WO2003035015A1

WO2003035015A1 - Composition d'un aerosol huileux expansible

Info

Publication number: WO2003035015A1
Application number: PCT/JP2002/011040
Authority: WO
Inventors: Yoshihiko Takase; Kazuhito Uchida; Naoki Honda; Tomoharu Kato; Nagahiro Yamazaki
Original assignee: Taiyo Kagaku Co., Ltd.
Priority date: 2001-10-26
Filing date: 2002-10-24
Publication date: 2003-05-01
Also published as: US20040197276A1; US9283162B2; EP1438946A4; EP1438946B1; JPWO2003035015A1; ATE420619T1; AU2002363017B2; JP4065841B2; CA2433007C; CA2433007A1; EP1438946A1; DE60230893D1

Description

明細書油状泡沫性エアゾ一ル用組成物技術分野

本発明は、油性化粧料のクレンジング剤等として有用な油状泡沫性エアゾール用組成物に関する。背景技術

従来のエアゾール用組成物には、原液と噴射剤との組み合わせにより安定型泡沫、速崩壊型泡沫、噴射型泡沫等を形成するものがある。安定型泡沫は、噴射剤が溶解している油相からなる内相と噴射剤との溶解性の悪い水相との 2相からなる OZW型ェマルジヨンで形成されている。 0/W型ェマルジヨンの泡沫性エアゾ一ル用組成物には、クレンジング用化粧料があるが、洗浄力が低く油性のメ一キヤップの洗浄には不適当であった。油性のメーキャップを落とすには油分が最も効果があり、油分と噴射剤の原液で安定型泡沫が得られれば最も好ましいが、油分そのものに起泡性がない為、安定型泡沫を得ることが困難であった。発明の開示

本発明の目的は、洗浄力、使用性に優れ、洗いあがり、泡沫の安定性が良好な油状泡沫性エアゾール用組成物を提供することにある。

本発明者らは、上記課題を解決すべく創意研究を重ねた結果、油脂と、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよびまたは脂肪酸有機酸グリセリドを含有する組成物が、洗浄力、使用性、洗いあがり、泡沫の安定性（組成物と噴射剤とを組み合わせて得られるエアゾールの噴射により、または組成物に対する空気の吹き込み混合により形成される泡沫の形態良好性や形態持続性等）に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。

すなわち、本発明は、

〔 1〕油脂と、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよびノまたは脂肪酸有機酸グリセリドを含有してなることを特徴とする油状泡沫性エアゾール用組成物、

〔2〕リン脂質をさらに含有してなる前記〔1〕記載の油状泡沫性エアゾール用組成物、

〔 3〕該ポリグリセリン脂肪酸エステルの構成脂肪酸の炭素数が 1 4以下である前記〔 1〕記載の油状泡沫性エアゾール用組成物、

〔 4〕ポリグリセリン脂肪酸エステルがジグリセリン脂肪酸エステルおよび Z またはトリグリセリン脂肪酸エステルである前記〔 1〕 ~ 〔 3〕いずれか記載の油状泡沫性エアゾール用組成物、

〔5〕脂肪酸有機酸グリセリドが脂肪酸コハク酸グリセリドおよび/または脂肪酸クェン酸グリセリドである前記〔1〕〜〔4〕いずれか記載の油状泡沫性ェァゾ一ル用組成物、

〔6〕ポリグリセリン脂肪酸エステルのモノエステル含量が 5 0重量％以上である前記〔1〕〜〔5〕いずれか記載の油状泡沫性エアゾール用組成物、ならびに

〔7〕前記〔1；！〜〔6〕いずれかに記載の油状泡沫性エアゾール用組成物および噴射剤を含有するエアゾール、

に関する。発明を実施するための最良の形態

本発明の油状泡沫性エアゾール用組成物（以下、エアゾール用組成物という）は油脂と特定の界面活性剤とを含有してなる組成物であり、従来の同様のエアゾール用組成物に比べ、洗浄力、使用性、洗いあがり、泡沫の安定性が非常に優れる。本発明のエアゾール用組成物は、必須成分として、油脂と、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよびまたは脂肪酸有機酸グリセリドを含有するものであり、大きく以下の 3つの態様からなる。

(態様 A)

油脂と、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよび Zまたは脂肪酸有機酸グリセリドと、リン脂質とをそれぞれ 1種以上含有することを特徴とする油状泡沫性エアゾール用組成物。

(態様 B )

ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸有機酸グリセリドおよぴリン脂質からなる群より選ばれる少なくとも 2種と油脂とを含有することを特徴とする油状泡沫性エアゾール用組成物。

(態様 C )

構成脂肪酸の炭素数が 1 4以下のポリグリセリン脂肪酸エステルと油脂を含有することを特徴とする油状泡沫性エアゾール用組成物。

1 . 態様 Aのエアゾール用組成物

油脂としては、起泡時に液状のものであれば、特に限定するものではなく、天産品でも化学合成品でもよい。当該油脂には、たとえば、一般の液状油脂の他、炭化水素、脂肪酸、高級アルコール、シリコーン類、エステル類等の油状成分が含まれる。油脂は各々単独でもしくは 2種以上混合して用いることができる。なお、本明細書において「起泡時に液状」とは、一般にエアゾール用組成物がエアゾールとして使用される温度、たとえば、 1 5 °Cにおいて液状を示すことをレヽラ₀

液状油脂としては、たとえば、アポガド油、ツバキ油、タートル油、マカダミァナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリープ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パ一シック油、小麦胚芽油、サザン力油、ヒマシ油、アマ二油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カャ油、コメヌ力油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油等の他、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等が挙げられる。炭化水素としては、たとえば、流動パラフィン、スクワレン、スクヮラン、プリスタン等が挙げられる。脂肪酸としては、たとえば、ォレイン酸、イソステアリン酸等が挙げられる。高級アルコ —ルとしては、たとえば、ラウリルアルコール、ォレイルアルコール、イソステァリルアルコール、ォクチルドデカノ一ル等が挙げられる。シリコーン類としては、たとえば、メチルポリシロキサン、メチルフヱニルポリシロキサン、メチルハイドロジ Xンポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン等が挙げられる。ェステル類としては、たとえば、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプ口ピル、オクタン酸セチル、ラウリン酸へキシル、ォレイン酸ォレイル、ォレイン酸デシル、ミリスチン酸ォクチルドデシル、ジメチルオクタン酸へキシルデシル、フタル酸ジェチル、フタル酸ジブチル等が挙げられる。また、上記油脂に水素添加（水添という場合がある）、分別等の処理を施して得られるものでもよい。油脂としては、油性のメ一キャップの洗浄性の向上という観点から、好ましくは炭化水素およびエステル類の 1種もしくは 2種以上の組み合わせである。なお、油脂には、本発明の所望の効果の発現が阻害されない量であれば、グリセリド成分としての不飽和脂肪酸、側鎖状脂肪酸ゃジグリセリド、モノグリセリド等が含まれていてもかまわない。

本発明のエアゾール用組成物中の油脂の含有量としては、特に限定するものではないが、好ましくは 1 0〜9 9重量％であり、より好ましくは 3 0〜9 5重量 %であり、さらに好ましくは 6 0〜9 5重量％である。

ポリグリセリン脂肪酸エステルのポリグリセリンとは、特に限定するものではないが、たとえば、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ペン夕グリセリン、へキサグリセリン、ヘプ夕グリセリン、ォクタグリセリン、ノナグリセリン、デカグリセリン等のグリセリン重合物であり、泡沫の安定性の向上という観点から、好ましくはジグリセリン、トリグリセリンである。すなわち、ポリグリセリン脂肪酸エステルとしてはジグリセリン脂肪酸エステルおよびトリグリセリン脂肪酸エステルが好ましい。また、ポリグリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸は、特に限定するものではないが、泡沫の安定性の向上という観点から、炭素数が 8から 2 2の飽和もしくは不飽和の直鎖もしくは分岐の脂肪酸や、それらのヒドロキシ体が好ましく、炭素数が 1 4から 1 8であるものがより好ましい。ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、たとえば、ジグリセリンミリスチン酸エステル、ジグリセリンパルミチン酸エステル、ジグリセリンステアリン酸ェステル、トリグリセリンミリスチン酸エステル、トリグリセリンバルミチン酸ェステル、トリグリセリンステアリン酸エステル等が好適に用いられる。

ポリグリセリン脂肪酸エステルは各々単独でもしくは 2種以上混合して用いることができる。また、任意のエステル化度を有するポリグリセリン脂肪酸エステルの混合物であってもよい。エステル化度は、特に限定するものではないが、該混合物中のモノエステル含量で表した場合、洗いあがり、泡沫の安定性の向上という観点から、モノエステル含量としては好ましくは 5 0重量％以上であり、より好ましくは 7 0重量％以上である。

ポリグリセリン脂肪酸エステルは、たとえば、公知の方法に従ってポリグリセリンと脂肪酸とを窒素ガス等の不活性ガス存在下に加熱エステル化反応させ、所望によりさらに蒸留精製することによって得られるが、この方法に限定されるものではない。

本発明のエアゾール用組成物中におけるポリグリセリン脂肪酸エステルの含有量は特に限定するものではないが、本発明の構成成分である油脂 1 0 0重量部に対し、好ましくは 0 . 0 1〜5 0重量部であり、より好ましくは 0 . 0 5〜3 0 重量部であり、さらに好ましくは 0 . 1〜2 0重量部であり、特に好ましくは 1 〜2 0重量部である。

なお、本発明のエアゾール用組成物中における油脂以外の構成成分の含有量を油脂の含有量を基準として算定する場合、本発明のエアゾール用組成物に、油脂に加え、当該組成物の構成成分以外のその他の油状成分が含まれるならば、当該油状成分の量は油脂の量に含めるものとする。

脂肪酸有機酸グリセリドとは有機酸がグリセリン脂肪酸エステルに 1または 2 個結合しているものであり、有機酸が複数結合している場合において、それらの有機酸は、同一であっても良いし、異なるものであっても良い。

有機酸としては、特に限定するものではないが、泡沫の安定性の向上という観点から、好ましくは酢酸、乳酸、クェン酸、コハク酸、ジァセチル酒石酸であり、より好ましくはクェン酸およびまたはコハク酸である。特に、コハク酸が 1 または 2個結合してなる脂肪酸有機酸グリセリドが好適に用いられる。すなわち、脂肪酸有機酸グリセリドとしては脂肪酸コハク酸グリセリドおよび脂肪酸クェン酸グリセリドが好ましく、脂肪酸コハク酸グリセリドがより好ましい。

脂肪酸有機酸グリセリドの脂肪酸としては、特に限定するものではないが、洗いあがり、泡沫の安定性の向上という観点から、炭素数が 8から 2 2の飽和もしくは不飽和の直鎖もしくは分岐の脂肪酸や、そのヒドロキシ体が好ましく、炭素数が 1 2から 1 8であるものがより好ましい。

脂肪酸有機酸グリセリドとしては、たとえば、ラウリン酸コハク酸グリセリド、ミリスチン酸コノヽク酸グリセリド、ォレイン酸コハク酸グリセリド、パルミチン酸コノヽク酸グリセリド、ステアリン酸コハク酸グリセリド、ラウリン酸クェン酸グリセリド、ミリスチン酸クェン酸グリセリド、ォレイン酸クェン酸グリセリド、パルミチン酸クェン酸グリセリド、ステアリン酸クェン酸グリセリド等が好適に用いられる。

脂肪酸有機酸グリセリドは各々単独でもしくは 2種以上混合して用いることができる。

脂肪酸有機酸グリセリドは、たとえば、公知の方法に従ってグリセリン脂肪酸エステルと有機酸とを不活性ガス存在下に加熱エステル化反応させ、所望によりさらに蒸留精製することによって得られるが、この方法に限定されるものではない。

本発明のエアゾール用組成物中における脂肪酸有機酸グリセリドの含有量は特に限定するものではないが、本発明の構成成分である油脂 1 0 0重量部に対し、好ましくは 0 . 0 1〜5 0重量部であり、より好ましくは 0 . 0 5〜2 0重量部であり、さらに好ましくは 1〜1 0重量部である。

本態様のエアゾール用組成物中にはポリグリセリン脂肪酸エステルまたは脂肪酸有機酸エステルのいずれか一方が少なくとも含有されていればよいが、両者が含まれる場合、両者の混合比（ポリグリセリン脂肪酸エステル /脂肪酸有機酸ェステル）としては、重量換算で好ましくは 9 Z 1〜1 Z 9、より好ましくは 7 Z 3〜3 Z 7である。また、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよび脂肪酸有機酸ェステルの合計含有量としては、本発明の構成成分である油脂 1 0 0重量部に対し、好ましくは 0 . 0 1〜5 0重量部であり、より好ましくは 0 . 1〜3 0重量部であり、さらに好ましくは 1〜2 0重量部である。

本発明に用いられるリン脂質としては、動物または植物より抽出される卵黄レシチン、大豆レシチン、菜種レシチン、綿実レシチン、トウモロコシレシチン等の天然のリン脂質またはそれらの水素添加品、酵素分解品、ァセチル化品、ヒド口キシル化品、ハロゲン化品、スルホン化品が好適であり、洗いあがり、泡沫の安定性の向上という観点から、卵黄レシチン、大豆レシチンまたはそれらの水素添加品がより好適である。当該リン脂質は各々単独でもしくは 2種以上混合して用いることができる。

本発明のエアゾール用組成物中におけるリン脂質の含有量としては、特に限定するものではないが、本発明の構成成分である油脂 1 0 0重量部に対し、好ましくは 0 . 0 1〜3 0重量部であり、より好ましくは 0 . 0 5〜2 0重量部であり、さらに好ましくは 1〜1 0重量部である。

本発明のエアゾール用組成物には上記成分の他に本発明の目的を達成する範囲で他の成分を適宜配合することができる。他の成分としては、たとえば、公知の界面活性剤、酸化チタン、タルク、ベントサイト、カチオン、マイ力等の粉末、防腐剤、色剤、酸化防止剤、香料、薬剤、ならびに前記油脂以外の固型油分、半固型油分や、アルコール、保湿剤等が挙げられる。

本態様のエアゾール用組成物としては、油脂の含有量が 6 0〜9 5重量％、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよびノまたは脂肪酸有機酸グリセリドの含有量が 1〜 2 0重量％、リン脂質の含有量が 1〜 1 0重量％、他の成分の含有量が 0〜 1 0重量％であるものが特に好適である。

2 . 態様 Bのエアゾール用組成物

本態様のエアゾール用組成物の構成成分であるポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸有機酸グリセリド、リン脂質、油脂、および所望により配合される他の成分、ならびにそれらの好適な態様および含有量は前記と同様である。

本態様のエアゾール用組成物中にはポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸有機酸エステルおよぴリン脂質のいずれか 2種が少なくとも含有されていればよい

O

たとえば、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよび脂肪酸有機酸エステルが含まれる場合、その混合比（ポリグリセリン脂肪酸エステル/脂肪酸有機酸エステル ) としては前記態様 Aと同様であるのが好ましい。ポリグリセリン脂肪酸エステルもしくは脂肪酸有機酸エステルおよびリン脂質が含まれる場合、その混合比（ポリグリセリン脂肪酸エステルもしくは脂肪酸有機酸エステル Zリン脂質）としては、重量換算で好ましくは 1 / 1〜3 1、より好ましくは 1 / 1〜2 1である。また、それらの成分のいずれか 2種の合計含有量としては、本発明の構成成分である油脂 1 0 0重量部に対し、好ましくは 0 . 0 2〜5 0重量部であり、より好ましくは 0 . 1〜3 0重量部であり、さらに好ましくは 1〜2 0重量部でめる。本態様のエアゾール用組成物としては、油脂の含有量が 6 0〜9 5重量％、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸有機酸グリセリドおよびリン脂質からなる群より選ばれる少なくとも 2種の含有量が 1〜3 0重量％、他の成分の含有量が 0〜1 0重量％であるものが特に好適である。

3 . 態様 Cのエアゾール用組成物

本態様のエアゾール用組成物の構成成分である油脂およびその好ましい態様および含有量は前記と同様である。一方、ポリグリセリン脂肪酸エステルは、その構成脂肪酸の炭素数が 1 4以下のものが用いられ、その含有量としては、本発明の構成成分である油脂 1 0 0重量部に対して 0 . 1〜5 0重量部であり、より好ましくは 1〜3 0重量部である。

構成脂肪酸の炭素数が 1 4以下であるポリグリセリン脂肪酸エステルとは、より詳しくは、炭素数が 1 4以下の飽和もしくは不飽和の直鎖もしくは分岐の脂肪酸とポリグリセリンとのエステルや、該脂肪酸のヒドロキシ体とポリグリセリンとのエステル等であり、油性のメーキャップの洗浄力、洗いあがり、泡沫の安定性の向上という観点から、好ましくは炭素数 8から 1 4、より好ましくは 1 2または 1 4である脂肪酸もしくはそのヒドロキシ体とポリグリセリンとのエステルを挙げることができる。また、構成単位であるポリグリセリンはジグリセリンまたはトリグリセリンであるのが好ましい。ポリグリセリン脂肪酸エステルのエステル化度としては前記好適な範囲内であるものが好ましい。本態様で用いられるポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、たとえば、構成脂肪酸の炭素数が 1 4 以下である前記例示した種々のポリグリセリン脂肪酸エステルが挙げられる。他の成分としては、たとえば、前記例示したものが、本発明の所望の効果の発現を阻害しない範囲で用いられる。

本態様のエアゾール用組成物としては、油脂の含有量が 6 0〜9 5重量％、構成脂肪酸の炭素数が 1 4以下のポリグリセリン脂肪酸エステルの含有量が 1〜 3 0重量％、他の成分の含有量が 0〜1 5重量％であるものが特に好適である。以上のような本発明のエアゾール用組成物は公知の方法に従って製造することができる。たとえば、前記した種々の成分を適宜混合し、たとえば、攪拌下に 4 0〜8 0 °Cで加熱溶解し、常温まで冷却することにより製造することができる。本発明のエアゾール用組成物の用途としては、特に限定するものではないが、たとえば、油汚れ等の洗浄剤、油性化粧料のクレンジング剤、日焼け用オイル、ベビーオイル、ヘア一オイル、泡状マッサ一ジオイル等が挙げられ、好ましくは、クレンジング剤としての用途がよい。

本発明のエアゾール用組成物は噴射剤と組み合わせて後述するエアゾールとして用いるのが好適である。一方、噴射剤を配合せずに空気の吹き込み混合による、いわゆるノンガスタイプでも泡沫化可能であるので、該組成物を、噴射時に空気の吹き込みによる混合が可能な容器に充塡して用いることもできる。

本発明のエアゾールは、本発明のエアゾール用組成物と任意の噴射剤とを含有してなるものであり、公知の方法に従って製造することができる。たとえば、任意の容器に本発明のエアゾール用組成物を入れ、当該容器に噴射剤を充填することにより製造することができる。容器としては、たとえば、エアゾール缶等が好適に用いられる。また、噴射剤としては、たとえば、トリクロ口フルォロメタン、ジクロロジフルォロメタン、ジクロロフルォロメタン、トリクロ口トリフルォロメタン、ジクロロテトラフルォロメタン等のクロ口フルォロカーボン、プロパン、イソブタン、イソペンタン、ノルマルブタンおよびその混合物である液化石油ガス（以下、 L P Gという場合がある）等の液化ガスが好適に用いられる。前記噴射剤に加えてジメチルエーテル、炭酸ガス、窒素ガスを噴射剤として用いても良い。噴射剤は各々単独でもしくは 2種以上混合して用いてもよい。本発明のエアゾール中における噴射剤の含有量としては、良好な泡沫形成を得る観点から、 2〜9 0重量％が好ましく、 3〜9 0重量％がより好ましく、 5〜7 0重量％がさらに好ましい。エアゾール用組成物の含有量としては、 1 0〜9 8重量％が好ましく、 1 0〜9 7重量％がより好ましく、 3 0〜 9 5重量がさらに好ましい 0 次に実施例によって本発明を更に詳細に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例 1一 1 油性洗い流しタイプクレンジングオイル化粧料

表 1に示した原料配合に基づき、以下の方法で、油性洗い流しタイプクレンジングオイル化粧料を製造した。表 1

1から 7を 8 0 °Cに加熱溶解し、常温まで冷却することで、上記化粧料のエアゾール用組成物を得た。その後、エアゾール缶に充填し、バルブをセットし、組成物 9 0 gに対して、噴射剤として液化石油ガスを 1 0 g充塡し、上記化粧料のエアゾールを得た。得られた化粧料をそれぞれ本発明品 A〜Dとした。比較例 1一 1 油性洗い流しタイプクレンジングオイル化粧料表 2に示した原料配合に基づき、実施例 1一 1と同様にして、油性洗い流し夕イブクレンジングオイル化粧料を製造した。表 2

すなわち、本発明品 A〜Dに対し、ポリグリセリン脂肪酸エステルとリン脂質と脂肪酸有機酸グリセリドをすべて無配合の同油性成分配合組成物を比較品 E、ポリグリセリン脂肪酸エステルのみ配合の同油性成分配合組成物を比較品 F、脂肪酸有機酸グリセリドのみ配合の同油性成分配合組成物を比較品 G、リン脂質のみ配合の同油性成分配合組成物を比較品 Hとして、本発明品 A〜Dと同様の方法で上記化粧料のエアゾールを得た。試験例 1一 1

本発明品 A〜Dと比較品 E〜Hとを比較した。

その結果、本発明品 A〜Dは、泡が細かく、安定であるのに対し、比較品 Eは、泡にならず、比較品 F〜Hでは、泡が粗く、すぐ消滅した。この結果から明らかなように、本発明の組成物は、噴射後の泡沫安定性が良好であるのに対し、ポリグリセリン脂肪酸エステルとリン脂質と脂肪酸有機酸グリセリドを配合しないエアゾール用組成物（比較品 E ) は泡沫を形成しなかった。また、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸有機酸グリセリド、リン脂質のいずれか一種のみ配合したエアゾール用組成物（比較品 F , G, H) においては、泡が粗く、泡沫安定性も悪かった。試験例 1 一 2

実施例 1 一 1の本発明品 A〜Dと、表 3に示した原料配合を有する従来の 0 W乳化型の泡沫型エアゾ一ルクレンジング化粧料との洗浄力について比較した。女性パネル 1 0名に油性のファンデーションを塗布してもらい、その落ち具合をテストした結果を表 4に示す。表 4の各数字は、各化粧料の使用により、ファンデ一シヨンが「完全に落ちる」、「少し落ちる」または「落ちない」との判定を下した女性パネルの人数をそれぞれ示す。なお、「少し落ちる」にはファンデーシヨンの落ちる程度が不充分である場合を含む。表 3 原料重量 ( g )

1 ボリ才キシヱチレンラウリルヱ-テル 1 0

2 流動パラフィン 4 0

曰,

3 精製水適里

4 液化石油ガス 1 0

5 ジェチルェ一テル 5

ム

η 口 Γ- 1 0 0 表 3に示した原料配合に基づき、以下の方法で、 0/W乳化型の泡沫型エアゾールクレンジング化粧料を製造した。

1から 3を 6 0°Cで攪拌溶解後、エアゾール缶に充塡し、バルブをセットし、 4および 5を充填し、上記化粧料の O/W乳化型エアゾールを得た。表 4

表 4から明らかなように、本発明品 A〜Dは従来の OZW乳化型の泡沫型エアゾ一ルクレンジング化粧料に比べて、洗浄力が非常に高いものであった。また、本発明品は、従来のポンプ容器式クレンジング化粧料と比べて、手の平に取った時にたれ落ちないことや、顔に塗布し易い等の利点があり、使用性に優れていた。さらに、洗いあがり時にぬるつきが実質的になく良好な洗いあがり性を示した

実施例 1— 2 日焼け用オイル原料重量 (g)

1 ォクタメチルシクロテトラシロキサン 1 5. 0

2 デカメチルシクロペン夕シロキサン 1 5. 0 3 C 1 1— C 1 5安息香酸アルキル 5. 0

4 パラジメチルァミノ安息香酸ォクチル 7. 0

5 ォキシベンゾン 0. 5

6 オリ一ブ油 1 1. 0

7 ジグリセリンジミリスチン酸エステル 5. 0

8 水素添加大豆レシチン 5. 0

9 グリチルレチン酸ステアリル 0. 2

1 0 イソオクタン酸セチル 2 1. 3

1 1 液化石油ガス 1 0. 0

1 2 ジェチルエーテル 5. 0

1から 1 0を 8 0°Cで攪拌溶解後、常温まで冷却することで、日焼け用オイルのエアゾール用組成物を得た。その後、エアゾール缶に充塡し、バルブをセットし、 1 1および 1 2を充填し、日焼け用オイルのエアゾールを得た。得られた日焼け用オイルは泡沫安定性、使用性に優れていた。実施例 1一 3 拭き取りタイプクレンジング化粧料原料重量 (g)

1 ミリスチン酸イソプロピル 4 2. 0

2 ォレイルアルコール 4 0. 0

3 2—ヒドロキシー 4ーメトキシベンゾフエノン 3. 0

4 白色ヮセリン 2. 0

5 ジグリセリンモノミリスチン酸エステル 7. 0

6 卵黄レシチン 6. 0 1から 6を 8 0°Cで攪拌溶解後、常温まで冷却することで、上記化粧料のエアゾール用組成物を得た。得られた化粧料に対し空気を吹き込み混合して泡沫を形成させたところ泡沫安定性が良好であった。また、使用性にも優れていた。実施例 1— 4 洗い流しタイプクレンジング化粧料原料重量 (g)

1 ヒマシ油 1 9. 8 8

2 ォレイル酸ォレイル 1 5. 0

3 フタル酸ジェチル 1 5. 0

4 酢酸トコフヱロール 0. 0 1

5 香料 0. 1

6 トリグリセリンモノパルミチン酸エステル 9. 0

7 酵素分解大豆レシチン 5. 0

8 トリクロロカルバニリド 1. 0

9 グリチルレチン酸ステアリル 0. 0 1

0 LPG 35. 0

1から 9を 8 0でで攪拌溶解後、常温まで冷却することで、上記化粧料のエアゾ一ル用組成物を得た。その後、エアゾール缶に充塡し、バルブをセットし、 1 0を充塡し、上記化粧料のエアゾールを得た。得られた化粧料は泡沫安定性、使用性に優れていた。実施例 1一 5 洗い流しタイプクレンジング化粧料原料重量 (g) 1 ヒマシ油 1 9. 8 8

2 ォレイル酸ォレイル 1 5. 0

3 フタル酸ジェチル 1 0. 0

4 酢酸トコフエロール 0. 0 1

5 香料 0. 1

6 トリグリセリンモノパルミチン酸エステル 9. 0

7 酵素分解大豆レシチン 5. 0

8 ノ、⁰ルミチン酸コハク酸グリセリル 5. 0

9 トリクロロカルバニリド 1. 0

1 0 グリチルレチン酸ステアリル 0. 0 1

1 1 LPG 3 5. 0

1から 1 0を 8 0°Cで攪拌溶解後、常温まで冷却することで、上記化粧料のェァゾール用組成物を得た。その後、エアゾール缶に充塡し、バルブをセットし、 1 1を充塡し、上記化粧料のエアゾールを得た。得られた化粧料は泡沫安定性、使用性に優れていた。

実施例 1一 6 ベビーオイル

原料重量（g)

1 スクヮラン 34. 4 4

2 ォレイルアルコール 20 0

3 ポリメチルシロキサン 5 0

4 グリチルレチン酸ステアリル 0 0 1

5 ビーズワックス 0 5

6 酢酸トコフエロール 0 0 5 7 モノォレイン酸ジコハク酸グリセリド 5. 0 8 大豆レシチン 5. 0

9 トリクロ口トリフルォロメタン 2 0. 0

1 0 ジメチルエーテル 1 0. 0

1から 8を 8 0°Cで攪拌溶解後、常温まで冷却することで、ベビーオイルのェァゾ一ル用組成物を得た。その後、エアゾール缶に充填し、バルブをセットし、 9および 1 0を充塡し、ベビーオイルのエアゾールを得た。得られたベビーオイルは泡沫安定性、使用性に優れていた。実施例 1— 7 ヘア一オイル原料重量 (g)

1 ツバキ油 3 0. 0

2 ラウリン酸へキシル 22. 0

3 酢酸トコフヱロール 0. 0 1

4 香料 0 5

5 モノパルミチン酸ジコハク酸グリセリド 4 0

6 大豆レシチン 4 0

7 トリクロ口フルォロメタン 4 0 0

8 窒素ガス 0 1

1から 6を 8 0°Cで攪拌溶解後、常温まで冷却することで、ヘアーオイルのェァゾール用組成物を得た。その後、エアゾール缶に充填し、バルブをセットし、 7および 8を充塡し、ヘア一オイルのエアゾールを得た。得られたヘアーオイルは泡沫安定性、使用性に優れていた。実施例 1一 8 ヘア一オイル原料重量 (g)

1 ツバキ油 3 0. 0

2 ラウリン酸へキシル 22. 0

3 酢酸トコフヱロール 0. 0 1

4 香料 0. 5

5 モノパルミチン酸ジコハク酸グリセリド 4. 0

6 モノラウリン酸ジグリセリル 4. 0

7 トリクロ口フルォロメタン 4 0. 0

8 窒素ガス 0. 1

1から 6を 8 0°Cで攪拌溶解後、常温まで冷却することで、ヘアーオイルのェァゾ一ル用組成物を得た。その後、エアゾール缶に充填し、バルブをセットし、 7および 8を充塡し、ヘア一オイルのエアゾールを得た。得られたヘアーオイルは泡沫安定性、使用性に優れていた。実施例 1一 9 泡状マッサージオイル化粧料原料重量 (g)

1 流動パラフィン 52. 0

2 トリイソステアリン酸ポリォキシェチレングリセリル 4. 0

3 スクヮラン 1 0. 0

4 香料 0. 8

5 マカデミアナツッ油 5. 0 6 グリチルレチン酸ィソステアリル 0 1

7 モノパルミチン酸ジコハク酸グリセリド 4 0

8 モノラウリン酸ジグリセリル 4 0

9 トリクロ口フルォロメタン 2 0 0

1 0 窒素ガス 0 1

1から 8を 8 0 °Cで攪拌溶解後、常温まで冷却することで、上記化粧料のエアゾール用組成物を得た。その後、エアゾール缶に充填し、バルブをセットし、 9 および 1 0を充塡し、上記化粧料のエアゾールを得た。得られた化粧料は泡沫安定性、使用性に優れていた。実施例 2 1 油性洗レ、流しタイプクレンジングオイル化粧料

表 5に示した原料配合に基づき、以下の方法で、油性洗い流しタイプクレンジングオイル化粧料を製造した。

表 5

原料 1〜9を配合し、 8 0 °Cに加熱溶解後、常温まで冷却することで、上記化粧料のエアゾール用組成物を得た。その後、エアゾール缶に充填し、バルブをセットし、組成物 9 0 gに対して、噴射剤として液化石油ガスを 1 0 g充填し、上記化粧料のエアゾールを得た。得られた化粧料をそれぞれ本発明品 A〜Gとした

比較例 2 — 1 油性洗い流しタイプクレンジングオイル化粧料

表 6に示した原料配合に基づき、以下の方法で、油性洗い流しタイプクレンジングオイル化粧料を製造した。表 6

*原料 5の（）内の数字は酸化エチレンの付加モル数を示す。以下、同じ。原料 1〜8を用い実施例 2— 1に記載した方法に従いエアゾール用組成物およびエアゾールを得た。ここで界面活性剤無配合品を比較品 H、原料 5ポリオキシエチレン（6 ) ォレイルエーテル配合品を比較品 I、原料 6 トリグリセリンモノパルミチン酸エステル配合品を比較品 J、原料 7ジグリセリンモノステアリン酸エステル配合品を比較品 K、原料 8ジグリセリンモノパルミチン酸エステル配合品を比較品しとした。試験例 2 - 1

本発明品 A〜Gおよび比較品 H〜Lとを比較した。評価方法および評価基準は以下の通りである。

(泡形成状態）

泡形成状態は肉眼観察にて行った。評価基準は良好を〇、悪いを Xとした。各エアゾールをアクリル板（縦： 1 0 c m、横： 1 0 c m) 上に噴射したときにきめ細かな泡が形成された場合を「良好」と判定し、それ以外の場合を「悪い」と判定した。

(泡沫安定性）

形成した泡の持続性を評価した。評価基準は良好を〇、悪いを Xとした。各ェァゾ一ル噴射後、少なくとも 1分間に渡り泡が実質的に消滅しなかった場合を「良好」と判定し、それ以外の場合を「悪い」と判定した。

(洗いあがり性）

水洗時の洗い流し性を評価した。評価基準は良好を〇、悪いを Xとした。女性パネル 1名に油性のファンデーションを塗布してもらい、それを各化粧料を用いて洗浄した後、さらに水で化粧料を洗い流してもらい、洗いあがりの状態が少なくともぬるつかずファンデーションを完全に洗い流すことができる場合を「良好 J と判定し、それ以外の場合を「悪い」と判定した。

結果を表 7に示す。

表 7

表 7から明らかなように、本発明品 A Gは、泡が細かく、安定で、洗いあがりも良好であるのに対し、比較品 H Lでは、泡が粗く、洗いあがり時のぬるつきも多かった。試験例 2 - 2

実施例 2 - 1の本発明品 A Gと、前記した従来の 0/W乳化型の泡沫型エアゾールクレンジング化粧料との洗浄力について比較した。

女性パネル 1 0名に油性のファンデーションを塗布してもらい、その落ち具合をテストした結果を表 8に示す。表 8

表 8から明らかなように、本発明品 A〜Gは従来の OZW乳化型の泡沫型エアゾールクレンジング化粧料に比べて、洗浄力が非常に高いものであった。また、本発明品は、従来のポンプ容器式クレンジング化粧料と比べて、手の平にとった時にたれ落ちないことや、顔に塗布し易い等の利点があり、使用性に優れた。さらに洗いあがり時にぬるつきが実質的になく良好な洗いあがり性を示した。実施例 2— 2 日焼け用オイル原料重量 (g)

1 ォクタメチルシクロテトラシロキサン 1 5. 0

2 デカメチルシクロペン夕シロキサン 1 5. 0

3 C 1 1 -C 1 5安息香酸アルキル 5. 0

4 パラジメチルァミノ安息香酸ォクチル 7. 0

5 ォキシベンゾン 0. 5 6 ォリーブ油 1 1. 0

7 ジグリセリンモノミリスチン酸エステル 1 0. 0

8 グリチルレチン酸ステアリル 0. 2

9 イソオクタン酸セチル 2 1. 3

1 0 液化石油ガス 1 0. 0

1 1 ジメチルエーテル 5. 0 原料 1〜9を配合し、 8 0°Cで攪拌溶解後、常温まで冷却することで、日焼け用オイルのエアゾール用組成物を得た。その後、エアゾール缶に充填し、バルブをセットし、原料 1 0および 1 1を充塡し、日焼け用オイルのエアゾールを得た。得られた日焼け用オイルは泡沫安定性、使用性に優れていた。実施例 2— 3 拭き取りタイプクレンジング化粧料原料重量 (g)

1 ミリスチン酸イソプロピル 4 2. 0

2 ォレイルアルコール 4 0. 0

3 2—ヒドロキシ一 4—メトキシベンゾフエノン 3. 0

4 白色ヮセリン 2. 0

5 ジグリセリンモノラウリン酸エステル 3. 0

6 液化石油ガス 1 0. 0 原料 1〜5を配合し、 8 (TCで攪拌溶解後、常温まで冷却することで、上記化粧料のエアゾール用組成物を得た。その後エアゾール缶に充填し、バルブをセットし、原料 6を充塡し、上記化粧料のエアゾールを得た。得られた化粧料は泡沫安定性、使用性に優れていた。実施例 2— 4 洗い流しタイプクレンジング化粧料原料重量 (g)

1 ヒマシ油 1 9. 8 8

2 ォレイル酸ォレイル 1 5. 0

3 フタル酸ジェチル 1 0. 0

4 酢酸トコフヱロール 0. 0 1

5 香料 0. 1

6 トリグリセリンモノミリスチン酸エステル 5. 0

7 ジグリセリンモノラウリン酸エステル 9. 0

8 ジグリセリンモノカプリル酸エステル 5. 0

9 トリクロロカルバニリド 1. 0

0 グリチルレチン酸ステアリル 0. 0 1

1 液化石油ガス 3 5. 0 原料 1〜1 0を配合し、 8 0°Cで攪拌溶解後、常温まで冷却することで、上記化粧料のエアゾール用組成物を得た。その後、エアゾール缶に充塡し、バルブをセットし、原料 1 1を充塡し、上記化粧料のエアゾールを得た。得られた化粧料は泡沫安定性、使用性に優れていた。実施例 2— 5 ベビーオイル原料重量 (g)

1 スクヮラン 3 4. 4 4

2 ォレイルアルコール 2 0. 0 3 ポリメチルシロキサン 5. 0

4 グリチルレチン酸ステアリル 0. 0 1

5 ビーズワックス 0. 5

6 酢酸トコフエロール 0. 0 5

7 ポリオキシエチレン（ 1 ) 5. 0

ラウリルエーテルリン酸

8 ジグリセリンモノラウリン酸エステル 5. 0

9 液化石油ガス 2 0. 0

1 0 ジメチルエーテル 1 0. 0

原料 1〜8を配合し、 8 0°Cで攪拌溶解後、常温まで冷却することで、ベビーオイルのエアゾール用組成物を得た。その後、エアゾール缶に充塡し、バルブをセットし、原料 9および 1 0を充塡し、ベビーオイルのエアゾールを得た。得られたベビーオイルは泡沫安定性、使用性に優れていた。

実施例 2— 6 ヘア一オイル

原料重量 (g)

1 ツバキ油 3 0. 0

2 ラウリン酸へキシル 2 2. 0

3 酢酸トコフヱ口一ル 0. 0 1

4 香料 0 5

5 ジグリセリンモノ力プリル酸エステル 2 0

6 ジグリセリンモノミリスチン酸エステル 6 0

7 液化石油ガス 3 9 3 9

8 窒素ガス 0 1 原料 1〜6を配合し、 8 0 °Cで攪拌溶解後、常温まで冷却することで、ヘアーオイルのエアゾール用組成物を得た。その後、エアゾール缶に充填し、バルブをセットし、原料 7および 8を充填し、ヘア一オイルのエアゾールを得た。得られたヘアーオイルは泡沫安定性、使用性に優れていた。実施例 2 泡状マッサージオイル化粧料原料重量 ( g ) 1 流動パラフィン 5 2 . 0

2 トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 4 . 0 3 スクヮラン 1 0

4 香料 0

5 マカデミアナッツ油 5

6 グリチルレチン酸イソステアリル 0

7 ジグリセリンモノ力プリン酸エステル 2

8 ジグリセリンモノラウリン酸エステル 6

9 液化石油ガス 2 0

1 0 窒素ガス 0 原料 1〜8を配合し、 8 0 °Cで攪拌溶解後、常温まで冷却することで、上記化粧料のエアゾール用組成物を得た。その後、エアゾール缶に充填し、バルブをセットし、原料 9および 1 0を充填し、上記化粧料のエアゾールを得た。得られた化粧料は泡沫安定性、使用性に優れていた。産業上の利用の可能性

本発明により提供されるエアゾール用組成物は、油性化粧料のクレンジング剤等として有用であり、洗浄力、使用性、洗いあがり、泡沫の安定性に優れるもの、める。

Claims

請求の範囲

1 . 油脂と、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよび Zまたは脂肪酸有機酸グリセリドを含有してなることを特徴とする油状泡沫性エアゾール用組成物。

2 . リン脂質をさらに含有してなる請求項 1記載の油状泡沫性エアゾール用組成物。

3 . 該ポリグリセリン脂肪酸エステルの構成脂肪酸の炭素数が 1 4以下である請求項 1記載の油状泡沫性エアゾール用組成物。

4 . ポリグリセリン脂肪酸エステルがジグリセリン脂肪酸エステルおよひンまたはトリグリセリン脂肪酸エステルである請求項 1〜 3いずれか記載の油状泡沫性エアゾール用組成物。

5 . 脂肪酸有機酸グリセリドが脂肪酸コハク酸グリセリドおよび Zまたは脂肪酸クェン酸グリセリドである請求項 1〜4いずれか記載の油状泡沫性エアゾール用組成物。

6 . ポリグリセリン脂肪酸エステルのモノエステル含量が 5 0重量以上である請求項 1〜 5いずれか記載の油状泡沫性エアゾール用組成物。

7 . 請求項 1〜 6いずれかに記載の油状泡沫性エアゾール用組成物および噴射剤を含有するエアゾール。