WO1991008780A1 - Skin crush preventive unit, and device for and method of sucking fat - Google Patents

Description

明 細 書 皮膚挫滅防止具及び脂肪吸引装置及び脂肪吸引方法 技術分野

本発明は、 治療ゃ検查のために力ニューレなどの棒状体が人体な どの生体内に挿入される場合に用いられる皮膚挫滅防止具並びに生 体内の脂肪分を吸引するための脂肪吸引装置及び脂肪吸引方法に関 する ものである。 背景技術

高度の肥満や脂肪遇多症に対する治療法と して、 脂肪そのものを 手術的に切除する方法がある。 中でも、 フラ ンスのィ ルーズによつ て 1 9 7 8年に発表された脂肪吸引法は、 皮膚の切開部が比較的小 さ く かつ確実に治療効果が期待でき る こ とから、 飛躍的に一般化し てきている。

この脂肪吸引法では、 その先端近傍に孔を有しかつ直径数觀、 例 えば 2 〜 3 腿の金属製脂肪吸引管とこの脂肪吸引管に接続されてい る と共に負圧を生じさせる真空吸引手段とを備えた脂肪吸引装置が 用いられる。

脂肪吸引は、 皮膚を比較的小さ く 切開してから脂肪吸引管をその 切開部から体内の脂肪層に挿入し、 真空吸引手段によ り脂肪吸引管 の先端近傍にある孔を通して脂肪を体外に取り出すこ とによ って行 なわれる。 脂肪吸引管は一定の位置に固定されたままで脂肪吸引が 行なわれるのではな く 、 例えば 1 分閭 8 0 〜 1 2 0 回程度に手動に より往復動される。 例えば腹部の脂肪吸引に 1 時間を要した場合に は、 その脂肪吸引管の挿入部すなわち切開部において約 4 8 0 0 〜 7 2 0 0画の脂肪吸引管の往復動が行なわれる。

したがって、 この切開部の縁における皮膚には圧挫、 挫滅、 擦過 傷などが生じてしまい、 また切開部の大きさは当初より も例えば、 1 . 5倍程度に伸展してしまい、 組織へのダメ ージも大きい。 したが つて、 術後における切開部の瘢痕が外観上目立ってしま う。 発明の開示

したがって、 本発明の目的は、 力ニューレなどの棒状体を生体内 に挿入し動かす場合、 その挿入部分の縁における皮膚の挫滅を防ぐ こ とのできる防止具を提供する こ とである。

また、 本発明の別 0目的は、 脂肪吸引管を体内に挿入して皮膚の 挫滅を防ぎながら脂肪吸引を行う こ とのできる脂肪吸引装置及び脂 肪吸引方法を提供する ことである。

本発明の 1 つの概念によれば、 皮膚挫滅防止具は、 生体内に挿入 される とともに内径部を有し上記内径部を通して铸状体が生体内へ 挿入され得るパイ プ部と、 上記内径部と連通する開口を有しかつ上 記パイ プ部と連結する とともに上記パイ プ部が生体内に挿入された ときに生体の皮膚に当接するフラ ンジ部とを具備する。

このよう に構成された本発明によれば、 生体内に挿入される棒状 体は皮膚と直接に接触する こ とがな く 、 生体の皮膚及び皮膚近傍部 分が保護されるから、 棒状体の動きによる皮膚の挫滅を防止できる , したがって、 術後における棒状体挿入部分の皮膚の癡痕の程度は軽 度であり、 その瘢痕は外観上目立たない。

また、 本発明の別の概念によれば、 脂肪吸引装置は、 その先端近 傍に孔を有する脂肪吸引管と、 上記脂肪吸引管に接続される脂肪溜 め手段と、 上記脂肪溜め手段に接続される真空吸引手段と、 生体内 に挿入される とともに内径部を有し上記内径部を通して上記脂肪吸 引管が生体内へ挿入され得るパイ プ部と上記内径部と連通する開口 を有しかつ上記パイ プ部と連結する と と もに上記パイ プ部が生体内 に挿入されたときに生体の皮膚に当接するフ ラ ンジ部とを備える皮 膚挫滅防止具とを夫々具備する。

このよう に構成された本発明によれば、 生体内に挿入される脂肪 吸引管は皮膚と直接に接触する こ とがな く 、 生体の皮膚及び皮膚近 傍部分を保護するから、 脂肪吸引のために脂肪吸引管を繰返して往 復動させても皮膚に挫滅を生じる こ とはない。

また、 本発明のもう 1 つの別の概念によれば、 脂肪吸引方法は、 上述の脂肪吸引装置を用い、 生体の皮膚を切開するステ ッ プと、 上 記切開部から上記皮膚挫滅防止具のパイ プ部を上記生体内に挿入す るステ ッ プと、 上記皮膚挫滅防止具の上記フ ラ ンジ部の開口から上 記脂肪吸引管を上記生体内に挿入する ステ ツプと、 上記.脂肪吸引管 を上記生体内で往復動しながら上記真空吸引手段によって上記生体 内の脂肪を吸引する ステ ップと、 上記脂肪吸引が終了してから上記 皮膚挫滅防止具を上記体内から取り はずして上記切開部を閉鎖する ステ ッ プとを夫々具備する。

こ のよ う に構成された本発明によれば、 皮膚の挫滅を防止しなが ら、 脂肪吸引を行う こ とができる。 したがって、 術後における脂肪 吸引のための切開部分の皮膚の瘢痕の程度は軽度であり、 その瘢痕 は外観上目立たない。 図面の簡単な説明

第 1 図〜第 7図は本発明による第 〗 の実施例を示すものであ って 第 1図は脂肪吸引装置における皮膚挫滅防止具の斜視図である。 第 2図は第 1図に示す皮膚挫滅防止具の側面図である。

第 3図は第 1図に示す皮膚挫滅防止具の正面図である。

第 4図は第 1図に示す皮膚挫滅防止具が挿入補助具とともに皮膚 から体内に揷入されている状態を示す断面図である。

第 5図は第 1図に示す皮膚挫滅防止具を皮膚上に糸を用いて固定 した状態を示す斜視図である。

第 6図は脂肪吸引装置の全体の概要を示す図である ₉

第 7図は第 1図に示す皮膚挫滅防止具を通して脂肪吸引管が体内 の脂肪層に挿入されて脂肪が吸引される状態を示す断面図である。 第 8図〜第 1 2図は本発明による第 2 の実施例を示すものであつ て、 第 8図は脂肪吸引装置における別の皮膚挫滅防止具の斜視図で ある。

第 9図は第 8図に示す皮膚挫滅防止具の側面図である。

第 1 0図は第 8図に示す皮膚挫滅防止具の正面図である。

第 1 1図は第 8図に示す皮膚挫滅防止具が挿入補助具とともに皮 膚から体内に揷入されている状態を示す断面図である。

第 1 2図は第 8図に示す皮膚挫滅防止具を皮膚上に糸を用いて固 定した状態を示す斜視図である。 . 発明を実施するための最良の形態

第 1 の実施例は脂肪吸引装置であって、 これに用いるこ とのでき る皮膚挫滅防止具 Ί は第 1図〜第 3図に示すように、 内径部 1 a を 有するパイ プ部 1 と、 フ ラ ンジ面 2 b、 2 cを有すると共にこのパ イ ブ部 1 に連結されているフ ラ ンジ部 2 とを備えている。 なお、 パ イ ブ部 1 はフ ラ ンジ面 2 cに対してほぼ直角となるように連結され ている。 皮膚挫滅防止具 7 は、 パイ ブ部 1 とフ ラ ンジ部 2 とがポリ テ ト ラ フルオルエチ レ ン （商品名 ： テフ ロ ン） から一体成形により 構成されている。

内径部 1 a には後述するよう に脂肪吸引管 1 1 が挿入される。 パ イ ブ部 1 の先端は面取り されている。 フラ ンジ部 2 には上記内径部 1 a と連通している開口 2 aが形成されており、 脂肪吸引管 1 1 が 開口 2 a から体内に挿入される。 フ ラ ンジ部 2 の 4 つの隅部には、 互いに対向する 1 対の突起 3 a反び同様の 1対の突起 3 bが夫々備 えられている。

これら 0突起 3 a 、 3 b は、 皮膚挫滅防止具 7 を生体の皮膚に固 定する糸の位置を規制するためのものであって、 他の形状、 例えば 切欠き状に構成され Tもよい。

上述の皮膚挫滅防止具 7 を体内に挿入し易 く するための挿入補助 具 5 が第 4図に示されている。 この挿入補助具 5 は、 円錐状である 先端 5 a 、 皮膚挫滅防止具 7 のパイ プ部 1 の内径部 1 a に挿入され る挿入部分 5 b、 内径部 1 a に挿入されたとき先端 5 a の先端位置 を規制するためのス ト ツバ 5 c及びこ の揷入補助具 5 を摑むための 摑み部 5 dを夫々備えている。 挿入補助具 5 はポリ テ ト ラ フルオル エチ レ ンから一体成形により構成され.ている。

上述の挿入補助具 5 はパイ プ部 1 を生体内に挿入する ときに皮膚 挫滅防止具 7 に挿入された状態で用いられる。 皮膚挫滅防止具 7 の 開口部 2 a及び内径部 〗 a に挿入補助具 5 は先端 5 a から挿入され ス ト ツバ 5 c の面とフ ラ ンジ面 2 b とが当接する。 こ の とき、 先端 δ a は皮膚挫減防止具 7 のパイ プ部 1 の先端から露出した状態とな る。

上述の挿入補助具 5 が挿入されている皮膚挫滅防止具 は次のよ うにして体内に挿入され固定される。 すなわち、 皮膚に比較的小さ な切開が行なわれてから、 この皮膚切開部に皮膚挫滅防止具 Ί が挿 入補助具 5 と共に挿入される。 挿入補助具 5 の先端部 5 a は円錐状 であるから、 皮膚挫滅防止具 7 は極めて容易に体内に挿入し得る。 挿入補助具 5 の使用により皮膚挫滅防止具 7 の揷入部分にお る皮 膚近傍の組織が使用しない場合より も保護される。

第 4図に示すように皮膚挫滅防止具 7 のパイ プ部 1 はフラ ンジ面 2 cが皮膚 2 1 の表面と当接するまで挿入されることにより、 ノ、。ィ プ部 1 は皮膚 2 1 の表面に対してほぼ垂直な状態で体内に埋没する _c 次に、 挿入捕助具 5が皮膚挫滅防止具 7から引き抜かれた後に、 第 5図に示すように皮膚挫滅防止具 7 のフ ラ ンジ部 2を糸 2 0 によ つて 2ケ所で固定す！ >。 糸 2 0 は体内を通ってフ ラ ンジ面 2 b上で 結合される。 1対の突起 3 a及び他の 1対の突起 3 bによって糸 2 0 の位置が規制されるから、 糸 2 0がフ ラ ンジ部 2から外れる恐れ はない。

本実施例の脂肪吸引装置は上逑の皮膚挫滅防止具 7以外に、 第 6 図に示すように、 体内に揷入される脂肪吸引管 1 1、 体内から吸引 された脂肪を溜めておく ビン 1 4、 負圧を生じさせるための真空吸 引手段 1 5及びこれらを互いに連結するためのフ レキシブルチュー ブ 1 2、 1 3を夫々備えている。 真空吸引手段 1 5 は従来より公知 のものを用いる ことができ る。

脂肪吸引管 1 1 は、 体内に挿入される先端近傍において第 7図に 示すような孔 1 1 a を有し、 また脂肪吸引管 1 1 を手に握むための グリ ッフ ° 1 1 bを有している。 孔 1 1 a は 1個でも複数個でもよい, ビン 1 4 と真空吸引手段 1 5 との間には、 体内から吸引された脂 肪が真孪吸引手段 1 5 へ直接に吸い込まれるこ とを防ぐための防止 手段を適宜設置する こ とができる。

上述のよう な脂肪吸引具による と、 第 7図に示すよう に脂肪吸引 管 1 1 が孔 1 1 a を有する先端から上述した皮膚挫滅防止具 7 の開 口部 2 a 及び内径部 1 a を通して体内の脂肪層 2 2 内に挿入される _t 次に、 真空吸引手段 1 5 が躯動される とチューブ 1 3 を介してビ ン 1 4 内は食圧となる。 さ らにチューブ i 2及び脂肪吸引管 i 1 を 介して孔 1 1 a の近傍が負圧となるから、 孔 1 1 a の近傍の脂肪が 孔 1 1 a を通して吸引されて脂肪吸引管 1 1 及びチューブ 1 2 を通 つて ビン 1 4 に達する。

脂肪吸引管 1 1 は所定の脂肪吸引が終了するまで第 7図に示す矢 印方向に繰返して往復動される。

このよう な往復動.を行っても、 従来の場合とは違って、 皮膚 2 1 の表面及び表面近傍において皮膚切開部の縁と脂肪吸引管 1 1 とは 直接に接触する こ とはないから、 皮膚切開部の緣に挫滅を生じる こ とはない。

脂肪吸引が終了した後、 皮膚挫滅防止具 7 は体内から取り はずさ れ、 続いて皮下縫合によってその皮膚切開部の創が閉鎖される。 皮 膚下縫合を行なわずにテープ固定のみでよい場合もある。 皮膚切開 部の緣における挫滅が皆無であるから、 創の治癒は良好であり 、 術 後における皮膚切開部の瘢痕の程度は軽度であり その瘢痕は外観上 目立たない。

第 1 の実施例における皮膚挫滅防止具 7 は、 腹部などのよう な比 較的脂肪層の厚い部位において用いられるのが好ま しい。

皮膚挫滅防止具 7及び揷入補助具 5 を構成するための材料を選定 する上で考慮しなければな らない条件は、 生体に悪影響を及ぼさな いこ と、 脂肪吸引管の往復動によ り摩耗しないこ と、 脂肪吸引管を 摩耗させないこ と、 温度に比較的安定なこ と及び安価に一体成形で きる ものである こ と等である。 これらの条件を満たす材料が好ま し く 、 例えばポ リ テ ト ラフルオルエチ レン及びシリ コーン樹脂がある。 第 2 の実施例は第 1 の実施例と同様の脂肪吸引装置であって、 そ の皮膚挫滅防止具 8 のパイ プ部が第 1 図〜第 3図に示す皮膚挫減防 止具 7 と異なっている。 第 1図〜第 3図に示した皮膚挫滅防止具 7 と同一の部分には同一符号をつけてその説明は省略する。

第 2 の実施例における皮膚挫滅防止具 8 は、 第 8図〜第 1 0図に 示すよ うに脂肪吸引管 1 1 の挿入され得る内径部 4 a を有するパイ プ部 4がフ ラ ンジ面 2 c に対して傾斜している こ とを特徴とする。 パイ プ部 4 の軸方向とフ ラ ンジ面 2 c との成す傾斜角度 3 (第 9図 に示す） は適宜設定する こ とができる。 したがって、 この皮膚挫滅 防止具 8 は、 体内にそのパイ プ部 4が皮膚表面に対して斜め方向に 揷入される ものである。

また、 第 9図及び第 1 0図に示すよう にパイ プ部 4 の傾斜方向の 反対側におけるフラ ンジ部 2 の片側、 すなわちパイ プ 4 の軸とフ ラ ンジ面 2 c との成す角度が鈍角 となる方向におけるフ ラ ンジ部 2 の 2 つの隅部に 1対の突起 3 a が備えられている。 上記角度が鋭角と なる方向におけるフ ラ ンジ部 2 の 2 つの隅部では突起が省略されて いるが、 第 1 の実施例と同様に備えていてもよい。

この皮膚挫滅防止具 8 のための挿入補助具 6 は第 4図に示すもの とほほ'同一であるが、 第 1 1 図に示すよう にフラ ンジ面 2 b と当接 するス ト ツパ 6 c の面は、 挿入補助具 6 の軸に対して上述のパィ プ 部 4 の傾斜角度 0に対応して傾斜している。 このス ト ッパ 6 c によ つて挿入補助具 6 の先端 5 a の位置が規制される。

第 1 1 図に示すよう に挿入補助具 6 と共に皮膚挫滅防止具 8 が体 内に挿入された後に、 そこから挿入補助具 6 が引き抜かれる。

第 1 2図に示すよう に皮膚挫滅防止具 8 のフラ ンジ部 2 は糸 2 0 によ つて固定される。

第 2 の実施例における皮膚挫滅防止具 8 は、 第 6図に示す第 1 の 実施例と同様の脂肪吸引装置において用いられかつ同様の効果を得 る こ とができる ものである。

第 2 の実施例における皮膚挫滅防止具 8 は、 上肢、 下肢及び臀部 などのよ う な比較的脂肪層の薄い部位において用いられるのが好ま しい。

本発明による皮膚挫滅防止具は以上のよう な脂肪吸引装置におい てのみ用いられる ものではな く 、 例えば腹腔鏡のための管等が体内 に挿入される場合に 適宜用いて好適なものである。 産業上の利用可能性

本発明による皮膚挫滅防止具は、 特に体内から脂肪を吸引するた めの脂肪吸引装置に用いて好適なものである。

Claims

請 求 の 範 囲'

1 . 生体内に挿入される とと もに内径部を有し上記内径部を通して 棒状体が生体内へ挿入され得るパイ プ部と、

上記内径部と連通する開口を有しかつ上記パイ プ部と連結する と - ともに上記パイ プ部が生体内に挿入されたときに生体の皮膚に当接 するフ ラ ンジ部とを具備する皮膚挫滅防止具。

2 . 上記フラ ンジ部を生体の皮膚に固定する糸の位置を規制するた めに上記フラ ンジ部は規制手段を備える請求の範囲第 1 項に記載の 皮膚挫滅防止具。

3 . 上記規制手段は突起又ば切欠きから構成される請求の範囲第 2 項に記載の皮膚挫滅.防止具。

4 . 上記内径部及び上記開口に挿入され得て上記パイ プ部から露出 する円錐状の先端を有する挿入部、 上記挿入部を挿入したときに上 記フ ラ ンジ部と当接して上記先端の位置を規制するためのス ト ツバ、 及び摑み部を夫々備える挿入補助手段を更に具備する請求の範囲第

1 項又は第 2項に記載の皮膚挫滅防止具。

5 . 上記パイ プ部は上記フラ ンジ部に対してほぼ直角方向に設けら れている請求の範囲第 1 項に記載の皮膚挫滅防止具。

6 . 上記パイ プ部は上記フラ ンジ部に対して斜め方向に設けられて いる請求の範囲第 1 項に記載の皮膚挫減防止具。

7 . 上記パイ プ部と上記フ ラ ンジ部とは一体に成形されて成る請求 の範囲第 1 項に記載の皮膚挫滅防止具。

8 . ポリ テ ト ラフルオルエチレンから成る請求の範囲第 7項に記載 の皮膚挫滅防止具。

9 . ゾ リ コ一ン樹脂から成る請求の範囲第 7項に記載の皮膚挫滅防 止具。

10. 上記挿入補助手段は一体に成形されて成る請求の範囲第 4項に 記載の皮膚挫滅防止具。

1 1 . 上記挿入補助手段はポリ テ ト ラフルオルエチ レ ンから成る請求 の範囲第 1 0項に記載の皮膚挫滅防止具。

12. 上記挿入補助手段はシ リ コー ン樹脂から成る請求の範囲第 1 0 項に記載の皮膚挫滅防止具。

13. その先端近傍に孔を有する脂肪吸引管と、

上記脂肪吸引管に接続される脂肪溜め手段と、

上記脂肪溜め手段に接続される真空吸引手段と、

生体内に挿入されるとともに内径部を有し上記内径部を通して上 記脂肪吸引管が生体内へ挿入され得るパイ プ部と、 上記内径部と連 通する開口を有しかつ上記パイ プ部と連結する とともに上記パイ プ 部が生体内に挿入されたときに生体の皮膚に当接するフ ラ ンジ部と を備える皮膚挫滅防止具とを夫々具備する脂肪吸引装置。

14 . 上記フ ラ ンジ部を生体の皮膚に固定する糸の位置を規制するた めに上記フ ラ ンジ部は規制手段を備える請求の範囲第 1 3項に記載 の脂肪吸引装置。

15. 上記規制手段は突起又は切欠きから構成される請求の範囲第 1 項に記載の脂肪吸引装置。

1 6. 上記皮膚挫滅防止具における上記内径部及び上記開口に挿入さ れ得て上記パィ プ部から露出する円錐状の先端を有する挿入部、 上 記挿入部を挿入したときに上記フ ラ ンジ部と当接して上記先端の位 置を規制するためのス ト ツバ、 及び摑み部を夫々備える挿入補助手 段を更に具備する請求の範囲第 1 4項に記載の脂肪吸引装置。

1 7 . 上記皮膚挫減防止具の上記パイ プ部は上記フ ラ ンジ部に対して ほぼ直角方向に設けられている請求の範囲第 1 6項に記載の脂肪吸 引装置。

18. 上記皮膚挫滅防止具の上記パイプ部は上記フラ ン ジ部に対して 斜め方向に設けられている請求の範囲第 1 6項に記載の脂肪吸引装 置。

19. 請求の範囲第 1 3項に記載の脂肪吸引装置を用いる脂肪吸引方 法であって、

生体の皮膚を切開するステップと、

上記切開部から上記皮膚挫滅防止具の上記パイ プ部を上記生体内 に挿入するステ ッ プと、

上記皮膚挫滅防止具の上記フラ ンジ部の上記開口から上記脂肪吸 引管を上記生体内に.挿入するステ ッ プと、

上記脂肪吸引管を上記生体内で往復動しながら上記真空吸引手段 によって上記生体内の脂肪を吸引するステ ッ プと、

上記脂肪吸引が終了してから上記皮膚挫滅防止具を上記 、内から 取り外して上記切開部を閉鎖する ステップとを夫々具備する脂肪吸 引方法。

20. 請求の範囲第 1 7項に記載の脂肪吸引装置を用いる脂肪吸引方 法であって、

生体の皮膚を切開するステ ッ プと、

上記挿入補助手段を上記皮膚挫滅防止具の上記開口から挿入して 上記挿入部の円錐状の先端が上記皮膚挫滅防止具の上記パィ プ部か ら露出した状態で上記パイ プ部を上記切開部から上記生体内に挿入 する ステ ッ プと、

上記揷入補助手段を上記皮膚挫滅防止具から引き抜く ステ ッ プと、 上記生体内に糸を通して上記フ ラ ンジ部の上で上記規制手段によ り上記糸の位置が規制されるよう に上記糸を結合して上記フ ラ ンジ 部を上記生体の皮膚に固定するステ ップと、

上記皮膚挫滅防止具の上記フラ ンジ部の上記開口から上記脂肪吸 引管を上記生体内に上記生体の皮膚に対してほぼ直角方向に挿入す る ステ ッ プと、

上記脂肪吸引管を上記生体内で往復動しながら上記真空吸引手段 によ って上記生体内の比較的脂肪層の厚い部位の脂肪を吸引する ス テ ツ プと、

上記脂肪吸引が終了してから上記皮膚挫滅防止具を上記体内から 取り はずして上記切開部を閉鎖するステ ツプとを夫々具備する脂肪 吸引方法。

21 . 請求の範囲第 1. 8項に記載の脂肪吸引装置を用いる脂肪吸引方 法であって、

生体の皮膚を切開するステ ッ プと、

上記挿入補助手段を上記皮膚挫滅防止具の上記開口から挿入して 上記揷入部の円錐状の先端が上記皮膚挫滅防止具の上記パィ プ部か ら露出した状態で上記パイ プ部を上記切開部から上記生体内に揷入 する ステ ッ プと、

上記挿入補助手段を上記皮膚挫滅防止具から引き抜 く ステ ッ プと、 上記生体内に糸を通して上記フ ラ ンジ部の上で上記規制手段によ り上記糸の位置が規制されるよう に上記糸を結合して上記フ ラ ンジ 部を上記生体の皮膚に固定する ステ ップと、

上記皮虜挫滅防止具の上記フ ラ ンジ部の上記開口から上記脂肪吸 引管を上記生体内に上記生体の皮膚に対して斜め方向に挿入するス テ ツ プと、

上記脂肪吸引管を上記生体内で往復動しながら上記真空吸引手段 によって上記生体内の比較的脂肪層の薄い部位の脂肪を吸引するス テツプと-、

上記脂肪吸引が終了してから上記皮膚挫滅防止具を上記体内から 取り はずして上記切開部を閉鎖するステップとを夫々具備する脂肪 吸引方法。