WO1999042233A1 - Procede, appareil et systeme pour mesurer un angle de courbure - Google Patents

Description

明細書

曲 げ角度測定方法およ びその装置並びに こ の装置を用 いた曲げ角度測定 シス テム 技術分野

こ の発明 は、 曲 げ加工機 に よ り 曲 げ加工 さ れた製品の 曲 げ角度を測定する ための曲 げ角度測定方法お よ びその 装置並びに こ の装置 を用 い た角度測定 シ ス テム に関する も のであ る。 背景技術

図 1 3 を参照する に、 従来よ り 曲 げ加工機に よ り 曲 げ 加工 さ れた ワ ー ク Wの曲 げ角度を測定する 際 に は、 プロ ト ラ ク タ ー 1 0 1 を使用する のが一般的であ る。 こ の プ 口 ト ラ ク タ 一 1 0 1 は、 基準 となる ベー ス 1 0 3 と、 こ のベース 1 0 3 に対 し て ピ ン 1 0 5 によ り 回転 自 在 に設 け ら れて い る 回転部材 1 0 7 と、 こ の回転部材 1 0 7 の 前記ベース 1 0 3 に対する 角度を表示する 角度表示板 1 0 9 か ら 構成 さ れて い る。

こ の プロ ト ラ ク タ 一 1 0 1 を用 い た角度測定にお いて は、 測定の際 に基準 と な る ワ ー ク Wの一辺 W A を ベース 1 0 3 に 当接 さ せる と共 に、 曲 げ上げ ら れた ワ ー ク Wの 他辺 W B を回転部材 1 0 7 に全面で 当接 さ せて、 こ の と きの回転部材 1 0 7 の角度を角度表示板 1 0 9 か ら 読み 取る こ と に よ り 角度測定を行な う。 し力、 し な力 ら、 こ の よ う な プロ ト ラ ク タ 一 1 0 1 を用 いた角度測定 にお いては、 ワー ク Wをベース 1 0 3 およ び回転部材 1 0 7 に面接触さ せる 際に、 作業者は ワーク W と べ一 ス 1 0 3 を片方の手に持ち、 他方の手で回転部 材 1 0 7 を旋回 さ せて隙間が空かな い よ う に曲 げ上げ ら れた ワー ク Wに面接触 さ せて角度を読み取 ら ねばな ら な いため非常に面倒であ り、 時間 を要する と い う 問題があ る。

そ こ で、 特開平 6 — 2 6 2 2 6 5 号公報 に示 さ れて い る よ う に、 本出願人は、 折 り 曲 げ ら れた ワ ー ク Wの一方 を角度測定装置の基準側 に吸引 さ せる と 共 に、 ワ ー ク W の他方の折 り 曲 げ ら れた側 も 角度測定装置の測定側 に吸 引 さ せて密着 さ せる こ と に よ り 正確な曲 げ角度の測定を 行な う こ と を提案 し た。

しか し な力 s ら、 前述の特開平 6 — 2 6 2 2 6 5 号公報 に示さ れて い る 角度測定装置 にお いては、 正確な角度測 定を行な う こ と ができ る も のの、 角度測定装置が複雑で おおがカゝ り な も の と な る と レゝ ぅ 問題があ る。

従っ て、 こ の発明 の 目 的は、 以上のよ う な従来の技術 に着 目 し てな さ れた も のであ り、 小型で計量の装置 を用 いて容易 · 迅速且つ精度の よ い曲 げ角度測定を行な う こ と のでき る 曲 げ角度測定方法お よ びその装置並びに こ の 装置を用 いた角度測定 シ ス テム を提供する こ と に あ る。 発明の開示 上記の 目 的 を達成する ため に、 第 1 の アス ペ ク ト に よ る発明 の曲 げ角度測定方法は、 以下のス テ ッ プを含む ： 曲 げ加工機に よ り 曲 げ加工 さ れた ワ ー ク の一辺を基準面 であ る第一支持部材 に 当接する ； 前記ワ ー ク の一辺を、 前記第一支持部材に 当接せ し めた状態でス ラ イ ド さ せる ； ワ ー ク の曲 げ ら れた他辺を回転 自 在の 回転子 に押 し付 けて密接 さ せる ； 前記回転子の回転中心 に対する 前記第 一支持部材の相対的高 さ 位置を調整する ； 前記回転中心 を回転子 と ワ ー ク の接触範囲内 に設定す る ； 及び前記ス テ ツ プの状態 にお いて、 前記回転子の回転角度 を読み取 る こ と に よ り、 前記 ワ ー ク の曲 げ角度を求め る。

上述曲 げ角度測定方法では、 曲 げ角度の測定 を行な う ワ ー ク を基準面であ る 第一支持部材に 当接 さ せた状態で ス ラ イ ド さ せて回転子 に押 し付ける と、 回転子が回転す る ので こ の回転子の回転角度か ら 曲 げ角度を測定する。 こ の際に、 回転子の 回転中心 に対する第一支持部材の高 さ 位置の調整を行な っ て、 回転中心が ワ ー ク と 回転子の 接触範囲内 に位置する よ う にする。

従っ て、 ワ ー ク を 回転子 に押 し付け る だけで回転子が 回転 し て容易 に密接状態 と な り 正確な角度測定 を短時間 に行な う こ と ができ る。

第 2 の ア ス ペ ク ト に よ る発明の曲げ角度測定方法は、 第 1 の ァ ス ぺ ク 卜 の 曲 げ角度測定方法にお い て、 前記回 転子の回転角度を、 こ の回転子の外周 に設け ら れて い る ス ケールを読み取 り、 回転子の所定の回転位置 を示す前 記ス ケールの 目 盛 り と 前記 ワ ー ク の他辺を密接 さ せた と き の前記ス ケールの値 と の差か ら 求め る こ と、 を特徴 と する も のであ る。

従っ て、 回転子の回転角度は回転子の外周 に設け ら れ て い る ス ケールの 目 盛 り を読み取 っ て、 回転子の所定の 角度に対する 目盛 り と、 ワー ク に 当接 さ せた時の 目 盛 り の差か ら 角度 を読み取る こ と がで き る。

第 3 の ア ス ペク ト に よ る発明の曲 げ角 度測定装置は、 以下を含む ： 曲 げ加工機に よ り 曲 げ加工 さ れた ワ ー ク の 一辺を支持する第一支持部材 ； 前記第一支持部材のー側 に立設 さ れた第二支持部材 ； 前記第二支持部材に設け ら れた回転中心軸ま わ り に回転 自 在 に設け ら れる 回転子で あ っ て、 ワ ー ク の他辺を 当接せ し め る 回転子 ； 及び前記 回転子の回転角度 を読み取る検出器を備 え、 上記構成に お いて、 前記回転中心軸の相対的高 さ 位置 を前記回転子 と ワ ー ク の接触範囲内 に設定すべ く 前記第一支持部材を 高 さ 位置調整 自 在 に設けて あ る。

上述曲 げ角度測定装置にお いて、 曲 げ角度の測定 を行 な う ワー ク を基準面であ る第一支持部材に 当接 さ せた状 態でス ラ イ ド さ せて回転子 に押 し付ける と、 回転子が第 二支持部材に設け ら れて い る 回転中心軸回 り に回転する ので、 こ の回転子の回転角度 を検出器に よ り 読み取 っ て 曲 げ角度を測定する こ と がで き る。 こ の際 に、 回転子の 回転中心に対する第一支持部材の高 さ 位置の調整を行な つ て、 回転中心がワ ー ク と 回転子の接触範囲内 に位置す る よ う にする。

従っ て、 ワ ー ク を 回転子 に押 し付ける だけで回転子が 回転 して容易 に密接状態 と な り 正確な角度測定 を短時間 に行な う こ と ができ る。

第 4 の ァ ス ぺク ト によ る 発明 の曲 げ角度測定装置は、 第 3 の ァ ス ぺ ク 卜 の 曲 げ角度測定装置にお いて、 更に以 下を含む ： 前記回転子に突出 し て設け ら れたキ ヤ リ ブ レ ー シ ョ ン用 の突起 ； 及び前記第二支持部材に設け ら れる と共 に前記回転子が所定角度回転 し た と き に前記突起が 当 接する ス ト ッ パー。

上述曲 げ角度測定装置 にお いて、 曲 げ角度測定前 に、 回転子を 回転 さ せて突起を第二支持部材に設け ら れて い る ス ト ッ パー に当接 さ せてキ ヤ リ ブ レー シ ョ ン を行な う。

従っ て、 容易且つ迅速にキ ャ リ ブ レー シ ョ ン を行な う こ と がで き る。

第 5 の アス ペク ト に よ る発明の曲 げ角度測定装置は、 第 4 の ァ ス ぺ ク 卜 の 曲 げ角度測定装置にお いて、 前記ス ト ッ パ一力 前記回転子 に設け ら れてい る 前記突起を係 止する位置を調整可能とすべ く テーパー部又は偏心部を 有する。

上述曲 げ角度測定装置 にお いて、 回転子を回転 さ せて キ ャ リ ブ レ ー シ ョ ン を行な う 際 に、 第二支持部材 に設け ら れて い る ス ト ッ パー を調整 し て、 テーパー部又 は偏心 部か ら な る 回転子の突起が当接する位置を調整 し て、 キ ャ リ ブ レー シ ョ ンの微調整を行な う。 従っ て、 正確な角度測定 を行な う こ と ができ る。

第 6 の ァ ス ぺク ト によ る発明の曲 げ角度測定装置は、 第 3 の ア ス ペ ク ト の 曲 げ角度測定装置にお いて、 前記検 出器に よ り 読み取 ら れた前記回転子の回転角度を無線に よ り 曲 げ加工機に発信する発信器 を備え て い る。

上述曲 げ角 度測定装置では、 曲 げ角度測定装置 に よ り 測定 さ れた ワ ー ク の 曲げ角度は、 発信器 に よ り 無線で曲 げ加工機 に発信さ れる。

従っ て、 曲 げ加工機にお いて曲 げ角度を デー タ 入力す る必要がな く な り、 作業性 を向上する こ と ができ る。

第 7 の ァ ス ぺク ト に よ る発明 の曲 げ角度測定 シス テム は、 以下 を含む ： ワ ー ク に曲 げ加工 を行な う 曲 げ加工機 ； 前記曲 げ加工機に よ り 曲 げ加工 さ れた ワ ー ク の曲 げ角 度を検出する 曲 げ角 度測定装置 ； 及び前記曲 げ角度測定 装置に よ り 測定さ れた角度 を無線ま た はケー ブルを介 し て前記曲 げ加工機 に対 して発信する 発信器。

上述曲 げ角度測定 シス テムでは、 曲 げ加工機 に よ り 曲 げ加工 さ れた ワー ク の曲 げ角度を曲 げ角度測定装置に よ り 測定 し、 発信器 に よ り 無線であ る いはケー ブルを介 し て曲 げ加工機 に測定信号を発信する。

従っ て、 曲 げ加工機では測定さ れた曲 げ角度 をデー タ 入力する必要がな く な り、 作業性 を 向上する こ と ができ る。

第 8 の ア ス ペク ト に よ る発明の曲 げ角度測定 シス テム は、 第 7 の ァ ス ぺ ク 卜 の曲 げ角度測定 シス テム にお いて、 前記発信器 に よ り 発信 さ れた ワー ク のス プ リ ン グバ ッ ク 後の測定信号 と、 前記曲 げ加工機に設け ら れたイ ン ジケ — 夕 に よ り 測定さ れたス プ リ ン グ前の曲 げ角度 とか ら ス プ リ ン グノ ッ ク 量を求め ； 及びこ のス プ リ ン グノ ッ ク 量 を前記曲 げ加工機に設け ら れてい る 制御装置の メ モ リ に 格納する。

上述曲 げ角度測定 シ ス テ ム では、 曲 げ加工 さ れた ヮ一 ク の ス プ リ ン グバ ッ ク 後にお ける 曲 げ角度力 曲 げ角度 測定装置の発信器か ら 曲 げ加工機の制御装置に発信 さ れ る と共 に、 曲 げ加工機 に設け ら れたイ ン ジケー タ に よ り 測定 さ れたス プ リ ン グバ ッ ク 前の 曲 げ角度が曲 げ加工機 の制御装置 に取 り 込 まれ、 ス プ リ ン グバ ッ ク 量 を算出 し て メ モ リ に格納さ れる .

従っ て、 以後の曲 げ加工 にお いて同様な加工条件の場合 に は試 し 曲 げを行な う こ と な く 所望の曲 げ加工 を正確に 行な う こ と が可能にな る。 図面の簡単な説明

図 1 は、 こ の発明 に係 る 曲 げ角度測定装置を示す正面 図であ る。

図 2 は、 図 1 中 I I方向か ら 見た 平面図で あ る。

図 3 は、 図 1 中 I I I方向か ら 見た側面図 であ る

図 4 は、 図 1 中 I V方向か ら 見た側面図で あ る。

図 5 は、 回転子取付部分の拡大図であ る。

図 6 は、 図 5 中 V I — V I線 に沿っ た断面図 であ る 図 7 は、 測定基準部材の位置決めの状態を示す正面図 であ る。

図 8 は、 作業者が曲 げ角度の測定を行な っ て い る 状態 を示す説明 図であ る。

図 9 A〜図 9 C は、 曲 げ角度測定方法の各工程 を示す 説明図で あ る。

図 1 0 は、 キ ャ リ ブ レー シ ョ ン装置を示すブ ロ ッ ク構 成図であ る。

図 1 1 は、 別のキ ャ リ ブ レー シ ョ ン装置を示すブ ロ ッ ク 構成図であ る。

図 1 2 は、 こ の発明 に係 る 角度測定 シス テム を示す全 体図であ る。

図 1 3 は、 従来の曲 げ角度測定装置を示す正面図 であ る。 発明 を実施する ため の最良 の形態

以下、 こ の発明 の実施の形態 を 図面 に基づいて詳細 に 説明する。

図 1 〜図 4 に は、 こ の発明 に係 る 曲げ角度測定装置 1 が示さ れて い る。 こ の曲 げ角度測定装置 1 は、 本体部 3 、 樹脂製の グ リ ッ プ部 5、 ワ ー ク Wの基準 と な る 一辺を面 接触さ せる 第一支持部材 と し ての測定基準部材 7、 ヮ 一 ク Wの曲 げ上 げ ら れた他辺に追従 し て回転する 回転子 9 、 こ の回転子 9 の回転角度か ら ワ ー ク Wの曲 げ角度 を表示 する 表示部 1 1 等を有 し て い る。 ま た、 グ リ ッ プ部 5 の 内部に は電池 1 3 が収納さ れてい る。

前記測定基準部材 7 は全体 L 字状を し てお り、 一方の 辺 1 5 が本体部 3 の図 1 中左端面 に設け ら れて い る 上下 方向の溝部 1 7 に係合する と共 に、 こ の一方の辺 1 5 に 設け ら れて い る貫通穴 1 9 を介 し て固定ボル 卜 2 1 によ り 固定 自 在 と な っ て い る。 すなわ ち、 溝部 1 7 に は上下 方向に切欠き 2 3 が設け ら れる と共に こ の切欠 き 2 3 の 内側に は切欠 き 2 3 よ り も幅の広 い空間 2 5 が設 け ら れ てい る。 固定ボル ト 2 1 の先端に設け ら れて螺合 し てい る止め板 2 7 は前記空間 2 5 に沿っ て上下動 自 在 と な つ てお り、 固定ボル ト 2 1 を締め る こ と に よ り 止め板 2 7 と の協働で測定基準部材 7 を所望の位置で固定する よ う にな っ て レ る。

従っ て、 固定ボル ト 2 1 を緩め る こ と に よ り 測定基準 部材 7 は本体部 3 の溝部 1 7 に沿 っ て上下動 自 在 と な り、 固定ボル ト 2 1 を締め付ける こ と に よ り 固定 自 在 と な つ て、 測定基準部材 7 の基準面 7 A の相対的高 さ 位置を調 整する こ とができ る よ う にな つ て い る。

前記回転子 9 は本体部 3 か ら 図 1 中左上方へ突出 して い る第二支持部材であ る 突出部 2 9 が設け ら れてお り、 こ の突出部 2 9 に設け ら れて い る 回転中心軸 3 1 を 中心 とする 円 形の一部であ り、 平面状の測定面 9 A を有 し て い る。 こ の回転子 9 は回転中心軸 3 1 を 中心 と し て旋回 自 在 とな っ てお り、 前記測定面 9 A を曲 げ上 げ ら れた ヮ ー ク Wの他辺 に接触 さ せる こ と に よ り 回転 し て、 こ の回 転子 9 の回転角度が表示部 1 1 に表示 さ れる よ う にな つ ている。

図 5 およ び図 6 を併せて参照する に、 前記回転子 9 の 円弧部分の外周面の両端 に はキ ヤ リ ブ レー シ ョ ン用 の突 起で あ る ス 卜 ッ パ一 ピ ン 3 3 が各々 設け ら れて レゝ る。 一 方、 本体部 3 に はス ト ッ パー 3 5 が設け ら れてお り、 回 転子 9 が一定の角度回転する と 当接 し てそれ以上回転 し な い よ う に し てい る。 また、 本体部 3 の内部にお ける 回 転子 9 の後方 （図 1 中右方向） に は、 回転子 9 の外周 に 設け ら れて い る ス ケール と し てのマ グネ ス ケール 3 7 の 目盛 り を読み取る検出器 3 9 が設け ら れて い る。

図 7、 図 8、 図 9 A 〜図 9 C を参照 し て、 ワー ク Wの 曲 げ角度測定動作につ いて説明する。

測定を行な う 前に、 図 1 0 を参照 し て、 本体部 3 に収 納さ れて い る キ ャ リ ブ レー シ ョ ン装置 4 1 に よ り 回転子 9 のキ ャ リ ブ レー シ ョ ン （原点設定） を行な う。 こ のキ ヤ リ ブ レー シ ヨ ン装置 4 1 は、 回転子 9 の外周 に沿っ て 設け ら れて い る マ グネス ケール 3 7 の 目 盛 り を読み取る 検出器 3 9 を 有 し てお り、 こ の検出器 3 9 か ら の信号を イ ン 夕 一 フ ェ ース 4 3 を介 し て読み取 り 制御部 4 5 に入 力する。

読み取 り 制御部 4 5 では、 中央処理装置であ る C P U 4 7 と、 記憶装置で あ る R O M 4 9 と R A M 5 1 を有 し てレゝ る。 ま た、 オ リ ジ ンス ィ ッ チ 5 3、 ホール ド スイ ツ チ 5 5、 オ ン · オ フ ス ィ ッ チ 5 7 等が接続さ れて い る ィ ン 夕ー フ ェ ー ス 5 9、 表示器 1 1 に角度を表示 さ せた り あ る い は発信器 6 1 によ り 信号を送る ためのイ ン 夕 一 フ エ ース 6 3 を有 して いる。

キ ャ リ ブ レー シ ョ ン方法は、 オ ン · オ フ ス ィ ッ チ 5 7 を オ ン と し、 正確に 9 0 度を示す治具であ る 図示省略の ス コ ャ を回転子 9 に押 し付ける。 オ リ ジ ンス ィ ッ チ 5 3 を オ ン と し て検出器 3 9 に よ り 回転子 9 のマ グネス ケー ル 3 7 の 目 盛 り を読み取 っ て R A M 5 1 に格納する。 こ れに よ り 回転子 9 が正確に 9 0 度を示す位置を登録する。

あ る い は、 図 1 1 を参照 して別 のキ ャ リ ブ レー シ ョ ン 方法を説明す る。 こ の場合のキ ヤ リ ブ レー シ ョ ン装置 6 5 では、 回転子 9 の外周 に沿 つ て設け ら れて い る マ グネ ス ケール 3 7 の 目 盛 り を読み取る検出器 3 9 を有 し てお り、 こ の検出器 3 9 力ゝ ら の信号をイ ン タ ー フ ェース 4 3 を介 し て読み取 り 制御部 4 5 のカ ウ ンタ ー 6 7 に入力す る。 こ の場合、 表示器 1 1 に加えて発信器 6 1 も 設け ら れてお り、 発信器 6 1 用 のイ ン タ ー フ ェ ー ス 6 9 が設け ら れて い る。 その他の構成は、 前述の図 1 0 の場合 と 同 様なので、 同 じ部位 に は同 じ符号を付 し て重複する 説明 は省略する。

こ の よ う なキ ヤ リ ブ レー シ ョ ン装置 4 1 を用 いて、 ま ず回転子 9 に設け ら れて い る ス ト ッ パー ピ ン 3 3 が本体 部 3 に設け ら れて い る ス ト ッ パー 3 5 に 当接する よ う に 回転子 9 を回転さ せる。 こ の状態でオ ン · オ フ ス ィ ッ チ 5 7 を オ ン にする と、 カ ウ ン 夕 一 6 7 が 自 動でゼ ロ に ク リ ア さ れる ので、 こ の時の角度を 1 8 0 度 と し て R A M 5 1 に格納する。 9 0 度の図示省略のス コ ャ を回転子 9 に押 し付けて検出器 3 9 によ り 回転子 9 のマ グネ ス ケー ル 3 7 の 目 盛 り を読み取 り、 表示器 1 1 に 9 0 度が表示 さ れる か否か を確認する。

表示器 1 1 の表示が 9 0 度でな い場合 には、 ス ト ッ パ 一 3 5 に よ り 原点の調整を行な う。 すなわち、 図 6 を参 照する に、 ス ト ッ パー 3 5 は調整ネ ジ部 7 1、 テーパー 部 7 3、 固定ネ ジ 7 5 を有 し てお り、 調整ネ ジ部 7 1 を 回転さ せる こ と に よ り ス ト ッ パー 3 5 が図 6 中左右方向 へ移動する ので、 回転子 9 のス ト ッ パー ピ ン 3 3 と の接 触位置が変化する。 又、 ス ト ッ パー 3 5 は偏心軸 と し て も よ レ こ れによ り 原点位置の調整が行なわれる ので、 再び 9 0 度の ス コ ャ を 回転子 9 に押 し付 けて表示力 s 9 0 度 となる か を確認する。 こ の作業を、 表示が 9 0 度 と な る ま で繰 り 返 し、 調整が完了 し た ら 固定ネ ジ 7 5 を締め てス ト ッ パー 3 5 を 固定する。

こ の様 に し てキヤ リ ブ レー シ ョ ンが完了する と、 以下 のよ う に し て ワー ク Wの曲 げ角度測定を行な う。 測定を 開始する と、 まずワ ー ク Wの曲 げ角度を適正 に測定する こ と ができ る よ う に、 固定ボル ト 2 1 を緩めて回転子 9 の回転中心軸 3 1 が ワ ー ク Wの接触領域 R (図 7 参照） に入る よ う に測定基準部材 7 を上下方向 に調整する。

すなわち、 回転子 9 の回転中心軸 3 1 がワ ー ク Wの接 触領域 R にな い場合 に は、 ワ ー ク Wを回転子 9 に押 し付 けて も回転子 9 はワ ー ク Wに追従 して回転 し な いので、 回転子 9 の測定面 9 Aがワ ー ク Wに密接 に接触 し なレ こ のため、 正確な角度測定ができな い場合が生 じ るか ら であ る。

角度測定 を行な う 際 に は、 作業者 M は一方の手で曲げ 角度測定装置 1 の グ リ ッ プ部 5 を持つ と共 に他方の手で ワー ク Wを持っ て （図 8 お よび図 9 A参照） 、 ワ ー ク W を回転子 9 へ押圧する （図 9 B 参照） 。 こ れに よ り、 回 転子 9 が回転 し て、 ワー ク Wは回転子 9 の測定面 9 A に 密接の接触する （図 9 C 参照） ので、 検出器 3 9 に よ り 回転子 9 のマ グネ ス ケール 3 7 の 目 盛 り を読み取 り、 キ ヤ リ ブ レ一 シ ヨ ン にお いて登録 し た 9 0 度の場合の 目盛 り と の差か ら 角度を求めて表示器 1 1 に表示する。 あ る い は発信器 6 1 に よ り 測定信号を発信する。

次 に、 図 1 2 を参照 し て、 前述の 曲 げ角度測定方法お よ び曲げ角度測定装置 1 を使用 し た曲 げ角度測定 シス テ ム 7 7 につ いて説明する。 こ の曲 げ角度測定 シス テム 7 7 では、 曲 げ加工機 7 9 の上下テー ブル 8 1 U、 8 1 L の一方 （ こ こ では下テーブル 8 1 L ) にイ ン ジケー タ 8 3 を設け、 ワ ー ク Wの曲 げ加工 を 開始 し た後図示省略の ラ ムが所定距離だけス 卜 ロ ー ク し た と き に ワ ー ク Wをパ ンチ P と ダイ D で ク ラ ン プ し た状態で曲 げ角度 （ は さ み こ み角度） の測定 を行な う。

その後、 ワ ー ク Wを取 り 出 して、 ス プ リ ン グノ ッ ク後 の曲 げ角度を前述の曲 げ角度測定装置 1 に よ り 測定する。 曲 げ角度測定装置 1 によ り 測定 さ れた角度は、 曲 げ角度 測定装置 1 に設け ら れてい る発信器 6 1 か ら 直接 N C 装 置 8 5 に入力 さ れる。 N C 装置 8 5 にお いては、 前述の は さ み こ み角度 と ス プ リ ン グバ ッ ク 後の曲 げ角度の差か ら ス プ リ ン グバ ッ ク 量が得 ら れる ので、 N C 装置 8 5 の 図示省略の メ モ リ のデー タ ベース に格納する。

以後の曲 げ加工 にお いて、 同様の加工条件の場合には 前記デー タ ベース に格納さ れてい る ス プ リ ン グバ ッ ク 量 を考慮する こ と に よ り、 試 し 曲 げを行なわずに ラ ムス ト ロ ー ク で あ る D値 を決定する こ とが可能 と な る ので、 力 Π ェ時間の短縮化を 図 る こ と ができ る。

以上の結果か ら、 ワ ー ク Wの大き さ にかかわ ら ず測定 基準部材 7 の 高 さ 位置を調整する こ と に よ り、 常に回転 子 9 と ワー ク Wの接触領域 R に回転子 9 の回転中心が位 置する ので、 ワー ク Wを回転子 9 に押 し付ける だけで回 転子 9 は ワ ー ク Wに追従 して密接状態 と な り、 精度のよ い角度測定 を短時間で行な う こ と ができ る。

また、 作業者は一方の手で曲 げ角度測定装置 1 の グ リ ッ プ部 5 を持ち、 他方の手で ワー ク Wを持っ て回転子 9 に押 し付け る だけで容易 に ワー ク W と 回転子 9 を密接状 態 とする こ と がで き る ので、 作業性 を改善する こ と がで さ る。

なお、 こ の発明 は前述の実施の形態に限定 さ れる こ と な く、 適宜な変更 を行 う こ と によ り、 その他の態様で実 施 し得る も のであ る。

Claims

請求の範囲

1 曲げ角度測定方法は、 以下のス テ ッ プを含む ： 曲げ加工機によ り 曲げ加工 さ れた ワ ー ク の一辺を基準 面であ る第一支持部材に 当接する ；

前記ワー ク の一辺を前記第一支持部材に 当接せ し めた 状態で、 前記 ワー ク をス ラ イ ド さ せる ；

ワー ク の曲 げ ら れた他辺を 回転自 在の回転子に押 し付 けて密接 さ せる ；

前記回転子の回転中心 に対する 前記第一支持部材の相 対的高 さ 位置を調整する ；

前記回転中心を回転子 と ワ ー ク の接触範囲内 に設定す る ； 及び

前記ス テ ツ プの状態にお いて、 前記回転子の回転角度 を読み取る こ と に よ り、 前記 ワ ー ク の曲 げ角度を求め る。

2 請求の範囲第 1 項記載の曲 げ角度測定方法 にお いて、 前記回転子の回転角度を、 こ の回転子の外周 に設け ら れてい る ス ケールを読み取 り、 回転子の所定の回転位置 を示す前記ス ケールの 目 盛 り と前記 ワ ー ク の他辺を密接 さ せた と き の前記ス ケールの値 と の差か ら 求め る。

3 曲 げ角 度測定装置が、 以下 を含む ：

曲げ加工機によ り 曲 げ加工 さ れた ワ ー ク の一辺を支持 する第一支持部材 ； 前記第一支持部材のー側 に立設 さ れた第二支持部材 ； 前記第二支持部材に設け ら れた回転中心軸ま わ り に回 転 自 在に設け ら れる 回転子であ っ て、 ワ ー ク の他辺を 当 接せ し め る 回転子 ；

前記回転子の回転角度を読み取る検出器を備え、 上記構成にお いて、 前記回転中心軸の相対的高 さ 位置 を前記回転子 と ワー ク の接触範囲内 に設定すべ く 前記第 一支持部材を 高 さ 位置調整 自 在 に設けて あ る。

4 請求の範囲第 3 項記載の曲 げ角度測定装置力 更に 以下を含む ：

前記回転子 に突出 して設け ら れたキヤ リ ブ レ一 シ ョ ン 用 の突起 ； 及び

前記第二支持部材に設け ら れる と共に前記回転子が所 定角度回転 し た と き に前記突起が当接する ス 卜 ッ パー。

5 請求の範囲第 4 項記載の 曲 げ角度測定装置 に お いて、 前記ス ト ツ パ一が、 前記回転子に設け ら れて い る 前記 突起を係止する位置を調整可能とすべ く テーパー部又は 偏心部を有する。

6 請求の範囲第 3 項記載の曲 げ角度測定装置 にお いて、 前記検出器 によ り 読み取 ら れた前記回転子の回転角度 を無線に よ り 曲 げ加工機 に発信す る発信器 を備えて い る。 7 曲 げ角度測定 シス テムが、 以下を含む ：

ワー ク に曲 げ加工 を行な う 曲 げ加工機 ；

前記曲 げ加工機に よ り 曲 げ加工 さ れた ワー ク の曲 げ角 度を検出する 曲げ角度測定装置 ； 及び

前記曲 げ角度測定装置に よ り 測定 さ れた角度を無線ま た はケー ブルを介 し て前記曲 げ加工機に対 し て発信する 発信器。

8 請求の範囲第 7 項記載の曲 げ角度測定 シス テム にお いて、

前記発信器 によ り 発信さ れた ワ ー ク の ス プ リ ン グバ ッ ク 後の測定信号 と、 前記曲 げ加工機に設け ら れたイ ン ジ ケ一夕 に よ り 測定 さ れたス プ リ ン グ前の 曲 げ角度 と か ら ス プ リ ン グノ ッ ク 量を求め ； 及びこ のス プ リ ン グノ' ッ ク 量 を前記曲 げ加工機に設け ら れて い る 制御装置の メ モ リ に格納する。