス可能に接続され、
前記再生規則の一つを選択する規則選択部であって、前記条件保持部に保持さ れている提示条件を満足する再生規則の一つを選択する規則選択部と、
前記選択された再生規則に基づいて、前記複数の楽曲または映像データを用いた 楽曲または映像の組み合せ再生を行う再生部と、
を含むことを特徴とする再生装置。
[21] 請求の範囲第 20項に記載の再生装置であって、
前記複数の楽曲または映像データの各々について、各楽曲または映像に係る関連 情報を保持する関連情報保持部にアクセス可能に接続され、
前記提示条件は、前記関連情報に係る条件を含み、
前記規則選択部は、前記関連情報保持部が保持する関連情報を参照し、前記提 示条件を満足する再生規則の一つを選択する
ことを特徴とする再生装置。
[22] 請求の範囲第 21項に記載の再生装置であって、
前記関連情報には、楽曲または映像のジャンルに係る情報を含むことを特徴とする 再生装置。
[23] 請求の範囲第 21項に記載の再生装置であって、
前記再生規則は、楽曲または映像の選択に係る規則を含むことを特徴とする再生 装置。
[24] 請求の範囲第 23項に記載の再生装置であって、
前記楽曲または映像の選択に係る規則は、前記関連情報に基づいて楽曲または 映像を選択する規則であることを特徴とする再生装置。
[25] 請求の範囲第 24項に記載の再生装置であって、
前記提示条件は、前記関連情報保持手段に保持されている楽曲または映像のうち 、前記楽曲または映像の選択に係る規則によって選択される楽曲または映像の数に 関わる条件であることを特徴とする再生装置。
[26] 請求の範囲第 20項に記載の再生装置であって、
前記提示条件は、日時に係る条件を含み、
前記規則選択部は、日時の情報を参照し、前記提示条件を満足する再生規則の 一つを選択する
ことを特徴とする再生装置。
[27] 請求の範囲第 20項に記載の再生装置であって、
前記規則選択部は、前記提示条件を満足する再生規則の一覧を提示し、当該提 示した一覧のうち力も再生規則の一つを選択する、ユーザの選択指示を受けて、当 該選択指示によって選択された再生規則を選択する
ことを特徴とする再生装置。
[28] 複数の楽曲または映像データを用いて、楽曲または映像を組み合せ再生する再生 方法であって、
組み合せ再生に係る再生規則を、複数保持する規則保持手段と、前記再生規則ご とに、提示条件を関連付けて保持する条件保持手段とを備えたコンピュータに、 前記条件保持手段に保持されている提示条件を満足する再生規則の一つを選択 させ、
当該選択された再生規則に基づいて、前記複数の楽曲または映像データを用いた 楽曲または映像の組み合せ再生を行わせることを特徴とする再生方法。
[29] 複数の楽曲または映像データを用いて、楽曲または映像を組み合せ再生するプロ グラムを格納したコンピュータ可読な記録媒体であって、前記プログラムは、 組み合せ再生に係る再生規則を、複数保持する規則保持手段と、前記再生規則ご とに、提示条件を関連付けて保持する条件保持手段とを備えたコンピュータに、 前記条件保持手段に保持されている提示条件を満足する再生規則の一つを選択 する手順と、
当該選択された再生規則に基づいて、前記複数の楽曲または映像データを用いた 楽曲または映像の組み合せ再生を行う手順と、
を実行させることを特徴とする記録媒体。
[30] 第 1装置と、
第 2装置と、
前記第 1装置と第 2装置との双方からアクセス可能に設定されている共用領域を備 えた記憶部と、を含み、
前記第 2装置が第 1装置のインタフェースとして動作する第 1モードと、当該第 1モ 一ドとは異なる第 2モードとのいずれかのモードで選択的に起動され、
前記第 1モードで起動した状態で、第 1装置に処理対象となったデータを所定の形 式に変換させ、当該変換後のデータを前記共用領域に格納させてから、第 1モード に代えて、第 2モードで起動することを特徴とする複合装置。
[31] 第 1装置と、第 2装置と、前記第 1装置と第 2装置との双方からアクセス可能に設定 されている共用領域を備えた記憶部と、を有し、前記第 2装置が第 1装置のインタフ ースとして動作する第 1モードと、当該第 1モードとは異なる第 2モードとのいずれか のモードで選択的に起動される複合装置を制御する方法であって、
前記第 1モードで起動した状態で、第 1装置に処理対象となったデータを所定の形 式に変換させ、当該変換後のデータを前記共用領域に格納させてから、第 1モード に代えて、第 2モードで起動することを特徴とする複合装置の制御方法。
[32] 第 1装置と、第 2装置と、前記第 1装置と第 2装置との双方からアクセス可能に設定 されている共用領域を備えた記憶部と、を有し、前記第 2装置が第 1装置のインタフ ースとして動作する第 1モードと、当該第 1モードとは異なる第 2モードとのいずれか のモードで選択的に起動される複合装置によって実行されるプログラム群であって、 前記第 1モードで起動した状態で実行され、処理対象となったデータを所定の形式 に変換させる手順と、当該変換後のデータを前記共用領域に格納させる手順と、を、 前記第 1装置に実行させる第 1プログラムと、
前記第 2モードで起動した状態で実行され、前記共用領域に格納された変換後の データに基づく所定処理を、前記第 2装置に実行させる第 2プログラムと、 を格納したことを特徴とするコンピュータ可読な記録媒体。
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