WO1998058307A1

WO1998058307A1 - Terminal informatique personnel portable

Info

Publication number: WO1998058307A1
Application number: PCT/JP1997/002068
Authority: WO
Inventors: Yuichi Kato
Original assignee: Citizen Watch Co., Ltd.
Priority date: 1997-06-16
Filing date: 1997-06-16
Publication date: 1998-12-23
Also published as: EP1022646A4; US6728812B1; EP1022646A1

Description

明細書個人用携帯情報端末装置技術分野

本発明は携帯情報端末装置に関し、特に内蔵電池で駆動する P C 力一ド型で構成された個人用情報端末装置に関する。背景技術

近年、コンピュータ及びその周辺機器の高機能化とダウンサイジング化が急速に進展している。その結果、従来の据え置き型の情報端末機器も携帯に便利な小型化に向かっている。

例えば、最近では、「電子手帳」、「パ一ムトップ ' コンビユータ」、「Personal Digital Assistant (PDA) j 等と呼ばれる個人用携帯情報端末装置（以下「携帯端末」と称する）が製品化されている。

ここで、上述の P D Aとは、持ち運び可能な個人向けの情報機器であり、スケジュール管理、住所録、メモ等、従来の手帳（紙でできた手帳）の機能を基本にして、ペン人力機能やデータ通信機能等を備えるものである。市場では、米国の Apple社が 1993年に発表した "Newton"や、日本のシャ一プ社が発表した "Zaurus"が知られている

上述の携帯端末では、スケジュール管理、住所録、電話帳、メモ帳等の「Personal Information anager(PlM) 」ソフ卜が組み込まれており、データ検索機能や、外部機器と接続してデータを送受信する機能が備わっており、従来の手帳（紙でできた手帳）には無 Γ—、利点を有している。ここで、上述の P I Mとは、個人が情報を管理するためのツールのことであり、スケジュール管理、住所録、プロジヱクト管理等、 - を行うソフトウヱァの一種である。また、「 P I M」は電子手帳、パームトップコンピュータ、 P D Aのようにこれらの機能を持った携帯端末自体を指すこともある。

上述のような従来の携帯端末では、携帯性を重視するために、通常のパーソナルコンピュータゃヮ一ドプロセッサで使用するキーボ一ドを取り除き、その代わりに別途の入力手段を組み込んでいる。

このような入力手段では、

① 少数の入力キーを配置し、 2 つ以上の入力キーの組合せで所定の命令を入力する方法や、

② タツチパネルを有するディスプレイ画面上に、ソフトウェアキーボードを表示し、表示されたソフトウエアキーボ— ドに対して命令を入力する方法や、

③ タツチパネル上に文字を手書き入力し、ソフトゥヱァにより文字認識を実行することにより入力命令を判定し実行する方法、等が一般に使用されている。

このように、従来の携帯端末は上記のような種々の入力手段を持つている力く、これらの入力手段には操作上で使い勝手の悪さがある。即ち、

(1) ユーザによる命令の入力に際して、ペン又は指により小さな入力キーに一文字づっ入力しなければならず、命令の入力に際して煩雑でかつ時間を要するという問題がある。

(2) また、タツチパネル上に文字を手書きで入力する方法においても、認識率が不十分であり、大量のデータを人力するには根気と時間を要する、という問題がある。

(3) さらに、従来のカード型の携帯端末では、薄型化のためにボタン型のリチウム電池を使用するのが一般的である力中央演算装置や、液晶ディスプレイパネルの消費電力に対して電池容量が充分- でないために、電池寿命が短くなり、その結果、長時間の連続使用ができない、という問題がある。発明の開示

本発明の目的は、上述の従来の問題を解消した P C力一ド型の新規な個人用携帯情報端末装置を提供することにあり、本発明によれば、実使用において、ユーザによる命令の入力又はデータの入力の容易性と、携帯性を両立させ、かつ小容量の電池で長時間の動作を実現することができる。

本発明によれば、プログラム用 R O Mと、ワーク R A Mと、デ一タストレージ用メモリと、入力キ一と、液晶ディスプレイパネルと、液晶駆動制御回路と、内蔵電池と、前記プログラム用 R 0 Mと前記ワーク R A Mを使用して動作し前記デ一タストレ一ジ用メモリ内のデ一タを前記液晶ディスプレイパネルに表示する中央演算装置と、を少なくとも有する携帯情報端末装置であって、

前記携帯情報端末装置に接続される外部コンピュータ機器からの入力信号に基づいて切換信号を出力する切換制御回路と、

前記外部コンピュータ機器から前記デ—タストレ一ジ用メモリにアクセスするために、前記切換信号により、前記中央演算装置に接続されるアドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線を、前記外部コンビユータ機器に接続されるァドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線に切り換えるための制御信号切換回路と、

前記外部コンピュータ機器に接続される P C M C I A規格メスコネクタと、を備え、 ― さらに、シリアルインタ一フェース装置との接続を可能にするために、前記携帯情報端末装置と外部コンピュータ機器の間に接続されるシリアルインタ一フヱース装置からの入力信号に基づいて、 P - C M C I Aバス制御信号をシリアル信号に切り換えるシリアル信号切換回路と、

前記シリァルインタ一フヱ一ス装置を認識するための認識回路とを備える。

好適な実施形態として、切換信号が入力されると、内蔵電池と外部コンピュータ機器の電源信号を切り換える電源切換回路を、さらに具備す。

また、好適な実施形態として、入力信号に基づいて、内蔵電池とシリアルインタ一フェース装置の電源信号を切り換える電源切換回路をさらに具備する。

さらに、好適な実施形態として、シリアルインタ一フヱ一ス装置は、シリアルコネクタと、電圧変圧器と、 P C M C I A規格ォスコネクタと、波形生成回路と、電源と、 2組の入出力信号端子と、を少なくとも有し、

2組の入出力信号端子の内の一方の 1 組には P C M C I A規格メスコネクタを有する携帯情報端末装置を接続し、他方の 1 組には外部コンピュータ機器を接続し、携帯情報端末装置と前記外部コンビユー夕機器の間で、シリアル信号を送受信するように構成される。さらに、好適な実施形態として、携帯情報端末装置とコンビユー夕機器の間で、入力信号と出力信号でデータビット長又は転送速度の異なるシリアル信号を送受信するように構成される。

さらに、好適な実施形態として、液晶駆動制御回路と、切換制御回路と、制御信号切換回路とを 1 個の半導体チップに集積して専用 I Cを構成する。〜― さらに、好適な実施形態として、液晶駆動制御回路と、切換制御回路と、制御信号切換回路と、シリアル信号切換回路と、認識回路とを 1 個の半導体チップに集積して専用 I cを構成する。

さらに、好適な実施形態として、データストレージ用メモリは、

S R A M又はフラッシュメモリで構成される。

さらに、好適な実施形態として、プログラム用 R 0 Mは、マスク R 0 M又はフラッシュメモリで構成される。

さらに、好適な実施形態として、内蔵電池は、 2個直列に接続したリチウムコィン電池で構成される。

さらに、好適な実施形態として、液晶ディスプレイパネルは、 S T Nモノクロ反射パネル又は S T Nカラ一反射パネルで構成されるさらに、好適な実施形態として、液晶ディスプレイパネルの表示側にトップカバーを配置し、液晶ディスプレイパネルの裏側に回路基板を配置し、回路基板の液晶ディスプレイパネルとは反対の面に回路部品を配置し、回路部品を保護するボトムカバーを配置することにより、これらを 5層構造で構成する。

さらに、好適な実施形態として、外形及び厚みサイズが、 P C M C I A規格タイプ Πに準拠して構成される。図面の簡単な説明

図 1 は本発明の一実施形態による個人用携帯情報端末装置（以下

、「携帯端末」）の外観正面図である。

図 2及び図 3 は本発明の携帯端末をユーザが単独で使用するときの表示画面の状態を説明する外観図である。

図 4 は本発明の携帯端末を外部コンビュ一夕機器に接続する接続状態の説明図である。

図 5 は本発明の携帯端末と、シリアルインターフヱ一ス装置と、外部コンピュータ機器と、ノートパソコンとの接続状態の説明図であ O o

図 6 は図 1 に示す本発明の携帯端末の回路ブロック図である。図 7 は本発明の第 1 の実施形態としての携帯端末 601 が外部コンピュータ機器 61 2 と接続した状態を説明する回路ブロック図である o

図 8 は本発明の第 2 の実施形態における携帯端末の構成を示す回路ブロック図である。

図 9 は本発明の第 2 の実施形態において、携帯端末 801 が外部コンピュ一タ機器 81 2 と接続した状態を説明する回路プロック図である。

図 1 0及び図 1 1 は本発明の第 3 の実施形態における携帯端末の構成を示す回路プロック図である。

図 1 2 は本発明の第 3 の実施形態における専用 I C内の回路構成を示すプロック図である。

図 1 3 は本発明の携帯端末に接続するシリアルインターフェース装置の一例ブロック図である。

図 1 4 は図 1 3 の波形生成回路 1 303の代わりに、中央演算装置（ C P U ) を用いた例を示す。

図 1 5 ( b ) は、本発明の携帯端末の正面から見た模式図であり、図 1 5 ( a ) は図 1 5 ( b ) の A— A断面を示す模式図である。発明を実施するための最良の形態

図 1 は本発明の一実施形態による個人用携帯情報端末装置（以下、「携帯端末」）の外観正面図である。以下に本発明の一実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。 '-— 図 1 に示す本発明の P Cカード型携帯端末は、基本的に、筐体 1 0 1 と、コネクタ 102 と、液晶ディスプレイパネル 103 と、各種入力キー 104 とで構成される。筐体 101 の外形サイズは、 P C M C I A- (Personal Computer Memory Card International Association) 規格又は J E I D A規格（日本電子工業振興協会）のタイプ IIに準拠したもので、図示のように縦（ 5 4. 1 ± 0. 1 mm) X横（ 8 5 • 6 ± 0. 2 mm) X厚み（ 5. 0 mm) である。このように、本発明の携帯端末はいわゆる「名刺サイズ」のため究めて携帯性に優れている。

また、コネクタ 102 は後述する外部コンピュータ機器と電気的に接続するための接続端子であり、上記の P C M C I A規格又は J E I D A規格に準拠した 6 8 P I Nの P C M C I Aメスコネクタである ο

ここで、 P Cカードとは、従来、 I Cメモリカードと呼ばれてきたパーソナルコンピュータ用カード型周辺装置であり、米国の P C M C I Aと曰本の J E I D Aが共同で規格化を行っており、日本では 1 9 9 3年 1 0月に P Cカードガイドライン（ V e r . 4. 1 ) 規格に、ソケットサービス、カードサービス、 A T Aカード、 A I M Sカードの仕様を盛り込んだもので、米国の P C M C I A ( V e r . 2. 1 ) 規格に対応するものである。 P Cカード製品としては、メモリカード、ノヽードディスクカード、モデムカード、 L A N力ード、 I /Oインタ—フェースカード、サウンドカード等、種々の製品が市販されている。

液晶ディスプレイパネル 103 はデータ表示用であり、画素数 1 6 0 X 1 0 0 の S T Nモノクロ反射タイプ、又は S T Nカラー反射夕イブの液晶ディスプレイパネルであり、液晶ディスプレイパネル 10 3 の画面上には英数字用 6 X 1 0 フォン卜の場合、 2 6文字 X θ 行の文字を表示できる画素数になっている。入力キ一 104 は、電源スィッチキ一や液晶ディスプレイパネル 10 3 の画面上のカーソル操作を行うカーソルキ一や P I Mソフ卜の選- 択やメニューの選択を行うための入力キーである。

図 2及び図 3 は本発明の携帯端末をユーザが単独で使用するときの表示画面の状態を説明する外観図である。図 2 は電源投入前の状態を示し、図 3 は電源投入後の状態であって、最初に立ち上がるメ二ュ一画面を示す。

図 2 に示す 0 N / 0 F Fキ一 201 は電源スィッチであり、携帯端末の電源のオン/オフを切り換えるトグルのスィッチである。図 2 は電源投入前なので、液晶ディスプレイパネル 202 には何も表示されていない。

図 3 に示す上カーソルキー 203 と、下カーソルキー 204 は、液晶ディスプレイパネル 202 の画面上に表示する力一ソル 207 を上下左右に移動するためのカーソルキーである。エンターキー 205 は、ァプリケーションソフ卜の決定やデータの入力を行うためのエンターキ一である。また、モードキー 206 は、アプリケーションソフト内で、画面の切り換え等を行う場合に使用するキーである。

図 3 の液晶ディスプレイパネル 202 上には、アドレス帳、スケジユール帳、時計、メモ帳等の各アプリケーションソフトに対応するアイコンを示しており、選択アイコン 208 はカーソルキーにより選択したアイコンであり、非選択アイコン 209 は非選択状態のアイコンである。カーソル 207 は、本例ではアドレス帳のアイコン上にあることを示している。

従って、図 3 に示す外観図では、力一ソル 207 がアドレス帳のァイコン上にあるので、エンターキ一 205 を押すことによりアドレス帳が後述の図 6 に示すプログラム用 R 0 M 602 からロードされ、ドレス帳が起動する。図 4 は本発明の携帯端末を外部コンピュータ機器に接続する接続状態の説明図である。図示の外観図は、ノート型パーソナルコンピュータ 401 に本発明の携帯端末 402 を P C M C I Aカードスロット 403 に揷入する状態を示している。ノート型パーソナルコンビュ一夕 401 は P C M C I A規格に準拠した 6 8 P I Nのォスコネクタを P C M C I A力一ドスロット 403 の内部に設けている。そして、本発明の携帯端末 402 は、 P C M C I A規格に準拠した 6 8 P I Nのメスコネクタ 404 を有しおり、メスコネクタ 404 側を P C M C I A カードスロット 403 に挿入することで、ノート型パーソナルコンビユー夕 401 のォスコネクタと接続することができる。

なお、上述の説明では、外部コンピュ一タ機器としてノート型パ —ソナルコンピュータを用いている力く、 P C M C I Aスロットを備えたものであれば、ディスクトップ型パーソナルコンピュータを使用し一しわよい。

図 5 は本発明の携帯端末と、シリアルインタ一フヱ一ス装置と、外部コンビュ一タ機器と、ノート型パソコンとの接続関係の説明図である。本発明の携帯端末は図 4で説明したように P C M C I Aィンタ一フヱ一スを介してノ一ト型パソコンに挿入され、その内部デ —タを取り出して使用する力く、さらに、後述するシリアルインタ一フエ一ス装置を介して外部コンピュータ機器に接続し、その内部デ一夕を取り出して使用することもできる。

図 6 は図 1 に示す本発明の携帯端末の回路ブロック図である。図 6 において、本発明の携帯端末 601 は、プログラム用 R OM 602 と、ワーク R A M 603 と、データストレ一ジ用メモリ 604 と、入力キ - 605 と、内蔵電池 606 と、液晶ディスプレイパネル 607 と、第 2 の制御手段（マイクロコンピュータ）に対応する中央演算装置（以下、 C P Uと称する） 608 と、電源回路 609 と、 P C M C I A規格メスコネクタ 610 と、第 1 の制御手段に対応する専用 I C (ASIC: A ppl ication Specific Integrated Circuit) 611 と、で構成される- プログラム用 R 0 M 602 とワーク R A M 603 のアドレスバス、デ —夕バス及びメモリ制御信号線は、 C P U 608 と、切換制御 Z制御信号切換 Z液晶駆動制御 Zシリアル信号切換回路等を含む専用 I C 611 に接続され、デ一タストレージ用メモリ 604 のアドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線は専用 I C 611 に接続され、さらに液晶ディスプレイパネル 607 は専用 I C611 に接続され、電源回路 609 は内蔵電池 606 に接続されて携帯端末 601 の全体に電源を供給する。

ユーザにより操作される入力キー 605 は C P U 608 と専用 I C 61 1 に接続されている。また、 C P U 608 にはブザー 617 が接続されている。

専用 I C 611 には図 7 に示すように外部コンピュータ機器 612 と接続する P C M C I A規格メスコネクタ 610 が接続されている。

さらに専用 I C 611 は、液晶ディスプレイパネル 607 を制御する液晶駆動制御回路と、外部コンピュータ機器から入力する信号によつて切換信号を出力する切換制御回路と、外部コンピュータ機器からデータストレ一ジ用メモリ 604 にアクセスするために、切換信号により C P U 608 から出力されるアドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線を、外部コンピュータ機器から出力されるアドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線に切り換えるための制御信号切換回路と、を有している。上記の各回路は専用の I C回路として一体的に構成されている。

図 7 は本発明の第 1 の実施形態としての携帯端末 601 が外部ピュー夕機器 612 と接続した状態を説明する回路ブロック図である。この回路ブロック図では、携帯端末 601 の P C M C I A規格メスコネクタ 610 が、外部コンビュ一夕機器 612 の P C M C I A規格ォ- スコネクタ（図 4参照）と接続されていることを示す。

図示の信号線群 614 は、外部コンピュータ機器 612 が出力するデ一夕バス、ァドレスバス及びメモリ制御信号線を示しており、専用 I C 611 を介して携帯端末 601 内部のデータストレージ用メモリ 60 4 のデータバス、アドレスバス及びメモリ制御信号線に接続されるユーザが外部コンピュータ機器に携帯端末を挿入することにより、携帯端末 601 の P C M C I A規格メスコネクタ 610 が外部コンビュ一タ機器 612 に接続されると、 P C M C I A規格メスコネクタ 61 0 を介して外部コンピュータ機器 612 から入力される電源信号 613 によって、専用 I C 611 内の切換制御回路は切換信号を出力し、これを受けた専用 I C 611 内の制御信号切換回路は C P U 608 から出力されるアドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線を、外部コンビユータ機器 612 から出力されるアドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線に切り換える。その結果、デ一タストレ一ジ用メモリ 604 に対する C P U 608 のアクセスは中止され、外部コンビユー夕機器 612 からアクセスできるようになる。

また、ユーザが携帯端末 601 を外部コンピュータ機器 612 から抜去すると、電源信号 613 はオープンになり、専用 I C611 内の切換制御回路は切換信号を出力し、これを受け取った制御信号切換回路が、外部コンピュ一夕機器 612 から出力されるアドレスバス、デ一夕バス及びメモリ制御信号線を、 C P U 608 から出力されるァドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線に切り換える。その結果、デ一タストレ一ジ用メモリ 604 に対する外部コンピュータ機器' 6— 1 2 のアクセスは中止され、 C P U 608 からアクセスできるようになる o

なお、上述の説明では、携帯端末 601 と外部コンピュータ機器 61 2 との接続検出に電源信号を用いているが、電源信号の代わりに他の出力信号を用いることもできる。

上述のように、本発明の携帯端末 601 が外部コンピュータ機器 6 1 2 と P C M C I A規格メスコネクタを介して接続しているときは、携帯端末 601 上のアプリケーションソフトに対応するデータを、外部コンピュータ機器 61 2 上で予め作成しておき、作成されたデータを携帯端末 601 内のデ一タストレ一ジ用メモリ 604 に転送することにより、外部コンピュータ機器 61 2 で作成されたデータがデ一タストレ一ジ用メモリ 604 に格納される。従って、ユーザは携帯端末 60 1 上で煩雑な操作をしてデータを入力することなく、簡単に最新のデータを取得することができる。

そして、外部コンピュータ機器 612 からのデ一夕の転送後は、ュ —ザは携帯端末 601 を外部コンピュータ機器 6 12 から抜き取り、液晶ディスプレイパネル 607 上に、最新のデータを表示することができる。

なお、上述の説明では、外部コンピュータ機器から携帯端末へデ一夕を入力することを主に説明したが、当然ながら携帯端末の入力キーで入力したデータを、予めストレージ用メモリに蓄積し、携帯端末から外部コンピュータ機器へ入力することも可能である。

図 8 は本発明の第 2 の実施形態における携帯端末の構成を示す回路ブロック図である。以下に本実施形態について図面にそって説明する。

本図に示す携帯端末 80 1 は、プログラム用 R O M 802 と、ワーク R A M 803 と、データストレ一ジ用メモリ 804 と、入力キ一 805 ど一、内蔵電池 806 と、液晶ディスプレイパネル 807 と、 C P U 808 と、電源回路ノ電源切換回路 809 と、 P C M C I A規格メスコネクタ 810 と、専用 I C811 とで構成される。 - 図示から明らかなように、第 1 の実施形態との相違点として、電源回路内に電源切換回路を内蔵し、かつ P C M C I A規格メスコネクタ 810 からの電源信号が電源回路/電源切換回路 809 に接続されていることである。

前述の第 1 の実施形態と同様に、プログラム用 R OM802 と、ヮ — ク R A M 803 のアドレスバス、データバス、メモリ制御信号線は、 C P U 808 と専用 I C 811 に接続され、データストレージ用メモリ 804 のアドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線は専用 I Cに接続され、液晶ディスプレイパネル 807 は専用 I C 811 に接続され、電源回路電源切換回路 809 は内蔵電池 806 に接続されて携帯端末 801 全体を電源信号に出力している。

また、入力キー 805 は C P U 808 と専用 I C 811 に接続されている。さらに、 C P U 808 にはブザー 817 が接続されている。

専用 I C 811 には外部コンピュータ機器 812 と接続する P C M C I A規格メスコネクタ 810 が接続されている。

さらに専用 I C 811 は、液晶ディスプレイパネル 807 を制御する液晶ディスプレイパネル駆動回路と、外部コンピュータ機器から入力する信号によって、切換信号を出力する切換制御回路と、外部コンピュータ機器からデータストレ― ジ用メモリにアクセスするために、切換信号により C P U 808 から出力されるアドレスバス、デ一夕バス及びメモリ制御信号を、外部コンピュータ機器から出力されるァドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線に切り換えるための制御信号切換回路を有している。

図 9 は本発明の第 2の実施形態において、携帯端末 801 が外 #Γコンピュータ機器 812 と接続した状態を説明する回路プロック図であ 7 20 る。本図の回路構成は、携帯端末 801 の P C M C I A規格メスコネクタは 810 力く、図示のように外部コンピュータ機器 812 の P C M C I Aォスコネクタ（図 4参照）と接続している状態を示している。図中、信号線 814 は、外部コンピュータ機器 812 が出力するデー夕バス、アドレスバス及びメモリ制御信号線を示しており、専用 I C 811 を介して携帯端末 801 内のデータストレージ用メモリ 804 のデータバス、アドレスバス及びメモリ制御信号線に接続される。ユーザにより携帯端末 801 の P C M C I A規格メスコネクタ 810 力く、外部コンピュータ機器 812 に接続されると、外部コンピュータ機器 812 から入力する電源信号 813 によって、専用 I C 811 内の切換制御回路は切換信号を出力し、これを受け取った制御信号切換回路が、 C P U 808 から出力されるアドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線を、外部コンピュータ機器 812 から出力されるアドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線に切り換える。その結果、データストレージ用メモリ 804 に対する C P U 808 のアクセスは中止され、外部コンピュータ機器 812 からアクセスできるようになる。

また、ユーザが携帯端末 801 を外部コンピュータ機器 812 から抜去すると、電源信号 813 はオープンになり、専用 I C 811 内の切換制御回路は、切換信号を出力し、これを受け取った制御信号切換回路が、外部コンピュータ機器 812 から出力されるアドレスバス、デ —夕バス及びメモリ制御信号線を、 C P U 808 から出力されるアドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線に切り換える。その結果、デ一タストレ一ジ用メモリ 804 に対する外部コンピュータ機器 812 のアクセスは中止され、 C P U 808 からアクセスできるようになる。

本実施形態では、電源信号 813 は外部コンピュータ機器 812 から P C M C I A規格メスコネクタ 810 を介して電源回路 Z電源切換回路 809 内の電源切換部 815 に入力される。電源切換部 815 は、 P M C I A規格メスコネクタ 810 と、内蔵電池 806 と、専用 I C 811 に接続される。そして、ユーザにより携帯端末 801 の P C M C I A 規格メスコネクタ 810 が外部コンビュ一夕機器 812 と接続されると、外部コンピュータ機器 812 から入力する電源信号 813 によって、電源切換部 815 が内蔵電池 806 から出力される電源信号 816 を遮断し、外部コンピュータ機器 812 から出力される電源信号 813 を携帯端末 801 全体に出力する。その結果、内蔵電池 806 の電池容量の消費を節約する。

一方、ユーザが携帯端末 801 を外部コンピュータ機器 812 から抜去すると、電源信号 813 はオープンになり、その結果、電源切換部 815 が内蔵電池 806 から出力される電源信号 816 を携帯端末 801 全体に出力する。

なお、上述の説明では、携帯端末 801 の外部コンピュータ機器 81

2 との接続検出に電源信号を用いているが、電源信号の代わりに他の出力信号を用いることも可能である。

図 1 0及び図 1 1 は本発明の第 3 の実施形態における携帯端末の構成を示す回路ブロック図である。以下に本実施形態を図面に沿つて説明する。

図 1 0 に示すように、携帯端末 1001はプログラム用 R〇 M 1002と、ワーク R AM 1003と、データストレージ用メモリ 1004と、入力キ — 1005と、内蔵電池 1006と、液晶ディスプレイパネル 1007と、 C P U 1008と、電源回路 Z電源切換回路 1009と、 P C M C I A規格メスコネクタ 1010と、専用 I C 1011と、シリアル/パラレル変換回路 10 20と、を有している。さらに、図 1 1 に示すようにシリアルイ ^ —フヱ一ス装置 1018に接続されている。図示のように、プログラム用 R 0 M 1002と、ワーク R AM 1003のアドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線は、 C P U 1008と専用 I C 1011に接続され、データストレ一ジ用メモリ 1004のァドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線は、専用 I C 1011に接続され、液晶ディスプレイパネル 1007は、専用 I C 1011に接続され、電源回路 Z電源切換回路 1009は内蔵電池 1006に接続され、携帯端末 1001全体に電源信号を出力している。

また、入力キ一 1005は C P U 1008と専用 I C 1011に接続されている。 C P U 1008にはブザー 1017が接続されている。専用 I C 1011には外部コンピュータ機器 1012と接続される P C M C I A規格メスコネクタ 1010が接続されている。

さらに、専用 I C 1011は、液晶ディスプレイパネル 1007を制御する液晶駆動制御回路と、外部コンピュータ機器からデータストレ一ジ用メモリにアクセスするために切換信号により C P U 1008から出力されるアドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線を、外部コンピュータ機器から出力されるァドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線に切り換えるための制御信号切換回路と、シリアルインタ一フヱ一ス装置 1018から入力される信号により、 P C M C I Aバス制御信号をシリアル信号 1021に切り換えるシリアル信号切換回路と、シリアルインタ一フヱ一ス装置を認識するための認識回路と、を有している。

図示の信号線群 1014は、外部コンピュータ機器 1012が出力するデ一夕バス、アドレスバス及びメモリ制御信号線を示しており、専用 I C 1011を介して携帯端末 1001内のデ一タストレ一ジ用メモリ 1004 のデータバス、アドレスバス及びメモリ制御信号線に接続される。ユーザにより携帯端末 1001の P C M C I A規格メスコネクタ 10 W が、外部コンピュータ機器 1012と接続されると、外部コンピュータ機器 1012から入力される電源信号 1013によって、専用 I C 1011内の切換制御回路は切換信号を出力し、これを受け取った制御信号切換回路が C P U 1008から出力されるァドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線を、外部コンビュ一夕機器機器 1012から出力されるアドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線に切り換える。その結果、データストレ一ジ用メモリ 1004に対する C P U 1008のァクセスは中止され、外部コンビユータ機器 1012からアクセスできるようになる。

また、ユーザが携帯端末 1001を外部コンピュータ機器 1012から抜去すると、電源信号 1013はオープンになり、専用 I C 1011内の切換制御回路は切換信号を出力し、これを受け取つた制御信号切換回路が、外部コンピュータ機器 1012から出力されるアドレスバス、デ一夕バス及びメモリ制御信号線を、 C P U 1008から出力されるァドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線に切り換える。その結果、データストレージ用メモリ 1004に対する外部コンピュータ機器機器 1012のアクセスは中止され、 C P U 1008からアクセスできるようになる。

図 1 1 において、携帯端末 1001の P C M C I A規格メスコネクタ 1010は、シリアルインタ一フヱース装置 1018のォスコネクタと接続されている。

専用 I C 1011内の認識回路がシリアルインタ一フヱ一ス装置 1018 への接続を認識した後、専用 I C 1011内のシリアル信号切換回路が、 P C M C I A、制御信号線をシリアル信号線 1019に切り換え、 C P U 1008がシリアル Zパラレル変換回路 1020を介してシリアルイン夕一フヱース装置 1018とシリァルデータ通信を行う。

さらに、シリアルインタ一フェース装置 1018は、外部コンビユー — 夕機器 1012のシリアルリポートに R S——2 3 2 Cインタ一フヱ一ス 1022で接続される（図 5参照）。その結果、本発明の携帯端末 1001 は、シリアルインターフヱ一ス装置 1018を介して、外部コンビユー夕機器 1012とシリアルデータ通信を行うことができる。

携帯端末 1001の P C M C I A規格メスコネクタ 1010が、シリァルインタ一フヱース装置 1018と接続されたときは、シリアルインタ一フヱ一ス装置 1018から入力される信号により、専用 I C 1011内の認識回路がシリアルインターフヱース装置 1018を認識する。以下にシリアルインターフヱース装置 1018を認識するための認識アルゴリズムを説明する。

以下に、図 1 1 を参照しつつシリアルインタ一フヱ一ス装置 1018 を認識する手順について説明する。この説明は、携帯端末 1001をシリアルインタ一フヱ一ス装置 1018に挿入した後の動作である。以下の説明で、 ①， ③， ⑤， ⑦， ⑧項は携帯端末 1001側の動作であり、 ②， ④， ⑥， ⑧項はシリアルインタ一フヱ一ス装置 1018側の動作でめる。

① 携帯端末 1010側の P C M C I A規格メスコネクタ 1010内の、外部コンビユー夕機器が P C M C I A力一ドの揷入を認識するための端子 C D 1 ， 2を "L" レベルに固定する。

② 端子 C D 1 ， 2 = Lになると、シリアルインタ一フヱース装置 1018内の、 P C M C I Aのァトリビュートメモリ領域とコモンメモリ領域を分けるための R E G信号、メモリリードストロ一ブ信号である M E M R信号、メモリライトストロ一ブ信号である M E MW 信号を " L " レベルにし、外部コンビユータ機器の P C M C I A力 — ドアクセスを示す端子 C E 1 ， C E 2を " H" レベルにする。ァドレス A O— 1 5 は予め A 5 A 5 hに固定しておく。 5 Vの電源も供給する。一

③ 携帯端末 1010側の C P U 1008の " I 0アドレス 7 0 h " の、携帯端末に P C M C I Aからの電源が供給されていることを表す P C P WRフラグ、及び携帯端末がシリアルインターフヱース装置に挿入されていることを表す S R L E Nフラグ力く「 1 」になると共に、 C P U 1008に割込みがかかる。割込み後、 0. 5秒後に P C PW R = l 、 S R L E N = 1 を認識し、携帯端末の電池状態を表す信号 B V D 1 力く 1 回立上がりができるように、 " I 0アドレス 7 0 h " (ビット 0 ) を操作する。その後、同ビットは "H" レベルに固定される。仮に、 S R L E N = 0の場合は、 P Cに挿入されているので O F Fする。 P C PWR = 0の場合は P C M C I A規格メスコネクタ 1010が抜去されたと判断する。

④ シリァルインタ一フヱース装置 1018は他の信号レベルは固定のまま、アドレス A O — 1 5 = 5 B 5 B hにする。

⑤ 携帯端末 1010側の専用 I C 1011内の回路が、一旦、 S R L E Nフラグを「 0 」にする。 P C PWR = 1 、 S R L E N - 0を確認した後、再び B V D 1信号が 1 回立上がりができるように、 " 1 0 アドレス 7 0 h " (ビット 0 ) を操作する。その後、同ビッ卜は " H " レベルに固定される。仮に、 S R L E N = 1 の場合は、 P Cに揷人されているので O F Fする。 P C PWR = 0の場合は P C M C I A規格メスコネクタ 1010が抜去されたと判断する。

⑥ シリアルインタ一フヱ一ス装置 1018は、他の信号レベルは固定のまま、 R E G = Hにする。

⑦ 携帯端末 1010側の専用 I C 1011内の回路が、再び、 S R L E Nフラグを「 1 」にする。 G/Aは 2度目の S R L E N = 1 により P C M C I A端子の一部をシリアル通信用に切り換える。 C P U 10 08は、最後に P C PWR = 1 、 S R L E N = 1 を認識して通信モードに入る。仮に、 S R L E N = 0の場合は、 P Cに揷入されてい — ので O F Fする。 P C PWR = 0の場合は抜かれたと判断する。 ⑧ シリアル通信が開始される。

ところで、本発明の第 3 の実施形態では、外部コンピュータ機器として P C M C I A規格スロットを有していないパーソナルコンビユー夕を用いる場合には、そのパーソナルコンピュータが R S—— 2 3 2 C シリアルポ一トを有しているものであれば、シリアルイン夕 —フェース装置を介してパーソナルコンピュータとシリアルデータ通信を行うことができる。

さらに、携帯端末 1001が外部コンピュータ機器 1012又はシリアルィンターフヱ一ス装置 1018と接続しているときには、外部コンビュ —タ機器 1012、又はシリアルインターフヱ一ス装置 1018から入力される電源信号 1013により、電源切換部 1015は内蔵電池 1006と外部コンピュー夕機器 1012又はシリアルインタ一フヱース装置 1018の電源信号を切り換え、内蔵電池の電池容量の消費を節約する。

図 1 2 は本発明の第 3 の実施形態における専用 I C内の回路構成を示すプロック図である。外部コンビュ一夕機器 1012又はシリァルインターフヱ一ス装置 1018から入力した電源信号 1202は、専用 I C 1201内の切換制御回路 1203に入力され、切換制御回路 1203から切換信号 1207が制御信号切換回路 1204に出力され、ストレ一ジメモリ 10 04と C P U 1008のバス切換を行う。

また、携帯端末 1201 (1001)がシリアルインターフヱ一ス装置 1018 と接続された場合には、電源信号 1202が切換制御回路 1203に入力され、切換信号 1207が制御信号切換回路 1204に出力される。また、シリアルインターフヱ一ス装置 1018から出力される認識信号が P C M C I A規格メスコネクタのァドレスバスノデータバス 1208とメモリ制御信号線 1209から入力される。その結果、専用 I C 1201内の認識回路 1205は上述の認識手順に従い、携帯端末 1201がシリアルイン ^— —フヱ一ス装置 1018を認識し、シリアルインタ一フヱ一ス装置 1018 から入出力されるシリアル信号をシリアル/パラレル変換回路 1020 を介して C P U 1008に入出力する。

図 1 3 は本発明の携帯端末に接続するシリアルインタ一フュース装置の一例ブロック図である。また、図 1 4 は本発明の携帯端末に接続するシリァルインターフヱース装置の他の例のブロック図である。以下に、本回路構成について、図面を参照しつつ詳細に説明す ο

シリアルインタ一フェース装置は、 D sub 9 ピン又は D sub 2 5 ピンを持つシリアルコネクタ 1301と、 R S—2 3 2 Cの信号レベルを 5 Vの信号レベルに変換する電圧変換回路 1302と、波形生成回路 1303と、 P C M C I A規格ォスコネクタ 1304と、電源部 1305で構成される。 P C M C I A規格ォスコネクタ 1304には、本発明の携帯端末の P C M C I A規格メスコネクタが接続され、シリアルコネクタ 1301には、外部コンピュータ機器が接続される。

P C M C I A規格ォスコネクタ 1304に、携帯端末の P C M C I A 規格メスコネクタが接続されると、電源部 1305から電源信号が供給され、同時に、 P C M C I A規格ォスコネクタ 1304を介して、携帯端末から波形生成回路 1303に認識信号 1306と携帯端末検出信号 1307 が入力される。その結果、携帯端末と波形生成回路 1303との間で、前述の認識手順（①〜⑧）で、シリアルインタ一フヱース装置の認識が行われる。認識が終了すると、シリアルインタ一フヱース装置を介して外部コンピュータ機器と、携帯端末との間でシリアルデータ通信を行うことが可能となる。

また、図 1 4 は図 1 3 の波形生成回路 1303の代わりに、中央演算装置（ C P U) を用いた例を示す。上述と同様に、シリアルインターフヱ一ス装置は、 D sub 9 ピン又は D sub 2 5 ピンを持つシリ T一ルコネクタ 1401と、 R S——2 3 2 Cの信号レベルを 5 Vの信号レべルに変換する電圧変換回路 1402と、 C P U 1403と、 P C M C I A規格ォスコネクタ 1404と、電源部 1405で構成される。 P C M C I A規- 格ォスコネクタ 1404には、本発明の携帯端末の P C M C I A規格メスコネクタが接続されシリアルコネクタ 1401には、外部コンビュ一夕機器が接続される。

図 1 3 と同様に、 P C M C I A規格ォスコネクタ 1404に携帯端末の P C M C I A規格メスコネクタが接続されると、電源部 1405から電源信号が供給され、同時に、携帯端末から認識信号 1406と、携帯端末検出信号 1407が、 P C M C I A規格ォスコネクタ 1404を介して、 C P U 1403に入力される。その結果、携帯端末と C P U 1403との間で、前述の認識手順（①〜⑧）により携帯端末の検出と、シリアルインタ一フヱース装置の認識が行われる。認識が終了すると、シリアルインタ一フヱース装置を介して、外部コンピュータ機器と携帯端末との間でシリアルデータ通信を行うことが可能となる。

このように、 C P Uを用いる場合は、 C P Uに対する入力信号と、出力信号でのデータビット長又は転送速度の異なるシリアルデータ信号を送受信することも可能である。つまり、 C P Uとソフトゥエアでプロトコルを変換することにより、携帯端末とシリアルインターフヱース装置間と、外部コンピュータ機器とシリアルインタ一フェース装置間で、データビット長又は転送速度の異なるシリアル信号を送受信することが可能である。

図 1 5 ( b ) は、本発明の携帯端末の正面から見た模式図であり、図 1 5 ( a ) は図 1 5 ( b ) の A— A断面を示す模式図である。図示のように、片面に回路部品 1504を実装した回路基板 1503があり、回路基板 1503には回路部品 1504の実装面とは逆の面に液晶ディスプレイパネル 1502が接着される。そして、図示のように、回路基 1503と回路部品 1504と液晶ディスプレイパネル 1502を、トップカバ — 1501とボトムカバ一 1505により挟み込む 5層構造である。また、回路基板 1503の両端には、 P C M C I A規格メスコネクタ 1506と、内蔵電池 1507、入力キー 1508を配置し、電池押さえ 1509を開閉して内蔵電池の着脱を行う。

前述の図 1 で説明したように、本発明の携帯端末の外形サイズは、 P C M C I A規格又は J E I D A規格のタイプ 11に準拠したもので、縦（ 5 4. 1 ± 0. 1 mm) X横（ 8 5. 6 ± 0. 2 mm) x 厚み（ 5. 0 mm) である。従って、図 1 5 ( a ) の断面は、厚み 5. 0 m m以内であり、当然、縦及び横寸法も上述の規格内になつている。

なお、本発明の携帯端末のデ一タストレ一ジ用メモリは不揮発性のメモリを用いる力く、例えばフラッシュメモリや E E P R 0 Mを用いても良い。また、電池交換時に、メモリ保持が可能なメモリ電源回路を構成するか、内部電池が無くなる時にデータが消去されても問題がなければ、データの読み書き速度の速い S R A Mを用いてもよい。

また、本発明の携帯端末のデ一タストレージ用メモリにフラッシュメモリを用いる場合は、メモリセクタの一部をプログラム用 R O M領域として用いてもよい。

また、本発明の携帯端末のプログラム R OMには、マスク R OM 又はフラッシュメモリを用いる。フラッシュメモリを用いる場合は、 P C M C I Aメスコネクタを介して、プログラムを外部コンビュ —夕機器からプログラム R OMへ転送して最新のプログラムに書き換えることが可能である。

また、本発明の携帯端末の内蔵電池はリチウムコイン 1 次電池を 2個直列に接続し、ストレ一ジメモリに S R AMを用いる場合、 ¾ 池交換時には電池を 1個づっ交換することで、ストレ一ジメモリの内容を電池 1 個で保持できる電源バックアップ回路を構成する。このように、本発明では内蔵電池としてリチウムコィン 1 次電池を用いる力く、リチウムコイン 1 次電池又はリチウムイオン 2 次電池又は太陽電池を、一種類又は複数種類、組み合わせてもよい。また、また、 2 次電池を用いる場合は、充電用電源として、外部コンビュ一夕機器、又はシリアルインタ一フヱ一ス装置、又は太陽電池の電源 1吕を用いる。

さらに、本発明の携帯端末の液晶ディスプレイパネルは、 S T N モノクロ反射タイプを用いるが、 S T Nカラ一反射タイプや、 T F Tタイプや M I Mタイプの反射型又は半透過型の液晶ディスプレイパネルを用いてもよい。産業上の利用可能性

以上説明したように、本発明には種々の利点がある。即ち、

(1) 本発明の携帯端末は P C M C I A規格の名刺サイズなので携帯に便利であり、最新のデータ入力方法は、 P C M C I A規格スロットを有する外部コンピュータ機器に接続して外部コンピュータ機器の最新のデータを携帯端末内のデ—タストレージ用メモリに転送することで、簡単に入力することができる。

(2) また、外部コンピュー夕機器が、 P C M C I A規格スロットを有していない場合でも、シリアルインターフェース装置を介して本発明の携帯端末を外部コンピュータ機器のシリアルポー卜に接続することにより、外部コンピュータ機器内の最新のデータを携帯端末内のデータストレージ用メモリに転送することで、ユーザを煩わすことなく簡単に最新データを入力することができる。

(3) また、外部コンピュータ機器に接続してデータを入力する — には、外部コンピュータ機器又はシリアルイン夕一フヱ一ス装置の電源信号を用いることにより、携帯端末の内蔵電池の電池容量の消費を節約することができる。 - 従って、本発明は種々の分野で適用可能であり、産業上の利用可能性は大きい。

Claims

請求の範囲

1 . 外部コンピュータ機器に挿入し、前記外部コンピュータ機器内の記憶手段に格納された情報を取り出して格納した後、携帯する携帯情報端末装置であって、

前記情報を格納する記憶手段と、

格納された前記情報を表示するための表示手段と、

前記情報の内の所望の情報を選択的に表示させるための入力手段と、

前記外部コンピュータ機器との間で電源の切換制御、信号の切換制御を行い、入力手段からの指示とともに表示手段の駆動制御を行う第 1 の制御手段と、

前記表示手段及び第 1 の制御手段の動作を制御する第 2 の制御手段と、

前記表示手段と第 1 及び第 2 の制御手段に電源を供給する電源手段と、

を具備することを特徴とする携帯情報端末装置。

2 . 外部コンピュータ機器に接続されたシリアルインタ一フエ一ス装置に挿入し、前記外部コンピュータ機器内の記憶手段に格納された情報を、前記シリアルインタ一フヱース装置を介して取り出し格納した後、携帯する携帯情報端末装置であって、

前記情報を格納する記憶手段と、

格納された前記情報を表示するための表示手段と、

前記シリアルインターフヱ一ス装置との間で電源の切換制御、信-— 号の切換制御を行い、シリアル信号の切換、シリアルインタ一フエース装置の認識を行い、かつ入力手段からの指示とともに表示手段の駆動制御を行う第 1 の制御手段と、

を具備することを特徴とする携帯情報端末装置。

3 . 前記外部コンピュータ機器又はシリアルインターフヱース装置に接続するための P C M C I A規格のメスコネクタをさらに具備する請求項 1 又は 2 に携帯情報端末装置。

4 . 前記第 1 の制御手段は、 1 個の半導体チップに集積した専用

I Cで構成される請求項 1 又は 2 に記載の携帯情報端末装置。

5 . 前記第 2の制御手段は、マイクロコンピュータである請求項 1 又は 2 に記載の携帯情報端末装置。

6 . 前記電源手段は、前記外部コンピュータ機器又はシリアルインターフェース装置と、内蔵電源とを切り換えるための電源切換手段をさらに具備する請求項 1 又は 2 に記載の携帯情報端末装置。

7 . プログラム用 R O Mと、ワーク R A Mと、デ一タストレ一ジ用メモリと、入力キーと、液晶ディスプレイパネルと、液晶駆動制御回路と、内蔵電池と、前記プログラム用 R O Mと前記ワーク R A Mを使用して動作し前記デ一タストレ一ジ用メモリ内のデータを前記液晶ディスプレイパネルに表示する中央演算装置と、を少なくともを有する携帯情報端末装置であって、

前記外部コンピュータ機器から前記データス卜レ一ジ用メモリ一アクセスするために、前記切換信号により、前記中央演算装置に接続されるアドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線を、前記外部コンピュータ機器に接続されるアドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線に切り換えるための制御信号切換回路と、

前記外部コンピュ一タ機器に接続される P C M C I A規格メスコネクタと、

を具備することを特徴とする携帯情報端末装置。

8 . 前記切換信号が入力されると、前記内蔵電池と前記外部コンピュータ機器の電源信号を切り換える電源切換回路を、さらに具備する請求項 7 に記載の携帯情報端末装置。

9 . プログラム用 R O Mと、ワーク R A Mと、デ一タストレ一ジ用メモリと、入力キーと、液晶ディスプレイパネルと、液晶駆動制御回路と、内蔵電池と、前記プログラム用 R 0 Mと前記ワーク R A Mを使用して動作し前記デ一タストレ一ジ用メモリ内のデータを前記液晶ディスプレイパネルに表示する中央演算装置と、を少なくともを有する携帯情報端末装置であって、

前記外部コンピュータ機器から前記デ一タストレ一ジ用メモリにアクセスするために、前記切換信号により、前記中央演算装置に接続されるアドレスバス、デ一夕バス及びメモリ制御信号線を、前記外部コンビュ一タ機器に接続されるアドレスバス、データバス及びメモリ制御信号線に切り換えるための制御信号切換回路と、

前記携帯情報端末装置と外部コンピュータ機器の間に接続されるシリアルインタ一フヱ一ス装置からの人力信号に基づいて、 P C M C I A信号をシリアル信号に切り換えるシリアル信号切換回路と、前記シリアルインタ一フヱ一ス装置を認識するための認識回路と— 前記シリアルインタ一フヱ一ス装置に接続される P C M C I A規格メスコネクタと、

を具備することを特徴とする携帯情報端末装置。

1 0 . 前記入力信号に基づいて、前記内蔵電池と前記シリアルインターフ X —ス装置の電源信号を切り換える電源切換回路をさらに具備する請求項 9 に記載の携帯情報端末装置。

1 1 . 前記シリアルインタ一フヱース装置は、シリアルコネクタと、電圧変圧器と、 P C M C I A規格ォスコネクタと、波形生成回路と、電源と、 2組の入出力信号端子と、を少なくとも有し、前記 2組の入出力信号端子の内の一方の 1 組には前記 P C M C I A規格メスコネクタを有する携帯情報端末装置を接続し、他方の 1 組には外部コンビユー夕機器を接続し、

前記携帯情報端末装置と前記外部コンピュータ機器の間で、シリアル信号を送受信するようにした請求項 9 に記載の携帯情報端末装置。

1 2 . 前記シリアルインターフェース装置は、シリアルコネクタと、電圧変圧器と、 P C M C I A規格ォスコネクタと、中央演算装置と、電源と、 2組の入出力信号端子と、を少なくとも有し、

前記 2組の入出力信号端子の内の一方の 1 組には前記 P C M C I A規格メスコネクタを有する携帯情報端末装置を接続し、他方の 1 組には外部コンピュータ機器を接続し、

前記携帯情報端末装置と前記コンピュータ機器の間で、入力信号と出力信号でデータビット長又は転送速度の異なるシリアル信号を送受信するようにした請求項 9 に記載の携帯情報端末装置。

1 3 . 前記液晶駆動制御回路と、前記切換制御回路と、前記制御信号切換回路とを 1 個の半導体チップに集積して専用 I cを構成 C— た請求項 7 に記載の携帯情報端末装置。

1 4 . 前記液晶駆動制御回路と、前記切換制御回路と、前記制御信号切換回路と、前記シリアル信号切換回路と、前記認識回路とを 1 個の半導体チップに集積して専用 I Cを構成した請求項 9 に記載の携帯情報端末装置。

1 5 . 前記デ一タストレ一ジ用メモリは、 S R A M又はフラッシュメモリである請求項 7又は 9 に記載の携帯情報端末装置。

1 6 . 前記プログラム用 R O Mは、マスク R O M又はフラッシュメモリである請求項 7又は 9 に記載の携帯情報端末装置。

1 7 . 前記内蔵電池は、 2個直列に接続したリチウムコイン電池である請求項 7 又は 9 に記載の携帯情報端末装置。

1 8 . 前記液晶ディスプレイパネルは、 S T Nモノクロ反射パネル又は S T Nカラー反射パネルである請求項 7 又は 9 に記載の携帯情報端末装置。

1 9 . 前記液晶ディスプレイパネルの表示側にトップカバーを配置し、前記液晶ディスプレイパネルの裏側に回路基板を配置し、前記回路基板の前記液晶ディスプレイパネルとは反対の面に回路部品を配置し、前記回路部品を保護するボトムカバーを配置することにより、これらが 5層構造で構成される請求項 7又は 9 に記載の携帯情報端末装置。

2 0 . 外形及び厚みサイズが、 P C M C I A規格タイプ I Iに準拠するものである請求項 7又は 9 に記載の携帯情報端末装置。