WO2003095102A1

WO2003095102A1 - Dispositif de pulverisation d'eau electrolysee

Info

Publication number: WO2003095102A1
Application number: PCT/JP2003/005094
Authority: WO
Inventors: Shoji Kasuya; Hiroshi Hashimoto
Original assignee: Mikuni Corporation
Priority date: 2002-05-08
Filing date: 2003-04-22
Publication date: 2003-11-20
Also published as: TWI273094B; KR20050007389A; EP1533041A4; US20050139465A1; EP1533041A1; JPWO2003095102A1; CN1292842C; CN1652879A; TW200307648A

Description

糸田

技術分野

本発明は、電解質水溶液を電気分解して、各種機能を有する陽極電解水、陰極電解水を製造して噴霧する携帯に便利な電解水噴霧装置に関する。技術背景

隔膜としてイオン交換樹脂を膜状にした荷電膜やマイクロポーラス構造を有する非荷電膜を介して、又は隔膜を介することなく、白金あるいは白金合金等からなる不活性電極をその内部に配置した電解槽を用いて、 N a C 1等の電解質の希薄水溶液を電解し、陽極側で電解生成される p Hの低い陽極電解水（酸性水）を取出し、これを殺菌や消毒に利用する技術は既に良く知られている。

陽極側で生成される陽極電解水はその中に次亜塩素酸が生成されていることから、次亜塩素酸の強力な酸化作用と塩素化作用を利用し、殺菌や消毒に利用するもので、この様な利用方法は医療機関等で普及している。また陽極電解水中に微量に含まれるオゾンゃ溶存酸素は肉芽生成促進作用を有することから、外科治療の補助としての利用も研究されている。

一方、陰極側で生成される陰極電解水 (アル力リ水) は、希薄電解質溶液の代りに水道水を用いて、これを電解することにより得られ、従来飲用等に利用されている。

特開平 8— 2 4 3 5 6 2号公報には、電解水の流路に流量検出器を設け、電解槽に送水される送水量と、電解水の生成量を流量検出器で検出し、電解水の p Hを一定に保つ電解水製造装置が記載されている。このような従来の電解水製造装置は、比較的大型で、電解水を使用する場所に固定するタイプのものが多い。一方、携帯式の電解水製造装置も従来知られている（P CT/J P 9 5/ 0 1 5 0 3等）。

本発明者らは、従来携帯式電解水製造装置を開発してきた（特開 200 2 - 5 20 6 9、特開 2 00 2— 6 5 8 1 9 )。これらの電解水製造装置は小型、軽量で、電池を内蔵する携帯式のものである。この装置においては、電解質水溶液を電気分解して生成する電解水を微細な霧状にして噴霧し、皮膚等に塗布するように構成してあり、使用勝手が良好なものである。

ここで、第 1 2図に前記特開 200 2— 5 20 6 9に開示された電解水噴霧装置を示する。第 1 2図中、 5 00は電解水噴霧装置で、電解質水溶液タンク 5 0 2中の電解質水溶液 5 04はポンプ 5 0 6によって電解槽 5 0 8 に送られ、ここで電解される。電解槽 5 0 8内の陽極側で生成する陽極電解水（酸性水）は、噴霧部 5 1 0から外部に噴霧され、例えば皮膚等の塗布に利用される。

一方、電解槽 5 08内の陰極側で生成する陰極電解水（アルカリ性水）は、排出管 5 1 2を通って、廃液タンク 5 1 4に送られ、廃液 5 1 6として一時廃液タンク 5 1 4内に貯留される。

この電解水噴霧装置 5 0 0においては、電解質水溶液タンク 504が廃液タンク 5 1 4の上方にあるので、排出管 5 1 2がサイホンの役割をして上方の電解質水溶液タンク 5 04内の電解質水溶液 5 04を廃液タンク 5 1 4に流下する事があるため、それを防止する特別の機構を設けていたが、それにより部品点数及び組立て工数が増加するという問題がある。更に、常時携帯するためにはできる限り小型、軽量であることが望ましい。発明の開示

本発明は上記問題を解決するために為されたもので、その目的とするところは、特別の機構を設けることなく、前記サイホンの役割により生じる電解質水溶液の流下を防ぎ、携帯に適したより小型化で軽量化を可能にする電解水噴霧装置を提供することにある。本発明の他の目的は、廃液タンク内の廃液を取出す際に、廃液が廃液タンクからこぼれるのを防止する電解水噴霧装置を提供することにある。

上記目的を達成する本発明は、以下に記載するものである。

〔1〕ハウジングと、前記ハウジング内に備えられた電解質水溶液タンクと、前記電解質水溶液タンク内の電解質水溶液を電解槽入口側に送液するポンプと、内部に互いに対向する陽極及び陰極を備えた流通型電解槽と、電解槽で生成した一方の電極側電解水をハゥジング外部に噴霧する噴霧部と、廃液タンクと、前記電解槽と廃液タンクとを連結してなり電解槽で生成した他方の電極側電解水を廃液タンクに導く排出管と、噴霧部と電解槽とポンプの作動を制御する制御部と、これらの駆動電源とを有する電解水噴霧装置において、電解質水溶液タンクと廃液タンクとを前記ポンプの上方に配設してなる電解水噴霧装置。

〔2〕前記廃液タンクを前記ハウジングとは別体に形成すると共に前記廃液タンクを前記ハウジングに対し着脱自在とし、前記廃液タンクまたは前記ハウジングの一方に弾性材を取付け、前記廃液タンクまたは前記ハウジングの他方に前記弾性材と接触してその弾性材を圧縮する壁面を有し、前記廃液タンクに第一係合手段を設け、前記ハウジングに前記第一係合手段と係合する第二係合手段を設け、前記壁面によって圧縮された前記弹性材の反発力によつて前記第一係合手段と前記第二係合手段との係合状態を保持するようにした請求項〔1〕に記載の電解水噴霧装置。

〔3〕前記弾性材を前記廃液タンクの下部に取付ける Oリングとし、前記壁面を前記ハウジングに形成した環状のテーパ壁面とする請求項〔2〕に記載の電解水噴霧装置。

〔4〕前記ハウジングに蓋を設け、その蓋に第一係止手段を備え、前記廃液タンクに前記第一係止手段と係止する第二係止手段を設けた請求項〔2〕に記載の電解水噴霧装置。

〔 5〕前記電解質水溶液タンクを前記ハゥジングとは別体に形成すると共に前記電解質水溶液タンクを前記ハウジングに対し着脱自在とし、前記電解質水溶液タンクまたは前記ハウジングの一方に弾性材を取付け、前記電解質水溶液タンクまたは前記ハゥジングの他方に前記弾性材と接触じてその弾性材を圧縮する壁面を有し、前記電解質水溶液タンクに第一係合手段を設け、前記ハウジングに前記第一係合手段と係合する第二係合手段を設け、前記壁面によつて圧縮された前記弹性材の反発力によつて前記第一係合手段と前記第二係合手段との係合状態を保持するようにした請求項〔2〕に記載の電解水噴霧装置。

〔 6〕前記弾性材を前記電解質水溶液タンクの下部に取付ける〇リングとし、前記壁面を前記ハウジングに形成した環状のテーパ壁面とする請求項〔5〕に記載の電解水噴霧装匱。

〔7〕前記電解質水溶液タンクに前記蓋に形成した前記第一係止手段に係止する第二係止手段を設けた請求項〔5〕に記載の電解水噴霧装置。図面の簡単な説明

第 1図は本発明の電解水噴霧装置の一例を示す概略構成図、第 2図は第 1 図の電解水噴霧装置の噴霧状態を示す説明図、第 3図は第 1図の電解水噴霧装置の電解槽を示す拡大構成図、第 4図は本発明の電解水噴霧装置の他の例を示す概略構成図、第 5図は本発明に係る他の電解水嘖霧装置の要部構成部品を分解した状態を示す分解斜視図、第 6図は第 5図の要部構成部品を組立てた状態を示す斜視図、第 7図は第 5図に示す電解水嘖霧装置に使用する電解質水溶液タンクと廃棄タンクの断面図、第 8図は第 7図における廃棄タンクをハウジングへ取付ける前の状態を示す断面図、第 9図は第 8図における廃棄タンクをハウジングに取付けた状態を示す断面図、第 1 0図は廃棄タンクをハウジングに取付けた状態の他の実施形態を示す断面図、第 1 1図は電解質水溶液タンクをハウジングに取付けた状態の他の実施形態を示す断面図、第 1 2図は従来の電解水噴霧装置の一例を示す概略説明図である。発明を実施するための第 1の最良の形態以下、図面を参照しながら本発明の電解水噴霧装置の一例につき説明する。第 1図中、 1 0 0は電解水噴霧装置で、電解水噴霧装置主体 1 0 2と、その電解水噴霧装置主体 1 0 2に着脱自在に取付けられた噴霧部 1 0 4とからなる。 2は、略直方体状の電解水噴霧装置主体 1 0 2のハウジングである。 4は、前記ハウジング 2内に収納された電解質水溶液タンクで、その内部には電解質水溶液が収納されている。電解質としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム等のアルカリ金属塩やアルカリ土類塩、ァスコルビン酸等の有機酸が好ましい。電解質濃度としては、 0 . 0 1 5〜 0 . 9質量％が好ましい。 ―

前記電解質水溶液タンク 4の下方には、ポンプ 6が取付けられており、煎記電解質水溶液タンク 4内に収納されている電解質水溶液は電解質水溶液供給管 8を通して前記ポンプ 6に供給される。前記ポンプ 6に供給された電解質水溶液は、次いでポンプ 6により圧送されて送出管 1 0を通って電解槽 1 2に供給される。

第 3図は、電解槽 1 2を示す拡大図である。電解槽 1 2は、扁平な電解槽ハウジング 1 4内に、平行に配設された陽極 1 6、及び陰極 1 8を有する。なお、 2 0は陽極 1 6に接続された陽極端子、 2 2は陰極 1 8に接続された陰極端子で、それぞれ前記電解槽ハウジング 1 4の下端から外部に引出されている。

前記ポンプ 6から供給される電解質水溶液は電解槽 1 2の下部に形成された流入孔 2 4から電解槽 1 2内に供給され、層流状態を保ちながら電解槽 1 2内を上方に移動すると共に、陽極 1 6、陰極 1 8間に印荷されている電圧により電気分解され、陽極 1 6の近傍には陽極水（酸性水）が生成し、陰極 1 8近傍には陰極水（アルカリ性水）が生成する。

電解槽 1 2内の電解質水溶液は層流状態で流れているので、生成した陽極水は陽極 1 6の表面に沿って矢印 Aで示される様に上方に流れ、陽極水のみが電解槽 1 2の上部側に形成された電解水流出管 2 6を通って、後述する嘖霧素子 2 8に供給される。 —方、電解槽 1 2内で生成した陰極水は、第 3図に示す矢印 Bによって示される様に、陰極 1 8に沿って上方に移動し、電解槽 1 2の上部側に連結された排出管 3 0から前記ポンプ 6の上方に取付けられた後述する廃液タンク 3 2に送られ廃液として一時的に蓄えられる。廃液タンク 3 2はポンプ 6の上方に電解槽 1 2及び電解質水溶液タンク 4とほぼ同じ高さでハウジング 2 内に取付けてある。また、この廃液タンク 3 2は前記電解質水溶液タンク 4 に隣接して備えるものである。

第 1図において、前記電解槽 1 2の上部側に形成された流出管 2 6の前方 'には噴霧部 1 0 4が電解水噴霧装置主体 1 0 2に取付けられている。その噴霧部 1 0 4は、前記電解質水溶液タンク 4及び前記廃液タンク 3 2に備え、しかもそれら両タンク 4， 1 2の開口部も隣接して配置する。

噴霧部 1 0 4の取付け方法としては、例えばスライドガイドゃ、係止突起等を用いる通常の係合手段が例示される。

第 1図に示すように、噴霧部 1 0 4は、内部に前記噴霧素子 2 8を収納した噴霧部本体 3 4と、その上部に取付けた噴霧部開閉カバー 3 6とで構成されている。

噴霧素子 2 8は、多孔板 2 8 aとピエゾ振動子 2 8 bとからなる。多孔板 2 8 aは、孔径 1 8〜 2 4 μ mの貫通孔が多数形成されており、その端部が前記ピエゾ振動子 2 8 bに固定されている。従って、前記ピエゾ振動子 2 8 bに交流やパルス電圧を印荷する事によりピエゾ振動子 2 8 bが振動し、これに伴いピエゾ振動子 2 8 bに固定された多孔板 2 8 aが振動する。これにより、後述するように流出管 2 6から供給される電解水は多孔板 2 8 aに形成された多数の貫通孔を通して外部に微細液滴として噴霧される。

噴霧部開閉カバー 3 6は、前記噴霧素子 2 8の多孔板 2 8 aを露出させたり隠したりするもので、前記噴霧部本体 3 4に対して上下方向に摺動できるように前記噴霧部本体 3 4に取付けられている。前記嘖霧部開閉カバー 3 6 の電解水噴霧装置主体 1 0 2側には、カバー 3 6上部から流出管 2 6にかけて、平板からなる吐出口開閉手段 3 8が垂設されている。多孔板 2 8 aを隠すようにカバー 3 6を閉じた時に、流出管 2 6の先端の吐出口は前記吐出口開閉手段 3 8で閉塞され、流出管 2 6の吐出口から電解水は漏出しない。前記カバー 3 6の上部にはマグネット 4 0が取付けてあり、対応する電解水噴霧装置主体 1 0 2側に取付けたリードスィッチ 4 2と協働してカバー 3 6の位置を検出できるようになっている。

4 4はマイクロプロセッサを組込んだ制御部で、この制御部 4 4の制御により、ポンプ 6、電解槽 1 2、嘖霧素子 2 8等が制御され、またリードスィツチ 4 2の信号が取込まれる。 4 6は、制御部 4 4、ポンプ 6、電解槽 1 2、噴霧素子 2 8等に電力を供給する駆動電源である。駆動電源 4 6としては、 —次電池、二次電池の何れも使用できる。

なお、 5 4は駆動電源 4 6の電力を制御部 4 4に供給する配線、 4 8は電気分解に適する制御された電力を電解槽 1 2に供給する配線、 5 0はリードスィッチ 4 2と制御部 4 4とを結ぶ信号線、 5 2は制御部 4 4からポンプ 6 に制御された電力を供給する配線である。

また、 5 5、 5 6はハウジング 2内壁と電解槽 1 2との間に介装されたゴム等の弾性体からなるパッキングで、これらにより防水手段を構成している。この防水手段により、陽極水が電解水噴霧装置主体 1 0 2内部に侵入することを防いでいる。

次に、上記電解水嘖霧装置を用いて電解水を噴霧する場合につき説明する。第 2図に示すように、先ずカバー 3 6を上方に引上げる。これにより、吐出口開閉手段 3 8も上方に移動し、流出管 2 6の吐出口は閉塞状態から、開口状態になる。

一方、カバー 3 6に取付けられたマグネット 4 0も上方に移動され、リードスイッチ 4 2から離れる。この状態を検知した制御部 4 4は駆動電源 4 6 の電力をポンプ 6、電解槽 1 2、噴霧素子 2 8に供給し、これによりポンプ 6が作動し、電解質水溶液タンク 4内の電解質水溶液は電解質水溶液供給管 8、ポンプ 6、送出管 1 0を通って電解槽 1 2に送られ、ここで電気分解される。電解槽 1 2内の陽極側で生成した陽極水は流出管 2 6を通り、その先端の吐出口から液滴 5 8になって振動している多孔板 2 8 aに供給され、更に多孔板 2 8 aに形成された微細貫通孔を通って多孔板 2 8 aの前方に噴霧される。

一方、陰極水は排出管 3 0を通って廃液タンク 3 2に送られ、ここで一時的に貯留された後、適宜外部に排出される。

電解水の噴霧が終り、噴霧を停止する際には、カバー 3 6を下方に押下げる。すると、マグネット 4 0がリードスィッチ 4 2に近づき信号線 5 0を通して信号が制御部に送られる。これにより電解槽 1 2及びポンプ 6に供給される電力が切断され、電解水の噴霧が停止される。

上記例においては、リードスィッチ 4 2が電解水噴霧動作のスィツチの役割を果しているが、これに限られず、電源スィッチを別途設け、カバー 3 6 をあけた後電源スィツチを入れることにより電解水の噴霧が始まるように構成しても良い。この場合は、リードスィッチ 4 2と電源スィッチのアンド条件で電解水の嘖霧が始まるようにすることにより、カバー 3 6を上に引上げていないときに、電源スィッチを入れても電解水は嘖霧されず、誤操作による誤噴霧を確実に防止できる。

なお、長期間本発明電解水噴霧装置を使用している内に、電解水の噴霧不良を生じる場合がある。電解水の噴霧不良は、嘖霧素子に電解水が付着したまま乾燥して析出する電解質により多孔板 2 8 aの貫通孔が目詰りする等の原因により起きる。噴霧不良を生じた場合は、噴霧部 1 0 4を電解水噴霧装置主体 1 0 2から取外し、正常に嘖霧する嘖霧部 1 0 4と交換する等により噴霧不良を解決できる。

本発明における電解水嘖霧装置を構成する各部品の形状や配置を第 1図に限るものではない。例えば第 4図に示すように、噴霧部 2 8をハウジング 2 内に組込み、ハウジングに固定してあっても良い。この場合も第 1図と同様に、電解質水溶液タンク 4、及び廃液タンク 3 2をポンプ 6の上方で、電解槽 1 2とほぼ同じ高さに設ける。このように、両タンク 4， 3 2をポンプ 6 の上方に配設する事により、特別な機構を設けることなく、電解質水溶液タンク 4から廃液タンク 3 2 へ電解質水溶液がサイホン現象により移動することを確実に防止できると共に、特別な機構を設けない分だけ部品点数、組立工数が削減され、小型化、軽量化を達成できる。

また、水溶液タンク 4の開口部と廃液タンク 3 2の開口部とは、ポンプの上方に互いに隣接して設けられているので、水溶液タンク 4、廃液タンク 3 2を一枚の蓋 5 9を共用して閉じることができる。このため、水溶液タンクと廃液タンクとをポンプの上下に分離して設けていた従来の噴霧装置に必要であった廃液タンクの蓋を省略できる分だけ構成が簡単になり、更に軽量化が図れる。

第 4図において、その他の構成は第 1図とほぼ同様であるので、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。本発明においては、更に本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変形して差支えない。発明を実施するための第 2の最良の形態

次に、本発明に係る他の電解水噴霧装置を第 5図及び第 6図に基づいて説明する。第 5図は本発明の電解水嘖霧装置に使用する電解質水溶液タンクと廃液タンクとをハウジングから取外した状態を示し、第 6図は電解質水溶液タンクと廃液タンクとをハウジングに取付けた状態を示す。第 5図及び第 6 図において、第 1図と同一参照番号は同一部材を示す。この実施形態では、ハウジング 2とは別体に電解質水溶液タンク 6 0と廃液タンク 6 1を形成し、それら電解質水溶液タンク 6 0と廃液タンク 6 1はハウジング 2に着脱自在に取付けることができるようにしたものである。

第 5図及び第 7図に示すように、ハウジング 2には、電解質水溶液タンク 6 0と廃液タンク 6 1 とを収容する空間 6 2を有している。この空間 6 2内には電解質水溶液タンク 6 0と廃液タンク 6 1 とを隣接して取り付け、電解質水溶液タンク 6 0と廃液タンク 6 1とをハウジング 2に取付けた状態では電解質水溶液タンク 6 0の開口部と廃液タンク 6 1の開口部とは隣接するよう設定する。図示はしないが、これら電解質水溶液タンク 6 0と廃液タンク 6 1は、第 1図や第 4図と同じくポンプ 6よりも上位となるよう設定する。空間 6 2を壁面を形成するハウジング 2の底部 6 3には、電解質水溶液タンク 6 0に対応する位置に弾性材収容空間としての貫通穴 6 4が形成され、廃液タンク 6 1に対応する位置に弹性材収容空間としての凹部 6 5が形成される。なお、電解質水溶液タンク 6 0に対応する底部 6 3の弹性材収容空間を貫通穴 6 4とし、廃液タンク 6 1に対応する底部 6 3の弾性材収容空間を凹部 6 5としたが、各弹性材収容空間はそれらの形状に限るものではない。第 7図に示すように、電解質水溶液タンク 6 0の本体 6 0 aの下部には、弾性材兼シール部材としての Oリング 6 6を保持する保持手段 6 7が一体に形成されている。この保持部材 6 7は、外面に前記 Oリング 6 6を取付けるための円筒状の筒状部 6 8と、その筒状部 6 8の先端に形成されるものであつて〇リング 6 6の外れを防止するための鍔部 6 9とから成る。廃液タンク 6 1の本体 6 1 aの下部にも電解質水溶液タンク 6 0と同様に、弾性材としての〇リング 7 0を保持する保持部材 7 1がー体に形成されている。この保持部材 7 1は、外面に前記 Oリング 7 0を取付けるための円筒状の筒状部 7 2と、その筒状部 7 2の先端に形成されるものであって Oリング 7 0の外れを防止するための鍔部 7 3とから成る。

第 5図及び第 7図に示すように、前記底部 6 3に形成される貫通穴 6 4の内壁面には、空間 6 2に近い入口付近に弾性材圧縮壁面としての環状のテーパ壁面 7 4が形成される。このテーパ壁面 7 4は、空間 6 2側の内径が相対的に大きく、空間 6 2から離れるに従って内径が相対的に徐々に小さくなるように設定されている。電解質水溶液タンク 6 0に取り付けられる Oリング 6 6が貫通穴 6 4に挿入されると、その Oリング 6 6は貫通穴 6 4のテーパ壁面 7 4に接触し、更に Oリング 6 6が挿入されるとその Oリング 6 6が圧縮されて Oリング 6 6の外径が縮むように、' Oリング 6 6 とテーパ壁面 7 4 の寸法が設定されている。第 7図では、電解質水溶液タンク 6 0に取付けた Oリング 6 6の外径は圧縮される前の状態を示している。前記底部 6 3に形成される凹部 6 5の内壁面には、空間 6 2に近い入口付近に弾性材圧縮壁面としての環状のテーパ壁面 7 5が形成される。このテーパ壁面 7 5は、空間 6 2側の内径が相対的に大きく、空間 6 2から離れるに従って内径が相対的に徐々に小さくなるように設定されている。廃液タンク 6 1に取り付けられる〇リング 7 0が凹部 6 5に挿入されると、その Oリング 7 0は凹部 6 5のテーパ壁面 7 5に接触し、更に Oリング 7 0が挿入されるとその Oリング 7 0が圧縮されて〇リング 7 0の外径が縮むように、 Oリング 7 0とテーパ壁面 7 5の寸法が設定されている。第 7図では、廃液タンク 6 1に取付けた Oリング 7 0の外径は圧縮された後の状態を示している。第 5図及び第 8図に示すように、ハウジング 2において空間 6 2を形成す 'る垂直方向の壁面 7 6の上部に、第一係合手段としての水平方向に長い係合用梁 7 7が形成されている。第 5図に示すように、電解質水溶液タンク 6 0 における前記壁面 7 6と対向する壁面には、係合用梁 7 7と係合するための第二係合手段としての係合用溝 7 8が形成されている。第 8図に示すように、廃液タンク 6 1における前記壁面 7 6と対向する壁面 7 9にも、前記係合用梁 7 7と係合するための第二係合手段としての係合用溝 8 0が形成されている。即ち、壁面 7 6に形成される係合用梁 7 7に、電解質水溶液タンク 6 0 の係合用溝 7 8と廃液タンク 6 1の係合用溝 8 0とが係合できるように設定されている。

索 8図に示すように、壁面 7 6における係合用梁 7 7よりやや下位側の位置において、壁面 7 6から前記空間 6 2側に向けて前記排出管 3 0の先端が突出するよう設定される。また、廃液タンク 6 1における係合用溝 8 0の形成位置よりやや下位側に、排出管 3 0の先端を揷通させるための貫通穴 8 1 が形成されている。

第 5図に示すように、ハウジング 2の上端には、電解質水溶液タンク 6 0 と廃液タンク 6 1の両方の上部開口部を同時に開閉するための蓋 8 2が回動自在に取り付けられている。その蓋 8 2の自由先端に、第一係止手段としての係止突起 8 3がー体に形成されている。電解質水溶液タンク 6 0においては、係合用溝 7 8の形成位置と反対側の外面に、前記係止突起 8 3 と係止するための第二係止手段としての係止溝 8 4が形成されている。廃液タンク 6 1においては、係合用溝 8 0の形成位置と反対側の外面に、前記係止突起 8 3と係止するための第二係止手段としての係止溝 8 5が形成されている。即ち、蓋 8 2の係止突起 8 3は、電解質水溶液タンク 6 0の係止溝 8 4及び廃液タンク 6 1の係止溝 8 5の両方に同時に係止する。

次に、廃液タンク 6 1を例にしてハウジング 2への着脱について説明する。第 8図に示すように、ハウジング 2の壁面 7 6に対して廃液タンク 6 1を傾斜させた状態にして、廃液タンク 6 1の下部（Oリング 7 0及び保持部材 7 1 ) を底部 6 3の凹部 6 5に入れる。この第 8図の状態では、ハウジング 2 の係合用梁 7 7の位置は廃液タンク 6 1の係合用溝 8 0の位置と比べて高位置にあり、廃液タンク 6 1を水平方向に押しても、ハウジング 2の係合用梁 7 7に廃液タンク 6 1の係合用溝 8 0は係合しない。

しかし、廃液タンク 6 1の下部を底部 6 3の凹部 6 5に入れた第 8図の状態から廃液タンク 6 1を下方に押すと、 Oリング 7 0がテーパ壁面 7 5に圧縮されて変形し、 Oリング 7 0が凹部 6 5に収容される。この結果、廃液タンク 6 1の係合用溝 8 0の高さがハウジング 2の係合用粱 7 7と同じ高さまで移動する。その後、廃液タンク 6 1の上部を水平方向に押せば、廃液タンク 6 1の係合用溝 8 0がハウジング 2の係合用梁 7 7と係合する（第 9図）。〇リング 7 0が凹部 6 5に収容された状態においては、 Oリング 7 0の外周面がテーパ壁面 7 5によって圧縮される力、 Oリング 7 0の上下の面が凹部 6 5の底面と廃液タンク 6 1の本体 6 1 a とに挟まれて圧縮されるかの少なくともどちらかが働くようにする。 Oリング 7 0が圧縮された結果、 Oリング 7 0に元に戻る反発力が働き、その反発力によって廃液タンク 6 1に上方へ移動させる力が加えられる。この廃液タンク 6 1にかかる上方への力によつて、廃液タンク 6 1の係合用溝 8 0とハウジング 2の係合用梁 7 7との接触箇所に押圧力がかかり、廃液タンク 6 1がハウジング 2から容易に外れなくなる。次に、廃液タンク 6 1をハウジング 2から外す場合には、廃液タンク 6 1 をー且下方へ押し下げる。これによつて、 Oリング 7 0による廃液タンク 6 1の係合用溝 8 0とハウジング 2の係合用梁 7 7との接触箇所への押圧力を外し、その後、廃液タンク 6 1の上部を水平に手前に引くことで、廃液タンク 6 1をハウジング 2から外すことができる。

以上が廃液タンク 6 1とハウジング 2との着脱についての説明であるが、電解質水溶液タンク 6 0とハウジング ²との着脱は、廃液タンク 6 1 とハウジング 2との着脱と同様である。なお、電解質水溶液タンク 6 0内に供給される電解質水溶液は、その電解質水溶液タンク 6 0の下方に位置するポンプ 6 へ導入するため、電解質水溶液タンク 6 0に取付ける Oリング 6 6は、弹性材としての働きだけでなく、ハウジング 2との間のシール材としての働きもする。

ハウジング 2に電解質水溶液タンク 6 0と廃液タンク 6 1 とを取付けた第 6図の状態では、第 9図に示すように、蓋 8 2で電解質水溶液タンク 6 0の開口部と廃液タンク 6 1の開口部とを塞ぎ、蓋 8 2の先端の係止突起 8 3を電解質水溶液タンク 6 0の係止溝 8 4と廃液タンク 6 1の係止溝 8 5に係止させる。これによつて、蓋 8 2に外力が掛からない限り、蓋 8 2が開くことはない。また、蓋 8 2が開かない限り、電解質水溶液タンク 6 0と廃液タンク 6 1がハウジング 2から外れることはない。

蓋 8 2をした状態から電解質水溶液タンク 6 0と廃液タンク 6 1を取出すには、先ず蓋 8 2の係止突起 8 3を電解質水溶液タンク 6 0の係止溝 8 4と廃液タンク 6 1の係止溝 8 4から外して蓋 8 2を開き、その後電解質水溶液タンク 6 0と廃液タンク 6 1をハウジング 2から取出す。発明を実施するための第 3の最良の形態

次に、廃液タンクをハウジングに取付けた状態の他の実施形態を第 1 0図に基づいて説明する。第 1 0図において第 7図及び第 8図と同一参照番号は同一部材を示す。ハウジング 2における廃液タンク 6 1の取付け位置に凹部 8 6が形成され、この凹部 8 6内にゴム等の弹性材 8 7が外れることなく備えられる。なお、弾性材 8 7はゴムに限るものではない。廃液タンク 6 1の底面 8 8は前記弾性材 8 7 と接触する壁面となる。ここで、廃液タンク 6 1 をハウジング 2に取付けた時に、廃液タンク 6 1の底面 8 8が弾性材 8 7を圧縮して弾性材 8 7を変形させ、その弾性材 8 7の圧縮反発力が廃液タンク 6 1を第 1 0図で上方に押圧する。この廃液タンク 6 1にかかる上方への押圧力によって、廃液タンク 6 1の係合用溝 8 0とハウジング 2の係合用梁 7 7との接触箇所に押圧力がかかり、廃液タンク 6 1がハウジング 2から容易に外れなくなる。

第 1 1図に電解質水溶液タンクをハウジングに取付けた状態の他の実施形態を示す。第 1 1図において第 7図及び第 5図と同一参照番号は同一部材を示す。ハウジング 2における電解質水溶液タンク 6 0の取付け位置に段部 8 9が形成され、この段部 8 9に◦リング等の弾性材 9 0が外れることなく備えられる。なお、弾性材 9 0は Oリングに限るものではない。電解質水溶液タンク 6 0の下部には前記弾性材 9 0と接触するテーパ壁面 9 1を形成する _c ここで、電解質水溶液タンク 6 0をハウジング 2に取付けた時に、電解質水溶液タンク 6 0のテーパ壁面 9 1が弾性材 9 0を圧縮して弾性材 9 0を変形させ、その弾性材 9 0の圧縮反発力が電解質水溶液タンク 6 0を第 1 1図で上方に押圧する。この電解質水溶液タンク 6 0にかかる上方への押圧力によつて、電解質水溶液タンク 6 0の係合用溝 7 8とハウジング 2の係合用梁 7 7との接触箇所に押圧力がかかり、電解質水溶液タンク 6 0がハウジング 2 から容易に外れなくなる。産業上の利用可能性

本発明の電解水噴霧装置は、電解質水溶液タンクと、廃液タンクとをボンプの上方に取付けている。このため、電解質水溶液と廃液とのヘッド差が少なくなり、従来のように特別の機構を設けることなく電解質水溶液が廃液タンク側にサイホン現象により移動することが確実に避けられると共に、特別な機構を設けない分だけ部品点数、組立工数が削減され、小型化、軽量化が図られる。更に、両タンクは噴霧部近傍に設けられているので、送出管、流出管の配管距離が短くなり、小型化、軽量化が達成でき、ポンプを駆動電力が少ないものにすれば、電池で駆動させる携帯用電解水噴霧装置としては、きわめて有利になる。

また更に、ポンプが両タンクの下方にあるので、ポンプに泡が入り難くい。このため、ポンプに泡が入って空転し、送液不能に陥ることがない。また、両タンクをポンプの上部に隣接して配置する場合は、従来別々の蓋でタンクを閉じていたのを一枚の蓋で閉じることができる。従って、このように構成する場合は部品点数が減少し、軽量化、工程数の減少を達成でき、電解質水溶液の補充、廃液の排出が容易になり、しかも目視で両タンク中の電解質水溶液及び廃液の内容量を確認しやすい。更に、水溶液タンク、廃液タンクを着脱可能な構成にする場合は、電解質水溶液の補充、廃液の排出がより一層容易になる。

本発明では更に、水溶液タンクと廃液タンクとをハウジングとは別体に構成し、それら水溶液タンクと廃液タンクとをハウジングに着脱自在に取付けるようにし、廃液タンクを傾斜させた状態で廃液タンクをハウジングから取出すようにする。この結果、廃液タンクをハウジングから外す際に、廃液タンク内に入っている廃液が上方に跳ねて液体が廃液タンクからこぼれ出るのを防止することができる。その上、水溶液タンクと廃液タンクとをハウジングに取付けた時に、水溶液タンクや廃液タンクを所定の方向に押圧するための弾性材が圧縮され、その圧縮戻り力によつて水溶液タンク並びに廃液タンクとハウジングと各タンクとの係合固定状態を安定させて、水溶液タンクゃ廃液タンクがハウジングから安易に外れないようにすることができる。更に、蓋に第一係止手段を設けると共に水溶液タンクや廃液タンクに蓋の第一係止手段と係止する第二係止手段を設けることによって、蓋で水溶液タンクゃ廃液タンクの開口部を閉じた時に、水溶液タンクと廃液タンクに蓋を係止させるので、水溶液タンクと廃液タンクの開口部の閉鎖を確実なものとし、かつ水溶液タンクと廃液タンクとをよりハウジングから外れないようにすることができる。

廃液タンクをハウジングに着脱自在とするのは、廃液タンクに溜まる廃液を容易に捨てることができ、かつ廃液タンクを取出して洗浄できるようにするためである。また、電解質水溶液タンクをハウジングに着脱自在とするのは、電解質水溶液タンクを容易に洗浄できるようにするためである。電解質水溶液タンクをハウジングに着脱自在とすることによって、電解質水溶液タンクの開口部は比較的小さいため、電解質水溶液タンクに専用液タンクから電解質水溶液を供給する際に、電解質水溶液タンクを傾斜させた状態に変位できることで、電解質水溶液を注ぎ易くすることができる。

Claims

請求の範囲

1 . ハウジングと、前記ハゥジング内に備えられた電解質水溶液タンクと、前記電解質水溶液タンク内の電解質水溶液を電解槽入口側に送液するポンプと、内部に互いに対向する陽極及び陰極を備えた流通型電解槽と、電解槽で生成した一方の電極側電解水をハウジング外部に噴霧する噴霧部と、廃液タンクと、前記電解槽と廃液タンクとを連結してなり電解槽で生成した他方の電極側電解水を廃液タンクに導く排出管と、噴霧部と電解槽とポンプの作動を制御する制御部と、これらの駆動電源とを有する電解水噴霧装置において、電解質水溶液タンクと廃液タンクとを前記ポンプの上方に配設してなる電解

2 . 前記廃液タンクを前記ハウジングとは別体に形成すると共に前記廃液タンクを前記ハウジングに対し着脱自在とし、前記廃液タンクまたは前記ハウジングの一方に弾性材を取付け、前記廃液タンクまたは前記ハウジングの他方に前記弾性材と接触してその弾性材を圧縮する壁面を有し、前記廃液タンクに第一係合手段を設け、前記ハウジングに前記第一係合手段と係合する第二係合手段を設け、前記壁面によって圧縮された前記弾性材の反発力によつて前記第一係合手段と前記第二係合手段との係合状態を保持するようにした請求項 1に記載の電解水噴霧装置。

3 . 前記弾性材を前記廃液タンクの下部に取付ける Oリングとし、前記壁面を前記ハゥジングに形成した環状のテーパ壁面とする請求項 2に記載の電解

4 . 前記ハウジングに蓋を設け、その蓋に第一係止手段を備え、前記廃液タンクに前記第一係止手段と係止する第二係止手段を設けた請求項 2に記載の電解水噴霧装置。

5 . 前記電解質水溶液タンクを前記ハウジングとは別体に形成すると共に前記電解質水溶液タンクを前記ハウジングに対し着脱自在とし、前記電解質水溶液タンクまたは前記ハウジングの一方に弾性材を取付け、前記電解質水溶液タンクまたは前記ハゥジングの他方に前記弾性材と接触してその弾性材を圧縮する壁面を有し、前記電解質水溶液タンクに第一係合手段を設け、前記ハウジングに前記第一係合手段と係合する第二係合手段を設け、前記壁面によつて圧縮された前記弾性材の反発力によつて前記第一係合手段と前記第二係合手段との係合状態を保持するようにした請求項 2に記載の電解水噴霧装

6 . 前記弾性材を前記電解質水溶液タンクの下部に取付ける Oリングとし、前記壁面を前記ハウジングに形成した環状のテーパ壁面とする請求項 5に記載の電解水噴霧装置。

7 . 前記電解質水溶液タンクに前記蓋に形成した前記第一係止手段に係止する第二係止手段を設けた請求項 5に記載の電解水嘖霧装置。