WO2002039461A1 - Silo de stockage, et son systeme et procede de remplacement - Google Patents

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Kenichi Matsunaga
Ganji Abe
Kazuo Murakami
Kazuo Asada
Tadashi Shiraishi
Shigeru Kunishima
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Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.
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Description

明 細 書
貯蔵容器、 貯蔵容器の詰替えシステム、 および詰替え方法 技術分野
この発明は、 発熱を伴う放射性物質を貯蔵管理する貯蔵容 器、 放射性物質を収納した金属製の密閉容器、 いわゆるキヤ ニスタ を貯蔵容器に対して装填及び取り 出 しを行う詰替えシ ステム、 および詰替え方法に関する。
背景技術
原子炉の使用済燃料に代表される高放射性物質は、 プル ト ニゥム等の燃料と して再度使用可能な有用物質を回収するた め、 再処理される。 そして、 これらの使用済燃料は、 再処理 を行う までの間、 密閉された状態で貯蔵されている。 このよ うな高放射性物質の貯蔵方法と しては、 キャスク等の貯蔵容 器を用いた乾式法が注目 されている。 乾式法に用いるキャス クには種々の構造のものがあるが、 コ ンク リー 卜構造物によ つて使用済燃料を遮蔽するコ ンク リー トキャスクは、 低コス 卜であるこ とから特に注目 されている。 コ ンク リー トは、 構 造体と して必要な強度が得られる等の利点も備えている。
このよ う なコ ンク リー トキャスクは、 上部および底部が閉 塞された筒状のコ ンク リー ト容器を備え、 このコ ンク リー ト 容器内には、 使用済燃料が封入された筒状の金属密閉容器、 いわゆるキヤニスタ、 が収納されている。
一般に、 キヤニスタ は、 使用済燃料から発生した崩壊熱に よ り加熱され 2 0 0 °C程度の高温となる。 そのため、 コ ンク リー 卜キャスクには、 使用済燃料から発生 した崩壊熱を除熱 するための除熱構造が設けられている。 すなわち、 コ ンク リ ー ト容器の内周面とキヤニスタの外周面との間には、 冷却空 気流路と して機能する環状の隙間が形成され、 コ ンク リー ト 容器の下端周縁部には吸気口が、 また、 容器の上端周縁部に は排気口がそれぞれ設けられている。 そ して、 吸気口からコ ンク リー ト容器内に導入された冷却空気と しての外気を、 冷 却空気流路を流して自然対流させ排気口から排出する ことに よ り 、 キヤニスタ およびコ ンク リー ト容器を除熱し冷却して いる。
このよう に構成されたコ ンク リー トキャスクでは、 上述し た除熱構造によ り使用済燃料の冷却、 コ ンク リー 卜層によ り 放射線の遮蔽、 キヤニスタによ り使用済燃料の密封を担保し ている。 そ して、 コ ンク リー トキャスクは、 高放射性物質を 長期間に亘つて安全に、 かつ、 安定 して保管する必要があ り 、 長期間に亘つて高い放射線遮蔽性能が要求されている。 一方、 このよ うなコ ンク リ一 卜キャスクに対する放射性物 質の収納作業および取り出 し作業は以下の工程で行われる。
まず、 放射性物質と して、 例えば、 原子炉の使用済燃料は 、 原子力発電所の貯蔵プール等でキヤニスタ に収納され密閉 される。 そ して、 このキヤニスタは輸送用容器、 いわゆる輸 送用キャスク に収納された後、 トラ ック等によって貯蔵施設 に搬送される。 この貯蔵施設において、 搬送されてきたキヤ ニスタ は、 輸送用キャスクから引き抜かれ、 予め用意してお いたコ ンク リー トキャスク内に装填される。 そ して、 キヤ二 スタはコ ンク リー トキャスクに収納された状態で、 所定期間 貯蔵される。
また、 このよ う に して所定期間貯蔵された後、 キヤニスタ は、 コ ンク リー トキャスクから取り出され、 再度、 輸送用キ ヤスク に装填され、 トラ ック等によって再処理施設へ搬送さ れる。
コ ンク リー トキャスク に対するキヤニスタの装填および取 リ 出 し、 すなわち、 キヤニスタの詰替え作業は、 通常、 コ ン ク リー トキヤスク を立てた状態で配置し、 キヤニスタ を上か ら吊 り下げた状態で、 コ ンク リー 卜キャスクの上端開口を通 して、 コ ンク リー トキャスク内へ装填あるいはコ ンク リー ト キャスクから取り 出 しを行う 。
しかしながら、 上述したよ うなキヤニスタの詰替え作業に おいて、 吊 り上げられたキヤニスタが何らかの原因によ り落 下する場合も想定する必要がある。 例えば、 詰替え作業中に キヤニスタがコ ンク リー トキャスクの真上に位置した状態か ら、 あるいは、 一部がキヤニスタ に揷入された状態から落下 した場合、 このキヤニスタ は、 コ ンク リー トキャスク内を通 つてコ ンク リー トキャスクの底壁に衝突し、 その衝撃によつ て破損することが考えられる。
したがって、 放射線に対するキヤニスタ およびコ ンク リー トキヤスクの密閉性および遮蔽性を確実に担保し、 信頼性お よび安全性を一層向上するためには、 上記のよ うな落下に対 するキヤニスタの破損を防止するための対策が必要となる。 発明の開示
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、 その目的は、 密閉容器の詰替え作業等において密閉容器の落下が生じた場 合でも、 密閉容器の破損を防止可能な貯蔵容器、 貯蔵容器の 詰替えシステム、 および詰替え方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、 この発明の一態様に係る貯蔵容 器は、 放射性物質が封入された密閉容器を収納する収納部、 およびこの収納部に対して上記密閉容器を出 し入れするため の上端開口を有した容器本体と ; 上記容器本体の上端開口を 閉塞した蓋と ; 上記容器本体の底部に設けられた吸気口、 上 記容器本体の上部に設けられた排気口、 および上記収納部の 内面と この収納部に収納された上記密閉容器の外面との間に 規定された冷却空気流路を有し、 上記吸気口から容器本体内 に導入された空気を上記冷却空気流路に流して上記放射性物 質から発生する熱を除去し、 上記排気口から排出する除熱部 と ; 上記密閉容器を上記収納部に対して出 し入れする際、 上 記吸気口および排気口をそれぞれ閉塞する複数の閉塞部材と : 上記容器本体の上端開口に設けられていると ともに、 上記 収納部の寸法よ り も小さ く かつ上記密閉容器の外寸法よ り も 大きな寸法に形成され上記密閉容器を揷通可能な揷通孔を有 した速度減衰部と ; を備えている。
上記構成の貯蔵容器によれば、 収納部に対して密閉容器を 装填あるいは取り 出す場合、 速度減衰部の揷通孔を通して装 填あるいは取り 出 しが行われる。 そ して、 この揷通孔は、 上 記収納部の寸法よ り も小さ く かつ上記密閉容器の外寸法よ り も大きな寸法を有 しているため、 密閉容器が揷通孔を通る際 に形成される密閉容器外面と揷通孔との隙間を、 上記収納部 内に装着した状態における密閉容器と収納部内面との隙間よ リ も小さ く するこ とができる。 そ して、 同時に、 閉塞部材に よって吸気口および排気口 を閉塞することによ り 、 収納室内 の空気は上記密閉容器外面と揷通孔との狭い隙間のみを通つ て外部に排気される。
従って、 密閉容器の詰替え作業中に密閉容器が万一落下し た場合でも、 上記密閉容器外面と揷通孔との隙間を通る空気 の抵抗が大き く 、 空気ダンバと して作用 し、 密閉容器の落下 速度を大幅に減速することができる。 これによ り 、 不慮の事 故等によって密閉容器が落下した場合でも、 密閉容器に作用 する衝撃を低減し、 密閉容器の破損を防止す.るこ とが可能と なる。
また、 この発明の一態様に係る貯蔵容器の詰替えシステム は、 放射性物質が封入された密閉容器を収納する収納部、 お よびこの収納部に対 して上記密閉容器を出 し入れするための 上端開口を有した容器本体と、 上記容器本体の上端開口を閉 塞した蓋と、 上記容器本体の底部に設けられた吸気口、 上記 容器本体の上部に設けられた排気口、 および上記収納部の内 面と この収納部に収納された上記密閉容器の外面との間に規 定された冷却空気流路を有 し、 上記吸気口から容器本体内に 導入された空気を上記冷却空気流路に流して上記放射性物質 から発生する熱を除去 し、 上記排気口から排出する除熱部と 、 を備えた貯蔵容器に対して、 上記密閉容器を装填および取 リ出す貯蔵容器の詰替えシステムにおいて、
上記収納部の寸法よ り も小さな外寸法および上記密閉容器 の寸法よ り も大きな内寸法を有 し、 上記上端開口を通して上 記収納部内に装着可能な減速シリ ンダと、 上記減速シリ ンダ を上記容器本体の収納部内に装着された下降位置と、 上記収 納部から引き出された上昇位置との間で昇降させる第 1 昇降 機構と、 上記密閉容器の一端部を保持する保持部を有 し、 上 記密閉容器を上記容器本体に対して昇降させる第 2昇降機構 と、 を備え、
上記容器本体の収納部内に上記減速シリ ンダを装着した状 態で、 上記第 2昇降機構によ り 、 上記密閉容器を上記収納部 に対して装填および取り出 しを行う こ とを特徴と している。 更に、 この発明の態様に係る貯蔵容器の詰替え方法は、 放 射性物質が封入された密閉容器を収納する収納部、 およびこ の収納部に対して上記密閉容器を出 し入れするための上端開 口を有した容器本体と、 上記容器本体の上端開口を閉塞した 蓋と、 上記容器本体の底部に設けられた吸気口、 上記容器本 体の上部に設けられた排気口、 および上記収納部の内面と こ の収納部に収納された上記密閉容器の外面との間に規定され た冷却空気流路を有し、 上記吸気口から容器本体内に導入さ れた空気を上記冷却空気流路に流して上記放射性物質から発 生する熱を除去し、 上記排気口から排出する除熱部と、 を備 えた貯蔵容器に対して、 上記密閉容器を装填および取り出す 貯蔵容器の詰替え方法において、
上記収納部の寸法よ り も小さな外寸法および上記密閉容器 の寸法よ り も大きな内寸法を有 した減速シリ ンダを、 上記貯 蔵容器の上端開口を通して上記収納部内に装着し ; 上記減速 シリ ンダの上端開口 を通して、 上記密閉容器を上方から上記 減速シリ ンダ内に挿入するこ とによ り上記収納部内に配置し た後、 上記減速シリ ンダを上記収納部から引き上げ ; 上記密 閉容器を上記収納部から取り出す際、 上記貯蔵容器の上端開 口を通して上記減速シリ ンダを上記収納部内に装着し、 上記 密閉容器の外側に配置した後、 上記密閉容器を上記収納部か ら引き上げること を特徴と している。
上記のよ う に構成された詰替えシステムおよび詰替え方法 によれば、 貯蔵容器の収納部に対する密閉容器の装填および 取り 出 しは、 予め、 減速シリ ンダを収納部内に装着した状態 で行う。 減速シリ ンダを収納部内に装着するこ とによ り 、 収 納部内には、 減速シリ ンダによって収納部よ り も寸法の小さ な空間が規定される。 そのため、 減速シリ ンダ内を通る密閉 容器の外面と減速シリ ンダの内面との隙間は、 上記収納部内 に装着した状態における密閉容器と収納部内面との隙間よ リ も小さ く 、 減速シリ ンダ内の空気はこの小さな隙間のみを通 つて外部に排気される。 従って、 密閉容器の詰替え作業中に 密閉容器が万一落下した場合でも、 上記減速シリ ンダ内面と 密閉容器外面との隙間を通る空気の抵抗が大きく 、 空気ダン パと して作用 し、 密閉容器の落下速度を大幅に減速するこ と ができる。 これによ り、 不慮の事故等によって密閉容器が落 下した場合でも、 密閉容器に作用する衝撃を低減し、 密閉容 器の破損を防止することが可能となる。
図面の簡単な説明
図 1 は、 この発明の第 1 の実施の形態に係るコ ンク リー ト キャスク を一部破断して示す斜視図、
図 2 は、 上記コ ンク リー トキャスクの縦断面図、
図 3 は、 図 2 の線 III一 IIIに沿った断面図、
図 4は、 上記コ ンク リー トキャスクの容器本体上部、 蓋、 および速度減衰部材を示す分解斜視図、
図 5 は、 上記コ ンク リー トキヤスクの収納部にキヤニスタ を装填および取り 出 しする際の状態を示す断面図、
図 6 は、 上記速度減衰部材が装填された容器本体上端部の 一部を拡大して示す断面図、
図 7 は、 上記コ ンク リー 卜キャスクの吸気口に閉塞板を取 リ付けた状態を概略的に示す図、
図 8 は、 上記キヤニスタの落下時間と落下速度との関係を 示すグラフ、
図 9 は、 速度減衰部材の変形例を示す断面図、
図 1 0は、 速度減衰部を容器本体に固定的に設けた変形例 を示す断面図、
図 1 1 は、 上記閉塞板の取付け構造の変形例を示す斜視図 図 1 2 は、 この発明の第 2の実施の形態に係る貯蔵容器の 詰替えシステムを示す断面図、
図 1 3 Aは、 上記第 2の実施の形態に係る詰替えシステム の詰替え工程を示す断面図、
図 1 3 Bは、 図 1 3 Aの一部を拡大して示す断面図、 図 1 4は、 上記第 2 の実施の形態に係る詰替えシステムの 詰替え工程を示す断面図、 図 1 5 は、 上記第 2の実施の形態に係る詰替えシステムの 詰替え工程を示す断面図、
図 1 6 は、 上記第 2の実施の形態に係る詰替えシステムの 詰替え工程を示す断面図、
図 1 7 は、 上記第 2の実施の形態に係る詰替えシステムの 詰替え工程を示す断面図、
図 1 8 Aおよび図 1 8 Bは、 この発明の第 3の実施の形態 に係る貯蔵容器の詰替えシステムを示す断面図、
図 1 9 は、 上記第 3の実施の形態に係る詰替えシステムの 詰替え工程を示す断面図、
図 2 0は、 上記第 3の実施の形態に係る詰替えシステムの 詰替え工程を示す断面図、
図 2 1 は、 上記第 3の実施の形態に係る詰替えシステムの 詰替え工程を示す断面図、
図 2 2 は、 上記第 3の実施の形態に係る詰替えシステムの 詰替え工程を示す断面図、
図 2 3 は、 上記第 3の実施の形態に係る詰替えシステムの 詰替え工程を示す断面図。
発明を実施するための最良の形態
以下図面を参照 しながら、 この発明の第 1 の実施の形態に 係るコ ンク リー トキヤスクについて詳細に説明する。
図 1 ないし図 3 に示すよ うに、 コ ンク リー ト製貯蔵容器と してのコ ンク リー トキャスク 1 0は、 コ ンク リー トによ り形 成され遮蔽構造体と して機能する容器本体 1 2 を備え、 この 容器本体内には、 キヤニスタ 1 4が収納されている。 キヤ二 スタ 1 4 は、 金属によって形成されていると ともに、 両端力 閉塞した円筒形状の密閉容器からな り 、 この密閉容器内には 、 バスケッ ト 1 6 によ り支持された状態で、 使用済燃料集合 体 1 8 が複数体封入されている。 これらの使用済燃料集合体
1 8 は、 例えば、 原子炉の使用済燃料であり 、 崩壊熱に伴う 発熱と放射線の発生を伴う放射性物質を含んでいる。
コ ンク リー トキャスク 1 0の容器本体 1 2 は、 底部の閉塞 された円筒形状を有し、 例えば、 高さ約 6 m、 直径約 4 m程 度に形成され、 また、 コ ンク リー トの壁厚は、 約 0 . 9 m程 度に形成されている。 容器本体 1 2の上端開口は、 外面が炭 素鋼板によ って覆われたコ ンク リー ト製の蓋体 2 0によ リ 閉 塞されている。 この蓋体 2 0 は、 複数のボル ト 2 1 によ リ容 器本体 1 2の上端にポル ト止めされている。 なお、 容器本体
1 2のコ ンク リー ト壁内には、 図示しない配筋が施されてい る。
容器本体 1 2内には、 この容器本体の内周面および蓋体 2 0 によ り 、 円柱形状の収納部 2 2が規定されている。 そして 、 この収納部 2 2内にキヤニスタ 1 4が収納されている。 キ ヤニスタ 1 4 は、 収納部 2 2の底面に形成された複数のリ ブ 3 1 上に載置されていると と もに、 容器本体 1 2 と同軸的に 配置されている。 また、 キヤニスタ 1 4 は、 その外周面が容 器本体 1 2の内周面との間に所定の隙間、 例えば、 1 O c m 程度の隙間 G 1 を持った状態で、 収納部 2 2 内に収納されて いる。
そ して、 キヤニスタ 1 4の外周面と容器本体 1 2の内周面 との間の上記隙間によ り、 冷却空気が流れる冷却空気流路 2 4が形成されている。 この冷却空気流路 2 4は、 キヤニスタ 1 4の外周面の全周に亘つて、 かつ、 外周面の軸方向全長に 亘つて形成されている。
容器本体 1 2の底部には複数、 例えば 4つの吸気口 2 6力《 形成され、 また、 容器本体 1 2の上端部には、 同様に、 4 つ の排気口 2 8 が形成され、 それぞれ冷却空気流路 2 4 に連通 している。 4つの吸気口 2 6 は、 容器本体 1 2の円周方向に 沿って互いに等間隔離間 して設けられ、 容器本体 1 2の底部 外周面に開口 している。 また、 排気口 2 8 は、 容器本体 1 2 の円周方向に沿って互いに等間隔離間 して設けられ、 容器本 体 1 2の上端部外周面に開口 している。
これらの吸気口 2 6 、 排気口 2 8 、 および冷却空気流路 2 4は、 空気の自然循環冷却によ り コ ンク リー トキャスク 1 0 を除熱する除熱部を構成している。 すなわち、 吸気口 2 6カヽ ら容器本体 1 2 内に導入された冷却空気と しての外気は、 冷 却空気流路 2 4 を通ってキヤニスタ 1 4の周囲を流れ、 その 間、 キヤニスタ 1 4 および容器本体 1 2 を除熱し冷却する。 そ して、 キヤニスタ 1 4からの熱によって加熱され昇温した 冷却空気は、 排気口 2 8から容器本体 1 2 の外部に排出され る。
一方、 容器本体 1 2の内周面には、 炭素鋼等の金属からな る円筒状のライナ 3 0が設けられている。 金属からなるライ ナ 3 0 は、 コ ンク リー トに比較して伝熱性が高く 、 使用済燃 料集合体 1 8 から発生した熱の伝熱を促進すると と もに、 使 用済燃料集合体 1 8からの放射線、 主と して ? ^線、 を遮蔽す る機能を有している。
また、 第 1 の実施の形態に係るコ ンク リー トキャスク 1 0 は、 容器本体 1 2の収納部 2 2 に対してキヤニスタ 1 4 を装 填および取り 出す際、 すなわち、 詰替えを行う際に使用する 速度減衰部、 および容器本体 1 2の吸気口 2 6 および排気口 2 8 を閉塞する閉塞部材を備えている。
詳細に述べると、 図 4 ない し図 6 に示すよ う に、 速度減衰 部は、 ほぼ環状に形成され容器本体 1 2の上端開口部に脱着 自在に装着される速度減衰部材 3 4 を備えている。 速度減衰 部材 3 4は、 その上端部外周に位置したフランジ 3 5 を有し 、 炭素鋼、 ステンレス等の金属によって一体に形成されてい る。 速度減衰部材 3 4の内孔はキヤニスタ 1 4 を揷通可能な 揷通孔 3 6 と して機能し、 この揷通孔の径は、 収納部 2 2の 径よ り も小さ く かつキヤニスタ 1 4の外径よ り も大き く 形成 されている。 また、 速度減衰部材 3 4の外径は収納部 2 2の 径と ほぼ一致していると と もに、 フランジ 3 5の径は収納部 2 2 の径よ り も十分に大き く 形成されている。
キヤニスタ 1 4の詰替え作業を行う場合、 コ ンク リー トキ ヤスク 1 0の容器本体 1 2から蓋体 2 0 を取り外 して上端を 開放 し、 代わって、 容器本体 1 2の上端開口部に速度減衰部 材 3 4を装着する。 この場合、 速度減衰部材 3 4は、 その外 周面が容器本体 1 2の収納部 2 2の上端部内面に密着し、 か つ、 フランジ 3 5が容器本体 1 2の上端部に載置された状態 で、 容器本体 1 2の上端開口部に嵌合され、 容器本体と同軸 的に保持される。 同時に、 速度減衰部材 3 4 は 4つの排気口
2 8 を閉塞し、 この発明における閉塞部材の一部と しても機 能する。
一方、 図 5 および図 7 に示すよ う に、 閉塞部材は、 例えば 炭素鋼、 ステンレス等の金属で形成された複数の閉塞板 3 8 を含んでいる。 そ して、 キヤニスタ 1 4の詰替え作業を行う 際、 各閉塞板 3 8 は◦ リ ング 4 0 を間に挟んで容器本体 1 2 の外面にポル ト止めされ、 吸気口 2 6 を閉塞する。
このよ う に、 速度減衰部材 3 4 を装着すると と もに閉塞板
3 8 によって各吸気口 2 6 を閉塞した後、 図 5 および図 6 に 示すように、 キヤニスタ 1 4 を保持した詰替え装置の外筒 4 2 を容器本体 1 2 の上方に配置する。 そして、 この外筒 4 2 から速度減衰部材 3 4の揷通孔 3 6 を通して、 キヤニスタ 1 4 を容器本体 1 2の収納部 2 2 内に装填する。 逆に、 収納部 2 2 からキヤニスタ 1 4 を取り 出す場合も同様に、 速度減衰 部材 3 4の揷通孔 3 6 を通して、 キヤニスタ 1 4 を引き上げ 、 外筒 4 2 内に収納する。
このよ う に、 キヤニスタ 1 4の装填および取り 出 し作業は 、 速度減衰部材 3 4の揷通孔 3 6 を通して行う。 こ こで、 揷 通孔 3 6 は、 収納部 2 2の径よ り も小さ く かつキヤニスタ 1 4の外径よ り も大きな径を有 している。 そのため、 キヤニス タ Ί 4が揷通孔 3 6 を通る際に形成されるキヤニスタ外面と 揷通孔との隙間 G 2 は、 収納部 2 2内に装着した状態におけ るキヤニスタ 1 4 と収納部内面との隙間 G 1 よ り も大幅(こ狭 く なる。 例えば、 この隙間 G 2 は、 約 1 0 〜 4 0 m m、 望ま し く は約 1 0 〜 2 0 m mに設定される。 同時に、 装填および 取り 出 し作業時、 各吸気口 2 6 は閉塞板 3 8 によ り、 また、 排気口 2 8 は速度減衰部材 3 4によってそれぞれ閉塞されて いる。
そのため、 キヤニスタ 1 4の詰替え作業中に何らかの原因 でキヤニスタ が落下 した場合、 収納部 2 2 内に閉 じ込められ た空気およびその他の気体は、 キヤニスタ 1 4外面と揷通孔 3 6 との狭い隙間 G 2 を通ってのみ外部に排気される。 その 際、 空気およびその他の気体の流通抵抗が大き く キヤニスタ 1 4 に対し空気ダンバと して作用する。 従って、 キヤニスタ 1 4 の落下速度を大幅に減速することができる。
図 8 は、 隙間 G 2 を種々変更して、 キヤニスタの時間に対 する落下速度の変化を示したもので、 隙間 G 2が小さい程、 落下速度を減速できるこ とが分かる。
これによ り 、 詰替え作業中に不慮の事故等によってキヤ二 スタ 1 4が落下 した場合でも、 キヤニスタ に作用する衝撃を 低減し、 キヤニスタの破損を防止する こ とができる。
なお、 上述した第 1 の実施の形態において、 速度減衰部材 3 4 に形成された揷通孔 3 6の内面は滑らかな表面と したが 、 図 9 に示すよ う に、 揷通孔 3 6の内面に、 この揷通孔とほ ぼ同軸的な環状溝 4 4 を速度減衰部材の軸方向に離間 して複 数形成する構成と しても良い。 このよ う な速度減衰部材 3 4 を用いた場合、 キヤニスタ 1 4外面と揷通孔 3 6 との隙間を 通る空気の圧力損失係数が増大し、 一層大きなダンビング効 果を得るこ とができる。 また、 速度減衰部材 3 4 は、 容器本体 1 2 に対 して脱着自 在な構成と したが、 図 1 0 に示すよう に、 容器本体 1 2の上 端開口部内に固定的に設けても良い。 この場合、 速度減衰部 材 3 4は金属あるいはコ ンク リー トによって形成され、 コ ン ク リー トを用いる場合には、 容器本体 1 2 と一体的に形成し ても良い。 更に、 この場合、 キヤニスタの詰替え作業時、 排 気口 2 8 は上述した閉塞板 3 8 と同様の閉塞部材によって閉 塞される。
更に、 吸気口 2 6 、 排気口 2 8 を閉塞する閉塞板 3 8 はボ ル 卜止めに限らず、 チャック等の他の方法によって脱着可能 に取付けても良い。 また、 閉塞板 3 8 は、 脱着式のものに限 らず、 吸気口あるいは排気口を閉塞する位置と吸気口あるい は排気口を開放する位置との間を移動可能に容器本体 1 2 に 取付けられていても良い。 この場合、 例えば、 図 1 1 に示す よ うに、 吸気口 2 6 あるいは排気口 2 8の近傍において、 容 器本体 1 2の外面に一対のガイ ドレール 4 6 を設け、 閉塞板 3 8 をこれらのガイ ドレール 4 6 に沿って摺動可能に設けて も良い。
次に、 この発明の第 2の実施の形態に係る貯蔵容器の詰替 えシステムについて説明する。
図 1 2に示すよ う に、 詰替えシステムは、 例えばコ ンク リ ー ト壁によって構成された建屋 5 0 を備え、 この建屋 5 0 は 容器載置部 5 2 と容器載置部の上方に設けられたハウジング 5 6 とを備え、 これら容器載置部 5 2 およびハウジング 5 6 は水平な床壁 5 4 によって仕切られている。 容器載置部 5 2 は、 キヤニスタ 1 4 を収納し輸送するため の輸送容器、 つま り 、 輸送用キャスク 6 0 を立位状態で配置 するための第 1 載置部 6 2 a 、 およびコ ンク リー トキャスク 1 0 を立位状態で配置するための第 2載置部 6 2 b を有 して いる。 そ して、 第 1 および第 2載置部 6 2 a 、 6 2 b は並ん で位置していると と もに、 垂直な隔壁 6 4によって互いに仕 切 られている。 また、 第 1 載置部 6 2 a および第 2載置部 6 2 b は、 床壁 5 4に形成された第 1 開口 6 5 a および第 2 開 口 6 5 b を通してそれぞれハウジング 5 6内に連通している 。 なお、 コ ンク リー トキャスク 1 0は、 前述した第 1 の実施 の形態において図 1 ないし図 3 に示したコ ンク リー トキヤス ク と同一の構成を備えているものとする。
ハウジング 5 6内には、 コ ンク リー 卜キャスク 1 0 に対し てキヤニスタ 1 4 を詰替える詰替え装置 7 0が設けられてい る。 この詰替え装置 7 0は、 コ ンク リ一 卜キャスク 1 0の収 納部 2 2内に装填可能な減速シリ ンダ 7 2 と、 コ ンク リー ト キャスク 1 0 に対して減速シリ ンダ 7 2 を昇降させる第 1 昇 降機構 7 4 と、 キヤニスタ 1 4の上端を保持する保持部 7 6 を有し、 キヤニスタ を保持して昇降させる第 2昇降機構 7 8 と、 を備えている。
減速シリ ンダ 7 2 は、 例えば、 炭素鋼、 ステンレス等の金 属によって形成され、 コ ンク リー トキャスク 1 0の容器本体 2内に形成された収納部 2 2の径よ り も小さな外径、 およ びキヤニスタ 1 4の径よ り も大きな内径を有している。 それ によ り 、 この減速シリ ンダ 7 2は、 床壁 5 4の第 2 開口 6 5 b および容器本体 1 2の上端開口を通して、 コ ンク リ ー トキ ヤスク 1 0の収納部 2 2 内に挿入可能となっている。 同時に 、 この減速シリ ンダ 7 2内にキヤニスタ 1 4 を揷通可能と成 つている。 減速シリ ンダ 7 2 の内径は、 キヤニスタ 1 4 を揷 入した状態で、 キヤニスタ外面と減速シ ΰ ンダ内面との隙間 が、 約 1 0 〜 4 0 m m、 望ま し く は約 1 0 〜 2 0 m mとなる よ うに設定される。 更に、 減速シリ ンダ 7 2 は、 収納部 2 2 の軸方向長さよ り も長く 形成され、 後述するように、 収納部 2 2内に装填された際、 その上端部が容器本体 1 2から僅か に突出するよ う に形成されている。
第 1 昇降機構 7 4は、 ハウジング 5 6の天壁 5 7 に設けら れ第 1 開口 6 5 bの上方に位置した駆動部 7 5 を有 し、 この 駆動部は複数本のワイヤ 8 0 を介して減速シリ ンダ 7 2 を吊 リ下げ支持している。 そ して、 第 1 昇降機構 7 4は、 駆動部 7 5によってワイヤ 8 0 を巻き上げおよび送り 出すこ とによ リ減速シリ ンダ 7 2 を昇降させ、 この減速シリ ンダをコ ンク リー トキャスク 1 0の収納部 2 2内に装填し、 あるいは収納 部から引き上げることができる。
一方、 第 2昇降機構 7 8の保持部 7 6 は、 複数の係合爪 8 3 を有 し、 これらの係合爪をキヤニスタ 1 4の上端壁に形成 された図示しない複数の係合凹所にそれぞれ係合させるこ と によ り 、 キヤニスタ 1 4 を保持する。 また、 第 2昇降機構 7 8 は、 ハウジング 5 6の天壁 5 7 に設けられた駆動部 7 7 を 有し、 この駆動部は複数本のワイヤ 8 1 を介して保持部 7 6 を吊 り下げ支持している。 更に、 駆動部 7 7 は、 床壁 5 4に 形成された第 1 開口 6 5 a の上方、 つま り 、 輸送用キャスク 6 0の上方に位置する図示の第 1 位置と、 コ ンク リー トキヤ スク 1 0の上方に位置する第 2位置との間を、 天壁 5 7 の内 面に取付けられたガイ ドレール 8 2 に沿つて移動可能に設け られている。
そ して、 第 2昇降機構 7 8 は、 駆動部 7 7 によってワイヤ 8 1 を巻き上げおよび送り出すこ とによ り 、 保持部 7 6 に保 持されたキヤニスタ 1 4 を昇降させると と もに、 キヤニスタ 1 4 を保持した状態で第 1 位置と第 2位置との間を移動可能 となっている。
以下、 上記詰替えシステムによるキヤニスタの詰替え動作 を説明する。
まず、 原子力発電所等から輸送されてきた輸送用キャスク
6 0 を第 1 載置部 6 2 a に立位状態で配置すると と もに、 コ ンク リ ー トキャスク 1 0 を第 2載置部 6 2 b に立位状態で配 置する。 輸送用キャスク 6 0 には、 使用済燃料を封入したキ ヤニスタ 1 4が収納されている。 この際、 減速シリ ンダ 7 2 をハウジング 5 6内に収納された上昇位置に保持し、 また、 第 1 昇降機構 7 8 を第 1 位置に移動させておく 。 更に、 コ ン ク リー トキャスク 1 0の蓋は予め取 り外しておく 。
続いて、 図 1 3 Aに示すよ うに、 第 1 載置部 6 2 a の側方 を可動壁 5 3 によって遮蔽すると と もに、 輸送用キャスク 6 0の蓋を取り外す。 この状態で、 第 2昇降機構 7 8の駆動部
7 7 を駆動して保持部 7 6 をキヤニスタ 1 4の上端まで下降 させ、 この保持部によってキヤニスタ 1 4の上端部を保持す る。 その後、 キヤニスタ 1 4 と共に保持部 7 6 を引き上げ、 キヤニスタ 1 4 を輸送用キャスク 6 0から取り 出 してハウジ ング 5 6内に収容する。
同時に、 第 1 昇降機構 7 4の駆動部 7 5 を駆動して減速シ リ ンダ 7 2 を下降させ、 床壁 5 4の第 2開口 6 5 b および容 器本体 1 2の上端開口 を通して、 収納部 2 2 内に挿入する。 そ して、 減速シリ ンダ 7 2の下端が容器本体 1 2の底壁内面 に当接した時点で、 すなわち、 減速シリ ンダ 7 2が図示の下 降位置まで挿入された時点で駆動部 7 5 による駆動を停止す る。
下降位置において、 図 1 3 Bに示すよ う に、 減速シリ ンダ 7 2の下端開口は容器本体 1 2の底壁によって閉塞される。 また、 減速シリ ンダ 7 2の上端部は、 容器本体 1 2の排気口 2 8 よ り も上方に位置し容器本体の上端開口から僅かに突出 した状態となる。 従って、 収納部 2 2 内には、 減速シリ ンダ 7 2 および容器本体 1 2の底壁によって仕切られた空間が形 成され、 この空間は収納部 2 2 よ り も小さな径を有している と と もに、 減速シリ ンダ 7 2の上端開口を除いて外部から遮 蔽されている。
次に、 図 1 4 に示すよ う に、 第 2昇降機構 7 8の駆動部 7 7 を第 1 位置から第 2位置へ移動させ、 この第 2昇降機構に よって吊 り下げられたキヤニスタ 1 4 をコ ンク リー トキャス ク 1 0の上方位置まで搬送する。 なお、 輸送用キャスク 6 0 からキヤニスタ 1 4 を取り 出 し後、 輸送用キャスク 6 0の蓋 を閉めてお く 。 続いて、 図 1 5 に示すよ う に、 第 2昇降機構 7 8の駆動部 7 7 を駆動して保持部 7 6 およびキヤニスタ 1 4 を下降させ 、 床壁 5 4の第 2開口 6 5 b および減速シリ ンダ 7 2の上端 開口を通して、 キヤニスタ 1 4 を減速シリ ンダ内に挿入する 。 そ して、 キヤニスタ 1 4の下端が容器本体 1 2 の底壁内面 に当接した時点で、 すなわち、 キヤニスタ 1 4がコ ンク リー トキヤスク 1 0の収納部 2 2 内に完全に収納された時点で、 駆動部 7 7 による駆動を停止する。
その後、 図 1 6 に示すよ う に、 第 2昇降機構 7 8 は、 保持 部 7 6 によるキヤニスタ 1 4の保持を解除し、 駆動部 7 5 に よ り保持部 7 6 をハウジング 5 6内に引き上げる。 同時に、 第 1 昇降機構 7 4 は、 駆動部 7 5 を駆動して減速シリ ンダ 7 2 をコ ンク リー トキャスク 1 0の収納部 2 2から引き上げ、 ハウジング 5 6 内へ収納する。
このよう に減速シリ ンダ 7 2 および第 2昇降機構 7 8の保 持部 7 6 を引き上げた後、 図 1 7 に示すよ う に、 コ ンク リー トキヤスク 1 0の容器本体 1 2の上端開口に蓋体 2 0 を装着 して閉じる。 これによ り 、 キヤニスタ 1 4の装填作業が終了 する。 装填作業終了後、 容器載置部 5 2の可動壁 8 5 を移動 して第 2載置部 6 2 b を開放し、 キヤニスタ 1 4が装填され たコ ンク リー トキャスク 1 0 を搬出する。
一方、 コ ンク リー トキャスク 1 0からキヤニスタ 1 4 を取 リ 出 して輸送用キャスク 6 0 に移し変える場合には、 上述し た装填工程を逆の順番で行う。 すなわち、 コ ンク リー トキヤ スク 1 0の容器本体 1 2の収納部 2 2 内に減速シリ ンダ 7 2 を挿入 し、 下降位置に配置した後、 第 2昇降機構 7 8 によ り 、 減速シリ ンダ 7 2の上端開口を通してキヤニスタ 1 4 を引 き上げる。 そ して、 引き上げたキヤニスタ 1 4 を輸送用キヤ スク 6 0の上方まで搬送した後、 輸送用キャスク内に装填す る。 その後、 減速シリ ンダ 7 2 を収納部 2 2から引き上げ、 容器本体 1 2の上端開口を蓋体 2 0で閉じる ことによ り 、 キ ヤニスタ 1 4の取り 出 し作業が終了する。
以上のよ うに構成された詰替えシステムおよび詰替え方法 によれば、 コ ンク リー トキャスク 1 0の収納部 2 2 に対する キヤニスタ 1 4の装填および取り出 しは、 予め、 減速シリ ン ダ 7 2 を収納部 2 2内に装着 した状態で行う。 そ して、 減速 シリ ンダ 7 2 を収納部 2 2 内に装着した場合、 収納部内には 、 減速シリ ンダによって収納部よ り も径の小さな空間が規定 される。 そのため、 減速シリ ンダ 7 2 内を通るキヤニスタ 1 4の外面と減速シリ ンダの内面との隙間は、 収納部 2 2 内面 とキヤニスタ 1 4 との間の隙間よ り も小さ く 、 減速シリ ンダ 内の空気はこの小さな隙間のみを通って外部に排気される。 従って、 キヤニスタ 1 4の詰替え作業中にキヤニスタ 1 4力《 落下 した場合でも、 減速シリ ンダ 7 2内面とキヤニスタ 1 4 外面との隙間を通る空気の抵抗が大き く 、 空気ダンバと して 作用 し、 キヤニスタ 1 4の落下速度を大幅に減速する ことが できる。 これによ り 、 不慮の事故等によってキヤニスタ 1 4 が落下 した場合でも、 キヤニスタ に作用する衝撃を低減し、 キヤニスタの破損を防止する こ とができる。 その結果、 詰替 え作業時における放射線漏洩等の事故発生を防止し、 信頼性 および安全性の向上を図るこ とができる。
次に、 この発明の第 3の実施の形態に係る貯蔵容器の詰替 えシステムについて説明する。
図 1 8 Aおよび図 1 8 Bに示すよ う に、 詰替えシステムは 、 例えばコ ンク リ一 卜壁によ って構成された建屋 5 0 を備え 、 この建屋 5 0は容器載置部 5 2 と容器載置部の上方に設け られたハウジング 5 6 とを備えている。 そ して、 第 3の実施 の形態によれば、 ハウジング 5 6 は容器載置部 5 2 に対して 移動自在に配設され、 代わって、 第 2昇降機構 7 8 はハウジ ングに対して固定的に設けられている。
詳細に述べると、 容器載置部 5 2 は、 輸送用キャスク 6 0 を立位状態で配置するための第 1 載置部 6 2 a 、 およびコ ン ク リー トキャスク 1 0 を立位状態で配置するための第 2載置 部 6 2 b を有している。 そ して、 第 1 および第 2載置部 6 2 a 、 6 2 b は並んで位置していると ともに、 垂直な隔壁 6 4 によって互いに仕切られている。 また、 第 1 載置部 6 2 a お よび第 2載置部 6 2 b は、 それぞれ上方に向かって開放して いる。
ハウジング 5 6 は、 容器載置部 5 2 に隣接対向 した底壁 5 9 を有し、 この底壁には、 導入開口 8 6が形成されていると と もに、 導入開口 8 6 を開閉するための後述するシャツタ 8 8 が設けられている。 そ して、 ハウジング 5 6 は、 その導入 開口 8 6 が第 1 載置部 6 2 a に対向する第 1 位置と、 第 2載 置部 6 2 b に対向する図示の第 2位置との間を移動自在に設 けられている。 また、 ハウジング 5 6 内には、 第 1 昇降機構 7 4、 減速シ リ ンダ 7 2 、 第 2昇降機構 7 8 が設けられ、 減速シリ ンダ 7 2 は、 導入開口 8 6 を通して昇降可能となっている。 ただ し 、 第 2昇降機構 7 8の駆動部 7 7 は、 ハウジング 5 6 に対し て固定的に配設されていると と もに、 第 1 昇降機構 7 4のヮ ィャ 8 0の先端には、 減速シ リ ンダ 7 2 を保持および開放可 能な図示しない保持手段が設けられている。 その他、 第 1 昇 降機構 7 4、 減速シリ ンダ 7 2 、 第 2昇降機構 7 8の構成は 前述した第 2の実施の形態と同一であ り 、 同一の部分には同 —の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
上述した第 3の実施の形態に係る詰替えシステムによ って キヤニスタの詰替えを行う場合、 図 1 8 に示すように、 まず 、 原子力発電所等から輸送されてきた輸送用キャスク 6 0 を 第 1 載置部 6 2 a に立位状態で配置すると と もに、 コ ンク リ ― トキヤスク 1 0 を第 2載置部 6 2 b に立位状態で配置する 。 この際、 減速シリ ンダ 7 2 をハウジング 5 6 内に収納され た上昇位置に保持し、 また、 コ ンク リー トキャスク 1 0の蓋 は予め取り外してお く 。
続いて、 ハウジング 5 6 を第 2載置部 6 2 b と対向する第 2位置に移動させた後、 後述するシャ ツタ 8 8 を開けてハウ ジングの導入開口 8 6 を開放する。 次に、 第 1 昇降機構 7 4 の駆動部 7 5 を駆動 して減速シリ ンダ 7 2 を下降させ、 導入 開口 8 6 およびコ ンク リー トキャスク 1 0の容器本体 1 2 の 上端開口を通して、 収納部 2 2 内に挿入する。 そ して、 減速 シリ ンダフ 2の下端が容器本体 1 2の底壁内面に当接した時 点で、 すなわち、 図 1 8 Bおよび図 1 9 に示す下降位置まで 挿入された時点で駆動部 7 5 による駆動を停止する。
下降位置において、 減速シリ ンダ 7 2の下端開口は容器本 体 1 2 の底壁によって閉塞されると と もに、 減速シリ ンダの 上端部は、 容器本体 1 2の排気口 2 8 よ り も上方に位置し容 器本体の上端開口から僅かに突出 した状態となる。 従って、 収納部 2 2内には、 減速シリ ンダ 7 2 および容器本体 1 2の 底壁によ って仕切られた空間が形成され、 この空間は収納部 2 2 よ り も小さな径を有していると ともに、 減速シリ ンダ 7 2の上端開口を除いて外部から遮蔽されている。
続いて、 図 1 9 に示すよ う に、 ワイヤ 8 0から減速シリ ン ダ 7 2 を解放すると と もに輸送用キャスク 6 0の蓋を取 り外 した後、 ハウジング 5 6 を第 1 載置部 6 2 a と対向する第 1 位置に移動させる。 この状態で、 第 2昇降機構 7 8の駆動部 7 7 を駆動 し、 導入開口 8 6 を通して保持部 7 6 をキヤニス タ 1 4の上端まで下降させ、 この保持部によってキヤニスタ 1 4の上端部を保持する。 その後、 キヤニスタ 1 4 と共に保 持部 7 6 を引き上げ、 キヤニスタ 1 4 を輸送用キャスク 6 0 から取り 出 してハウジング 5 6 内に収容する。 更に、 シャツ タ 8 8 によ りハウジング 5 6 の導入開口 8 6 を閉塞する。 次に、 図 2 0に示すよう に、 ハウジング 5 6 を第 2載置部 6 2 b と対向する第 2位置へ移動させる。 なお、 輸送用キヤ スク 6 0からキヤニスタ 1 4 を取り出 し後、 輸送用キャスク 6 0の蓋を閉めておく 。
続いて、 図 2 1 に示すよ う に、 シャ ツタ 8 8 を開けて導入 開口 8 6 を開放した後、 第 2昇降機構 7 8の駆動部 7 7 を駆 動 して保持部 7 6 およびキヤニスタ 1 4 を下降させ、 導入開 口 8 6 および減速シリ ンダ 7 2 の上端開口を通して、 キヤ二 スタ 1 4 を減速シリ ンダ内に挿入する。 そ して、 キヤニスタ 1 4の下端が容器本体 1 2の底壁内面に当接した時点で、 す なわち、 キヤニスタ 1 4がコ ンク リー トキャスク 1 0の収納 部 2 2 内に完全に収納された時点で、 駆動部 7 7 による駆動 を停止する。
その後、 図 2 2 に示すよ う に、 第 2昇降機構 7 8 は、 保持 部 7 6 によるキヤニスタ 1 4の保持を解除し、 駆動部 7 5 を 駆動 して保持部 7 6 をハウジング 5 6 内に引き上げる。 同時 に、 第 1 昇降機構 7 4は、 ワイヤ 8 0 を介して減速シリ ンダ 7 2 を支持した後、 駆動部 7 5 を駆動して減速シリ ンダ 7 2 をコ ンク リー トキャスク 1 0の収納部 2 2から引き上げ、 図 2 3 に示すよ う に、 ハウジング 5 6 内へ収納する。 そ して、 シャ ツタ 8 8 によってハウジング 5 6の導入開口 8 6 を閉 じ ると と もに、 コ ンク リー トキャスク 1 0の容器本体 1 2の上 端開口に蓋体 2 0 を装着して閉 じることによ り、 キヤニスタ 1 4の装填作業が終了する。
—方、 コ ンク リー トキャスク 1 0からキヤニスタ 1 4 を取 り出 して輸送用キャスク 6 0 に移し変える場合には、 上述し た装填工程を逆の順番で行う。 すなわち、 コ ンク リー トキヤ スク 1 0の容器本体 1 2の収納部 2 2内に減速シリ ンダ 7 2 を挿入し、 下降位置に配置した後、 第 2昇降機構 7 8 によ り 、 減速シリ ンダ 7 2の上端開口を通してキヤニスタ 1 4 を弓 I き上げる。 そ して、 引き上げたキヤニスタ 1 4 をハウジング 5 6内に収納し、 輸送用キャスク 6 0の上方まで搬送した後 、 輸送用キャスク内に装填する。 その後、 減速シリ ンダ 7 2 を収納部 2 2から引き上げ、 容器本体 1 2の上端開口を蓋で 閉 じる こ とによ り、 キヤニスタ 1 4の取り出 し作業が終了す る。
以上のよ うに構成された第 3 の実施の形態に係る詰替えシ ステムおよび詰替え方法においても、 コ ンク リー 卜キャスク 1 0の収納部 2 2 に対するキヤニスタ 1 4の装填および取 り 出 しは、 予め、 減速シリ ンダ 7 2 を収納部 2 2内に装着した 状態で行う。 そ して、 減速シリ ンダ 7 2 を収納部 2 2内に装 着した場合、 収納部内には、 減速シリ ンダによって収納部よ リ も径の小さな空間が規定される。 そのため、 減速シリ ンダ 7 2 内を通るキヤニスタ 1 4の外面と減速シリ ンダの内面と の隙間は、 収納部 2 2内面とキヤニスタ 1 4 との隙間よ り も 小さ く 、 減速シリ ンダ内の空気はこの小さな隙間のみを通つ て外部に排気される。 従って、 キヤニスタ 1 4の詰替え作業 中にキヤニスタ 1 4が落下 した場合でも、 減速シリ ンダ 7 2 内面とキヤニスタ 1 4外面との隙間を通る空気の抵抗が大き く 、 空気ダンバと して作用 し、 キヤニスタ 1 4の落下速度を 大幅に減速することができる。 これによ り 、 不慮の事故等に よってキヤニスタ 1 4が落下 した場合でも、 キヤニスタ に作 用する衝撃を低減し、 キヤニスタの破損を防止する こ とがで きる。 その結果、 詰替え作業時における放射線漏洩等の事故 発生を防止し、 信頼性および安全性の向上を図るこ とができ る。
なお、 この発明は上述した実施の形態に限定されることな く 、 この発明の範囲内で種々変形可能である。 例えば、 上述 した実施の形態において、 コ ンク リー トキャスクの容器本体 は円筒形状と したが、 これに限らず、 四角筒、 三角筒等の多 角形筒状と しても良い。 この場合、 キヤニスタ、 速度減衰部 材、 減速シリ ンダの形状も、 コ ンク リー トキャスクの容器本 体に対応した形状とするこ とによ り 、 上記と同様の作用効果 を得る ことができる。
また、 詰替えシステムにおいて、 第 1 および第 2昇降機構 の保持部、 駆動部等の構成は上述した実施の形態に限定され ることなく 、 必要に応じて種々選択可能である。 また、 キヤ ニスタ を詰替える対象となるキャスクは、 コ ンク リー トキヤ スクに限らず、 他の貯蔵容器であっても良い。
産業上の利用可能性
以上詳述したよ うに、 この発明によれば、 密閉容器の詰替 え作業等において密閉容器の落下が生 じた場合でも、 密閉容 器の破損を防止でき安全性および信頼性の向上した貯蔵容器 、 貯蔵容器の詰替えシステム、 および詰替え方法を提供する こ とができる。

Claims

請 求 の 範 囲
1 - 放射性物質が封入された密閉容器を貯蔵する貯蔵容 器でめって、
上記密閉容器を収納する収納部と、 この収納部に対して上 記密閉容器を出 し入れするための上端開口 と、 を有 した容器 本体と ;
上記容器本体の上端開口を閉塞した蓋と ;
上記容器本体の底部に設けられた吸気口、 上記容器本体の 上部に設けられた排気口、 および上記収納部の内面と この収 納部に収納された上記密閉容器の外面との間に規定される冷 却空気流路を有し、 上記吸気口から容器本体内に導入された 空気を上記冷却空気流路に流して上記放射性物質から発生す る熱を除去 し、 上記排気口から排出する除熱部と :
上記密閉容器を上記収納部に対して出 し入れする際、 上記 吸気口および排気口を閉塞する閉塞部材と ;
上記容器本体の上端開口に設けられていると と もに、 上記 収納部の寸法よ り も小さ く かつ上記密閉容器の外寸法よ り も 大きな寸法に形成され上記密閉容器を揷通可能な揷通孔を有 した速度減衰部と :
を備えた貯蔵容器。
2 . 上記速度減衰部は、 上記容器本体の上端開口に脱着可 能に装着されている請求項 1 に記載の貯蔵容器。
3 . 上記速度減衰部は、 上記容器本体と一体的に形成され ている請求項 1 に記載の貯蔵容器。
4 . 上記速度減衰部は、 上記揷通孔の内面にこの揷通孔と ほぼ同軸的に形成された溝を有している請求項 1 に記載の貯 威谷器。
5 . 上記閉塞部材の各々は、 上記容器本体に対し脱着自在 に取付けられているこ と を特徴とする請求項 1 に記載の貯蔵 谷
6 . 上記閉塞部材の各々は、 上記吸気口あるいは排気口を 閉塞する位置と上記吸気口あるいは排気口を開放する位置と の間を移動可能に上記容器本体に取付けられているこ と を特 徴とする請求項 1 に記載の貯蔵容器。
7 . 上記容器本体はコ ンク リー トによ り形成されているこ と を特徴とする請求項 1 に記載の貯蔵容器。
8 . 放射性物質が封入された密閉容器を収納する収納部、 およびこの収納部に対して上記密閉容器を出 し入れするため の上端開口を有した容器本体と、 上記容器本体の上端開口を 閉塞した蓋と、 上記容器本体の底部に設けられた吸気口、 上 記容器本体の上部に設けられた排気口、 および上記収納部の 内面と この収納部に収納された上記密閉容器の外面との間に 規定される冷却空気流路を有 し、 上記吸気口から容器本体内 に導入された空気を上記冷却空気流路に流して上記放射性物 質から発生する熱を除去 し、 上記排気口から排出する除熱部 と、 を備えた貯蔵容器に対して、 上記密閉容器を装填および 取り出す貯蔵容器の詰替えシステムであって、
上記収納部の寸法よ り も小さな外寸法および上記密閉容器 の寸法よ り も大きな内寸法を有 し、 上記上端開口を通して上 記収納部内に装着可能な減速シリ ンダと ; 上記減速シリ ンダを上記容器本体の収納部内に装着された 下降位置と、 上記収钠部から引き出された上昇位置との間で 昇降させる第 1 昇降機構と ;
上記密閉容器の一端部を保持する保持部を有し、 上記密閉 容器を上記容器本体に対して昇降させる第 2昇降機構と ; を 備え、
上記容器本体の収納部内に上記減速シリ ンダを装着した状 態で、 上記第 2昇降機構によ り 、 上記密閉容器を上記収納部 に対して装填および取り出 しを行う貯蔵容器の詰替えシステ ム。
9 . 上記密閉容器を収納し搬送するための輸送容器と、 上 記貯蔵容器とを並べて配置する容器載置部を備え、
上記第 2昇降機構は、 上記輸送容器の上方に位置する第 1 位置と 、 上記貯蔵容器の上方に位置する第 2位置との間を移 動可能に設けられている請求項 8 に記載の貯蔵容器の詰替え システム。
1 0 . 上記容器載置部の上方において、 上記輸送容器と対 向する第 1 位置と、 上記貯蔵容器と対向する第 2位置との間 を移動可能に設けられたハウジングを備え、
上記第 1 および第 2昇降機構は上記ハウジング内に設けら れ、
上記ハウジングは、 上記第 1 位置において上記輸送容器の 上端開口 と対向 し上記第 2位置において上記貯蔵容器の上端 開口 と対向すると と もに、 上記減速シリ ンダおよび密閉容器 を揷通可能な導入開口 と、 上記導入開口を開閉する開閉部と 、 を備え、 上記第 1 昇降機構によって引き上げた上記減速シ リ ンダおよび上記第 2昇降機構によって引き上げた上記密閉 容器を収納可能に形成されている請求項 9 に記載の貯蔵容器 の詰替えシステム。
1 1 . 上記減速シリ ンダは、 上記下降位置において、 上記 容器本体の底壁によって閉塞される下端開口 と、 上記容器本 体の排気口よ り も上方に位置する上端開口 と、 を有 している 請求項 8 に記載の貯蔵容器の詰替えシステム。
1 2 . 放射性物質が封入された密閉容器を収納する収納部 、 およびこの収納部に対して上記密閉容器を出 し入れするた めの上端開口を有 した容器本体と、 上記容器本体の上端開口 を閉塞した蓋と、 上記容器本体の底部に設けられた吸気口、 上記容器本体の上部に設けられた排気口、 および上記収納部 の内面と この収納部に収納された上記密閉容器の外面との間 に規定される冷却空気流路を有 し、 上記吸気口から容器本体 内に導入された空気を上記冷却空気流路に流して上記放射性 物質から発生する熱を除去 し、 上記排気口から排出する除熱 部と、 を備えた貯蔵容器に対して、 上記密閉容器を装填およ び取り 出す貯蔵容器の詰替え方法であって、
上記収納部の寸法よ り も小さな外寸法および上記密閉容器 の寸法よ り も大きな内寸法を有した減速シリ ンダを、 上記貯 蔵容器の上端開口を通して上記収納部内に装着し ;
上記減速シリ ンダの上端開口を通 して、 上記密閉容器を上 方から上記減速シリ ンダ内に挿入することによ り上記収納部 内に配置し ; 上記密閉容器を上記収納部内に配置した後、 上記減速シリ ンダを上記収納部から引き上げ ;
上記密閉容器を上記収納部から取り 出す際、 上記貯蔵容器 の上端開口を通して上記減速シリ ンダを上記収納部内に装着 し、 上記密閉容器の外側に配置した後、 上記密閉容器を上記 収納部から引き上げる貯蔵容器の詰替え方法。
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