WO1995030463A1 - Equipement permettant de jouer au flipper a distance - Google Patents

Description

明細書

遠隔操作によ り遊技を実行する遊技設備 技術分野

本発明は、 遠隔地にいる遊技者がパチンコ遊技機で遊技 するこ とが可能なパチンコ遠隔遊技システムに関する。 背景技術

現在、 各種タイ プのパチンコ遊技機を設置したパチンコ 店が繁盛している。.

以下、 現在主流となっているタ イ プのパチンコ遊技機の 例について説明する。

図 2 はパチンコ遊技機の正面図である。

図 2 に示すように、 パチンコ遊技機は、 遊技媒体である パチンコ玉を移動させるための空間を構成する遊技盤 2 0 0 と、 遊技盤 2 0 0 を一定間隔を保って覆う ガラス板 （図 示せず。 ） と、 遊技盤 2 0 0 とガラス板とで仕切られる空 間内にパチンコ玉を発射するための発射機構 （図示せず。 ） と を有してお り、 遊技盤 2 0 0が、 鉛直方向に実質的に平 行となるよう に、 設置されている。

また、 パチンコ遊技機の前面には、 遊技者がパチンコ玉 を打ち出す操作を行うための発射ハン ドル 2 0 1 と、 パチ ンコ玉を貯溜するための受皿 2 0 2 とが設けられている。 発射ハン ドル 2 0 1 は、 上述した発射機構の一部を構成す るものである。 すなわち、 遊技者は、 発射ハン ドル 2 0 1 を所望の角度だけ回転する と、 受皿 2 0 2 に貯溜されてい るパチンコ玉は、 該回転角度に応じた強さで 1 個ずつ発射 される。

また、 遊技盤 2 0 0 を囲むよう に、 ガイ ドレール 2 0 3 が設けられている。 ガイ ドレーノレ 2 0 3 は、 発射ハン ドル 2 0 1 によって発射されたパチンコ玉を、 これに沿って案 内 し、 遊技盤 2 0 Q の鉛直方向の上方位置に送り出すもの である。

また、 遊技盤 2 0 0 には、 パチンコ玉がそこに入って遊 技盤 2 0 0から排出される と入賞となる、 入賞部 2 0 4， 特定入賞部 2 0 5 , 変動入賞部 2 0 6 と、 これらの入賞部 2 0 4 , 特定入賞部 2 0 5 ， 変動入賞部 2 0 6 のいずれに も入らなかったパチンコ玉が最終的に集まって、 遊技盤 2 0 0 から排出される 1 個のァゥ ト玉排出部 2 0 7 とが設け られている。 なお、 入賞部 2 0 4 , 特定入賞部 2 0 5 ， 変 動入賞部 2 0 6 にパチンコ玉が入賞する と、 予め決められ た個数のバチン i玉が受皿 2 0 2 に支払われるようになつ ている。 また、 変動入賞部 2 0 6 は、 後述するように、 特 別な場合に、 パチンコ玉の入賞が可能な状態に変化するよ う になつている。

また、 遊技盤 2 0 0 には、 図示していないが、 遊技盤 2 0 0 に沿って落下するパチンコ玉が頻繁に衝突して、 その 運動方向に揺らぎを生ずるよう に、 多数の障害釘が、 パチ ンコ玉の直径相当の長さ分、 遊技盤 2 0 0 から突出 した状 態で、 実質的に垂直に配置されている。 パチンコ店は、 こ れらの障害釘の傾き具合を微妙に調整する こ とによ り、 特 定入賞部 2 0 5 へのパチンコ玉の入賞の しゃすさ を変更す る こ とができる。

さ らに、 遊技盤 2 0 0 には、 特定入賞部 2 0 5 へのパチ ンコ玉の入賞を契機と して動作を行う 図柄表示部 2 0 8 が 設けられている。 図柄表示部 2 0 8 は、 特定入賞部 2 0 5 にパチンコ玉が入賞すると、 複数 （ここでは、 3個） の表 示位置に、 複数種類の図柄を、 3 個の表示位置の各々に表 示される図柄の種類が順次動的に変化するよ う 表示を開始 し、 予め決められた時間または乱数計算によって求めた時 間が経過する と、 3個の表示位置における図柄の動的変化 表示を、 3個の表示位置の各々で時間的なズレが生じるよ う に停止するものである。

なお、 図柄表示部 2 0 8 が図柄の動的変化表示を停止し た時点で、 各々の表示位置に表示されている図柄のこ と を 「表示図柄」 と称す。

変動入賞部 2 0 6 は、 3個の表示位櫃の表示図柄の組み 合わせが予め決められた特定の組み合わせ （以下、 Γ大当 リ組み合わせ」 と称す。 ） である場合に、 パチンコ玉の入 賞が可能な入賞可能状態に変化する。 詳し く は、 変動入賞 部 2 0 6 は、 蓋を有 し、 この蓋は、 通常時は、 遊技盤 2 0 0 と一体化するよう に閉鎖された状態となってお り、 3個 の表示図柄の組み合わせが大当 リ組み合わせと なる と、 蓋 を開放して、 パチンコ玉が入る空間を確保するよ う になつ ている。 なお、 変動入賞部 2 0 6 は、 予め決められた個数 のパチンコ玉が入賞するかまたは予め決められた時間が経 過する と、 蓋を閉鎖するよう になっている。

なお、 表示図柄の組み合わせが大当 り組み合わせとなる こ と を 「大当 り となる」 と称す。

また、 図柄表示部 2 0 8 の動作中に特定入賞部 2 0 5 に パチンコ玉が入賞する こ と を考慮して、 最大 4 個までのパ チンコ玉の入賞を入賞個数表示部 2 0 9 に表示し、 図柄表 示部 2 0 8 の動作を保証するこ とができるよ う になつてい る。

なお、 図柄表示部 2 0 8 が図柄を表示する表示位置は、 プラズマディ スプレイ や液晶ディ スプレイ等の表示装置か らなるよう にするこ とができ、 図柄表示部 2 0 8 は、 該表 示位置に図柄の動的変化表示を行う。 また、 複数種類の図 柄を描いた回転 ドラムを複数個用意し、 図柄表示部 2 0 8 は、 これら を回転させる こ とによって、 図柄の動的変化表 示を実現するよう に してもよい。

さて、 遊技者は、 遊技開始時に、 現金に応じた個数のパ チンコ玉を受け取 り、 受皿 2 0 2 に該パチンコ玉を投入す る。 そ して、 発射ハン ドル 2 0 1 を所望の角度だけ回転す る と、 受皿 2 0 2 に貯留されているパチンコ玉は、 該回転 角度に応じた強さで 1 個ずつ発射され、 ガイ ド レール 2 0 3 に案内されながら遊技盤 2 0 0 の上方位置に導かれる。 遊技盤 2 0 0 においては、 パチンコ玉は、 自 由落下を始め、 この落下途中で、 障害釘にぶっかって、 進路を不規則に変 えていく 。

そ して、 入賞部 2 0 4 , 特定入賞部 2 0 5 にパチンコ玉 が入賞する と、 予め決められた個数 （例えば、 7 個） のパ チンコ玉が受皿 2 0 2 に支払われる。 特に、 特定入賞部 2 0 5 にパチンコ玉が入賞した場合は、 図柄表示部 2 0 8 は、 3個の表示位置の各々 について、 複数種類の図柄の動的変 化表示を開始し、 予め決められた時間または乱数計算によ つて求めた時間が経過する と、 3個の表示位置の各々 にお ける図柄の動 変化表示を、 3個の表示位置の各々で時間 的なズレが生じるよう に停止する。

こ こでは、 図柄表示部 2 0 8 が 3個の表示位置の各々 に Γ Α」 〜 Γ Ρ」 の 1 6 種類の図柄の動的変化表示を行う場 合を考える。 また、 図柄表示部 2 0 8 は、 1 個 目の表示位 置， 2個 目 の表示位置， 3 個 目の表示位置という順序で、 図柄の動的変化表示を停止 していく ものとする。 また、 大 当 り組み合わせは、 3個の表示図柄が全て一致している 1 6 個の組み合わせ、 すなわち、 3個の表示図柄が全て 「 A」 〜 「 P J である場合の 1 6 通 りであるものとする。

2個目の表示位置における図柄の動的変化表示が停止さ れたとき、 1 個目の表示位置の表示図柄と 2個目 の表示位 置の表示図柄とがー致した場合は、 3個の表示位置の表示 図柄が全て一致する可能性がある こ とから、 「 リ ーチがか かる」 と称す。

リ ーチがかか り、 さ らに、 3 個 目の表示位置における図 柄の動的変化表示が停止され、 3 個の表示位置の表示図柄 が全て一致した場合は、 大当 り と なるので、 変動入賞部 2 0 6 は、 蓋を開放して入賞可能状態に変化 し、 予め決めら れた個数 （例えば、 1 0個） のパチンコ玉が入賞するかま たは予め決められた時間 （例えば、 3 0秒） が経過する と、 蓋を閉鎖する。 変動入賞部 2 0 6 が 1 回蓋を開放して閉鎖 するまでの間、 すなわち、 1 回のラウ ン ド中に入賞したパ チンコ玉の各々 について、 予め決められた個数 （例えば、 1 5 個） のパチンコ玉が受皿 2 0 2 に支払われる。

なお、 1 回の大当 り に対して、 予め決められた回数 （例 えば、 1 6 回） のラウン ドを用意するようにするこ とがで きる。 また、 1 回のラウ ン ド中に、 変動入賞部 2 0 6 内の 特定部位にパチンコ玉が入賞した場合にのみ、 次のラウ ン ドに進むよう にするこ と もできる。

—方、 入賞部' 2 0 4 ， 特定入賞部 2 0 5 , 変動入賞部 2 0 6 のいずれにも入賞しなかったパチンコ玉は、 ァゥ 卜玉 排出部 2 0 7 .に入 り 、 パチンコ店に回収される。

なお、 通常、 図柄表示部 2 0 8 の動作中には、 遊技者の 気分を高揚させるために、 パチンコ遊技機から効果音が流 されてお り、 リ ーチがかかる と、 遊技者の期待を増加させ るために、 通常時の効果音とは異なる効果音が流される。 -つ- ますこ 、 大当 り となる と、 遊技者の喜びを増加させるために、 通常時の効果音およびリ ーチ時の効果音とは異なる効果音 が流される。

一般に、 上述したパチンコ遊技機の動作は、 内部の制御 装置の制御によって実現するよう になっている。

以下、 制御装置の動作について、 図 3 を用いて説明する。 制御装置は、 特定入賞部 2 0 5 にパチンコ玉が入賞する 度に、 図 3 のフローチャー トに示すよ う動作する。 すなわ ち、 まず、 制御装置は、 図柄表示部 2 0 8 が 3 個の表示位 置における図柄の動的変化表示を開始するよう制御する (ステッ プ 3 0 1 ) 。

続いて、 制御装置は、 予め決められた時間または乱数計 算によって求めた時間が経過する と、 図柄表示部 2 0 8 が 1 個目の表示位置における図柄の動的変化表示を停止する よう制御する （ステップ 3 0 2 ) 。 同様に、 制御装置は、 予め決められた時間または乱数計算によって求めた時間が 経過する と、 図柄表示部 2 0 8 が 2個 目の表示位置におけ る図柄の動的変化表示を停止するよう制御する （ステップ 3 0 3 ) 。 なお、 この時点で、 1 個 目の表示位置の表示図 柄と 2個 目 の表示位置の表示図柄とがー致している場合は、 リ ーチがかかった状態となる。

同様に、 制御装置は、 予め決められた時間または乱数計 算によって求めた時間が経過する と、 図柄表示部 2 0 8 が 3個目の表示位置における図柄の動的変化表示を停止する よう制御する （ステップ 3 0 4 ) 。

続いて、 制御装置は、 3 個の表示位置の表示図柄が全て 一致しているか否かを判定し （ステッ プ 3 0 5 ) 、 全て一 致 している場合は、 大当 り となるので、 変動入賞部 2 0 6 が蓋を開放して入賞可能状態に変化するよう制御し （ステ ッ プ 3 0 6 ) 、 変動入賞部 2 0 6 に予め決められた個数の パチンコ玉が入賞するかまたは予め決められた時間が経過 する と、 変動入賞部 2 0 6 が蓋を閉鎖して入賞可能状態を 解除するよ う制御する （ステッ プ 3 0 7 ) 。

上述したパチンコ遊技機の例は、 特公昭 6 3 - 2 1 5 1 1 号公報， 特公平 2 — 5 1 0 2 号公報， 特公平 2 — 2 9 3 5 0 号公報に記載されている。

なお、 遊技者は、 手元に残ったパチンコ玉を、 その個数 に応じて、 各種景品に交換するこ とができる。 これらの景 品のう ちの一部は、 パチンコ店の外部にある景品交換所に おいて、 さ らに、 現金と交換可能なものもあ り、 従って、 ほとんどの遊技者は、 実際には、 手元に残ったパチンコ玉 を換金するようになっている。

と ころで、 多く のパチンコ店は、 集客のために、 駅周辺 の一等地に立地してお り、 また、 郊外に立地している場合 は、 大きな駐車場を完備するよう になっている。 また、 ノ チンコ店は、 様々 はパチンコ遊技機を設置するために、 広 い面積を必要とするので、 新たにパチンコ店を開店する際 には、 多大な資金が必要にな り、 簡単にパチンコ店を開店 ,3d6 OAV一 £i£vs

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発明の開示

本明細書は、 遠隔地の遊技者が、 パチンコ店に来店しな く ても、 パチンコ遊技機で遊技するこ と を可能とするパチ ンコ遠隔遊技システムを提案するものである。

このよう にするこ とによ り 、 遊技者は、 例えば、 テレビ ゲームのよう に、 自宅で、 パチンコ遊技機で遊技するこ と が可能とな り、 わざわざパチンコ店まで出向かなく ても、 好きなときに好きなだけ遊技するこ とができるよう になる。

また、 パチンコ店も、 その立地条件が限定される こ とが なく 、 例えば、 倉庫のよう な場所で開店するこ とが可能と な り、 実際に遊技者が来店するこ とがなく なるこ とから、 内装のために資金を費やす必要がなく なる。

上述したように、 本発明の目的は、 遠隔地にいる遊技者 がパチンコ遊技機で遊技するこ とが可能なパチンコ遠隔遊 技システムを提供するこ とにある。

上記目的を達成するために、 本発明は、 遊技機と、 前記 遊技機の遊技の進行状況を検出する遊技状況検出装置と、 前記遊技機および前記遊技状況検出装置に接続され、 前記 遊技機の動作を制御する制御部と、 通信網に信号を送信す る第 1 の送信部と、 通信網から送信されて く る信号を受信 する第 1 の受信部と を備えた遊技制御装置と、 通信網に信 号を送信する第 2 の送信部と、 通信網から送信されて く る 信号を受信する第 2 の受信部と、 前記第 2 の受信部が受信 した信号を表示する表示部と、 外部からの指示を受け付け る操作部と、 前記操作部が受け付けた指示に基づいた信号 を生成する信号生成部と を備えた遠隔遊技装置とから構成 され、 前記第 1 の送信部は、 前記遊技状況検出装置が検出 した遊技の状況を示す信号を通信網を介 して前記遠隔遊技 装置に送信し、 前記第 2 の受信部は、 前記遊技制御装置か ら通信網を介して送信されて く る前記遊技の状況を示す信 号を受信し、 前記表示部は、 前記第 2 の受信部が受信した 前記遊技の状況を示す信号に基づいて、 前記遊技機での遊 技の状況を示す画像を表示し、 前記操作部は、 前記表示部 が遊技の状況を示す画像を表示している遊技機に動作を行 わせる動作指示を受け付け、 前記信号生成部は、 前記操作 部が受け付けた動作指示に基づいて、 前記遊技機に動作を 行わせる指示を示す信号である遊技信号を生成し、 前記第 2 の送信部は、 前記信号生成部が生成した遊技信号を通信 網を介して前記遊技制御装置に送信し、 前記第 1 の受信部 は、 前記遠隔遊技装置から通信網を介 して送信されて く る 遊技信号を受信し、 前記制御部は、 前記第 1 の受信部が受 信した遊技信号 基づいて動作を行う よう、 前記第 1 の送 信部が遊技の状況を示す信号を送信して.いる遊技機を制御 するこ と を特徴とする遊技設備を提供する。

よ り具体的には、 本発明は、 例えば、

( 1 ) 複数のパチンコ遊技機、

( 2 ) これらのパチンコ遊技機ごとに 1 個ずつ設けられ、 対応するパチンコ遊技機を撮影する複数の撮影装置、 91

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( 3 ) 上記複数のパチンコ遊技機および上記複数の撮影装 置に接続され、 上記複数のパチンコ遊技機の動作を制御す るパチンコ制御部と、 通信網に信号を送信する第 1 の送信 部と、 通信網から送信されて く る信号を受信する第 1 の受 信部と を備えた遊技制御装置、

( 4 ) 通信網に信号を送信する第 2 の送信部と、 通信網か ら送信されて く る信号を受信する第 2 の受信部と、 上記第 2 の受信部が受信した信号を表示する表示部と、 外部から の指示を受け付ける操作部と、 上記操作部が受け付けた指 示に基づいた信号を生成する信号生成部と を備えた 1 個以 上の遠隔遊技装置、

を含むパチンコ遠隔遊技システムを提供している。

こ こで、 上記第 1 の送信部は、 上記複数の撮影装置のう ちのいずれかが撮影したパチンコ遊技機の映像信号を通信 網を介 して上記遠隔遊技装置に送信 し、 上記第 2 の受信部 は、 上記遊技制御装置から通信網を介 して送信されて く る パチンコ遊技機の映像信号を受信し、 上記表示部は、 上記 第 2 の受信部が受信したパチンコ遊技機の映像信号を表示 し、 上記操作部は、 上記表示部が映像信号を表示している パチンコ遊技機に動作を行わせる動作指示を受け付け、 上 記信号生成部は、 上記操作部が受け付けた動作指示に基づ いて、 パチンコ遊技機に動作を行わせる指示を示す信号で ある遊技信号を生成し、 上記第 2 の送信部は、 上記信号生 成部が生成した遊技信号を通信網を介 して上記遊技制御装 0891

-13- 置に送信し、 上記第 1 の受信部は、 上記遠隔遊技装置から 通信網を介して送信されて く る遊技信号を受信し、 上記パ チンコ制御部は、 上記第 1 の受信部が受信した遊技信号に 基づいて動作を行う よう 、 上記第 1 の送信部が映像信号を 送信しているパチンコ遊技機を制御するよう 、 各々動作す る。

また、 上記操作部は、 遊技を開始する旨の指示である遊 技開始指示および遊技を終了する旨の指示である遊技終了 指示を受け付け、 上記信号生成部は、 上記操作部が受け付 けた遊技開始指示に基づいて、 遊技を開始する旨の指示を 示す信号である遊技開始信号を生成し、 また、 上記操作部 が受け付けた遊技終了指示に基づいて、 遊技を終了する旨 の指示を示す信号である遊技終了信号を生成し、 上記第 2 の送信部は、 上記信号生成部が生成した遊技開始信号およ び遊技終了信号を通信網を介して上記遊技制御装置に送信 し、 上記第 1 の受信部は、 上記遠隔遊技装置から通信網を 介して送信されて く る遊技開始信号および遊技終了信号を 受信するよう、 各々動作するよう にする こ とができる。

さ らに、 上記遠隔遊技装置が、 上記操作部が遊技開始指 示を受け付ける と、 上記遊技制御装置との間を通信網の通 信回線で接続する第 1 の回線接続部を備えるよ う に し、 ま た、 上記遊技制御装置が、 上記第 1 の受信部が遊技終了信 号を受信する と、 上記遠隔遊技装置との間を接続している 通信網の通信回線を切断する第 2 の回線接続部を備えるよ う に して もよい。

また、 上記遠隔遊技制御装置が、 上記第 1 の受信部が遊 技開始信号を受信する と、 上記複数のパチンコ遊技機のう ちから上記遠隔遊技装置の利用者が遊技対象とするバチン コ遊技機を選択指示するこ とが可能なメニュー を表すデー タ信号を生成するメニュー生成部を備えるよう にするこ と もでき、 このよう に した場合は、 上記第 1 の送信部は、 上 記メニュー生成部が生成したデータ信号を通信網を介して 上記遠隔遊技装置に送信し、 上記第 2 の受信部は、 上記遊 技制御装置から通信網を介 して送信されて く るデータ信号 を受信し、 上記表示部は、 上記第 2 の受信部が受信したデ ータ信号を表示し、 上記操作部は、 上記表示部が表示した データ信号が表すメニューのう ちから、 遊技対象とするパ チンコ遊技機の選択指示を受け付け、 上記信号生成部は、 上記操作部が受け付けた選択指示に基づいて、 遊技対象と するパチンコ遊技機を示す信号であるメニュー信号を生成 し、 上記第 2 の送信部は、 上記信号生成部が生成したメニ ユ ー信号を通信網を介して上記遊技制御装置に送信し、 上 記第 1 の受信部は、 上記遠隔遊技装置から通信網を介して 送信されて く るメニュー信号を受信し、 上記第 1 の送信部 は、 上記第 1 の受信部が受信したメニュー信号が示すパチ ンコ遊技機の映像信号を送信するよう、 各々動作するよう にする。

さ らに、 上記操作部は、 左右に回転可能なハン ドルを有 するよう に した場合は、 上記信号生成部は、 上記ハン ドル の回転角度に応じた レベルの遊技信号を生成するよう動作 し、 このとき、 上記複数のパチンコ遊技機は、 各々、 上記 遊技信号のレベルに応じた強度でパチンコ玉を発射する発 射部と、 上記発射部が発射したパチンコ玉がそこに入るこ とが可能な 1 個以上の入賞部と、 上記入賞部のう ちの予め 決められた入賞部である特定入賞部にパチンコ玉が入賞し た場合に、 予め決められた遊技状態である大当 り状態およ びそれ以外の遊技状態であるハズレ状態のう ちのいずれか 一方の遊技状態に変化するよう動作を行う遊技状態変化部 と、 上記遊技状態変化部が大当 り状態に変化した場合に、 パチンコ玉がそこに入るこ とが可能な状態である入賞可能 状態に変化する変動入賞部と、 上記特定入賞部を含む入賞 部および上記変動入賞部に入ったパチンコ玉の個数に基づ いて、 上記遠隔遊技装置の利用者に支払うへきパチンコ玉 の個数である支払個数を計数する支払個数計数部と、 上記 発射部が発射したパチンコ玉の個数である発射個数を計数 する発射個数計数部と を備えるよう にするこ とができる。

さ らに、 上記遊技制御装置が、 上記発射個数計数部が計 数した発射個数および上記支払個数計数部が計数した支払 個数の差に基づいて、 上記遠隔遊技装置の利用者が最終的 にパチンコ玉を獲得したか消費したかを判定する と共に、 該利用者が最終的にパチンコ玉を獲得したと判定した場合 は、 該獰得したパチンコ玉の個数である獲得個数を計算し、 該利用者が最終的にパチンコ玉を消費 したと判定した場合 は、 該消費 したパチンコ玉の個数である消費個数を計算す る第 1 の計算部と、 上記第 1 の計算部が獲得個数を計算し た場合に、 該獲得個数に応じた金額である獲得金額を計算 し、 上記第 1 の計算部が消費個数を計算した場合に、 該消 费個数に応じた金額である消費金額を計算する第 2 の計算 部と を備えるようにするこ とができる。

このよ う に した場合は、 さ らに、 上記遊技制御装置が、 上記第 2 の計算部が獲得金額を計算した場合に、 上記遊技 制御装置の所有者が上記遠隔遊技装置の利用者に対して該 獲得金額に応じた配当 を支払う 旨を示すメ ッセージを表す データ信号を生成し、 上記第 2 の計算部が消費金額を計算 した場合に、 該利用者が該所有者に対して該消費金額に応 じた利用料を支払う 旨を示すメ ッセージを表すデータ信号 を生成するメ ッセージ生成部を備えるように し、 上記第 1 の送信部は、 上記メ ッセージ生成部が生成したデータ信号 を通信網を介して上記遠隔遊技装置に送信し、 上記第 2 の 受信部は、 上記遊技制御装置から通信網を介 して送信され て く るデータ信号を受信し、 上記表示部は、 上記第 2 の受 信部が受信したデータ信号を表示するよう、 各々動作する よ う に してもよい。 上記遠隔遊技装置においては、 上記表示部によって、 上 記遊技制御装置から通信網を介 して送信されて く るパチン コ遊技機の映像信号が表示されるので、 該遠隔遊技装置の 利用者は、 上記操作部から、 該パチンコ遊技機に動作を行 わせる動作指示を入力する。 動作指示の入力は、 例えば、 上記操作部が有するハン ドルを所望の角度だけ回転させる こ とによ り行う。

上記操作部が動作指示を受け付ける と、 上記信号生成部 が、 該動作指示に基づいて、 パチンコ遊技機に動作を行わ せる指示を示す信号である遊技信号を生成し、 上記第 2 の 送信部が、 上記信号生成部が生成した遊技信号を通信網を 介して上記遊技制御装置に送信する。 なお、 こ こで、 上記 信号生成部は、 上記操作部が有するハン ドルの回転角度に 応じた レベルの遊技信号を生成する。

上記遊技制御装置において、 上記第 1 の受信部が、 上記 遠隔遊技装置から通信網を介して送信されて く る遊技信号 を受信し、 上記パチンコ制御部が、 上記第 1 の受信部が受 信した遊技信号に基づいて動作を行う よう、 上記第 1 の送 信部が映像信号を送信しているパチンコ遊技機を制御する ので、 該パチンコ遊技機においては、 上記発射部が、 上記 遊技信号のレベルに応じた強度でパチンコ玉を発射して、 その動作を開始する。

このよう に、 本発明のパチンコ遠隔遊技システムによれ ば、 上記複数のパチンコ遊技機， 上記複数の撮影装置， 上 記遊技制御装置をパチンコ店に設置し、 上記遠隔遊技装置 を遊技者の自宅等に設置する こ とによって、 上記遠隔遊技 CT/JP9S/00891

-18- 装置の利用者、 すなわち、 遠隔地にいる遊技者がパチンコ 遊技機で遊技するこ とができ るよ う になる。

上記遠隔遊技装置の利用者が遊技中に、 遊技対象と して いるパチンコ遊技機において、 上記発射部が発射したパチ ンコ玉が上記特定入賞部を含む入賞部や上記変動入賞部に 入った場合は、 従来技術と同様に、 パチンコ玉 1 個につい て予め決められた個数のパチンコ玉が支払われる。

と ころで、 本発明のパチンコ遠隔遊技システムにおいて は、 上記遠隔遊技装置の利用者は、 パチンコ店の遠隔地に いるこ とから、 遊技に使用するパチンコ玉に応じた現金を パチンコ店に支払う こ と、 および、 遊技終了時に手元に残 つたパチンコ玉に応じた景品をパチンコ店から受け取るこ とができなく なる。

そこで、 上記パチンコ遊技機において、 支払われたパチ ンコ玉の個数である支払個数を、 上記支払個数計数部によ つて計数し、 上記発射部が発射したパチンコ玉の個数であ る発射個数を、 上記発射個数計数部によって計数するよう にするこ とによ り 、 上記遊技制御装置において、 上記第 1 の計算部が、 上記発射個数計数部が計数した発射個数およ び上記支払個数計数部が計数した支払個数の差に基づいて、 上記遠隔遊技装置の利用者が最終的にパチンコ玉を獲得し たか消費したかを判定するこ とができ るよう になる。 すな わち、 上記第 1 の計算部は、 上記遠隔遊技装置の利用者が 最終的にパチンコ玉を獲得したと判定した場合は、 該獲得 したパチンコ玉の個数である獲得個数を計算し、 該利用者 が最終的にパチンコ玉を消費 したと判定 した場合は、 該消 費したパチンコ玉の個数である消費個数を計算する。 そ し て、 上記第 2 の計算部が、 上記第 1 の計算部が獲得個数を 計算した場合に、 該獲得個数に応じた金額である獲得金額 を計算し、 上記第 1 の計算部が消費個数を計算した場合に、 該消費個数に応じた金額である消費金額を計算するよう に する。

なお、 上記遊技制御装置において、 上記メ ッセージ生成 部が、 上記第 2 の計算部が獲得金額を計算した場合に、 上 記遊技制御装置の所有者 （パチンコ店） が上記遠隔遊技装 置の利用者に対して該獲得金額に応じた配当 を支払う 旨を 示すメ ッセージを表すデータ信号を生成し、 上記第 2 の計 算部が消費金額を計算した場合に、 該利用者がパチンコ店 に対して該消費金額に応じた利用料を支払う 旨を示すメ ッ セージを表すデータ信号を生成し、 上記第 1 の送信部が、 上記メ ッセージ生成部が生成したデータ信号を通信網を介 して上記遠隔遊技装置に送信するよう にすれば、 上記遠隔 遊技装置においては、 上記第 2 の受信部が、 上記遊技制御 装置から通信網を介 して送信されて く るデータ信号を受信 し、 上記表示部が、 上記第 2 の受信部が受信したデータ信 号を表示するこ とができるので、 上記遠隔遊技装置の利用 者は、 遊技する度に、 消費金額または獲得金額を知るこ と ができ る。 これによ り 、 上記遠隔遊技装置の利用者がパチンコ店に 支払うべき消費金額および該利用者がパチンコ店から受け 取るべき獲得金額が分かるので、 これらの金額に応じた利 用料および配当を、 別途、 パチンコ店と該利用者との間で 授受すればよい。 これは、 例えば、 上記遠隔遊技装置の利 用者の預金口座から消費金額に相当する現金を引き落した リ、 上記遠隔遊技装置の利用者の預金口座に獲得金額に相 当する現金を振り込んだ りするこ とによ り実現できる。

また、 上記発明において、 撮影装置の代わ り に、 パチン コ遊技機の盤面上を移動するパチンコ玉の存在によ り生じ る電磁的影響を検出するマ ト リ ク スセ ンサを用いるこ とで、 遠隔操作を可能とする構成と しても良い。

図面の簡単な説明

図 1 はパチンコ遠隔遊技システムの第 1 の実施例の構成 図である。 図 2 は従来のパチンコ遊技機および第 1 の実施 例のパチンコ遊技機の正面図である。 図 3 は従来のバチン コ遊技機における制御装置の動作の流れを示すフ ローチヤ 一 卜である。 図 4 は遠隔遊技端末の内部構成図である。 図 5 は遠隔遊技端末の表示装置に表示されるメニューを示す 説明図である。 図 6 は遠隔遊技端末の表示装置に表示され るメニューを示す説明図である。 図 7 は遠隔遊技端末の表 示装置に表示されるパチンコ遊技機の映像を示す説明図で ある。 図 8 は遠隔遊技端末の表示装置に表示されるメ ッセ ージを示す説明図である。 図 9 は遠隔遊技端末の制御装置 の内部構成図である。 図 1 0 は遠隔遊技端末の制御装置に おけるプロセッサの動作の流れを示すフローチャー トであ る。 図 1 1 は遠隔遊技端末の操作装置の他の例を示す説明 図である。 図 1 2 はパチンコ遊技機の制御装置の構成図で ある。 図 1 3 は入賞制御部および特定入賞部制御部の動作 を示す説明図である。 図 1 4 は入賞個数表示部制御部の動 作を示す説明図である。 図 1 5 は図柄表示部制御部におけ るプロセッサの動作の流れを示すフ ローチヤ一 卜である。 図 1 6 は変動入賞部制御部の動作を示す説明図である。 図 1 7 は変動入賞部制御部におけるプロセ ッサの動作の流れ を示すフ ローチャー トである。 図 1 8 は効果音出力部の動 作を示す説明図である。 図 1 9 はパチンコ玉発射部および パチンコ玉支払部の動作を示す説明図である。 図 2 0 は精 算部におけるプロセッサの動作の流れを示すフ ローチヤ一 トである。 図 2 1 はパチンコ遊技機の他の動作例において 図柄表示部制御部のメモ リ に格納されているテーブルを示 す説明図である。 図 2 2 はパチンコ遊技機の他の動作例に おいて図柄表示部制御部におけるプロセッサの動作の流れ を示すフローチャー トである。 図 2 3 は遊技制御装置の内 部構成図である。 図 2 4 は遊技制御装置におけるメモリ に 格納されるテーブルを示す説明図である。 図 2 5 は遊技制 御装置におけるプロセッサの動作の流れを示すフ ローチヤ 一 卜である。 図 2 6 は遠隔遊技端末の操作装置の他の例を 示す説明図である。 図 2 7 はパチンコ遠隔遊技システムの 他の実施例の構成図である。 図 2 8 は遊技制御装置の他の 例の構成図である。 図 2 9 は遠隔遊技端末の他の例の構成 図である。 図 3 0 は表示画面の一例の説明図である。 図 3 1 は表示画面の他の例を示す説明図である。 図 3 2 はパチ ンコ玉検出装置の一例の構成図である。 図 3 3 はマ 卜 リ ク スセンサの一例の構成図である。 図 3 4 は送信回路の一例 の構成図である。 図 3 5 は受信回路の一例の構成図である。 図 3 6 はパチンコ遊技機の盤面とマ ト リ ク スセンサと位置 関係を示す断面図である。 図 3 7 はコ ン ト ロールボー ドの —例の構成図である。 図 3 8 は切 り換えロジッ クの要部を 示す説明図である。 図 3 9 はパチンコ玉検出装置の動作フ 口一の一例を示すフ ローチヤ一 トである。 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明の実施例について図面を参照して説明する 本実施例のパチンコ遠隔遊技システムは、 遠隔地にいる 遊技者がパチンコ遊技機で遊技する こ と を可能とするもの である。

図 1 は本実施例のパチンコ遠隔遊技システムの構成図で ある。

図 1 において、 1 はパチンコ店、 2 はパチンコ遊技機、 3 はビデオカメ ラ、. 4 は遊技制御装置、 5 は公衆通信網、 6 は遠隔遊技端末である。

遠隔遊技端末 6 は、 様々 な場所に設置可能であ り 、 以下 の説明では、 遊技者の自宅に設置されている例について説 明する。

この場合、 遊技者は、 予め、 所定の手続き を行う ことに よ り 、 パチンコ店 1 との間で遊技契約を結び、 遠隔遊技端 末 6 を入手する。 遊技契約を結ぶ大きな 目的は、 遊技者が 消費したパチンコ玉の個数に応じた利用料を遊技者がパチ ンコ店 1 に支払う こ と、 および、 遊技者が獲得したバチン コ玉の個数に応じた配当 をパチンコ店 1 が遊技者に支払う こ と を可能とするために、 遊技者の氏名， 住所， 電話番号 と共に、 遊技者の金融機関の口座番号をパチンコ店 1 が知 つておく 必要があるからである。

本実施例においては、 パチンコ遊技機 2 は、 実際に遊技 者がその前に座って遊技するこ とがないので、 書架に設置 されるなどして、 縦方向および横方向に複数並べるよう に するこ とができる。 また、 遊技者が座るための椅子を設置 する必要もない。

ビデオカメ ラ 3 は、 1 台のパチンコ遊技機 2 ごとに 1 個 ずつ設けられ、 対応するパチンコ遊技機 2 の正面側から該 パチンコ遊技機を撮影して、 その映像を取 り込み、 取 り込 んだ映像を遊技制御装置 4 に出力するものである。 なお、 ビデオカメ ラ 3 は、 後述する遊技制御装置 4 の制御によつ て、 撮影を開始した り終了 した りするよう になつている。 ビデオカメ ラ 3 も、 書架に設置されるなどして、 縦方向お よび横方向に複数並べるよう に した り、 また、 パチンコ遊 技機 2 にビデオカメ ラ 3 を設置するための設置台を設ける よ う にするこ と もできる。

まず、 遠隔遊技端末 6 を用いた遊技の様子について、 図 4 〜図 8 を用いて説明する。

図 4 は遠隔遊技端末 6 の構成図である。

図 4 においてく 6 1 は操作装置、 6 2 は表示装置、 6 3 は制御装置である。

遊技者が、 操作装置 6 1 に設けられている電源スィ ッチ 6 1 1 を投入し、 開始ボタ ン 6 1 2 を押下する と、 バチン コ店 1 における遊技制御装置 4 との間の通信回線が接続さ れ、 表示装置 6 2 には、 図 5 に示すよう に、 遊技対象とす るパチンコ遊技機 2 の種類を選択するためのメニューが示 5/00 1

- 25- される。

こ こで、 遊技者が、 所望のパチンコ遊技機 2 の種類を、 操作装置 6 1 に設けられている矢印ボタ ン 6 1 3 を押下す るこ とによって選択し、 確定ボタ ン 6 1 4 を押下する と、 表示装置 6 2 には、 図 6 に示すよう に、 遊技対象とするパ チンコ遊技機 2 を選択するためのメニューが表示される。

図 6 において、 表示装置 6 2 には、 遊技者が選択した種 類の全てのパチンコ遊技機 2 のう ち、 他の遊技者が遊技し ていないパチンコ遊技機 2 の識別番号が、 メニュー と して 表示されている。 .

ここで、 遊技者が、 所望の識別番号を、 矢印ボタ ン 6 1 3 を押下するこ とによって選択し、 確定ボタ ン 6 1 4 を押 下すると、 表示装置 6 2 には、 図 7 に示すよう に、 選択さ れたパチンコ遊技機 2 の映像が表示される。

以降は、 遊技者は、 操作装置 6 1 に設けられている発射 ハン ドル 6 1 5 を回転させるこ とによ り、 表示装置 6 2 に 映像が表示されたパチンコ遊技機 2 で遊技するこ とが可能 とな り 、 遊技時のパチンコ遊技機 2 の様子は、 逐次、 表示 装置 6 2 に表示された映像によって見るこ とができる。 な お、 後述するよう に、 スピーカ 6 1 7 からは、 パチンコ遊 技機 2 から流される効果音が出力される、 また、 後述する よう に、 パチンコ遊技機 2 においては、 発射ハン ドル 6 1 5 の回転角度に応じた強度でパチンコ玉が 1 個ずつ発射さ れるよう になっている。 このよう に、 本実施例によれば、 遊技者は、 従来のパチ ンコ遊技機に設けられていた発射ハン ドル 2 0 1 を回転さ せる代わ り に、 操作装置 6 1 に設けられた発射ハン ドル 6 1 5 を回転させるこ とによ り、 表示装置 6 2 に映像が表示 されたパチンコ遊技機 2 で遊技するこ とができ る。

また、 遊技者は、 遊技を終了 したい場合は、 操作装置 6 1 に設けられた終了ボタ ン 6 1 6 を押下すればよ く 、 終了 ボタ ン 6 1 6 を押下する と、 表示装置 6 2 には、 図 8 ( a ) に示すよう に、 遊技者が消費したパチンコ玉の個数に応じ た利用料 （すなわち、 遊技者の金融機関の口座から引き落 される現金を示す金額） を示すメ ッセージが表示されるか、 または、 図 8 ( b ) に示すよう に、 遊技者が獲得したパチ ンコ玉の個数に応じた配当 （すなわち、 遊技者の金融機関 の口座に振 り込まれる現金を示す金額） を示すメ ッセージ が表示された後、 パチンコ店 1 における遊技制御装置 4 と の間を接続していた通信回線が切断される。

なお、 操作装置 6 1 には、 これらのほかにも、 スピーカ 6 1 7 から出力される効果音の音量を調節するためのボリ ユームボタ ンや、 スピーカ 6 1 7 から出力されるべき効果 音をへッ ドホンに出力するためのへッ ドホン接続端子を設 けるよう にするこ とができる。 次に、 遠隔遊技端末 6 の動作について、 図 9 〜図 1 1 を 用いて説明する。 図 9 は制御装置 6 3 の内部構成図である。

図 9 において、 制御装置 6 3 は、 パチンコ店 1 における 遊技制御装置 4 との間の通信回線を接続する回線接続部 6 3 1 と、 遊技制御装置 4 から送信されて く る信号を受信す る受信部 6 3 2 と、 遊技制御装置 4 に信号を送信する送信 部 6 3 3 と、 操作装置 6 1 を制御する操作制御部 6 3 4 と、 表示装置 6 2 を制御する表示制御部 6 3 5 と、 これらの動 作を制御するプロセッサ 6 3 6 と、 プロセッサ 6 3 6 が実 行するプログラムを格納しているメモ リ 6 3 7 と を備えて いる。

なお、 回線接続部 6 3 1 は、 実際には、 遊技者が所有す る電話機に接続するモデムによって実現され、 該電話機と の間を接続するための接続端子を有している。

図 1 0 はプロセッサ 6 3 6 の動作の流れを示すフローチ ヤー 卜である。

制御装置 6 3 においては、 電源スィ ッチ 6 1 1 が投入さ れる と、 まず、 遊技者が開始ボタ ン 6 1 2 を押下する操作 を行うので、 プロセッサ 6 3 6 は、 開始ボタ ン 6 1 2 が押 下されたこ と を操作制御部 6 3 4 が検知する と （ステップ 1 0 0 1 ) 、 パチンコ店 1 における遊技制御装置 4 との間 の通信回線を接続するよう、 回線接続部 6 3 1 を制御する (ステップ 1 0 0 2 ) 。

これによ り、 回線接続部 6 3 1 は、 遊技者が所有する電 話機がパチンコ店 1 の電話番号に基づいて発呼するよう発 /00891

-28- 呼処理を行い、 遊技制御装置 4 との間で、 通信回線を接続 するための回線接続処理を行う。 なお、 回線接続部 6 3 1 は、 回線接続処理中、 または、 回線接続処理が終了 した後、 遊技者が所有する電話機の電話番号を、 遊技制御装置 4 に 送信するよ うになっている。

続いて、 プロセッサ 6 3 6 は、 遊技を開始する旨を示す 遊技開始信号を遊技制御装置 4 に送信するよう、 送信部 6 3 3 を制御する （ステップ 1 0 0 3 ) 。

遊技制御装置 4 からは、 後述するように、 図 5 に示すメ ニューを表示するための表示データ が送信されて く るので、 プロセッサ 6 3 6 は、 受信部 6 3 2 が受信した表示データ を表示装置 6 2 に表示するよう、 表示制御部 6 3 5 を制御 する （ステップ 1 0 0 4 ) 。

これによ り、 表示装置 6 2 には、 図 5 に示すメニューが 表示され、 遊技者は、 遊技対象とするパチンコ遊技機 2 の 種類を選択する操作を行う こと となる。

そ こで、 プロセッサ 6 3 6 は、 確定ボタ ン 6 1 4 が押下 されたこ と を操作制御部 6 3 4 が検知する と （ステップ 1 0 0 5 ) 、 その時点での矢印ボタ ン 6 1 3 の位置に対応す るメニューを示すメニュー番号を遊技制御装置 4 に送信す るよう、 送信部 6 3 3 を制御する （ステップ 1 0 0 6 ) 。

遊技制御装置 4 からは、 後述するように、 図 6 に示すメ ニューを表示するための表示データ が送信されて く るので、 プロセッサ 6 3 6 は、 受信部 6 3 2 が受信した表示データ を表示装置 6 2 に表示するよう、 表示制御部 6 3 5 を制御 する （ステッ プ 1 0 0 7 ) 。

これによ り 、 表示装置 6 2 には、 図 6 に示すメニューが 表示され、 遊技者は、 遊技対象とするパチンコ遊技機 2 の 識別番号を選択する操作を行う こ と となる。

そこで、 プロセッサ 6 3 6 は、 確定ボタ ン 6 1 4 が押下 されたこ と を操作制御部 6 3 4 が検知する と （ステップ 1 0 0 8 ) 、 その時点での矢印ボタ ン 6 1 3 の位置に対応す る識別番号を遊技制御装置 4 に送信するよう、 送信部 6 3 3 を制御する （ステッ プ 1 0 0 9 ) 。

遊技制御装置 4 からは、 後述するよう に、 パチンコ遊技 機 2 の映像が送信されて く るので、 プロセッサ 6 3 6 は、 受信部 6 3 2 が受信した映像を表示装置 6 2 に表示するよ う、 表示制御部 6 3 5 を制御する （ステップ 1 0 1 0 ) 。

また、 遊技制御装置 4 からは、 上述するよう に、 バチン コ遊技機 2 の効果音が送信されて く るので、 プロセッサ 6 3 6 は、 受信部 6 3 2 が受信した効果音をスピーカ 6 1 7 から出力するよう、 操作制御部 6 3 4 を制御する （ステツ プ 1 0 1 1 ) 。

これによ り、 表示装置 6 2 には、 遊技制御装置 4 からパ チンコ遊技機 2 の映像が送信されて く る限 り は、 図 7 に示 すよう に、 パチンコ遊技機 2 の映像が表示され続けるこ と とな り、 スピーカ 6 1 7 からは、 遊技制御装置 4 からパチ ンコ遊技機 2 の効果音が送信されて く る限り は、 該効果音 が出力され続けるこ と となる。

なお、 パチンコ遊技機 2 の映像および効果音は、 多重化 された信号と して送信されて く るので、 受信部 6 3 2 は、 該多重化信号を分離する処理を行う。

さて、 パチンコ遊技機 2 の映像が表示装置 6 2 に表示さ れると、 遊技者は、 発射ハン ドル 6 1 5 を回転させるこ と によ り、 遊技を開始するこ と となる。

そこで、 プロセッサ 6 3 6 は、 操作制御部 6 3 4 が検知 した発射ハン ドル 6 1 5 の回転角度に応 じた レベルの遊技 信号を遊技制御装置 4 に送信するよう、 送信部 6 3 3 を制 御する （ステップ 1 0 1 2 ) 。

これによ り、 送信部 6 3 3 は、 発射ハン ドソレ 6 1 5 が回 転されている限り は、 該回転角度に応じた レベルの遊技信 号を遊技制御装置 4 に送信し続けるこ と となる。

—方、 遊技者は、 遊技を終了したい場合は、 終了ボタ ン 6 1 6 を押下するので、 プロセッサ 6 3 6 は、 終了ボタ ン 6 1 6 が押下されたこ と を操作制御部 6 3 4 が検知する と (ステップ 1 0 ' 1 3 ) 、 遊技を終了する 旨を示す遊技終了 信号を遊技制御装置 4 に出力するよう、 送信部 6 3 3 を制 御する （ステップ 1 0 1 4 ) 。

遊技制御装置 4 からは、 後述するよ う に、 図 8 ( a ) ま たは図 8 ( b ) に示すメ ッセージを表示するための表示デ ータが送信されて く るので、 プロセッサ 6 3 6 は、 受信部 6 3 2 が受信した表示データ を表示装置 6 2 に表示するよ う、 表示制御部 6 3 5 を制御する （ステッ プ 1 0 1 5 ) 。 これによ り、 表示装置 6 2 には、 図 8 ( a ) または図 8 ( b ) に示すメニューが表示されるので、 遊技者は、 遊技 者の金融機関の口座から引き落される現金を示す金額また は遊技者の金融機関の口座に振 り込まれる現金を示す金額 を知るこ とができる。

その後は、 後述するよ うに、 遊技制御装置 4 によって、 遊技制御装置 4 との間を接続していた通信回線が切断され るので、 表示装置 6 2 には、 パチンコ遊技機 2 の映像が表 示されなく なる。 .

なお、 遊技制御装置 4 から、 パチンコ遊技機 2 の映像と 共に、 遊技者が消費または獲得しているパチンコ玉の個数 を遠隔遊技端末 6 に送信するよう に してもよ く 、 このよう に した場合は、 遠隔遊技端末 6 の表示装置 6 2 に、 遊技者 が消費または獲得しているパチンコ玉の個数を表示するこ とが可能となるので、 遊技者は、 遊技中でも、 その時点で 消費または獲得しているパチンコ玉の個数を知るこ とがで き、 遊技を終了する 目安の参考にするこ とができる。

また、 遊技者が消費または獲得しているパチンコ玉の個 数の表示は、 図 1 1 に示すよ うに、 操作装置 6 1 に設けら れた玉数表示器 1 1 0 1 に表示するよう に してもよい。

図 1 1 において、 玉数表示器 1 1 0 1 には、 パチンコ遊 技機 2 で発射されたパチンコ玉の個数から、 パチンコ遊技 機 2 で支払われたパチンコ玉の個数を減算した値が表示さ れるよう になっている。 そ こで、 遊技者は、 玉数表示器 1 1 0 1 に表示された値が正である場合は、 該値が示す個数 のパチンコ玉を消費している こ とが分か り 、 負である場合 は、 該値が示す個数のパチンコ玉を獲得しているこ とが分 かる。

また、 遊技者が消費または獲得しているパチンコ玉の個 数ではなく 、 該個数に応じた金額を表示するよう に しても 良い。

次に、 パチンコ遊技機 2 の動作について、 図 2 および図 1 2 〜図 2 0 を用いて説明する。

パチンコ遊技機 2 の正面図は、 従来のパチンコ遊技機の 正面図である図 2 と同様である。

従来のパチンコ遊技機においては、 遊技者が回転させた 発射ハン ドル 2 0 1 の回転角度に応じた強度で、 受皿 2 0 2 に貯留されているパチンコ玉を 1 個ずつ発射させるよう になっているが、 本実施例のパチンコ遊技機 2 においては、 遠隔遊技端末 6 から送信されてきた遊技信号 （実際には、 遊技制御装置 4 を介して出力されて く る。 ） のレベルに応 じた強度で、 受皿 2 0 2 に貯留されているパチンコ玉を 1 個ずつ発射させるよう になつている。 そこで、 本実施例の パチンコ遊技機 2 においては、 発射ハン ドル 2 0 1 は不要 となる。

なお、 遠隔遊技端末 6 から送信されてきた遊技信号の レ ベルに応じて、 発射ハン ドル 2 0 1 を 自動的に回転させる よう に してもよ く 、 このように した場合には、 発射ハン ド フレ 2 0 1 は必要となる。

発射されたパチンコ玉は、 ガイ ドレール 2 0 3 に案内さ れながら遊技盤 2 0 0の上方位置に導かれる。 遊技盤 2 0 0 においては、 パチンコ玉は、 自 由落下を始め、 この落下 途中で、 障害釘 （図示せず。 ） にぶつかって、 進路を不規 則に変えていく。

遊技盤 2 0 0には、 パチンコ玉がそこに入って遊技盤 2 CT/JP95/00891

-34-

0 0 から排出される と入賞となる、 入賞部 2 0 4 ， 特定入 賞部 2 0 5 ， 変動入賞部 2 0 6 が設けられてお り 、 入賞部 2 0 4 , 特定入賞部 2 0 5 にパチンコ玉が入賞する と、 予 め決められた個数 （例えば、 7 個） のパチンコ玉が受皿 2 0 2 に支払われる。 特に、 特定入賞部 2 0 5 にパチンコ玉 が入賞した場合は、 図柄表示部 2 0 8 は、 3 個の表示位置 の各々 について、 複数種類の図柄の動的変化表示を開始し、 予め決められた時間または乱数計算によって求めた時間が 経過する と、 3個の表示位置における図柄の動的変化表示 を、 3個の表示位置の各々で時間的なズレが生 じるように 停止する。

ここでは、 図柄表示部 2 0 8 が表示する複数種類の図柄 は、 Γ Α」 〜 Γ Ρ」 の 1 6 種類の図柄であるものとする。 また、 図柄表示部 2 0 8 は、 1 個目の表示位置， 2個目の 表示位置， 3個目の表示位置という順序で、 図柄の動的変 化表示を停止してい く ものとする。 また、 大当 り組み合わ せは、 3個の表示図柄が全て一致した組み合わせ、 すなわ ち、 3個の表示図柄が全て 「A J である場合， 「 B J であ る場合， …， 「 P」 である場合の 1 6 通りであるものとす る。

2個目の表示位置における図柄の動的変化表示が停止さ れたとき、 1 個目の表示位置の表示図柄と 2個目の表示位 置の表示図柄とがー致した場合は、 3 個の表示位置の表示 図柄が全て一致する可能性があるこ とから、 リ ーチがかか リ、 さ らに、 3個 目 の表示位置における図柄の動的変化表 示が停止され、 3個の表示位置の表示図柄が全て一致した 場合は、 大当 り となるので、 変動入賞部 2 0 6 は、 蓋を開 放して入賞可能状態に変化し、 予め決められた個数 （例え ば、 1 0個） のパチンコ玉が入賞するかまたは予め決めら れた時間 （例えば、 3 0秒） が経過する と、 蓋を閉鎖する。 変動入賞部 2 0 6 が 1 回蓋を開放して閉鎖するまでの間、 すなわち、 1 回のラウ ン ド中に入賞したパチンコ玉の各々 について、 予め決められた個数 （例えば、 1 5個） のパチ ンコ玉が受皿 2 0 2 に支払われる。

なお、 1 回の大当 り に対して、 予め決められた回数 （例 えば、 1 6 回） のラウ ン ドを用意するよう にするこ とがで きる。 また、 1 回のラウ ン ド中に、 変動入賞部 2 0 6 内の 特定部位にパチンコ玉が入賞した場合にのみ、 次のラウン ドに進むよう にするこ と もできる。

また、 図柄表示部 2 0 8 の動作中に特定入賞部 2 0 5 に パチンコ玉が入賞するこ と を考慮して、 最大 4 個までのパ チンコ玉の入賞を入賞個数表示部 2 0 9 に表示し、 図柄表 示部 2 0 8 の動作を保証するこ とができるようになつてい る。

—方、 入賞部 2 0 4 ， 特定入賞部 2 0 5 ， 変動入賞部 2 0 6 のいずれにも入賞しなかったパチンコ玉は、 ァゥ ト玉 排出部 2 0 7 に入 り 、 パチンコ店 1 に回収される。

なお、 通常、 図柄表示部 2 0 8 の動作中には、 遊技者の 気分を高揚させるために、 パチンコ遊技機から効果音が流 されてお り 、 リ ーチがかかる と、 遊技者の期待を増加させ るために、 通常時の効果音とは異なる効果音が流される。 また、 大当 り となる と、 遊技者の喜びを増加させるために、 通常時の効果音およびリ ーチ時の効果音とは異なる効果音 が流される。

また、 図柄表示部 2 0 8 は、 ラウ ン ド中には、 遊技者を 飽きさせないために、 予め用意された少なく と も 1 種類の 動画を表示した り、 変動入賞部 2 0 6 へのパチンコ玉の入 賞個数をカウン ト した結果を表示した りするようにするこ とが好ま しい。

次に、 パチンコ遊技機 2 の動作を実現するための制御装 置について、 図 1 2 〜図 2 0 を用いて説明する。

制御装置は、 パチンコ遊技機 2 の内部に設けられてお り 、 パチンコ遊技機 2 の動作を実現するための制御を行う もの である。

図 1 2 は制御装置の構成図である。

図 1 2 において、 1 2 0 0 は制御装置、 1 2 0 1 は図柄 表示部制御部、 1 2 0 2 は入賞部制御部、 1 2 0 3 は特定 入賞部制御部、 1 2 0 4 は入賞個数表示部制御部、 1 2 0 5 は変動入賞部制御部、 1 2 0 6 はパチンコ玉発射部、 1 2 0 7 はパチンコ玉支払部、 1 2 0 8 は精算部、 1 2 0 9 は効果音出力部である。

まず、 入賞部制御部 1 2 0 2 および特定入賞部制御部 1 2 0 3 について、 図 1 3 を用いて説明する。

図 1 3 に示すよう に、 入賞部制御部 1 2 0 2 においては、 センサ 1 3 0 1 が、 入賞部 2 0 4 にパチンコ玉が入賞した こ と を検知する と、 信号出力部 1 3 0 2 が、 入賞部 2 0 4 にパチンコ玉が入賞したこ と を示す入賞信号を、 予め決め られた期間、 パチンコ玉支払部 1 2 0 7 に出力するように なっている。

また、 図 1 3 に示すよ う に、 特定入賞部制御部 1 2 0 3 においては、 センサ 1 3 0 3 が、 特定入賞部 2 0 5 にパチ ンコ玉が入賞したこ と を検知する と、 信号出力部 1 3 0 4 が、 特定入賞部 2 0 5 にパチンコ玉が入賞したこ と を示す 特定入賞信号を、 予め決められた期間、 入賞個数表示部制 御部 1 2 0 4 およびパチンコ玉支払部 1 2 0 7 に出力する よう になつている。

次に、 入賞個数表示部制御部 1 2 0 4 について、 図 1 4 を用いて説明する。

なお、 本実施例は、 予め用意された 4 個のランプを点灯 消灯するこ とによ り、 特定入賞部 2 0 5 に入賞したパチ ンコ玉の個数を最大 4 個まで表示する入賞個数表示部 2 0 9 を実現するようになっている。

図 1 4 に示すように、 入賞個数表示部制御部 1 2 0 4 は、 4個のラ ンプを点灯するための点灯部 1 4 0 1 と、 少なく とも 1 個のランプを点灯している間、 その旨を示す点灯信 号を図柄表示部制御部 1 2 0 1 に出力するための信号出力 部 1 4 0 2 と を備えている。

点灯部 1 4 0 1 は、 特定入賞部制御部 1 2 0 3 から特定 入賞信号が出力される度に、 4 個のランプについて、 その 配置順に、 1 個ずつ点灯してい く よう に し、 また、 図柄表 示部制御部 1 2 0 1 から後述する消灯信号が出力される度 に、 4 個のランプについて、 点灯したと きの順と逆の順に、 1 個ずつ消灯しているよう にする。 なお、 点灯部 1 4 0 1 は、 4個のランプを全て点灯している場合に、 特定入賞部 制御部 1 2 0 3 から特定入賞信号が出力されても、 該特定 入賞信号を無視するよう にする。

また、 信号出力部 1 4 0 2 は、 少なく と も 1 個のラ ンプ を点灯している場合は、 その旨を示す点灯信号を、 常時、 図柄表示部制御部 1 2 0 1 に出力するよ うになっている。

次に、 図柄表示部制御部 1 2 0 1 について、 図 1 5 を用 いて説明する。

図柄表示部制御部 1 2 0 1 は、 プロセッサとメモ リ と を 備えてお り、 プロセッサがメモ リ に格納されているプロ グ ラムを実行するこ とによ り、 その動作を実現する。

図 1 5 はプロセッサの動作の流れを示すフローチャー ト である。

図 1 5 に示すよう に、 図柄表示部制御部 1 2 0 1 におい て、 プロセッサは、 入賞個数表示部制御部 1 2 0 4 から点 灯信号が出力されている場合に （ステッ プ 1 5 0 1 ) 、 図 柄表示部 2 0 8 が 3個の表示位置における図柄の動的変化 表示を開始するよ う制御する と共に （ステッ プ 1 5 0 2 ) 、 通常時の効果音の出力指示を示す第 1 の出力指示信号を効 果音出力部 1 2 0 9 に出力する （ステッ プ 1 5 0 3 ) 。 こ れによ り、 図柄表示部 2 0 8 は、 3個の表示位置における 図柄の動的変化表示を開始し、 効果音出力部 1 2 0 9 は、 後述するよう に、 通常時の効果音を出力する。

3 個の表示位置における図柄の動的変化表示が開始され る と、 図柄表示部 2 0 8 が特定入賞部 2 0 5 に入賞した 1 個のパチンコ玉についての動作を開始したこ と を意味して いるので、 プロセッサは、 ランプを 1 個分だけ消灯するた めの消灯信号を入賞個数表示部制御部 1 2 0 4 に出力する (ステップ 1 5 0 4 ) 。

続いて、 プロセッサは、 予め決められた時間または乱数 計算によって求めた時間が経過する と、 図柄表示部 2 0 8 が 1 個 目の表示位置における図柄の動的変化表示を停止す るよ う制御する （ステップ 1 5 0 5 ) 。 これによ り、 図柄 表示部 2 0 8 は、 1 個 目の表示位置における図柄の動的変 化表示を停止する。

同様に、 プロセッサは、 予め決められた時間または乱数 計算によって求めた時間が経過すると、 図柄表示部 2 0 8 が 2個 目 の表示位置における図柄の動的変化表示を停止す るよう制御する （ステップ 1 5 0 6 ) 。 これによ り、 図柄 表示部 2 0 8 は、 2 個 目 の表示位置における図柄の動的変 化表示を停止する。 続いて、 プロセッサは、 2個の表示位置の表示図柄が一 致しているか否かを判定し （ステッ プ 1 5 0 7 ) 、 両者力 —致している場合は、 リ ーチがかかったこ と を意味してい るので、 効果音出力部 1 2 0 9 が出力 している効果音 （こ こでは、 通常時の効果音） の停止指示を示す停止指示信号 を効果音出力部 1 2 0 9 に出力する と共に （ステップ 1 5 0 8 ) 、 リ ーチ時の効果音の出力指示を示す第 2 の出力指 示信号を効果音出力部 1 2 0 9 に出力する （ステップ 1 5 0 9 ) 。 これによ り、 効果音出力部 1 2 0 9 は、 後述する ように、 リ ーチ時の効果音を出力する。

続いて、 プロセッサは、 予め決められた時間または乱数 計算によって求めた時間が経過する と、 図柄表示部 2 0 8 が 3個 目の表示位置における図柄の動的変化表示を停止す るよう制御する （ステップ 1 5 1 0 ) 。 これによ り、 図柄 表示部 2 0 8 は、 3個 目の表示位置における図柄の動的変 化表示を停止する。

続いて、 プロセッサは、 3個の表示位置の表示図柄が全 て一致しているか否かを判定し （ステップ 1 5 1 1 ) 、 全 て一致している場合は、 その旨を示す大当 り信号を変動入 賞部制御部 1 2 0 5 に出力する （ステッ プ 1 5 1 2 ) 。 ま た、 プロセッサは、 効果音出力部 1 2 0 9 が出力 している 効果音 （こ こでは、 リ ーチ時の効果音） の停止指示を示す 停止指示信号を効果音出力部 1 2 0 9 に出力する と共に (ステップ 1 5 1 3 ) 、 大当 り時の効果音の出力指示を示 す第 3 の出力指示信号を効果音出力部 1 2 0 9 に出力する (ステッ プ 1 5 1 4 ) 。 これによ り 、 変動入賞部制御部 1 2 0 5 は、 後述するよう に、 変動入賞部 2 0 6 を入賞可能 状態に変化させ、 効果音出力部 1 2 0 9 は、 後述するよう に、 大当 り時の効果音を出力する。

そこで、 プロセッサは、 変動入賞部制御部 1 2 0 5 から 後述する終了信号が出力されるのを待って （ステップ 1 5

1 5 ) 、 効果音出力部 1 2 0 9 が出力 している効果音 （こ こでは、 大当 り時の効果音） の停止指示を示す停止指示信 号を効果音出力部 L 2 0 9 に出力 してから （ステッ プ 1 5

1 6 ) 、 ステップ 1 5 0 1 に戻る。 また、 全て一致してい ない場合は、 効果音出力部 1 2 0 9 が出力 している効果音

(こ こでは、 通常時の効果音またはリ ーチ時の効果音） の 停止指示を示す停止指示信号を効果音出力部 1 2 0 9 に出 力 してから （ステップ 1 5 1 7 ) 、 ステップ 1 5 0 1 に戻 る。

次に、 変動入賞部制御部 1 2 0 5 について、 図 1 6 およ び図 1 7 を用いて説明する。

図 1 6 に示すよう に、 変動入賞部制御部 1 2 0 5 におい ては、 センサ 1 6 0 1 が、 変動入賞部 2 0 6 にパチンコ玉 が入賞したこ と を検知する度に、 カウ ンタ 1 6 0 2 が、 そ のカウ ン ト値を 「 1 」 ずつ加算していき、 また、 信号出力 部 1 6 0 3 が、 変動入賞部 2 0 6 にパチンコ玉が入賞した こ と を示す変動入賞信号を、 予め決められた期間、 バチン コ玉支払部 1 2 0 7 に出力するよ う になっている。

また、 変動入賞部制御部 1 2 0 5 は、 さ らに、 プロセッ ザとメモ リ と を備えてお り 、 プロセッサがメモ リ に格納さ れているプロ グラムを実行する こ とによ り、 その動作を実 現する。

図 1 7 はプロセッサの動作の流れを示すフ ローチャー ト である。

図 1 7 に示すよ う に、 変動入賞部制御部 1 2 0 5 におい て、 プロセッサは、 図柄表示部制御部 1 2 0 1 から大当 り 信号が出力される と （ステップ 1 7 0 1 ) 、 変動入賞部 2 0 6 が入賞可能状態に変化するよう制御する （ステップ 1 7 0 2 ) 。 これによ り 、 変動入賞部 2 0 6 は、 蓋を開放し て入賞可能状態に変化 し、 変動入賞部 2 0 6 が蓋を開放し ている間に変動入賞部 2 0 6 に入賞したパチンコ玉の個数 が、 カウ ンタ 1 6 0 2 によって計数されるこ と となる。

続いて、 プロセッサは、 予め決められた時間 （例えば、 3 0秒） が経過するか （ステップ 1 7 0 3 ) 、 または、 3 0秒が経過する前にカウ ンタ 1 6 0 2 のカウ ン ト値が Γ 1 0 J に達した場合は （ステップ 1 7 0 4 ) 、 変動入賞部 2 0 6 が入賞可能状態を解除するよう制御する （ステップ 1 7 0 5 ) 。 これによ り 、 変動入賞部 2 0 6 は、 蓋を閉鎖し て入賞可能状態を解除する。

最後に、 プロセッサは、 カウ ンタ 1 6 0 2 のカウ ン ト値 を リ セッ トする と共に （ステッ プ 1 7 0 6 ) 、 図柄表示部 P /00891

-43- 制御部 1 2 0 1 に、 大当 り が終了 した旨を示す終了信号を 出力する （ステッ プ 1 7 0 7 ) 。

次に、 効果音出力部 1 2 0 9 について、 図 1 8 を用いて 説明する。

効果音出力部 1 2 0 9 は、 図 1 8 に示すよ うに、 通常時 の効果音を表す通常効果音データ ， リ ーチ時の効果音を表 すリ ーチ効果音データ ， 大当 り時の効果音を表す大当 り効 果音データ を記憶している効果音記億部 1 8 0 1 と、 効果 音記憶部 1 8 0 1 に記憶されているいずれかの効果音デー タ を読み出 して、 効果音を再生する再生部 1 8 0 2 と を備 えている。

再生部 1 8 0 2 は、 従来のパチンコ遊技機においては、 再生した効果音を、 パチンコ遊技機に設けられたスピーカ から出力するようになっているが、 本実施例のパチンコ遊 技機 2 においては、 再生した効果音を遊技制御装置 4 に出 力するよ うにする。

詳し く は、 再生部 1 8 0 2 は、 図柄表示部制御部 1 2 0

1 から第 1 の出力指示信号が出力された場合は、 図柄表示 部制御部 1 2 0 1 から停止指示信号が出力されるまで、 通 常効果音データ を効果音記憶部 1 8 0 1 から読み出して通 常時の効果音を再生 し、 再生した効果音を遊技制御装置 4 に出力する。 また、 図柄表示部制御部 1 2 0 1 から第 2 の 出力指示信号が出力された場合は、 図柄表示部制御部 1 2

0 1 から停止指示信号が出力されるまで、 リ ーチ効果音デ CT/JP95/00891

-44- ータ を効果音記憶部 1 8 0 1 から読み出 して リ ーチ時の効 果音を再生 し、 再生 した効果音を遊技制御装置 4 に出力す る。 また、 図柄表示部制御部 1 2 0 1 から第 3 の出力指示 信号が出力された場合は、 図柄表示部制御部 1 2 0 1 から 停止指示信号が出力されるまで、 大当 り効果音データ を効 果音記憶部 1 8 0 1 から読み出 して大当 り時の効果音を再 生 し、 再生した効果音を遊技制御装置 4 に出力する。

なお、 ここでは、 効果音出力部 1 2 0 9 が再生する効果 音が電子音であるよう に説明 しているが、 効果音出力部 1 2 0 9 は、 予めテープに録音されている効果音を再生する よ う に してもよい。 '

次に、 パチンコ玉発射部 1 2 0 6 およびパチンコ玉支払 部 1 2 0 7 について、 図 1 9 を用いて説明する。

パチンコ玉支払部 1 2 0 7 は、 図 1 9 に示すよう に、 大 量のパチンコ玉が貯溜されているパチンコ玉貯溜部 1 9 0 1 と、 パチンコ玉貯溜部 1 9 0 1 とパチンコ遊技機 2 の受 皿 2 0 2 との間を結ぶパチンコ玉の供給路 1 9 0 2 と、 供 給路 1 9 0 2 を開通させた り遮断させた りするこ とによつ て受皿 2 0 2 にパチンコ玉を支払う支払制御部 1 9 0 3 と、 パチンコ玉貯溜部 1 9 0 1 とパチンコ遊技機 2 のァゥ 卜玉 排出部 2 0 7 との間を結ぶパチンコ玉の排出路 1 9 0 4 と、 支払制御部 1 9 0 3 が受皿 2 0 2 に支払ったパチンコ玉の 個数をカウ ン トするカウ ンタ 1 9 0 5 と を備えている。

供給路 1 9 0 2 は、 パチンコ玉の直径相当の直径を有す る筒をな してお リ、 パチンコ玉貯溜部 1 9 0 1 と支払制御 部 1 9 0 3 との間の供給路 1 9 0 2 には、 パチンコ玉が 1 個ずつ列をな して並んでいる。

支払制御部 1 9 0 3 は、 通常時は、 供給路 1 9 0 2 を遮 断するよう に しておき、 入賞部制御部 1 2 0 2 から入賞信 号が出力される と、 7 個のパチンコ玉を受皿 2 0 2 に支払 う よう に し、 特定入賞部制御部 1 2 0 3 から特定入賞信号 が出力される と、 7 個のパチンコ玉を受皿 2 0 2 に支払う ように し、 変動入賞部制御部 1 2 0 5 から変動入賞信号が 出力される と、 1 5個のパチンコ玉を受皿 2 0 2 に支払う ようにする。 すなわち、 支払制御部 1 9 0 3 は、 パチンコ 玉を支払う際に、 供給路 1 9 0 2 を開通するよう に し、 供 給路 1 9 0 2 が開通している間に通過したパチンコ玉の個 数をカウ ンタ 1 9 0 5 によってカウ ン ト し、 該当する個数 分のパチンコ玉が通過する と、 再び供給路 1 9 0 2 を遮断 するよう に動作する。

支払制御部 1 9 0 3 が支払ったパチンコ玉の個数、 すな わち、 カウ ンタ ' 1 9 0 5 のカウン ト値は、 常時、 精算部 1 2 0 8 に出力されるよう になっている。 また、 カウ ンタ 1 9 0 5 のカウ ン ト値は、 精算部 1 2 0 8 から出力される リ セッ 卜信号によって リ セヅ 卜 される。

一方、 パチンコ玉発射部 1 2 0 6 は、 図 1 8 に示すよう に、 遊技制御装置 4 から出力される遊技信号の レベルに応 じた強度でパチンコ玉を 1 個ずつ発射する発射部 1 9 0 6 と、 パチンコ遊技機 2 の受皿 2 0 2 と発射部 1 9 0 6 との 間を結ぶパチンコ玉の供給路 1 9 0 7 と、 発射部 1 9 0 6 が発射したパチンコ玉の個数をカウ ン トするカウ ンタ 1 9 0 8 と を備えている。

発射部 1 9 0 6 は、 供給路 1 9 0 7 の終端に配置され、 そこに位置するパチンコ玉をガイ ドレール 2 0 3 の方向に はじき出すようになつている。 発射部 1 9 0 6 が発射した パチンコ玉の個数は、 カウ ンタ 1 9 0 8 によってカウ ン ト され、 そのカウ ン ト値は、 常時、 精算部 1 2 0 8 に出力さ れるようになっている。 また、 カウンタ 1 9 0 8 のカウ ン 卜値は、 精算部 1 2 0 8 から出力される リセッ 卜信号によ つて リ セッ 卜 される。

なお、 パチンコ遊技機 2 のアウ ト玉排出部 2 0 7 に入つ たパチンコ玉は、 排出路 1 9 0 4 によ って、 パチンコ玉貯 溜部 1 9 0 1 に排出され、 パチンコ玉がパチンコ遊技機 2 を循環するようになっている。

次に、 精算部 1 2 0 8 について、 図 2 0 を用いて説明す る。

精算部 1 2 0 8 は、 プロセッサとメモ リ と を備えてお り、 プロセッサがメモ リ に格納されているプロ グラムを実行す るこ とによ り、 その動作を実現する。

図 2 0はプロセッサの動作の流れを示すフ ローチヤ一 卜 である。

図 2 0に.示すよう に、 精算部 1 2 0 8 において、 プロセ ッサは、 遊技制御装置 4 から遊技開始信号が出力される と (ステップ 2 0 0 L ) 、 パチンコ玉発射部 1 2 0 6 におけ るカウ ンタ 1 9 0 5 およびパチンコ玉支払部 1 2 0 7 にお けるカウ ンタ 1 9 0 8 に リ セッ 卜信号を出力するこ とによ リ、 これらのカウ ン 卜値を リ セッ トする （ステップ 2 0 0 2 ) 。

続いて、 プロセッサは、 遊技制御装置 4から遊技終了信 号が出力される と （ステップ 2 0 0 3 ) 、 パチンコ玉発射 部 1 2 0 6 におけるカウ ンタ 1 9 0 5から出力されている カウ ンタ値から、' パチンコ玉支払部 1 2 0 7 におけるカウ ンタ 1 9 0 8から出力されているカウ ン ト値を減算する (ステッ プ 2 0 0 4 ) 。

減算した結果の値が正である場合は （ステップ 2 0 0 5 ) 、 該値が示す個数のパチンコ玉を遊技者が消費したこと を 意味しているので、 その個数に応じた金額の現金を遊技者 の金融機関の口座から引き落すために、 該金額を計算し (ステッ プ 2 0 0 6 ) 、 計算した金額および引き落し金額 である旨を示す信号を遊技制御装置 4 に出力する （ステツ プ 2 0 0 7 ) 。 また、 減算した結果の値が正でない場合は (ステッ プ 2 0 0 5 ) 、 該値が示す個数のパチンコ玉を遊 技者が獲得したこ と を意味しているので、 その個数の応じ た金額の現金を遊技者の金融機関の口座に振 り込むために、 該金額を計算し （ステップ 2 0 0 8 ) 、 計算した金額およ び振 り込み金額である旨を示す信号を遊技制御装置 4 に出 力する （ステップ 2 0 0 9 ) 。

なお、 金額を計算する処理がステップ 2 0 0 6 とステツ プ 2 0 0 8 とに分かれているのは、 パチンコ店 1 の利益を 生むために、 パチンコ玉 1 個当 りの換金率が獲得した場合 と消費した場合とで異なるからである。

と ころで、 上述したパチンコ遊技機 2 の動作は、 3個の 表示位置の表示図柄の組み合わせが大当 り組み合わせと一 致するか否かを判定し、 一致した場合に大当 り となるよう に した例について説明 したが、 これとは逆に、 先に大当 り となるか否かを決定し、 その決定に応じて 3個の表示位置 に表示すべき図柄を決定するよう に してもよい。

以下、 このよう なパチンコ遊技機 2 の動作について、 図 2 1 および図 2 2 を用いて説明する。

このよう なパチンコ遊技機 2 において、 制御装置 1 2 0 0 の構成は、 上述した実施例と同様であ り 、 図柄表示部制 御部 1 2 0 1 の動作のみが、 上述した例と異なる。 00891

-49- 図柄表示部制御部 1 2 0 1 は、 プロセ ッサとメ モ リ と を 備えてお り 、 プロセッサがメモ リ に格納されているプロ グ ラムを実行するこ とによ り 、 その動作を実現する。

図 2 1 はメモ リ に予め格納されているテーブルを示す図 である。

図 2 1 に示すよう に、 メモリ には、 大当 り組み合わせを 記憶している大当 リテーブル 2 1 0 1 と、 大当 り組み合わ せ以外の組み合わせ （以下、 ハズレ組み合わせと称す。 ） を記憶しているハズレテーブル 2 1 0 2 とが格納されてい る。

大当 りテーブル 2 1 0 1 には、 Γ Α， A , Α」 〜 Γ Ρ， Ρ， Ρ」 の 1 6個の大当 り組み合わせが記憶されている。 また、 ハズレテーブル 2 1 0 2 には、 「 A」 〜 「 P」 の 1 6 種類の図柄の組み合わせの数 （ 1 6 X 1 6 X 1 6 ) から 大当 り組み合わせの個数である 「 1 6 J を減じた数分、 す なわち、 4 0 8 0個のハズレ組み合わせが記憶されている。

図 2 2 はプロセッサの動作の流れを示すフローチャー ト である。 '

図 2 2 に示すよう に、 図柄表示部制御部 1 2 0 1 におい て、 プロセ ッサは、 入賞個数表示部制御部 1 2 0 4 から点 灯信号が出力されている場合に （ステッ プ 2 2 0 1 ) 、 図 柄表示部 2 0 8 が 3個の表示位置における図柄の動的変化 表示を開始するよう制御する と共に （ステップ 2 2 0 2 ) 、 通常時の効果音の出力指示を示す第 1 の出力指示信号を効 果音出力部 1 2 0 9 に出力する （ステッ プ 2 2 0 3 ) 。 こ れによ り、 図柄表示部 2 0 8 は、 3 個の表示位置における 図柄の動的変化表示を開始し、 効果音出力部 1 2 0 9 は、 通常時の効果音を出力する。

3個の表示位置における図柄の動的変化表示が開始され る と、 図柄表示部 2 0 8 が特定入賞部 2 0 5 に入賞した 1 個のパチンコ玉についての動作を開始したこと を意味して いるので、 プロセッサは、 ラ ンプを 1 個分だけ消灯するた めの消灯信号を入賞個数表示部制御部 1 2 0 4 に出力する

(ステップ 2 2 0 4 ) 。

続いて、 プロセッサは、 大当 り となるか否かを決定し

(ステッ プ 2 2 0 5 ) 、 大当 り となると決定する と、 さ ら に、 大当 り組み合わせを決定する （ステップ 2 2 0 6 ) 。

こ こで、 大当 り となるか否かを決定する処理について説 明する。

プロセッサは、 「 1 」 〜 Γ 2 5 6 J の範囲を持つ乱数 X を乱数計算によ り求め、 求めた乱数 Xの値が予め決められ た数 （例えば、 'Γ 1 」 ） となった場合に、 大当 り となる と 決定し、 「 2 」 〜 「 2 5 6 」 のう ちのいずれかとなつた場 合に、 大当 り とならないと決定する。 乱数 Xの範囲は、 大 当 り となる確率に関係してお り、 この例では、 大当 り とな る確率は 2 5 6 分の 1 となる。

また、 ここで、 大当 り組み合わせを決定する処理につい て説明する。 プロセッサは、 「 1 」 〜 「 1 6 」 の範囲を持つ乱数 Y を 乱数計算によ り求め、 求めた乱数 Υの値に応じて、 大当 り テーブル 2 1 0 1 に記憶されている大当 り組み合わせのう ちのいずれか 1 個を決定する。 すなわち、 乱数 Υの値が Γ 1 」 となった場合に、 大当 り組み合わせが 「 A , A， A」 である と決定し、 乱数 Yの値が 「 2 」 となった場合に、 大 当 り組み合わせが Γ Β , B , B」 である と決定し、 乱数 Y の値が Γ 1 6 J となった場合に、 大当 り組み合わせが Γ P， P， P」 である と決定する。

続いて、 プロセッサは、 予め決められた時間または乱数 計算によって求めた時間が経過する と、 ステップ 2 2 0 6 で決定した大当 り組み合わせのう ちの 1 個目の図柄が表示 されたときに、 図柄表示部 2 0 8 が 1 個 目の表示位置にお ける図柄の動的変化表示を停止するよう制御する （ステツ ブ 2 2 0 7 ) 。 これによ り、 図柄表示部 2 0 8 は、 ステツ プ 2 2 0 6 で決定した大当 り組み合わせのう ちの 1 個目の 図柄が表示されたときに、 1 個目の表示位置における図柄 の動的変化表示 ¾停止する。

同様に、 プロセッサは、 予め決められた時間または乱数 計算によって求めた時間が経過する と、 ステップ 2 2 0 6 で決定した大当 リ組み合わせのう ちの 2個目の図柄が表示 されたときに、 図柄表示部 2 0 8 が 2個 目の表示位置にお ける図柄の動的変化表示を停止するよ う制御する （ステツ プ 2 2 0 8 ) 。 これによ り、 図柄表示部 2 0 8 は、 ステツ プ 2 2 0 6 で決定した大当 り組み合わせめう ちの 2個 目の 図柄が表示されたときに、 2個 目 の表示位置における図柄 の動的変化表示を停止する。

このときは、 リ ーチがかかった状態となるので、 プロセ ッサは、 効果音出力部 1 2 0 9 が出力 している効果音 （こ こでは、 通常時の効果音） の停止指示を示す停止指示信号 を効果音出力部 1 2 0 9 に出力する と共に （ステッ プ 2 2 0 9 ) 、 リ ーチ時の効果音の出力指示を示す第 2 の出力指 示信号を効果音出力部 1 2 0 9 に出力する （ステップ 2 2 1 0 ) 。 これによ り、 効果音出力部 1 2 0 9 は、 リ ーチ時 の効果音を出力する。

続いて、 プロセッサは、 予め決められた時間または乱数 計算によって求めた時間が経過すると、 ステップ 2 2 0 6 で決定した大当 リ組み合わせのう ちの 3個目の図柄が表示 されたときに、 図柄表示部 2 0 8 が 3個 目の表示位置にお ける図柄の動的変化表示を停止するよ う制御する （ステツ プ 2 2 1 1 ) 。 これによ り、 図柄表示部 2 0 8 は、 ステツ プ 2 2 0 6 で決定した大当 り組み合わせのう ちの 3個目の 図柄が表示されたときに、 3個 目の表示位置における図柄 の動的変化表示を停止する。

このときは、 大当 り となるので、 プロセッサは、 その旨 を示す大当 り信号を変動入賞部制御部 1 2 0 5 に出力する (ステップ 2 2 1 2 ) 。 また、 プロセッサは、 効果音出力 部 1 2 0 9 が出力 している効果音 （こ こでは、 リ ーチ時の 効果音） の停止指示を示す停止指示信号を効果音出力部 1 2 0 9 に出力すると共に （ステッ プ 2 2 1 3 ) 、 大当 り 時 の効果音の出力指示を示す第 3 の出力指示信号を効果音出 力部 1 2 0 9 に出力する （ステッ プ 2 2 1 4 ) 。 これによ り、 変動入賞部制御部 1 2 0 5 は、 変動入賞部 2 0 6 を入 賞可能状態に変化させ、 効果音出力部 1 2 0 9 は、 大当 り 時の効果音を出力する。

そこで、 プロセッサは、 変動入賞部制御部 1 2 0 5 から 終了信号が出力されるのを待って （ステッ プ 2 2 1 5 ) 、 効果音出力部 1 2 Q 9 が出力 している効果音 （こ こでは、 大当 り時の効果音） の停止指示を示す停止指示信号を効果 音出力部 1 2 0 9 に出力 してから （ステップ 2 2 1 6 ) 、 ステップ 2 2 0 1 に戻る。

さて、 プロセッサは、 大当 り とならないと決定する と、 さ らに、 ハズレ組み合わせを決定する （ステップ 2 2 1 7 ) ここで、 ハズレ組み合わせを決定する処理について説明 する。 '

プロセッサは、 「 1 」 〜 Γ 4 0 8 0」 の範囲を持つ乱数 Z を乱数計算によ り求め、 求めた乱数 Zの値に応じて、 ノヽ ズレテーブル 2 1 0 2 に記憶されているハズレ組み合わせ のう ちのいずれか 1 個を決定する。 すなわち、 乱数 Zの値 が 「 1 J となった場合に、 ハズレ組み合わせが 「 A , A， B J である と決定し、 乱数 Zの値が Γ 2 」 となった場合に、 ハズレ組み合わせが 「 A , A， C」 である と決定し、 乱数 Zの値が 「 4 0 8 0 」 となった場合に、 ハズレ組み合わせ が 「 P， P , 0」 である と決定する。

続いて、 プロセッサは、 予め決められた時間または乱数 計算によって求めた時間が経過する と、 ステッ プ 2 2 1 7 で決定したハズレ組み合わせのう ちの 1 個 目の図柄が表示 されたときに、 図柄表示部 2 0 8 が 1 個 目の表示位置にお ける図柄の動的変化表示を停止するよう制御する （ステツ プ 2 2 1 8 ) 。 これによ り、 図柄表示部 2 0 8 は、 ステツ プ 2 2 1 7 で決定したハズレ組み合わせのう ちの 1 個 目の 図柄が表示されたときに、 1 個 目の表示位置における図柄 の動的変化表示を停止する。

同様に、 プロセッサは、 予め決められた時間または乱数 計算によって求めた時間が経過する と、 ステップ 2 2 1 7 で決定したハズレ組み合わせのう ちの 2個目の図柄が表示 されたときに、 図柄表示部 2 0 8 が 2個 目の表示位置にお ける図柄の動的変化表示を停止するよう制御する （ステツ プ 2 2 1 9 ) 。 'これによ り、 図柄表示部 2 0 8 は、 ステツ プ 2 2 1 7 で決定したハズレ組み合わせのう ちの 2個目の 図柄が表示されたと きに、 2個 目の表示位置における図柄 の動的変化表示を停止する。

なお、 決定されたハズレ組み合わせによっては、 最終的 には、 大当 り とならないが、 リ ーチがかかる場合もある。 すなわち、 1 個 目の図柄と 2個 目の図柄とがー致している よう なハズレ組み合わせが決定された場合は、 リ ーチがか かった状態となる。

そこで、 プロセッサは、 2個の表示位置の表示図柄が一 致しているか否かを判定し （ステッ プ 2 2 2 0 ) 、 両者が —致している場合は、 リ ーチがかかったこ と を意味してい るので、 効果音出力部 1 2 0 9 が出力 している効果音 （こ こでは、 通常時の効果音） の停止指示を示す停止指示信号 を効果音出力部 1 2 0 9 に出力する と共に （ステップ 2 2 2 1 ) 、 リ ーチ時の効果音の出力指示を示す第 2 の出力指 示信号を効果音出力部 1 2 0 9 に出力する （ステップ 2 2 2 2 ) 。 これによ り 、 効果音出力部 1 2 0 9 は、 リ ーチ時 の効果音を出力する。

続いて、 プロセッサは、 予め決められた時間または乱数 計算によって求めた時間が経過する と、 ステップ 2 2 1 7 で決定したハズレ組み合わせのう ちの 3個 目の図柄が表示 されたときに、 図柄表示部 2 0 8 が 3個 目の表示位置にお ける図柄の動的変化表示を停止するよ う制御する （ステツ ブ 2 2 2 3 ) 。 'これによ り、 図柄表示部 2 0 8 は、 ステツ プ 2 2 1 7 で決定したハズレ組み合わせのう ちの 3個目の 図柄が表示されたときに、 3個目の表示位置における図柄 の動的変化表示を停止する。

最後に、 プロセッサは、 効果音出力部 1 2 0 9 が出力 し ている効果音 （こ こでは、 通常時の効果音またはリ ーチ時 の効果音） の停止指示を示す停止指示信号を効果音出力部 1 2 0 9 に出力 してから （ステッ プ 2 2 2 4 ) 、 ステップ

2 2 0 1 に戻る。

このよう に、 先に大当 り となるか否かを決定し、 その決 定に応じて 3 個の表示位置に表示すべき図柄を決定するよ うに したパチンコ遊技機においても、 遊技者に と っては、 3個の表示位置の表示図柄が全て一致した場合に大当 り と なる という こ とに変わ り はない。 次に、 遊技制御装置 4 の動作について、 図 2 3 〜図 2 6 を用いて説明する。.

図 2 3 は遊技制御装置 4 の内部構成図である。

図 2 3 に示すよう に、 遊技制御装置 4 は、 遠隔遊技端末 6 との間の通信回線を接続する回線接続部 4 1 と、 遠隔遊 技端末 6 から送信されて く る信号を受信する受信部 4 2 と、 遠隔遊技端末 6 に信号を送信する送信部 4 3 と、 ビデオ力 メ ラ 3 を制御するカメ ラ制御部 4 4 と、 パチンコ遊技機 2 を制御する遊技機制御部 4 5 と、 遊技者の金融機関の口座 から引き落す現金を示す金額または遊技者の金融機関の口 座に振 り込む現金を示す金額を印字出力する印字出力部 4 6 と、 これらの動作を制御するプロセッサ 4 7 と、 プロセ ッサ 4 7 が実行するプログラムを格納しているメモリ 4 8 と を備えている。

図 2 4 はメモ リ 4 8 に格納される各種データ を示す図で ある。 図 2 4 に示すよう に、 メ モ リ 4 8 には、 パチンコ店 1 に 設置されているパチンコ遊技機 2 に関する情報を記憶して いる遊技機情報テーブル 2 4 0 1 と、 遊技者に関する情報 を記憶している遊技者情報テーブル 2 4 0 2 とが、 常時格 納されている。

遊技機情報テーブル 2 4 0 1 には、 パチンコ遊技機 2 ご とに、 該パチンコ遊技機 2 の識別番号， 該パチンコ遊技機 2 の種類が記憶されてお り 、 また、 該パチンコ遊技機 2 が 遊技中であるか否かを示す空 Z塞情報が記憶される。

また、 遊技者情報テーブル 2 4 0 2 には、 遊技者の識別 番号ごとに、 該遊技者の氏名および金融機関の口座番号を 含む遊技者情報が記憶されている。 本実施例では、 遠隔遊 技端末 6 が遊技者の自宅に設置されるように しているので、 遊技者の識別番号と して、 遊技者が所有する電話機の電話 番号を用いるようにする。

さ らに、 メモリ 4 8 には、 遠隔遊技端末 6 との間の通信 回線が接続される度に、 該遠隔遊技端末 6 に対応する遊技 者の遊技に関する情報を記憶するための遊技情報テーブル 2 4 0 3 が作成されるよう になっている。

遊技情報テーブル 2 4 0 3 には、 遊技者の識別番号およ び遊技者情報， 対応する遊技者が遊技対象と しているパチ ンコ遊技機 2 の識別番号， 該パチンコ遊技機 2 で消費した 金額または獲得した金額が記憶される。 なお、 遊技情報テ 一ブル 2 4 0 3 は、 遊技者の金融機関の口座から引き落す 現金を示す金額または遊技者の金融機関の口座に振 り込む 現金を示す金額が印字出力部 4 6 によって印字出力される と、 消去されるよう になっている。

図 2 5 はプロセッサ 4 7 の動作の流れを示すフ ローチヤ 一卜である。

図 2 5 に示すよう に、 遊技制御装置 4 においては、 遠隔 遊技端末 6 からの発呼によって、 回線接続部 4 1 が、 遠隔 遊技端末 6 との間の通信回線を接続する と動作を開始する。

まず、 プロセッサ 4 7 は、 遠隔遊技端末 6 との間の通信 回線が接続されると、 上述したよう に、 遠隔遊技端末 6 か ら電話番号が送信されて く るので、 プロセッサ 4 7 は、 受 信部 4 2 が受信した電話番号 （すなわち、 遊技者の識別番 号） に基づいて、 該遊技者の識別番号が記憶されている遊 技者情報テーブル 2 4 0 2 を検索し、 検索した遊技者の識 別番号および遊技者情報を設定した遊技情報テーブル 2 4 0 3 を作成する （ステッ プ 2 5 0 1 ) 。

続いて、 プロセッサ 4 7 は、 遠隔遊技端末 6 から送信さ れて く る遊技開始信号を受信部 4 2 が受信する と （ステツ プ 2 5 0 2 ) 、 遊技機テーブル 2 4 0 1 を参照するこ とに よ り、 図 5 に示すメニュー を表示するための表示データ を 作成し （ステップ 2 5 0 3 ) 、 作成した表示データ を遠隔 遊技端末 6 に送信するよ う、 送信部 4 3 を制御する （ステ ップ 2 5 0 4 ) 。

なお、 ステップ 2 5 0 3 においては、 プロセッサ 4 7 は、 遊技機テーブル 2 4 0 1 に記憶されている全ての種類の各 々 について、 該種類のパチンコ遊技機 2 の空/塞情報全て に 「塞」 が設定されている場合は、 その種類をメニュー と しないよう にする。

続いて、 プロセッサ 2 1 0 6 は、 遠隔遊技端末 6 から送 信されて く るメニュー番号を受信部 4 2 が受信する と （ス テツ プ 2 5 0 5 ) 、 遊技機テーブル 2 4 0 1 を参照する こ とによ り、 図 6 に示すメニュー を表示するための表示デー タ を作成し （ステッ プ 2 5 0 6 ) 、 作成した表示データ を 遠隔遊技端末 6 に送信するよう、 送信部 4 3 を制御する

(ステップ 2 5 0 7 ) 。

なお、 ステッ プ 2 5 0 6 においては、 プロセッサ 4 7 は、 受信部 4 2 が受信したメニュー信号が示すメニューに対応 する種類のパチンコ遊技機 2 のう ち、 空ノ塞情報に 「空」 が設定されているパチンコ遊技機 2の識別番号をメニュー とする。

続いて、 プロセッサ 4 7 は、 遠隔端末装置 6 から送信さ れて く るメニユ 番号を受信部 4 2 が受信する と （ステツ プ 2 5 0 8 ) 、 遊技機テーブル 2 4 0 1 において、 該メニ ユー番号が示すメニューに対応するパチンコ遊技機 2 の空

/塞情報を、 「空」 から 「塞」 に変更する と共に （ステツ プ 2 5 0 9 ) 、 該パチンコ遊技機 2 の識別番号を、 ステツ プ 2 5 0 1 で作成した遊技情報テーブル 2 4 0 3 に設定す る （ステップ 2 5 1 0 ) 。 続いて、 プロセッサ 4 7 は、 対応するパチンコ遊技機 2 に遊技開始信号を出力するよう、 遊技機制御部 4 5 を制御 する と共に （ステッ プ 2 5 1 1 ) 、 該パチンコ遊技機 2 に 対応する ビデオカメ ラ 3 に撮影を開始させるよう、 カメ ラ 制御部 4 4 を制御する （ステッ プ 2 5 1 2 ) 。 また、 プロ セッサ 4 7 は、 ビデオカメ ラ 3 からカメ ラ制御部 4 を介し て出力される映像、 および、 パチンコ遊技機 2 から遊技機 制御部 4 5 を介 して出力される効果音を、 遠隔遊技端末 6 に送信するよう、 送信部 4 3 を制御する （ステッ プ 2 5 1 3 ) ₀

これによ り、 ビデオカメ ラ 3 が対応するパチンコ遊技機 2 を撮影している限 り は、 該パチンコ遊技機 2 の映像が、 送信部 4 3 によって遠隔遊技端末 6 に送信されること とな る。 なお、 この時点では、 パチンコ遊技機 2 から遊技制御 部 4 5 を介して効果音は出力されず、 パチンコ遊技機 2 に おいて、 パチンコ玉が発射された後、 上述したように、 図 柄表示部 2 0 8 が動作している場合， リ ーチがかかった場 合， 大当 り となった場合に出力されて く るので、 効果音が 出力される と、 送信部 4 3 は、 該効果音をパチンコ遊技機 2 の映像に多重化するよ う にする。

一方、 遠隔遊技端末 6 からは、 上述したよう に、 遊技信 号が送信されて く るので、 受信部 4 2 が受信した遊技信号 をパチンコ遊技機 2 に出力するよ う、 遊技機制御部 4 5 を 制御する （ステップ 2 5 1 4 ) 。 これによ り、 遠隔遊技端末 6 から遊技信号が送信されて いる限り は、 該遊技信号が、 遊技機制御部 4 5 によってパ チンコ遊技機 2 に出力され、 上述 したよ う に、 パチンコ遊 技機 2 において、 パチンコ玉が発射されるこ と となる。

さて、 プロセッサ 4 7 は、 遠隔遊技端末 6 から送信され て く る遊技終了信号を受信部 4 2 が受信する と （ステップ 2 5 1 5 ) 、 対応するパチンコ遊技機 2 に遊技終了信号を 出力するよう、 遊技機制御部 4 5 を制御する と共に （ステ ップ 2 5 1 6 ) 、 該パチンコ遊技機 2 に対応する ビデオ力 メ ラ 3 に撮影を終了させるよう、 カメ ラ制御部 4 4 を制御 する （ステッ プ 2 5 1 7 ) 。

パチンコ遊技機 2 からは、 上述したよ う に、 金額および 引き落し金額である旨を示す信号、 または、 金額および振 り込み金額である旨を示す信号が出力されて く るので、 ブ 口セッサ 4 7 は、 これらのう ちのいずれか一方を遊技機制 御部 4 5 が入力する と （ステップ 2 5 1 8 ) 、 遊技機制御 部 4 5 の入力内容を遊技情報テーブル 2 4 0 3 に設定する (ステッ プ 2 5 Ί 9 ) 。

続いて、 プロセッサ 4 7 は、 遊技機制御部 4 5 の入力内 容に基づいて、 図 8 ( a ) または図 8 ( b ) に示すメ ッセ ージを表示するための表示データ を作成し （ステップ 2 5 2 0 ) 、 作成した表示データ を遠隔遊技端末 6 に送信する よう、 送信部 4 3 を制御する （ステッ プ 2 5 2 1 ) 。

詳し く は、 遊技機制御部 4 5 の入力内容が金額および引 き落し金額である旨を示す信号である場合は、 該金額が示 す現金を遊技者が消費したこ と を意味しているので、 図 8

( a ) に示すメ ッセージを表示するための表示データ を作 成し、 また、 遊技機制御部 4 5 の入力内容が金額および振 り込み金額である旨を示す信号である場合は、 該金額が示 す現金を遊技者が獲得したこ と を意味しているので、 図 8

( b ) に示すメ ッセージを表示するための表示データ を作 成する。

続いて、 プロセッサ 4 7 は、 遠隔遊技端末 6 との間を接 続している通信回線を切断するよう、 回線接続部 4 1 を制 御する （ステップ 2 5 2 2 ) 。

最後にプロセッサ 4 7 は、 遊技情報テーブル 2 4 0 3 の 内容を印字出力するよう、 印字出力部 4 6 を制御し （ステ ッブ 2 5 2 3 ) 、 印字出力部 4 6 による印字出力が終了す る と （ステップ 2 5 2 4 ) 、 遊技情報テーブル 2 4 0 3 を 消去する （ステップ 2 5 2 5 ) 。

なお、 図 2 5 のフローチャー トには示していないが、 プ 口セッサ 4 7 は； 遠隔遊技端末 6 から送信されて く る遊技 開始信号を受信部 4 2 が受信する前に、 遠隔遊技端末 6 か ら送信されて く る遊技終了信号を受信部 4 2 が受信した場 合は、 直ちに、 遠隔遊技端末 6 との間を接続している通信 回線を切断するよう、 回線接続部 4 1 を制御する。

また、 遊技制御装置 4 においては、 実際には、 同時に、 複数の遠隔遊技端末 6 との間が通信回線で接続されるこ と となるので、 図 2 4 に示した動作は、 最大でパチンコ遊技 機 2 の台数分だけ、 並行して行われるよ う にする。

CT/ P95/00891

-64- 以上説明 したよう に、 本実施例のパチンコ遠隔遊技シス テムによれば、 遊技者は、 パチンコ店 1 に来店しなく ても、 遠隔遊技端末 6 によって、 自宅にいながら、 パチンコ遊技 機 2 で遊技するこ とができ るよう になる。

また、 パチンコ店 1 も、 遊技者が来店する こ とがなく な るこ とから、 その立地条件が限定される こ とがなく 、 また、 内装のために資金を費やす必要がなく なる。 従って、 パチ ンコ店 1 の開店資金が安く で済むよう になる。 また、 店員 数も少なく て済むので、 運転資金もやすく て済むようにな る。 さ らに、 近隣への迷惑もかからないこ とから、 2 4 時 間営業を行う など、 営業時間の大幅な延長が可能となる。

なお、 本実施例では、 パチンコ遊技機 2 の動作に連動し てビデオカメ ラ 3 が動作するよう な例について説明 した力 f 、 ビデオカメ ラ 3 が常時動作しているよう に してもよ く 、 こ のよう にすれば、 遊技制御装置 4 において、 ビデオカメ ラ 3 を制御する処理が不要となる。

また、 本実施例では、 遊技者が遠隔遊技端末 6 の操作装 置 6 1 に設けられた終了ボタ ン 6 1 6 を押下することで、 遊技を終了するよう に して説明 したが、 遊技者が消費した パチンコ玉の個数が予め決められた値に達した場合に、 ノ チンコ店 1 側から強制的に遊技を終了させるこ ともできる。

この場合は、 パチンコ遊技機 2 が、 発射したパチンコ玉 の個数が予め決められた値に達する と、 その旨を遊技機制 御装置 4 に通知するようにすればよい。 また、 本実施例では、 遊技者が遠隔遊技端末 6 の操作装 置 6 1 に設けられた終了ボタ ン 6 1 6 を押下する こ とで、 遊技を終了するよう に して説明 したが、 遊技者は、 あるパ チンコ遊技機 2 で遊技を行った後、 同 じ種類の他のバチン コ遊技機 2 または他の種類のパチンコ遊技機 2 で続けて遊 技を行いたい場合、 すなわち、 遊技対象とするパチンコ遊 技機 2 を変更したい場合も考えられる。

そこで、 終了ボタ ン 6 1 6 が 1 回押下した場合には、 遠 隔遊技端末 6 の表示装置 6 2 に、 一且、 図 4 に示すメニュ 一を表示するよう に し、 終了ボタ ン 6 1 6 が再度押下され た場合に、 遊技を終了するように してもよい。 また、 終了 ボタ ン 6 1 4 が押下された場合に、 遠隔遊技端末 6 の表示 装置 6 2 に、 遊技を終了するか遊技対象とするパチンコ遊 技機 2 を変更するかを遊技者に問い合わせるためのメニュ 一を表示するように してもよい。

また、 本実施例では、 図 5 に示すメニューが、 パチンコ 遊技機 2 の種類を示すものと して説明 したが、 さ らに、 各 種類のパチンコ遊技機 2 について、 その外観や遊技方法を 示す説明文を表示するよう に してもよい。

また、 本実施例では、 図 6 に示すメニューが、 パチンコ 遊技機 2 の識別番号を示すものと して説明 したが、 各パチ ンコ遊技機 2 の映像を 1 画面を分割するように して表示す るこ と もできる。 この場合は、 ビデオカメ ラ 3 が常時動作 している必要がある。 また、 本実施例では、 操作装置 6 1 にスピーカ 6 1 7 が 設けられているものと して説明 したが、 表示装置 6 2 にス ピー力 6 1 7 が設けられるよう に してもよい。

また、 本実施例では、 遊技制御装置 4 において、 遊技機 制御部 4 5 が 1 個だけ設けられているものと して説明 した が、 各パチンコ遊技機 2 およびそれに対応するビデオカメ ラ 3 ごとに、 1 個ずつ設けるよう に した り、 複数個のパチ ンコ遊技機 2 およびそれらに対応するビデオカメ ラ 3 ごと に、 1 個ずつ設けるよう に してもよい。

また、 遊技制御装置 4 を、 1 台あるいは所定台数のパチ ンコ遊技機 2毎に設ける構成と しても良い。

また、 本実施例では、 遊技制御装置 4 において、 印字出 力部 4 6 が設けられ、 印字出力部 4 6 が、 遊技者の金融機 関の口座から引き落す現金を示す金額および遊技者の金融 機関の口座に振り込む現金を示す金額 （遊技情報テーブル 2 4 0 1 の内容） を印字出力するものと して説明 したが、 これに加えてまたはこの代わ りに、 遊技情報テーブル 2 4 0 1 の内容を他めホス トに、 公衆通信網または専用回線を 介して送信するように してもよい。

これによ り、 金額の管理を行う ための事務所を、 バチン コ店 1 とは別の場所で営業するこ とができるよう になる。

また、 本実施例では、 遠隔遊技端末 6 が遊技者の自宅に 設置されている例について説明 したが、 例えば、 ビジネス ホテルの各部屋に設置するよう に してもよい。 この場合は、 ビジネスホテル側が、 パチンコ店 1 との間 で遊技契約を結ぶと共に、 遊技した宿泊客との間で、 現金 の授受を行う よう にすればよい。

また、 本実施例では、 遊技者が消費した金額が示す現金 を遊技者の金融機関の口座から引き落した り、 遊技者が獲 得した金額が示す現金を遊技者の金融機関の口座に振 り込 んだ リするよう に しているが、 例えば、 以下に説明するよ う に してもよい。

すなわち、 遊技時に発呼するパチンコ店 1 の電話番号を、 ダイ ヤル Q 2 のよう な、 公衆通信網の利用料金と共に特別 な料金を徴収するこ とが可能な特殊な電話番号にするこ と によ り、 遊技者が消費した金額が示す現金については、 公 衆通信網 5 の事業者によって徴収を代行しても らう。 この 場合は、 パチンコ店 1 と公衆通信網 5 の事業者との間で予 め契約を結んでおく 必要がある。 また、 遊技者が獲得した 金額が示す現金については、 図 2 6 に示すよう に、 遠隔遊 技端末 6 の操作装置 6 1 に レシー ト発行口 2 6 0 1 を設け、 獲得金額を レシ " 卜に印字出力 し、 遊技者が、 後日、 各所 に設置された換金所に該レシ一ト を持参して換金するよう にする。 パチンコ店 1 と金融機関との間で予め契約を結ん でおく こ とによ り、 この換金所を、 金融機関に代行しても らう こ と も可能である。

さ らに、 遊技者が獲得した金額が示す現金に相当する物 や有価証券を遊技者の自宅に配送するよう にするこ ともで さる。

この場合、 遊技者は、 予め授与されているカタ ロ グから、 獲得した金額に相当する品物を選んで、 パチンコ店 1 に通 知し、 後日、 パチンコ店 1 から遊技者が選んだ品物が配送 されるよう にすればよい。 また、 パチンコ店 1 と通信販売 の事業者との間で予め契約を結んでおく こ とによ り、 通信 販売の事業者が通信販売を行うためのカタ ログを利用する こ とも可能である。

以上説明 したよう に、 本実施例のパチンコ遠隔遊技シス テムによれば、 遠隔地にいる遊技者がパチンコ遊技機で遊 技するこ とが可能となる。

そこで、 遊技者は、 わざわざパチンコ店まで出向かなく ても、 好きなときに好きなだけ遊技する こ とができるよう になる。 また、 パチンコ店も、 その立地条件が限定される こ とがなく 、 実際に遊技者が.来店するこ とがなく なるこ と から、 内装のために資金を費やした り、 店員数を削減する こ とができるので、 パチンコ店の経営がしゃすく なる。

本発明によるパチンコ遠隔遊技システムの他の実施例に ついて説明する。

本実施例は、 遠隔地に配置されたパチンコ機のパチンコ 玉の動き （時間位置変化） を検出するためのパチンコ玉検 出装置を備え、 当該パチンコ玉の位置変化に閲するデータ を通信回線を介 して遠隔遊技端末へ送 り、 当該遠隔遊技端 末にて前記データから遊技の様子を表わす画像データ を生 成して表示するものである。

なお、 本実施例では、 パチンコ遊技機を使用する場合に ついて説明するものであるが、 これに限定されるものでな く 、 遠隔操作が可能で、 しかも遊技状況の検出が可能であ れば、 どのよう な遊技機でも、 本実施例と同様に本発明を 適用するこ とができる。

本実施例は、 図 2 7 に示すよう に、 パチンコ店 1 に配置 され遊技を実行するパチンコ遊技機 2 と、 各パチンコ遊技 機 2 における遊技盤 2 0 0 (図 2 参照） 上でのパチンコ玉 の位置を逐次検出するパチンコ玉検出装置 2 7 0 1 と を有 する。

パチンコ遊技機 2 は、 上記実施例 同 じ構成、 作用を有 するものであ り （図 2参照） 、 こ こではその説明を省略す る。

こ こで、 本実施例のパチンコ遊技機 2 は、 実際に遊技者 が対峙して操作するものではない。 このため、 通常、 遊技 の雰 ffl気を盛り上げるために使用される電飾や音響装置な どの、 遊技の実行には直接係らない装置については省略す るこ とが可能である。

さ らに、 本実施例のパチンコ遊技機 2 の形状、 外観、 装 飾等も、 遊技者が直接見るものではないため、 遊技の実行 に必要と される基本的条件に関係しない構成については、 配慮する必要がまったく 無い。

本実施例では、 遊技者は、 後述するよう な遠隔遊技端末 6 に備えられた表示装置に表示される、 パチンコ玉検出装 置 2 7 0 1 で検出されたパチンコ玉の動きに関するデータ 基づいて生成された画像を見て操作を行なう。

このため、 本実施例では、 従来のパチンコ遊技機で行な われてきたような、 所定の入賞孔に入った場合の電飾点滅 等の、 遊技の雰囲気を盛 り上げる照明効果については、 ノ チンコ遊技機 2 からの遊技に関するデータ に基づく所定の データ処理によ り上記画像データ に含んで構成するものと する。 また、 音響効果についても、 同様に、 音響データ を 生成し、 遊技端末に備えられる音響装置から発生させる構 成とするものとする。

パチンコ玉検出装置 2 7 0 1 は、 パチンコ遊技機 2 の遊 技盤 2 0 0 を覆う よ う に して設けられたマ ト リ ク スセンサ を用いて、 遊技盤 2 0 0上のパチンコ玉の位置を所定の周 期で検出するものである。 パチンコ玉検出装置 2 7 0 1 の 構成の詳細については、 後に説明する。

本実施例は、 さ らに、 上記実施例と同様な構成、 作用を 備えた、 遊技制御装置 4 及び遠隔遊技端末 6 を有する。

遊技制御装置 4 は、 図 2 8 に示すよ う に、 カメ ラ制御部 の代わ り に、 パチンコ玉検出装置 2 7 0 1 の動作を制御す る と共にその検出データ を収集する検出装置制御部 2 9 0 1 と、 パチンコ遊技機 2 の動作を制御する と共に、 遊技盤 2 0 0上に設けられている各入賞部の状態、 図柄の動的変 化の状態、 リ ーチや大当た りの発生等の、 遊技の状態を検 出する遊技機制御部 2 9 0 2 と を有する。

遊技制御装置 4 に含まれるその他の構成は、 上記実施例 のそれと同じ機能を実現するものである。 上記実施例の遊 技制御装置の構成と同 じ構成については、 同じ符号を付し、 詳細な説明は省略する。

本実施例の遊技制御装置 4 は、 パチンコ玉検出装置 2 7 0 1 によ り検出されたパチンコ玉の位置や、 各入賞部の状 態などの、 遠隔操作されているパチンコ遊技機 2 の遊技の 状況を示すデータ を収集し、 通信網 5 で接続されている、 該当する遠隔遊技端末 6 へ送信する。

ここで、 送信するデータ のうち、 パチンコ玉の位置に関 するデータついては、 その変化が早いため、 できるだけ位 置検出周期と同程度の周期でデータ を更新する構成とする のが望ま しい。 また、 パチンコ遊技機 2 の各入賞部の状態 等に関するデータ は、 上記パチンコ玉の位置データ に比較 し、 その変化がゆっ く り であ り、 よ り長い周期でデータ を 更新する構成とする。 あるいは、 各入賞部の状態に変化が 生じた場合にのみ、 変化した状態に対応する、 更新されだ データ を送る構成と しても良い。

本実施例では、 通信網 5 と して公衆通信網を用いている が、 その他にも、 I S D N回線網、 電話回線網、 F A X専 用回線等の広帯域通信網、 ケーブルテ レビ用回線網、 高速 ディ ジタル伝送サー ビス回線網等を用いる こ とができる。 また、 ダイ アル Q 2 の様な、 電話回線サー ビスを利用する こ と も可能である。

遠隔遊技端末 6 は、 図 2 8 に示すよう に、 遊技制御装置 4 及び通信網 5 を介 して送られて く るパチンコ玉の位置デ ータ やその他の遊技の状態に関するデータ等に基づいて遊 技の状況を示す画像データ を生成する画像処理装置 2 8 0 1 と、 当該画像データ を表示する表示装置 6 2 と、 操作装 置 6 1 と、 制御装置 6 3 と を有する。

こ こで、 操作装置 6 1 及び制御装置 6 3 の構成、 作用は、 基本的には上記実施例のそれと同 じであ り、 詳細説明は省 略する。

画像処理装置' 2 8 0 1 は、 例えば図 3 0 に示すよう に、 表示装置 6 2 の表示画面 3 0 0 1 上に、 パチンコ遊技機 2 の遊技盤 2 0 0上の各入賞部の状態を示す背景表示 3 0 0 2 に重ねて、 パチンコ玉の位置を示すシンボル 3 0 0 3 を 表示する画像データ を生成する。

背景表示 3 0 0 2 は、 通信によ り送られて く る、 バチン コ遊技機 2 での各入賞部の状態や図柄の変動状態等に基づ き生成されるものであ り 、 パチンコ玉シンボル 3 0 0 3 は、 通信されてきたパチンコ玉の位置データ に基づき、 それに 対応する表示画面 3 0 0 1 上の位置に、 背景表示 3 0 0 2 に重ね、 時間で変化するパチンコ玉の位置が遊技者にある 程度連続的変化、 すなわち動画的に示されるよう に、 表示 されるものである。

背景表示 3 0 0 2 と しては、 さ らに、 パチンコ遊技機 2 に設けられている、 図 2 に示すよ う な各部を画像と して表 示する構成と しても良い。 また、 画像処理装置 2 8 0 1 に 記憶手段を設け、 その記憶手段に表示可能な複数の画像形 態、 例えば基本的な各入賞部や他の構成要素の配置はその まま と して、 各構成要素の色や形態を変えたものを記憶さ せておき、 それを遊技者に選択させる構成と しても良い。

また、 パチンコ玉の表示に際しては、 位置を直接表示す る代わ り に、 画像処理装置 2 8 0 1 によ り通信されてく る 位置データ からパチンコ玉の移動の軌跡 3 0 0 4 を算出し、 これを例えば図 3 1 に示すように、 表示する構成と しても 良い。 このような構成によれば、 パチンコ玉の動き をよ り 明確に示すこ とができる。

表示装置 6 2 は、 上述したよう な静止画または動画を表 示するものであ り、 例えば、 L E D、 白熱電燈、 ネオン管、 C R T , E Lエレク ト 口 · ルミ ネッセンスデバイ ス、 液晶 デパイ ス、 エレク ト 口 ' ク ロ ミ ッ クデバイ ス、 プラズマデ バイ ス等を用いて実現できる。 本実施例では、 表示装置 6 2 を、 液晶表示パネルを用い て実現している。 前記液晶表示パネルは、 T N液晶、 S T N液晶、 高分子分散型液晶 P D L C、 または強誘電性液晶 F L C等の液晶層を配向処理された一対のガラス基板で挟 み、 更にその外側に一対の偏向板を設けたものである。

更に、 1 枚の前記液晶表示パネルを複数に分割して、 仮 想的に複数の表示を実現してもよい。 このと き、 該所定の 仮想表示の中から、 遊技者の指示によって、 任意の表示箇 所を選択でき るよう に してもよい。

これによ り、 遊技者は、 自分が注目 して見たい箇所だけ を選択的に表示するこ とができるよう になる。 つま り、 パ チンコ遊技機 2 の遊技盤 2 0 0 に対応する画像のう ち、 注 目 している領域内でのパチンコ玉の動き を見て、 打込み位 置および軌跡を戦略的に考えながら玉の打ち込み強度など を制御するハン ドルの操作量を変えるこ とによって、 高得 点を得るこ とができる。

すなわち、 従来の遊技の楽しさに、 バラエティ ーに富む テレビ遊技と同様の楽しさが加えられた、 遊技性が高く 、 また迫力および面白みがある遊技を提供できる。

本実施例では、 用いるパチンコ玉の主材は F e である。 更に、 後述するパチンコ玉検出装置による検出感度を向上 させるため、 この主材金属に N i , C o , n , M o， G d , D y , E u 〇等の強磁性体、 およびこれらの強磁性体 の窒化物、 炭化物、 酸化物、 ホウ化物、 ゲイ化物との合金 を用いている。 また、 Y₃ F e。 0₁₃ Y I G等の強磁性セラ ミ ッ ク スとの合金を用いても良い。 また、 周知のパチンコ 玉を用いても、 もちろん構わない。

次に、 パチンコ玉検出装置 2 7 0 1 の一例について説明 する。 本例の装置は、 パチンコ玉の存在によ り生じる電磁 的な影響をマ ト リ ク スセンサを用いて検出するものである が、 本発明において用いるこ とができ るパチンコ玉の検出 装置は、 これに限定されものではない。 例えば、 光を遊技 盤 2 0 0に対し照射し、 パチンコ玉の存在によ り生 じるそ の反射あるいは透過を光学的に検出するこ とによ リ 、 パチ ンコ玉の位置を検出する装置を用いても良い。

本実施例のパチンコ玉検出装置 2 7 0 1 は、 図 3 2に示 すよ う に、 検出領域が面状の広がり を持ち、 金属センサと して機能するマ ト リ クスセンサ 3 0 2 0 と、 このマ ト リ ク スセンサ 3 0 2 0 を駆動して、 パチンコ玉の存在の検知お よびその位置の検出を行なう信号処理システム （信号処理 装置） 3 1 7 0 とで構成される。

マ ト リ クスセンサ 3 0 2 0は、 図 3 3 に示すよう に、 複 数本の送信線 3 0 2 2 と、 複数本の受信線 3 0 2 6 と、 こ れら を支持する基板と を有する。 送信線 3 0 2 2は、 並行 する往路 3 0 6 2 a と復路 3 0 6 2 b と を構成する一対の 導線 3 0 6 2 で構成される。 受信線 3 0 2 6 も同様に、 ― 対の導線 3 0 6 2で構成される。 本実施例では、 この導線 3 0 6 2は、 例えば、 ポリ ウ レタ ンで絶縁被覆した銅線か らなるワイ ヤで構成される。 一対の導線 3 0 6 2 は、 その 往路と復路とがー端側において接続され、 他端側が、 信号 の入出力端となるよう に構成される。

また、 これらの送信線 3 0 2 2 と受信線 3 0 2 6 とは、 互いに交差するよう に配置される。 具体的には、 例えば、 送信線 3 0 2 2 が行方向に沿って一定間隔で配列され、 受 信線 3 0 2 6 が列方向に沿って一定間隔で配列される。 送 信線 3 0 2 2 と受信線 3 0 2 6 と を このよう に配置して、 検知領域となる各送信線 3 0 2 2 と各受信線 3 0 2 6 との 交点がマ ト リ ク ス状に配置される。 なお、 行方向および列 方向の配置は任意であって、 いずれが行であってもよい。

信号処理システム 3 1 7 0 は、 マ ト リ クスセンサ 3 0 2 0 を駆動するための送受信手段と して機能する送信 · 受信 ボー ド 3 1 7 1 と、 この送信 · 受信ボー ド 3 1 7 1 を制御 して、 検出信号を受信し、 これに基づいて、 パチンコ玉の 有無を判定する と共に、 パチンコ玉を検知した位置を検出 する処理を行なう信号処理手段と して機能するコン 卜 ロー ルボー ド 3 1 7 '2 と を有する。

送信 · 受信ボー ド 3 1 7 1 は、 後述するよう に、 各送信 線 3 0 2 2 のう ち指定された線に、 それら を順次走査して 送信信号を送る送信回路 3 0 4 0 (図 3 4 参照） と、 各受 信線 2 6 のう ち、 指定された線を順次走査して、 各受信線 の受信信号を順次取 り込む受信回路 3 0 5 0 (図 3 5参照） と を有する。 コ ン ト ロールボー ド 3 1 7 2 は、 送信 · 受信ボー ド 3 1 7 1 に対して、 走査すべき送信線および受信線の指定を行 ない、 かつ、 受信回路 3 0 5 0 において受信した信号から、 パチンコ玉の有無を判定する と共に、 送信回路 3 0 4 0 に おける送信線走査位置を示す情報および受信回路 3 0 5 0 における受信線走査位置を示す情報に基づいて、 パチンコ 玉を検知した位置を検出する。

コン ト ロールボー ド 3 1 7 2 は、 また、 パチンコ玉の存 在位置を示す情報を時間的に蓄積するこ とで、 パチンコ玉 の移動軌跡を求めるこ とができる。 そ して、 この移動軌跡 から、 そのパチンコゲーム機の特性を知るこ とができる と 共に、 異常な軌跡を検出 して、 不正行為が行なわれたか否 かを判断することができる。

次に、 マ ト リ クスセンサ 3 0 2 0 について、 さ らに詳細 に説明する。

マ ト リ ク スセンサ 3 0 2 0 は、 図 3 6 に示すよう に、 盤 面 2 0 0 を覆う 2枚のガラス体のうち、 内側、 すなわち、 盤面側にある内側ガラス体 3 0 1 7 内に面状に構成されて お り、 従って、 表面ガラス体 3 0 1 6 と盤面 2 0 0 との間 に設けられている。

図 3 3 に示すよう に、 マ ト リ クスセンサ 3 0 2 0 では、 複数本の送信線 3 0 2 2 が、 これらが一方向に並列して内 側ガラス体 3 0 1 7 のガラス基板 3 0 1 7 a の片面 （表面 側の面） に配置して取付けられている。 各送信線 3 0 2 2 は、 ガラス基板 3 0 1 7 a の端部で Uタ ー ン した平行の折 リ返し状となるよう に して、 ガラス基板 3 0 1 7 a に配置 される。

また、 複数の受信線 3 0 2 6 も、 同様に、 これらが一方 向に並列して内側ガラス体 3 0 1 7 のガラス基板 3 0 1 7 a の反対面 （盤面 2 0 0側の面） に配置して取付けられて いる。 各受信線 3 0 2 6 は、 ガラス基板 3 0 1 7 a の端部 で Uターン して平行の折 り返し状となるよ うに して、 ガラ ス基板 3 0 1 7 a に配置される。 そ して、 これらの送信線 3 0 2 2 および受信線 3 0 2 6 の接続部と して機能する送 信端子部 3 0 2 3 および受信端子部 3 0 2 7 が、 パチンコ ゲーム機に取り付けたときの上下関係で、 内側ガラス体 3 0 1 7 の下端に集中 して配置されている。

各受信線 3 0 2 6 は、 各送信線 3 0 2 2 と電磁的に結合 するように、 すなわち、 送信線 3 0 2 2 からの磁束が鎖交 するよ うな位置関係で、 各送信線 3 0 2 2 に対する面平行 位置に直角の交差方向で配置される。 内側ガラス体 3 0 1 7 を基板とする各送信線 3 0 2 2 と各受信線 3 0 2 6 とで、 面状のマ ト リ クスセンサ 3 0 2 0 が構成されている。

図 3 3 に示すよう に、 交差する各送信線 3 0 2 2 と各受 信線 3 0 2 6 とによ り囲まれる正方形状の各包囲部 （検出 位置） は、 パチンコ玉を感知する検知単位 3 0 2 0 a， 3 0 2 0 a …をなしている。 検知単位 3 0 2 0 a , 3 0 2 0 a …は、 本実施例では、 パチンコ玉を検知できる大きさに 設定されている。

内側ガラス体 3 0 1 7 は、 ガラス基板 3 0 1 7 a の一面 に、 送信線 3 0 2 2 を接着剤層によ り貼り合わせて配置し、 その上を覆う よう に表面ガラス 3 0 1 7 c を接着剤層によ り貼 り合わせてある。 また、 内側ガラス体 3 0 1 7 は、 ガ ラス基板 3 0 1 7 a の他面に、 受信線 3 0 2 6 を接着剤層 によ り貼り合わせて配置し、 その上を覆う よう に表面ガラ ス 3 0 1 7 b を接着剤層によ り貼 り合わせて構成される。

このガラス基板 3 0 1 7 a の一方の面には、 その左端部 に折返基板 3 0 1 9. a が、 また、 右端部には、 L字形状の 送信側引回基板 3 0 1 9 b がそれぞれ設けられる。 また、 他方の面には、 その上端部に折返基板 3 0 2 9 a が、 また、 下端部に引回基板 3 0 2 9 b がそれぞれ設けられる。

送信線 3 0 2 2 は、 上記折返基板 1 9 a に形成された折 返部 3 0 6 1 と、 これら折返部 3 0 6 1 に半田によ り結線 されたワイ ヤ 3 0 6 2 a , 3 0 6 2 b とよ り なる。 送信線 3 0 2 2 の入出力端は、 引き回し配線を介して、 送信端子 部 3 0 2 3 に接'続される。

—方、 受信線 3 0 2 6 は、 折返基板 3 0 2 9 a に形成さ れた各折返部 3 0 6 1 と、 これら折返部 3 0 6 1 に半田付 けで接続されたワイ ヤ 3 0 6 2 a , 3 0 6 2 b と よ り なる もので、 その下端部は、 ガラス基板 3 0 1 7 a の他面の下 端に接着された引回基板 3 0 2 9 b に形成された各引回部 3 0 6 4 等によ り受信端子部 3 0 2 7 に接続されている。 また、： 通常のパチンコゲーム機 1 0 に好適なマ ト リ ク ス センサ 3 0 2 0 のパタ ー ンは、 送信線 3 0 2 2 が 3 2 行、 受信線 3 0 2 6 が 3 2列で、 検知単位 3 0 2 0 a の個数が 合計 1 0 2 4 個のパタ ー ンであ り 、 本実施例は、 この 3 2 行、 受信線 3 0 2 6 が 3 2 列の場合を例示 している。 なお、 図 3 3 では、 外側以外のパタ ーンを省略 して図示している。

また、 マ ト リ クスセンサ 3 0 2 0 には、 ガラス基板 3 0 1 7 a の下端部に、 コネク タ取付板 3 0 6 6 が設けられて いる。 コネク タ取付板 3 0 6 6 は、 ガラス基板 3 0 1 7 a の下端を両側から挟んで、 内側ガラス体 3 0 1 7 に一体的 に固定されている。 コネク タ取付板 3 0 6 6 は、 プラスチ ッ ク またはステ ン レス製であって、 内側ガラス体 3 0 1 7 の幅でそれに沿って下方に延び、 マ ト リ ク スセンサ 3 0 2 0 の内側ガラス体 3 0 1 7 の延長面上にある。

コネク タ取付板 3 0 6 6 には、 前述の送信端子部 3 0 2 3 および受信端子部 3 0 2 7 に対応する位置に， 送信コネ ク タ 3 0 6 7 a と受信コネク タ 3 0 6 7 b とが固定され、 これらコネク タ を介 して、 前記した送信端子部 3 0 2 3 お よび受信端子部 3 0 2 7 の各端子が、 対応する送信回路 3 0 4 0 および受信回路 3 0 5 0 に接続されている。

なお、 コネ ク タ取付板 3 0 6 6 の部分は、 送信コネク タ 3 0 6 7 a と受信コネク タ 3 0 6 7 b と を備えた位置で最 も厚く なつている。 一方、 送信コネク タ 3 0 6 7 a と受信 コネク タ 3 0 6 7 b は、 低背型であ り、 コネク タ取付板 3 0 6 6 の最も厚い部分の厚さは、 マ 卜 リ ク スセンサ 3 0 2 0 の内側ガラス体 3 0 1 7 と同 じかやや薄く なつている。 そ して、 このコネク タ取付板 3 0 6 6 には、 送信コネク タ 3 0 6 7 a および受信コネク タ 3 0 6 7 b に接続される 送信 · 受信ボー ド 3 1 7 1 (図 3 2 参照） が配置される。 送信 · 受信ボー ド 3 1 7 1 は、 マ ト リ ク スセンサ 3 0 2 0 の複数の送信線 3 0 2 2 へ送信する送信回路 3 0 4 0 (図 3 4 参照） と、 複数の受信線 3 0 2 6 から受信する受信回 路 3 0 5 0 (図 3 5参照） と、 送信コネク タ 3 0 6 7 a お よび受信コネク タ 3 0 6 7 b とそれぞれ接続する接合コネ ク タ （図示略） と を有するものである。

ここで、 接合コネ ク タは、 送信コネク タ 3 0 6 7 a およ び受信コネク タ 3 0 6 7 b に対応 して接続されるこ とによ リ、 送信端子部 3 0 2 3 を送信回路 3 0 4 0 に接続し、 受 信端子部 3 0 2 7 を受信回路 3 0 5 0 に接続するものであ る。

次に、 マ ト リ クスセンサ 3 0 2 0の信号処理を行なう信 号処理システムについて説明する。

図 3 2 に示すよう に、 マ ト リ クスセンサ 3 0 2 0 は、 送 信 · 受信ボー ド 1 7 1 を介 してマ ト リ クスセンサ 3 0 2 0 と離間して配置されるコン ト ロールボー ド 3 1 7 2 の制御 下にある。 コ ン ト ロールボー ド 3 1 7 2 は、 情報処理装置 3 0 3 0 (図 3 7 に示す） を有する。 また、 コン ト ロール ボー ド 3 1 7 2 は、 遊技制御装置 4 の検出制御装置 2 9 0 1 と接続され、 検出 した位置デー タ を出力する。 情報処理 装置 3 0 3 0 は、 中央処理ユニッ ト （ C P U ) 3 0 3 0 a と、 そのプロ グラムおよび検出したパチンコ玉の位置デー タ等のデータ を記憶するためのメモ リ 3 0 3 0 b と を少な く と も有する。

送信回路 3 0 4 0は、 各送信線 3 0 2 2 に所定の周波数 の信号を順次送信する回路である。 前記受信回路 3 0 5 0 は、 送信回路 3 0 4 0 と同期して各受信線 3 0 2 6 から信 号を順次受信する回路である。 送信回路 3 0 4 0 による送 信線 3 0 2 2への電圧波形と しては、 例えば周波数 1 〜 1 .

3 M H zの 0 Vを中心と した連続のサイ ン波を用いる。

送信回路 3 0 4 0は、 図 3 4 に示すよう に、 送信コネク タ 3 0 4 1 と、 送信コネク タ 3 0 4 1 に接続した増幅器 3 0 4 2 と、 送信線切替パルスが入力される毎に、 信号電流 を送信すべき送信線を順次切 り替える送信線切替回路 3 0

4 3 a と、 送信コネク タ 3 0 6 7 a を介して前記 3 2回路 の送信線 3 0 2 2の一端側にそれぞれ接続した 3 2回路の ドライバ 3 0 4 5 とによ り構成されている。 送信線切替回 路 3 0 4 3 a は、 チャ ンネル切替ロジッ ク 3 0 4 3 と、 増 幅器 3 0 4 2 およびチャ ンネル切替ロジッ ク 3 0 4 3 に接 続されて、 増幅器 3 0 4 2 を、 指定された送信線 3 0 2 2 の ドライノ 3 0 4 5 に接続すべく 切替を行なうアナログマ ルチプレクサ 3 Ό 4 4 と を有する。 ドライノ 3 0 4 5は、 N P N ト ランジスタ と P N P ト ランジスタ と を、 それぞれ のエミ ッ タ どう しおよびベースどう し を接続して構成され る。

チャ ンネル切替ロジッ ク 3 0 4 3 は、 図 3 8 に示すよう に、 カウ ンタ I C 3 0 4 3 a を有し、 ク ロ ッ ク用 と リ セッ 卜用 との 2本の制御線で動作するものである。 具体的には、 後述するシーケンス制御回路 3 0 4 7 から出力される送信 線切替パルス信号が入力される毎に、 アナロ グマルチプレ クサ 3 0 4 4 の接続状態を、 指定された送信線と接続され るよ うに、 順次切 り替えるものである。

受信回路 3 0 5 0 は、 図 3 5 に示すよう に、 受信コネク タ 3 0 6 7 b を介 して前記 3 2 回路の受信線 3 0 2 6 にそ れぞれ接続した 3 2個の C T (変流器） 3 0 5 1 と、 C T 3 0 5 1 に接続され、 受信線切替パルス信号が入力される 毎に、 検出対象と なる受信線を順次切 り替える受信線切替 回路 3 0 5 4 a と、.受信線切替回路 3 0 5 4 a に接続され る増幅器 3 0 5 3 と、 増幅器 3 0 5 3 および受信線切替回 路 3 0 5 4 a に接続される受信コネク タ 3 0 5 5 と を有す る。 受信線切替回路 3 0 5 4 a は、 アナログマルチプレク サ 3 0 5 2 と、 アナログマルチプレクサ 3 0 5 2 に接続さ れるチャ ンネル切替ロジッ ク 3 0 5 4 と を'有する。 従って、 受信回路 3 0 5 0 は、 各 C T 3 0 5 1 を介 して各受信線 3 0 2 6 から信号を受信するようになっている。

C T 3 0 5 1 'は、 各受信線 3 0 2 6 とアナロ グマルチプ レクサ 3 0 5 2 と を絶縁すると と もに、 各受信線 3 0 2 6 からの信号を 1 0倍の大きさに変換するものである。 アナ ログマルチプレクサ 3 0 5 2 は、 チャ ンネル切替ロジッ ク 3 0 5 4 の指令に基づき、 指定された C T 3 0 5 1 から信 号を順次受信するものである。 増幅器 3 0 5 3 は、 アナ口 グマルチプレクサ 3 0 5 2 からの信号を増幅するものであ る。

チャ ンネル切替ロ ジッ ク 3 0 5 4 は、 送信回路 3 0 4 0 のチャ ンネル切替ロ ジッ ク 3 0 4 3 と同様の要素である。 この場合、 シーケンス制御回路 3 0 4 7 から出力される受 信線切替パルス信号が入力され （スキャニング周期） 毎に、 その立ち下がりのタ イ ミ ングで、 アナロ グマルチプレクサ 3 0 5 2の入力切替状態を変化させるものである。

図 3 7 に示すよう に、 コン ト ロールボー ド 3 1 7 2は、 情報処理装置 3 0 3 0 を有し、 その送信側には、 C P Uコ ネク タ 3 0 4 6 を介 して情報処理装置 3 0 3 0から入力さ れるスタ ー ト信号に応じて送信ク ロ ッ ク を送るシーケンス 制御回路 3 0 4 7 と、 この送信ク ロ ッ ク を受けて送信信号 を出力するパン ドパスフ ィ ルタ 3 0 4 8 と、 送信信号を増 幅して送信コネク タ 4 1 へ送る増幅器 3 0 4 9 と を有して いる。

また、 コン ト ロールボー ド 3 1 7 2の受信側には、 受信 コネク タ 3 0 5 5からの受信信号を増幅する増幅器 3 0 7 1 と、 増幅信号を受けるノ ン ドパスフイ ノレタ 3 0 7 2 と、 パン ドパスフ ィ ルタ 3 0 7 2からの受信信号を受ける全波 整流 ' 増幅器 3 0 7 3 と、 全波整流 ' 増幅器 3 0 7 3から の受信信号を受ける 2段のローパスフイ ノレタ 3 0 7 4 a , 3 0 7 4 b と、 ローノ スフ イ リレタ 3 0 7 4 bからの受信信 号を受け、 シーケンス制御回路 3 0 4 7 によ り制御されて この受信信号をデジタルデータ に変換して出力する AZD コ ンバータ 3 0 7 5 と、 このデジタ ルデー タ を生データ X と して受け、 この生データ Xを検知位置におけるの電磁特 性の変化の有無 （パチンコ玉の有無） を表わす反応データ Zに変換するデータ変換回路部 3 2 0 0 と、 シーケンス制 御回路 3 0 4 7 によ リ制御されて この反応データ Z を書込 み、 C P Uコネク タ 3 0 4 6 からの読出信号に応じて この 反応データ Z を C P Uコネク タ 3 0 4 6 を介 して情報処理 装置 3 0 3 0に送る、 双方向 R A M 3 0 7 6 と を有してい る。

また、 ここで、 この受信側のアンプ類は、 マ ト リ ク スセ ンサ 3 0 2 0が盤面 2 0 0上に設けられた打ち出されたパ チンコ玉を遊技領域にガイ ドする案内レール （金属） に反 応しても、 この反応による入力信号が A Z Dコンバータ 3 0 7 5の入力電圧範囲以上にならないよう に、 その特性が 設定されている。

また、 データ変換回路部 3 2 0 0は、 下記式 （ 1 ) , ( 2 ) の演算を行なう もので、 絶対値減算を行なえる演算 回路、 データ A ; Sや、 演算結果を記憶するメモ リ等よ り 構成されるものである。

Y = I X - X。 I … （ 1 )

Z = Y - S … （ 2 )

こ こで、 X。はオフセッ トデータ （パチンコ玉が無いと きの生データ X) を、 Sは生データ Xの リ ップル分を除去 するための予め定められた変動幅の値を有するスライ スデ ータ を、 Yは、 前記リ ッ プル分を含む変化分データ を表わ す。

双方向 R A M 3 0 7 6 は、 シーケンス制御回路 3 0 4 7 によ り制御されて、 検知単位 3 0 2 0 a毎に前記反応デー タ Z を記憶するものである。 すなわち、 前記データ変換回 路部 3 2 0 0から出力される反応データ Z をシーケンス制 御回路 3 0 4 7 からの信号によ り指定される所定のァ ドレ スに登録するものである。 また、 双方向 R A M 3 0 7 6 の 容量は、 例えば、 2 0 4 8バイ 卜である。

なお、 コ ン ト ロ ールボー ド 3 1 7 2 は、 電源ユニッ ト 3 0 7 7 を有している。

情報処理装置 3 0 3 0は、 双方向 R A M 3 0 7 6 の反応 データ Z を読込み、 反応データ Z とその時点での検知単位 3 0 2 0 aの位置とから、 パチンコ玉の位置を求める。 次に、 パチンコ玉検出装置の作用について説明する。 情報処理装置 3 0 3 0からのァ ド レス信号およびコン 卜 ロール信号は、 C P Uコネク タ 3 0 4 6 を経て出力される 処理フローを図 3 9 に示す。

まず、 パチンコ玉検出における装置の調整について述べ る。 盤面 2 0 0には、 パチンコ玉をはじ く複数の障害釘、 案内 レール等の種々 の金属部材が配置されているため、 そ れらの近傍の受信線からの受信信号が、 それらの金属の存 在によっては、 飽和値とならないよ う に、 A Z Dコンパ一 タ 3 0 7 5 を調整する。 情報処理装置 3 0 3 0 から シーケンス制御回路 3 0 4 7 にスタ ー ト信号が送信される と、 シーケンス制御回路 3 0 4 7 が、 1 6 M H z の基本ク ロ ッ ク を、 必要なク ロ ッ ク周 波数に応じて分周 して、 送信ク ロ ッ ク を生成して、 出力す る。 シーケンス制御回路 3 0 4 7 からの送信ク ロ ッ ク は、 パン ドパスフ ィ ノレタ 3 0 4 8 によ りデジタ ル信号からアナ ロ グ信号へと波形整形された後、 増幅器 3 0 4 9 によ り増 幅され、 送信コネク タ 3 0 4 1 へと送られる。

さ らに、 送信信号は、 送信回路 3 0 4 0 で増幅器 3 0 4 2 によ り増幅される。 アナログマルチプレクサ 3 0 4 4 は、 チャ ンネル切替ロジッ ク 3 0 4 3 によ り切替えられたチヤ ンネルで、 ドライノ 3 0 4 5 を順次動作し、 それによ り、 ドライ ノ 3 0 4 5 は、 増幅器 3 0 4 2 によ り増幅された信 号を送信線 3 0 2 2 に順次出力する （ステップ 9 1 ) 。

する と、 信号が送信された送信線 3 0 2 2 と交差する各 受信線 3 0 2 6 には、 電磁誘導作用によ り起電力が発生す る。 このとき、 金属であるパチンコ玉が検知単位 3 0 2 0 a に接近する と、' その影響で、 その検知単位 3 0 2 0 a で は、 受信線 3 0 2 6 の起電力 （誘導電流） の大きさが変化 する。

この理由は、 現在のと ころ必ずしも明確に解析されてい るわけではないが、 次のよ うに、 考えるこ とができ る。 ま ず、 パチンコ玉は、 鉄が主成分であるので、 強磁性体であ る。 このため、 送信線 3 0 2 2 で発生 し、 空間に拡がって いた磁束が、 パチンコ玉に集束する こ と にな リ 、 受信線を 鎖交する磁束の分布が変化する。 また、 パチンコ玉には、 送信線 3 0 2 2 による磁束を打ち消す方向に渦電流が発生 する。 これらのため、 誘導電流が変化する。 いずれが支配 的であるかは、 パチンコ玉と送信線 3 0 2 2 および受信線 3 0 2 6 との相対位置関係によって異なる。 また、 受信線 2 6 に鎖交する磁束が増加するか否かについても、 バチン コ玉との相対位置関係によって異なる。 さ らに、 背景に金 属が存在するか否かによっても異なる。 いずれであっても、 変化を検出できればよい。

受信側では、 受信回路 3 0 5 0は、 シーケンス制御回路 3 0 4 7 によ り送信回路 3 0 4 0 と同期し、 各 C T 3 0 5 1 を介 して各受信線 3 0 2 6から信号を受信する。 図 3 5 に示すように、 複数の受信線 3 0 2 6 にあらわれる誘導電 流による電圧が、 C T 3 0 5 1 によ り 1 0倍の大きさに変 換される。 C T 3 0 5 1 によ り変換を行なうため、 それだ け受信側の増幅器の増幅度を大き く する必要がなく なる。 C T 3 0 5 1 は； マ ト リ ク スセンサ 3 0 2 0の各受信線 3 0 2 6 と受信回路 3 0 5 0のアナロ グマルチプレクサ 3 0 5 2 と を絶縁させ、 パチンコ遊技機 2から受信回路 3 0 5 0 にノ ィ ズが入るのを防止する。

アナロ グマルチプレクサ 3 0 5 2 は、 C T 3 0 5 1 を経 た各受信線 3 0 2 6からの信号を、 チャ ンネル切替ロジッ ク 3 0 5 4 によ り切替え、 順次出力する。 アナログマルチ プレクサ 3 0 5 2からの信号は、 増幅器 3 0 5 3 によ り 1 0 0倍に増幅される （ステッ プ 9 2 ) 。

受信信号は、 受信コネク タ 3 0 5 5、 増幅器 3 0 7 1 、 パン ドパスフィ ルタ 3 0 7 2 を経て、 増幅および検波が行 なわれる。 ノ ン ドノ スフ イ ノレタ 3 0 7 2 か ら の受信信号は アナログ信号となってお り 、 このアナログ信号は、 全波整 流 · 増幅器 3 0 7 3 で波形整形が行なわれる。 その全波整 流 · 増幅器 3 0 7 3からの信号は、 ローパスフィ ルタ 3 0 7 4 a， 3 0 7 4 bで積分処理によ り平均化が行なわれる 次に、 受信信号は、 AZ Dコンバータ 3 0 7 5 に送られ る。 A / Dコンバータ 3 0 7 5 は、 例えば、 1 2 ビッ ト等 の所定のビッ 卜単位で受信線 3 0 2 6 からの信号をデジタ ル信号に変換し、 シーケンス制御回路 3 0 4 7 によ り制御 されて、 変換後の信号 （検知データ） を出力 し、 双方向 R A M 3 0 7 6 に登録する （ステップ 9 3 ) 。

すなわち、 双方向 R A M 3 0 7 6 は、 シーケンス制御回 路 3 0 4 7 からの書込信号によ り 、 情報処理装置 3 0 3 0 の動作とは無関係に検知データ を記録した後、 シーケンス 制御回路 3 0 4 7 が出力するク ロ ッ ク信号に基づく スキヤ ニング周期毎 （例えば、 1 ク ロ ッ ク毎） に、 ア ド レス を + 1 アップして （ステップ 9 4 ) 、 検知データ を検知単位 3 0 2 0 a毎に異なるァ ドレスに登録する。

そ して、 以上の動作は、 前記スキャニング周期毎に繰返 し行なわれる。 すなわち、 前記スキャニング周期毎に、 受 信回路 3 0 5 0のアナログマルチプレクサ 3 0 5 2 が各受 信線 3 0 2 6 からの信号を切替え （ステッ プ 9 5 ) 、 3 2 本の受信線 3 0 2 6 について 3 2 回の上記動作を行なう。 これが完了する と （ステップ 9 6 ) 、 その時点で、 送信回 路 3 0 4 0のアナログマルチプレクサ 3 0 4 4 が送信線 3 0 2 2 を切替え （ステッ プ 9 7参照） 、 再び、 同様の処理 が 3 2 回繰返されて、 順次各検知単位 3 0 2 0 aについて の検知データ力'、 双方向 R A M 3 0 7 6 の異なるア ドレス に検知単位 3 0 2 0 a と対応付けられて登録される。

したがって、 情報処理装置 3 0 3 0は、 双方向 R A M 3 0 7 6 に登録された検知データ を読出すこ とで、 上記検出 信号処理動作とは独立して、 どの時点で、 どの位置 （検知 単位 3 0 2 0 a ) にパチンコ玉が存在していたかを、 随時、 任意の検索条件で判断するこ とができる。

以上、 パチンコ玉検出装置の一例を説明 したが、 パチン コ遊技機 2の遊技領域を移動するパチンコ玉の位置が検出 でき る装置であれば、 他の構成を有しても構わない。 例え ば、 米国特許 5、 3 8 8、 8 2 8号 （ P C T Z J P 9 1 Z 0 1 3 5 3 ) に記載のパチンコ玉検出装置を用いる構成と しても良い。

本実施例のパチンコ遠隔遊技システムによれば、 遊技者 が、 自宅等の遠隔地からパチンコ店 1 内のパチンコ遊技機 2 にアクセスでき、 更に該パチンコ遊技機 2 における遊技 を前記遠隔地からの遠隔操作によって操作できる。 つま り、 遠隔地に居る遊技者であっても、 移動のために時間と労力 を費やすこ とがなく な り 、 その分、 遊技にのみ集中できる ので、 遊技性に富んだ遊技を愉しむこ とができる。

さ らに、 本実施例によれば、 パチンコ遊技機 2上で移動 するパチンコ玉の位置を直接検出 し、 その位置データ を送 信するため、 遊技の進行に当た り通信するデータ量が少な く てすむため、 通信手段にかける負担を軽減するこ とがで さる。

さ らに、 遊技者はパチンコ遊技機 2 を直接見る分けでは ないため、 パチンコ遊技機 2 に電飾や音響装置を設ける必 要がないため、 パチンコ遊技機 2 の製作コス ト を低減する こ とができる と同時に、 遠隔遊技端末に表示する背景表示 画像を 自 由にデザイ ン し、 その背景表示画像に重ねてパチ ンコ玉の位置を表示するこ とができる。

Claims

請求の範囲

1 . 遊技機と、

前記遊技機の遊技の進行状況を検出する遊技状況検出装 置と、

前記遊技機および前記遊技状況検出装置に接続され、 前 記遊技機の動作を制御する制御部と、 通信回線に信号を送 信する第 1 の送信部と、 通信回線から送信されて く る信号 を受信する第 1 の受信部と を備えた遊技制御装置と、 通信回線に信号を送信する第 2 の送信部と、 通信回線か ら送信されて く る信号を受信する第 2 の受信部と、 前記第 2 の受信部が受信した信号を表示する表示部と、 外部から の指 'を受け付ける操作部と、 前記操作部が受け付けた指 示に基づいた信号を生成する信号生成部と を備えた遠隔遊 技端末装置とから構成され、

前記第 1 の送信部は、 前記遊技状況検出装置が検出した 遊技の状況を示す信号を通信回線を介 して前記遠隔遊技端 末装置に送信し、

前記第 2 の受信部は、 前記遊技制御装置から通信回線を 介して送信されて く る前記遊技の状況を示す信号を受信し 前記表示部は、 前記第 2 の受信部が受信した前記遊技の 状況を示す信号に基づいて、 前記遊技機での遊技の状況を 示す画像を表示し、

前記操作部は、 前記表示部が遊技の状況を示す画像を表 示している遊技機に動作を行わせる動作指示を受け付け、 前記信号生成部は、 前記操作部が受け付けた動作指示に 基づいて、 前記遊技機に動作を行わせる指示を示す信号で ある遊技信号を生成し、

前記第 2 の送信部は、 前記信号生成部が生成した遊技信 号を通信回線を介して前記遊技制御装置に送信し、

前記第 1 の受信部は、 前記遠隔遊技端末装置から通信回 線を介 して送信されて く る遊技信号を受信し、

前記制御部は、 前記第 1 の受信部が受信した遊技信号に 基づいて動作を行う よ う、 前記第 1 の送信部が遊技の状況 を示す信号を送信している遊技機を制御するこ と

を特徴とする遊技設備。

2 . 請求項 1 記載の遊技設備において、

前記遊技機が 1 以上備えられ、

前記遊技状況検出装置が、 1 以上備えられ、 前記遊技機 ごとに 1 個ずつ配置され、 対応する遊技機の遊技状況を検 出するものであ り、

前記制御部は、 前記 1 以上のパチンコ遊技機および前記 1 以上の撮影装置に接続され、 前記 1 以上のパチンコ遊技 機の動作を制御するものであ り、

前記遠隔遊技端末装置が 1 以上備えられ、

前記第 1 の送信部は、 前記 1 以上の遊技状況検出装置の う ちのいずれかが検出 した遊技の状況を示す信号信号を通 信回線を介 して前記遠隔遊技端末装置に送信し、

前記第 2 の受信部は、 前記遊技制御装置から通信回線を 介 して送信されて く る遊技機の遊技の状況を示す信号を受 信し、

前記制御部は、 前記第 1 の受信部が受信した遊技信号に 基づいて動作を行う よ う、 前記第 1 の送信部が前記遊技の 状況を示す信号を送信している遊技機を制御する。

3 . 請求項 2記載の遊技設備において、

前記遊技機と して 1 以上のパチンコ遊技機が備えられ、 前記遊技状況検出装置と して、 前記パチンコ遊技機ごと に 1 個ずつ設けられ、 対応するパチンコ遊技機を撮影する 1 以上の撮影装置が備えられ、

前記遊技制御装置には、 前記制御部と して、 前記 1 以上 のパチンコ遊技機および前記 1 以上の撮影装置に接続され、 前記 1 以上のパチンコ遊技機の動作を制御するパチンコ制 御部が備えられ、

前記遠隔遊技端末装置が 1 個以上備えられるものであつ て、

前記第 1 の送信部は、 前記 1 以上の撮影装置のう ちのい ずれかが撮影したパチンコ遊技機の映像信号を通信回線を 介 して前記遠隔遊技端末装置に送信し、

前記第 2 の受信部は、 前記遊技制御装置から通信回線を 介 して送信されて く るパチンコ遊技機の映像信号を受信し、 前記表示部は、 前記第 2 の受信部が受信したパチンコ遊 技機の映像信号を表示し、

前記操作部は、 前記表示部が映像信号を表示しているパ チンコ遊技機に動作を行わせる動作指示を受け付け、

前記パチンコ制御部は、 前記第 1 の受信部が受信した遊 技信号に基づいて動作を行う よう、 前記第 1 の送信部が映 像信号を送信しているパチンコ遊技機を制御する。

4 . 請求項 3記載の遊技設備において、

前記パチンコ制御部は、 少なく とも 1 個のパチンコ遊技 機および対応する撮影装置に接続された、 1 個または 1 以 上の情報処理装置から構成される。

5 . 請求項 3 または 4記載の遊技設備において、 前記操作部は、 遊技を開始する旨の指示である遊技開始 指示および遊技を終了する旨の指示である遊技終了指示を 受け付け、

前記信号生成部は、 前記操作部が受け付けた遊技開始指 示に基づいて、 遊技を開始する旨の指示を示す信号である 遊技開始信号を生成し、 また、 前記操作部が受け付けた遊 技終了指示に基づいて、 遊技を終了する旨の指示を示す信 号である遊技終了信号を生成し、

前記第 2 の送信部は、 前記信号生成部が生成した遊技開 始信号および遊技終了信号を通信回線を介 して前記遊技制 御装置に送信し、

前記第 1 の受信部は、 前記遠隔遊技端末装置から通信回 線を介して送信されて く る遊技開始信号および遊技終了信 号を受信する。

6 . 請求項 5記載の遊技設備において、

前記遠隔遊技端末装置は、

前記操作部が遊技開始指示を受け付ける と、 前記遊技制 御装置との間を通信回線の通信回線で接続する第 1 の回線 接続部を備え、

前記遊技制御装置は、

前記第 1 の受信部が遊技終了信号を受信する と、 前記遠 隔遊技端末装置との間を接続している通信回線の通信回線 を切断する第 2 の回線接続部を備える。

7 . 請求項 5 または 6 記載の遊技設備において、 前記遠隔遊技制御装置は、

前記第 1 の受信部が遊技開始信号を受信する と、 前記 1 以上のパチンコ遊技機のう ちから前記遠隔遊技端末装置の 利用者が遊技対象とするパチンコ遊技機を選択指示するこ とが可能なメニュー を表すデータ信号を生成するメニュー 生成部を備え、

前記第 1 の送信部は、 前記メニュー生成部が生成したデ ータ信号を通信回線を介 して前記遠隔遊技端末装置に送信 し、

前記第 2 の受信部は、 前記遊技制御装置から通信回線を 介 して送信されて く るデータ信号を受信し、

前記表示部は、 前記第 2 の受信部が受信したデータ信号 を表示し、

前記操作部は、 前記表示部が表示したデータ信号が表す メニューのう ちから、 遊技対象とするパチンコ遊技機の選 択指示を受け付け、

前記信号生成部は、 前記操作部が受け付けた選択指示に 基づいて、 遊技対象とするパチンコ遊技機を示す信号であ るメニュー信号を生成し、

前記第 2 の送信部は、 前記信号生成部が生成したメニュ 一信号を通信回線を介して前記遊技制御装置に送信し、 前記第 1 の受信部は、 前記遠隔遊技端末装置から通信回 線を介 して送信されて く るメニュー信号を受信し、

前記第 1 の送信部は、 前記第 1 の受信部が受信したメニ ユ ー信号が示すパチンコ遊技機の映像信号を送信する。

8 . 請求項 7 記載の遊技設備において、

前記遊技制御装置は、

前記 1 以上のパチンコ遊技機ごとに、 該パチンコ遊技機 を識別するための遊技機識別情報と該パチンコ遊技機が動 作中であるか否かを示す動作情報と を対応付けて記憶する 第 1 の記憶部を備え、

前記メニュー生成部は、 前記第 1 の記憶部が記憶してい る動作情報が動作中でない旨を示しているパチンコ遊技機 の遊技機識別情報の一覧を表すデータ信号を生成する。

9 . 請求項 3 〜 8 のいずれか記載の遊技設備において、 前記操作部は、 左右に回転可能なハン ドルを有し、 前記信号生成部は、 前記ハン ドルの回転角度に応じた レ ベルの遊技信号を生成し、

前記 1 以上のパチンコ遊技機は、 各々、

前記遊技信号のレベルに応じた強度でパチンコ玉を発射 する発射部と、 前記発射部が発射したパチンコ玉がそこに 入るこ とが可能な 1 個以上の入賞部と、 前記入賞部のう ち の予め決められた入賞部である特定入賞部にパチンコ玉が 入賞した場合に、 予め決められた遊技状態である大当 り状 態およびそれ以外の遊技状態であるハズレ状態のう ちのい ずれか一方の遊技状態に変化するよう動作を行う遊技状態 変化部と、 前記遊技状態変化部が大当 り状態に変化した場 合に、 パチンコ玉がそこに入るこ とが可能な状態である入 賞可能状態に変化する変動入賞部と、 前記特定入賞部を含 む入賞部および前記変動入賞部に入ったパチンコ玉の個数 に基づいて、 前記遠隔遊技端末装置の利用者に支払うへき パチンコ玉の個数である支払個数を計数する支払個数計数 部と、 前記発射部が発射したパチンコ玉の個数である発射 個数を計数する発射個数計数部と を備える。

1 0 . 請求項 9 記載の遊技設備において、

前記遊技状態変化部は、 1 以上の表示位置の各々に、 1 以上種類の図柄を、 該表示位置に表示される図柄の種類が 順次動的に変化するよう に表示を開始し、 予め決められた 時間が経過すると、 前記 1 以上の表示位置における図柄の 動的変化表示を停止し、 前記 1 以上の表示位置における図 柄の動的変化表示を停止した時点で、 これらの表示位置の 各々 に表示されている図柄の組み合わせが予め決められた 図柄の組み合わせと一致した場合に、 前記大当 り状態に変 ィ匕し、 一致しなかった場合に、 前記ハズレ状態に変化する。

1 1 . 請求項 9 または 1 0記載の遊技設備において、 前記遊技制御装置は、

前記発射個数計数部が計数した発射個数および前記支払 個数計数部が計数した支払個数の差に基づいて、 前記遠隔 遊技端末装置の利用者が最終的にパチンコ玉を獲得したか 消費したかを判定すると共に、 該利用者が最終的にパチン コ玉を獲得したと判定した場合は、 該獲得したパチンコ玉 の個数である獲得個数を計算し、 該利用者が最終的にパチ ンコ玉を消費したと判定した場合は、 該消費したパチンコ 玉の個数である消費個数を計算する第 1 の計算部と、 前記 第 1 の計算部が獲得個数を計算した場合に、 該獲得個数に 応じた金額である獲得金額を計算し、 前記第 1 の計算部が 消費個数を計算した場合に、 該消費個数に応じた金額であ る消費金額を計算する第 2 の計算部と を備える。

1 2 . 請求項 1 1 記載の遊技設備において、

前記第 1 の送信部は、 前記第 1 の計算部が獲得個数を計 算した場合に、 該獲得個数を示すメ ッセージを表すデータ 信号を生成し、 前記第 1 の計算部が消費金額を計算した場 合に、 該消費個数を示すメ ッセージを表すデータ信号を生 成するメ ッセージ生成部を備え、

前記第 1 の送信部は、 前記メ ッセージ生成部が生成した データ信号を通信回線を介して前記遠隔遊技端末装置に送 信し、

前記第 2 の受信部は、 前記遊技制御装置から通信回線を 介して送信されて く るデータ信号を受信し、

前記表示部は、 前記第 2 の受信部が受信したデータ信号 を表示する。

1 3 . 請求項 1 2記載の遊技設備において、

前記遊技制御装置は、

前記第 2 の計算部が獲得金額を計算した場合に、 前記遊 技制御装置の所有者が前記遠隔遊技端末装置の利用者に対 して該獲得金額に応じた配当 を支払う 旨を示すメ ッセージ を表すデータ信号を生成し、 前記第 2の計算部が消費金額 を計算した場合に、 該利用者が該所有者に対して該消費金 額に応じた利用料を支払う 旨を示すメ ッセージを表すデー タ信号を生成するメ ッセージ生成部を備え、

前記第 1 の送信部は、 前記メ ッセージ生成部が生成した データ信号を通信回線を介 して前記遠隔遊技端末装置に送 信し、

前記第 2 の受信部は、 前記遊技制御装置から通信回線を 介して送信されて く るデータ信号を受信し、

前記表示部は、 前記第 2 の受信部が受信したデータ信号 を表示する。

1 4 . 請求項 1 3 記載の遊技設備において、

前記配当は、 物、 または、 現金も しく はそれに相当する 有価証券であるこ と を特徴とする。

1 5 . 請求項 1 1 〜 1 4 のいずれかに記載の遊技設備に おいて、

前記遊技制御装置は、

前記遠隔遊技端末装置の利用者ごとに、 該利用者の氏名 および該利用者の金融機関の口座番号を含む利用者情報を 記憶する第 2 の記憶部を備えたこ と を特徴とする遊技設備。

1 6 . 請求項 1 1 〜 1 4 のいずれかに記載の遊技設備に おいて、

前記遊技制御装置は、

前記遠隔遊技端末装置の利用者ごとに、 該利用者を識別 するための利用者識別情報と該利用者の氏名および該利用 者の金融機関の口座番号を含む利用者情報と を対応付けて 記憶する第 2 の記憶部を備え、

前記信号生成部は、 前記遠隔遊技端末装置の利用者の利 用者識別情報を示す識別信号を生成し、

前記第 2の送信部は、 前記信号生成部が生成した識別信 号を通信回線を介して前記遊技制御装置に送信し、

前記第 1 の受信部は、 前記遠隔遊技端末装置から通信回 線を介して送信されて く る識別信号を受信し、

前記第 2の記憶部は、 前記第 1 の受信部が受信した識別 信号が示す利用者識別情報に対応付けて、 前記第 2 の計算 部が計算した獲得金額および消費金額を記憶する。

1 7 . 請求項 1 5 または 1 6 記載の遊技設備において、 前記遊技制御装置は、

前記第 2 の記憶部の記憶内容を印字出力する印字出力部 を備える。

1 8 . 請求項 1 5 または 1 6記載の遊技設備において、 前記遊技制御装置は、

前記第 2 の記憶部の記憶内容を通信回線または専用回線 を介 して他の情報処理装置に送信する第 3 の送信部を備え る。

1 9 . 請求項 2 記載の遊技設備において、

前記遊技機は、 遊技領域を備え、 前記遊技領域に投入さ れ移動する遊技媒体によ り遊技が実行されるものであ り、 前記遊技状況検出装置は、 前記遊技領域内を移動する前 記遊技媒体の位置を検出し、

前記第 1 の送信部は、 前記検出された前記遊技媒体の位 置を示すデータ を、.前記遊技の状況を示す信号と して送信 する。

2 0 . 請求項 1 9 記載の遊技設備において、

前記遊技媒体は、 パチンコ玉であ り、

前記遊技機は、 前記遊技領域内に複数の入賞部が設けら れているパチンコ遊技機であ リ、

前記制御部は、 前記複数の入賞部のそれぞれにパチンコ 玉が入賞したかどうかを検出し、

前記第 1 の送信部は、 前記検出した入賞部への入賞を示 すデータ を、 前記遊技の状況を示す信号と してさ らに送信 する。

2 1 . 請求項 2 0記載の遊技設備において、

前記表示部は、 前記第 2 の受信部が受信する信号に含ま れるパ ンコ玉の位置データ に応じた表示画面上の位置に、 パチンコ玉を示すシンボルを表示する。

2 2 . 請求項 2 0記載の遊技設備において、

前記遠隔遊技端末装置は、 前記第 2 の受信部が受信する 信号に含まれるパチンコ玉の位置データ を予め定めた期間 だけ記憶する記億部と、 前記記憶された位置データから前 記予め定めた期間での前記パチンコ玉の軌跡を示す画像を 生成して、 前記表示部の表示画面上に表示する軌跡生成部 と を有する。

2 3 . 請求項 2 1 記載の遊技設備において、

前記遠隔遊技端末装置は、 前記第 2 の受信部が受信する 信号に含まれるパチンコ玉の位置データ を予め定めた期間 だけ記憶する記憶部と、 前記記憶された位置データから前 記予め定めた期間での前記パチンコ玉の軌跡を示す画像を 生成して、 前記表示部の表示画面上に表示する軌跡生成部 と を有し、

前記表示部は、 前記第 2 の受信部が受信する信号に含ま れるパチンコ玉の位置データ に応じた表示画面上の位置に、 パチンコ玉を示すシンボルと前記軌跡と を合わせて表示す る。

2 4 . 請求項 2 1 または 2 3記載の遊技設備において、 前記表示部は、 前記パチンコ玉を示すシンボルの表示の 際の背景画像と して、 前記パチンコ遊技機の遊技領域内に 配置された複数の入賞部を示す画像を生成する。

2 5 . 請求項 2 4 記載の遊技設備において、

前記表示部は、 前記背景画像を表示する際に、 前記第 2 の受信部が受信した前記各入賞部の入賞に関するデータ に 基づき、 表示されている入賞部のう ち、 入賞があった入賞 部と入賞がない入賞部と を区別して表示する。

2 6 . 請求項 1 9 記載の遊技設備において、

前記遊技機で用いられる遊技媒体は金属体であって、 前記遊技状況検出装置は、 検出領域が面状の広がり を持 つセンサと、 前記センサを駆動して金属体の存在及びその 位置を検出する信号処理システムを備える。

2 7 . 請求項 2 6 記載の遊技設備において、

前記センサは、 並列される複数本の線からなる送信線群 と、 並列される複数本の線からなる受信線群と、 これら を 支持する基板と を有し、 かつ、 前記送信線群と前記受信線 群とは、 互いに交差して、 それらの交差部がマ ト リ クス状 に配列されるよう に前記基板上に配置される。

2 8 . 請求項 2 7 記載の遊技設備において、 前記信号処理システムは、

前記送信線群の各線を順次走査して、 それらの信号電流 を送る送信回路と、

前記受信線群の各線を順次走査して、 それらの受信信号 を順次取 り込む受信回路と、

前記送信回路および前記受信回路に対して、 それぞれ前 記送信線群および前記受信線群の走査を行なわせる制御信 号を出力 し、 かつ、 前記受信回路において受信した信号か ら、 前記金属体の有無を判定すると共に、 前記送信回路の 送信線の走査位置を示す情報および前記受信回路の受信線 の走査位置を示す情報に基づいて、 前記金属体を検知した 位置を検出する信号処理装置を有する。

2 9 . 遊技機および前記遊技機の遊技の状況を検出する 遊技状況検出装置に接続され、 前記遊技機の動作を制御す る遊技制御装置であって、

前記遊技状況検出装置が検出した遊技の状況を示す信号 を通信回線を介して送信する送信部と、

通信回線を介して送信されて く る、 遊技機に動作を行わ せる指示を示す信号である遊技信号を受信する受信部と、 前記受信部が受信した遊技信号に基づいて動作を行う よ う、 前記送信部が遊技の状況を示す信号を送信している遊 技機を制御する制御部と を備えたこ と を特徴とする遊技制 御装置。

3 0 . 通信回線を介 して送信されて く る遊技機の遊技の 状況を示す信号を受信する受信部と、

前記受信部が受信した遊技の状況を示す信号に基づいて 遊技状況を表示する表示部と、 前記表示部が遊技の状況を 示す信号を表示している遊技機に動作を行わせる動作指示 を受け付ける操作部と、

前記操作部が受け付けた動作指示に基づいて、 遊技機に 動作を行わせる指示を示す信号を生成する信号生成部と、 前記信号生成部が生成した遊技信号を通信回線に送信す る送信部と を備えたこ と を特徴とする遠隔遊技端末装置。

3 1 . 請求項 2 9 記載の遊技制御装置において、

1 以上のパチンコ遊技機、 および、 これらのパチンコ遊 技機ごとに 1 個ずつ設けられ、 対応するパチンコ遊技機を 撮影する 1 以上の撮影装置に接続され、 前記 1 以上のパチ ンコ遊技機の動作を制御するものであって、

前記送信部は、 前記 1 以上の撮影装置のう ちのいずれか が撮影したパチンコ遊技機の映像信号を通信回線を介して 送信し、

前記制御部は、 前記受信部が受信した遊技信号に基づい て動作を行う よう、 前記送信部が映像信号を送信している パチンコ遊技機を制御する。

3 2 . ' 請求項 3 0記載の遠隔遊技端末装置において、 前記受信部は、 通信回線を介 して送信されて く るバチン コ遊技機の映像信号を受信し、

前記表示部は、 前記受信部が受信したパチンコ遊技機の 映像信号を表示し、

前記操作部は、 前記表示部が映像信号を表示しているパ チンコ遊技機に動作を行わせる動作指示を受け付ける。

3 3 . 請求項 2 9 記載の遊技制御装置において、

1 以上のパチンコ遊技機、 および、 これらのパチンコ遊 技機ごとに 1 個ずつ設けられ、 対応するパチンコ遊技機の 遊技領域内を移動するパチンコ玉の位置を検出する 1 以上 のパチンコ玉検出装置に接続され、 前記 1 以上のパチンコ 遊技機の動作を制御するものであって、

前記送信部は、 1 以上のパチンコ玉検出装置のう ちのい ずれかが検出したパチンコ玉の位置を示す信号を通信回線 を介して送信し、

前記制御部は、 前記受信部が受信した遊技信号に基づい て動作を行う よう、 前記送信部がパチンコ玉の位置を示す 信号を送信しているパチンコ遊技機を制御する。

3 4 . 請求項 3 0記載の遠隔遊技端末装置において、 前記受信部は、 通信回線を介して送信されて く るバチン コ遊技機の遊技領域内を移動するパチンコ玉の位置を示す 信号を受信し、

前記表示部は、 前記受信部が受信したパチンコ玉の位置 を示す信号から前記遊技領域を移動するパチンコ玉を表示 する。

3 5 . 複数の遊技機と、 前記複数の遊技機の遊技の進行 状況を検出する遊技状況検出装置と、 前記遊技機の動作を 制御する遊技制御装置と、 前記遊技制御装置とデータ の通 信可能な状態で接続されている遠隔遊技端末装置と を有す る遊技設備における遊技機の遠隔操作方法であって、 前記複数の遊技機のう ち選択された 1 つの遊技機につい て、 前記遊技状況検出装置が検出 した遊技の状況を示す信 号を前記遠隔遊技端末装置に送信し、

前記遠隔遊技端末装置では、 送信されて く る前記遊技の 状況を示す画像を表示する と共に、 当該遊技の状況が表示 されている遊技機への動作指示を受け付け、 当該受け付け た動作指示に基づいて前記遊技機に動作を行わせる指示を 示す遊技信号を生成して、 前記遊技制御装置に送信し、 前記遊技制御装置では、 前記送信されて く る遊技信号に 基づいて動作を行う よう、 前記遊技の状況を示す信号を送 信している遊技機の動作を制御するこ と を特徴とする遠隔 操作方法。